4月1日 水曜日 暖かい朝でしたが霧が濃かった…

「昨日は何時に寝たのかなぁ」と呟いていたら「10時にはもう寝ていましたよ」と厨房に入った女将が言うのです。夜は風が強くなると言うので、久し振りに雨戸を閉めて寝たら、朝の6時までまったく目が覚めなかったのでした。覚束ない足取りで居間の部屋に行って、コーヒーの湯を沸かしながらブラインドを上げ、セキュリティーを解除して新聞を取りに玄関を出れば、今朝は随分と霧が出ていた。湿度は62%、室温は22℃もあるのです。

寝ぼけ眼で椅子に座って自分の写真を撮ろうと思って、シャッターを押すけれど、やはり寝起きの顔つきは好くないのでした。女将が調理を始めたので、亭主も箸や小鉢をテーブルに運び、煮魚を載せる皿や味噌汁の椀を調理台に置いてやり、自分は焚けたばかりの釜からご飯を茶碗に盛り付けるのです。朝刊の広告に、いつも行く隣町のスーパーの広告が出ていたので、見れば我が家で使うカレーのルーが2割引なのでした。月初めの安売りです。

女将に話して、午前中はプールに行くので、午後から隣町まで行ってスーパーで買い物をしてくることにしたのです。一日の予定が立てば、後は動くだけだから楽ちん。洗面と着替えを済ませて、コーヒーをもう一杯飲んだら『イオーン』の続きを読んで、出掛ける時間までのひとときを楽しめば好い。最近はプールの開く30分以上も前から出掛けて行くのが常で、今日も早めに出掛けて連絡通路のある3階の駐車場にやっと車を停められた。

ロッカールームにはまだ人が来ておらず、椅子に座ってゆっくりと着替えを済ませる。プールの常連の親父様が来て、いつも綺麗なフォームで泳ぎますねと言えば、話をすれば若いときから随分と泳いできたらしい。78歳だと言うから亭主よりも年上で頑張っているので、頭が下がるのでした。今日はプールで泳いでいたら、15分したら緊急警報が鳴り出して、プールから出るように言われる。地震なのだという。丁度好いからプールを出る。

時間が早かったので帰りにショッピングモールへ寄って、いつもの酒を買って帰るのでした。家に帰れば、女将が地震でスマホが鳴ったという話をするのです。一服したら厨房に入って、昼の支度をし始める亭主。今日はラーメン・餃子の予定だったから、先日作った煮豚の最後をチャーシューにして、葱と小松菜を入れて餃子を焼くだけなのでした。最近は冷凍餃子も美味く焼けるようになったのです。あっさりとしたスープで美味しかった。

大谷選手の登板でドジャース戦が始まったので、テレビに釘付けになったのだけれど、午後は隣町のスーパーに行く予定だったから、30分ほど昼寝をするのでした。すぐに起き出してまたテレビを観る。1対0でドジャースが勝っている。大谷はまだまだ投げられそうな勢いなのです。隣町のスーパーまで行って、女将のメモ通りに買い物をして、帰って来てもまだ試合は続いていたのです。4対1でドジャースが勝って、今日は気分が好かった。

国道に出るバス通りには、古い桜の木が沢山植えられていて、みんな立派な花を咲かせていました。夕方になって雨が酷くなってきた時間に、女将は傘を差して歩いて帰ってきたのです。スマホも持ち歩かないから、亭主は迎えにも行けなかったのです。散歩にも出られないから、テレビで何度も観た映画を観るしかなかった。ストーリーは知っているから、ジョン・ウェインの映画とデンゼル・ワシントンの映画とを交互に観るのがまた楽しみ。


4時半を過ぎて、亭主は鶏の唐揚げとポテトフライで一杯飲み始めるのでした。ワイングラスで二杯目を飲み始める頃に、カツ煮が出て来て、二人で夕食を食べ始めるのです。カツは柔らかくて、太い葱はとても甘かった。トンカツ二つ分はさすがに二人では食べきれずに、明日の朝に回すことにするのでした。明日もずっと雨の天気だけれど、女将は美容院の予約をしていると言う。亭主は古い友達の誕生日に、メッセージを送るのが楽しみです。
4月2日 木曜日 朝から冷たい雨が降って桜も散り始める…

雨降りの朝は暗い朝。家の隣の菜の花畑も何処か寂しそう。プラゴミを集積場まで持って行けば、道に桜の花びらが随分と散っているのでした。折角咲いたのに雨の日が多くて、先日、小学校の桜を観に行ったのが唯一の晴れ間。西の小径の階段を昇って、自宅の南のミニ菜園を見れば、ブロッコリーもホウレン草もだいぶ大きくなっている。雨が降り続くから地面もすっかり濡れて、元気になっているのでした。雪柳もすっかり根付いたのか。

今朝の食事は夕べ女将が亭主の買って帰った鰯を開いて、蒲焼きの準備をしてくれたのだけれど、前日のトンカツが残っていたので再びカツ煮にして食卓に出したのです。卵と長ネギを加えてボリュウムもあったから、これで今朝の食事は十分なのでした。食事を終えてお茶をもらったら、亭主は寝室に入ってひと眠りする。夕べは珍しく11時過ぎまでテレビの洋画『キングコング』を観ていたので、少し寝不足だったのです。

30分ほどで目が覚めたけれど、まだ眠り足りないと床の中で目を閉じていれば、再び眠ることが出来たのです。10時前にやっと目が覚めて、昨日の寝不足を挽回したら、昼飯の用意をするにはまだ時間があったので、古い友達にメールでお誕生日祝いのメッセージを送ろうと、小さなタッチパネルを太い指で四苦八苦しながら、やっと書き終えて、書斎で撮った自撮りの写真を添えて、送ったのですが、不思議なことに送れないのでした。

また後でやってみようと昼食の支度に厨房に立って、女将に断ってスパゲッティーボロネーズを作る。作るとは言っても、スパゲッティーを茹でて、一緒の鍋で温めた市販のスープをかけるだけの簡単なものなのです。野菜がないからと、トマトと茹でたブロッコリーを添えて、二人で美味しく戴くのでした。テレビではMLBのドジャース戦をやっていたのですが、今日はまた負けているのでした。相手チームのピッチャーはかなり出来が好い。

食事が終わって午後の昼寝もしないうちに、亭主は駅前の銀行へ出掛けて行くのでした。先日のなりすまし詐欺でネットバンキングをストップさせたので、銀行の出納状況がパソコンで見られないから、しばらく使うことのなかった通帳を持って記帳に行ったのです。いつも使っている立体駐車場に車を停めて、そこから歩いて駅の近くまで約1000歩、半年ほど記帳していなかったので、途中で通帳がなくなり、機械で新しい通帳に記帳する。

帰りにいつもの地階のスーパーに寄って買い物をして、駐車券をもらうのでしたが、雨の日だというのに随分と混んでいた。家に帰れば、女将が待っていましたとばかりスマホを渡して、スポーツクラブの予約5分前なのでした。すっかり頭から抜けていたから、驚いて椅子に座って無事に予約を終えるのです。毎月の金銭出納の記録は亭主野仕事だから、それからパソコンに向かって3月分の記録を作るのでした。支出はだいぶ減っているのです。

昔からの友人に送ったメールが届かないので、メッセージの機能を使って、何かあったのか心配していると言えば、すぐに返信が来て「スマホを替えた」と言うのです。2月には新しいアドレスを送ったと言うのでしたが、沢山くる不要なメールとともに削除してしまったに違いない。ともあれ、元気でいるというので安心しました。美容院に行っていた女将も帰ってきたので、今日もまた夕食の時間が迫ってくる。4時半になったら支度をしよう。


亭主は白菜のキムチを出したら、ハラミの串焼きをグリルに入れて、ワイングラスに氷を入れ、強炭酸と焼酎を用意する。外は陽が差して眩しく青空が広がり、あんなに空が暗かった日中の雨は嘘のようなのでした。まるで今日一日のメール騒ぎのようで、終わり好ければすべて良しという結末なのです。明日は一日中晴れると言うから、プールに出掛けてまたひと泳ぎ。女将が南側のミニ菜園からホウレン草を採ってきたと嬉しそうに見せる。
4月3日 金曜日 今日は朝から陽が差して青空が広がる…

今朝は燃やせるゴミを集積場まで運んで、帰りに調整池の畔まで坂を下って朝日を浴びた桜を眺めたのです。青空に映える桜の花がとても綺麗なのでした。道の奥にあるヒガンザクラはだいぶ散っていたけれど、その手前の何本かのソメイヨシノはまだ散り始めていなかった。明日からはまた雨が降ると言うから、桜も今日が見納めだと思うと、春の短さを痛感するのでした。階段を昇って家に帰る途中、隣のお花畑の菜の花もそろそろ終わる時期。

朝食の支度を終えて女将と食べ始めたら、「今日は本当に気持ちが好いわね」と女将が言う。窓から菜の花畑が見えるのは有り難い事だと言うのです。昨日の届けられないメールの一件を話せば、「新しいアドレスが判って好かったじゃない」と結果オーライの話しぶり。「折角の誕生日を悪いことをしたね」とは亭主の言葉なのでしたが、そんな心中は解られるはずもない。食事が済んだら、洗面と着替えを済ませてプールの用意をするのでした。

今日のプールは50mのウォーキングをパスして、誰も泳いでいない隣のコースで、背泳ぎで25mを泳ぐことが出来ました。たまには背泳ぎもやっておかないと、使う筋肉が違うから全身の運動にならないのです。後は空いているときにはクロールで、渋滞してきたら平泳ぎという具合に泳ぎ分けている。15分ほど泳いだら、人が増えて1コース5人になってきたので、プールを出る。地階のスーパーに寄って、昼のラーメンやスープを買って帰る。

4月からは地区の班長がお隣の家に替わるから、女将に言いに行ってと言えば重い腰を上げて玄関を出るのです。帰って来て話を聞けば、回覧板も来なかったのは回覧の名簿に名前がなかったからと判った。自治会費だけ取られて、情報が何も回覧されなかったと判って二人とも唖然とするのでした。息子と同級生だったお隣の奥さんは、気の利いた人だから今度は上手くいくだろう。麺より高い白湯スープを買ったので、今日の昼は美味かった。


午後からは昼寝をしようと思ったけれど、ベッドに横になっても眠れそうになかった。女将にも言われていた夜のカレーを作っておかなければと、厨房に入ってまな板を用意する。タマネギ、ジャガイモ、ニンジンの他に冷蔵庫にあった黒マイタケとシメジを入れて、中華鍋で炒めてからルクルーゼの鍋で煮込むのです。ニンニクとカレーのルーを入れて弱火で更に少し煮込んだら、火を止めて後は鍋任せ。30分ほどでカレーの出来上がりなのです。

1時からはBSで昔懐かしい西部劇の映画をやっていたから、コーヒーを飲みながら見るのでした。女将がスポーツクラブから帰ってきて、「カレーをありがとう」と言ってヨーグルトを食べ始める。亭主はまだ時間が早いので近所に散歩に出るのでした。隣の菜の花畑ももう終わりらしいから、その前列に植えられたネモフィラのブルーが素敵だと、高層マンションも入れて写真に撮っておきました。それから少し先に行って陽の当たる桜を観る。

すぐ近くなので家に帰ってもまだ早かったから、東の庭に並べて置いてある大きなプラスティックのポットを、取りあえず二つだけ持って玄関前に移動した。全部で6つもあるけれど、季節が来たら夏の野菜をこのポットに植えて育てようと思っていたのです。以前も茄子やピーマンを植えて育てた。使っていない駐車場のスペースを使えば陽も当たるのです。晩酌にもまだ早いから、『ギリシア悲劇』の『イオーン』を読み終えるのでした。


少し早かったけれど、4時を過ぎたら亭主は晩酌の支度を始めて、女将が厨房に来たので雲呑揚げを揚げてもらうのでした。昼の支度の折に、亭主が挽肉を少し余らせて、ワンタンの皮で包んでおいたものです。これが軽くてとても美味しい。5時を過ぎたら、女将が南の庭からブロッコリーを採ってきたので、これを茹でて、亭主のチーンした枝豆と共に、夜のカレーのおかずにしたのです。黒舞茸とニンニクが微妙に味の奥行きを作ったか。
