3月1日 日曜日 朝から暖かく青空が広がって…

夕べも9時に床に就いて、今朝は5時半に目が覚めた。十分に8時間は眠ったはずなのに、寝起きが悪かったのです。部屋の室温は16℃だったから、そのぐらいが眠るのにはちょうどいいのかも知れない。コーヒーを淹れて新聞を取りに玄関を出れば、外はまだ薄暗いのでした。新聞を読み終えて6時半になれば、そろそろ日の出の時間です。もう一度外に出て日の出の写真を撮った。女将の現れる前に小鉢の盛り付けを終えて、レンジで温めるのでした。

鰺の開きが焼き上がる前に、ご飯をチーンして女将がよそう味噌汁と共にテーブルまで運び、鰺を載せた皿を運んだら朝食の支度は調った。少し前と違って、日の経った味も塩辛くない。保存の技術も日進月歩で進化しているのかも知れない。隣町のスーパーが今日一日限りの安売りだという広告が入って、女将と二人でお袋様に連絡をして、明日ではなく今日買い物に行った方が好いだろうと言うことになる。食後に電話を掛けて、9時半に迎えに行くことに…。

思った通り隣町のスーパーは、少し手前から道路も渋滞するほどの混みようなのでした。月の初めでポイントも倍になるとかで、お客はそんなことをよく知っているから、広い駐車場も満配なのでした。亭主も長く通っている客の一人だから、最初のお客が帰った時間帯を狙って出掛けたので、店の入り口に近い場所に車を停めることが出来たのです。中は人でごった返していましたが、女将と二人で手分けして食材を選び、お袋様の手伝いもする亭主なのでした。

家に帰ってもまだ10時過ぎで、女将は食材を冷蔵庫に移したら、「散歩に行って来ます」と玄関を出るのでした。一休みした亭主は厨房に入って、鍋を出して水を汲み、昼の用意をし始める。今日は安売りのトンカツを買って帰ったので、スパゲッティー・ミートソースにトンカツを載せて、ボリュウム満点の昼食なのでした。二枚入りのパックの半分を更に半分ずつに切って、二人の皿に載せたらまだ温かくて美味しいことこの上なし。満足な昼飯なのでした。

昼を終えれば女将は買い物に出掛け、亭主は寝室に入って少しだけ昼寝をする。目覚めればまだ2時過ぎだから、女将が剥いて冷蔵庫に入れておいてくれた酸っぱい甘夏を一切れ食べて水を飲むのでした。『ギリシア神話』の次の作品は『ヒッポリュトス』で、女神のアプロディーテーが登場するからどんな話なのかが楽しみです。でも、またしても沢山のカタカナの名前が登場して、誰が誰だか判らなくなってしまい、疲れたので本を閉じるのでした。

女将が買い物から帰ってきたので、今度は亭主が散歩に出る。近くでもいいから少し歩かないと夕飯が美味しく食べられないから、西の小径の階段を降りて公園の手前まで行って左に折れる。これでみずき通りに出るのです。後は坂道を登っていけばバス通りに出るのです。途中の庭の広いお宅には紅梅や白梅が咲き乱れて、春が来ていることを知らせているのでした。わずか700mほどだけれど、家に帰ったら身体が暑くなったので、今日はやはり暖かいのでした。

家に帰れば4時半近くになっていて、女将が厨房に入って夕食の支度をしていました。キュウリの酢の物やホウレン草を茹でて、南瓜の煮物まで作ってあったから、亭主は小鉢を出して盛り付けてテーブルまで運ぶのでした。グラスに氷を入れて炭酸を冷蔵庫から持って来て、晩酌の用意をして最後のカツ煮が出来上がるのを待つのです。これは女将がご飯を食べたい時間にならないと出来上がらないから、しばし本を開いて『ヒッポリュトス』の続きを読む。
3月2日 月曜日 朝だけは暖房を入れる日々…

夕べは9時半に床に就いて今朝は4時前に目が覚めた。6時間では少し眠り足りなかったけれど、コーヒーを飲んで新聞を読み終えたら、5時半にはまた床に横になるのでした。そして1時間ほど眠ったから、眠った時間の帳尻は合うのですが、朝のご飯の支度に終われて、ゆっくりと考える暇がなかったのです。亭主がすべての小皿や椀をテーブルに運び終えたところで、女将が焼いていた鰯の蒲焼きが出来上がり、二人で無事に朝食の食卓に着くことができた。

腹が減っていたからかあっという間に食べ終えて、「ああ、美味しかった」と言う亭主を、女将が笑って見ている。食事前に燃やせるゴミは集積場に持って行ったし、少し眠っても好いだろうと寝室に入ってベットに横になれば、すぐに眠りに落ちるのでした。1時間ほど眠ったら、もうプールに行く時間になって、支度をして車に乗り込むのです。ぽつりぽつりと雨まで降りだして、天候は悪くなるばかりなのです。しっかりと前を見て、写真を撮る暇もなかった。

月曜日の午前中のプールは始めてだったから、急いで着替えてプールに行けば、やけに大勢の人たちがシャワーに並んでいる。今日もアクアビクスかなにかがあるのだそうな。歩くコースは30名ほどいて、亭主は先頭で歩き終えて隣のコースに移ったのです。ところがどのコースも4人も入っていて、100mを泳ぐのに10分もかかるほど大渋滞なのでした。折角来たのだからとめげずに20分間泳いだ。家に帰って女将には焼きうどん、亭主は蕎麦を茹でてとろろ蕎麦。

別々の食事を作るのはちょっと時間がかかるけれど、女将のリクエストが焼きうどんだったから、調理人としての亭主は一つ一つでも十分に美味しく作れなければならないという自負があった。キャベツとニンジンに肉を入れて炒め、冷凍の海老とイカを水で戻して入れるだけだから、隣の火口で別の鍋に湯を沸かしてうどんを茹でたら、フライパンに入れてソースで味つけするだけなのです。そのあと湯を沸かした鍋で蕎麦を茹でれば、はい出来上がりのです。

午後の昼寝を1時間ほどしたら、女将はもうスポーツクラブに出掛けていました。亭主は紅茶を淹れてチョコレートをかじりながら『ギリシア悲劇』の『ヒッポリュトス』の続きを読む。いよいよ第五巻を最後まで読み終えて、この戯曲を日本語に翻訳した人の知識と苦労とを思うのでした。2500年も前のギリシア語を読み解くことから始まって、当時の時代背景を理解することの大変さを想像するのでした。解説を読むとそれが尚更判るから凄いのです。

女将が帰ってくる前にと、コンビニに煙草を買いに出掛けたついでに、晩酌の肴になる食べ物を買ってきた。最近、買って美味しかったのは鳥の手羽先の燻製なのでした。香り豊かで味も好く、6本入りで300円台だから、手頃な値段なのです。女将の作る常夜鍋が出来るまで、焼酎の炭酸割りを飲みながら肴を食べて第五巻の解説を読み始めれば、解説者の知識の凄さに驚かされる。パソコンで調べたら、京大の先生で権威だった人なのだとか。頭が下がる。
3月3日 火曜日 ひな祭りも遠い昔の記憶になって…

夕べは11時に床に就いて、今朝は5時過ぎに目が覚めました。6時間も眠れば十分だとは思うけれど、もう少し眠り続けられるともっと身体の調子も好くなりそうな気がするのです。外のまだ暗いうちに新聞を取りに出れば、まだ雨は降りだしていなかった。最近ははっきり見えない目でもなんとか活字を追う習慣ができたのか、新聞も細かな所までよく読んでいる。でも、解らないことだらけで、自分の知っている世界が狭いことを痛感しているのでした。

隣のお花畑に植えた種が芽を出して、どんどん伸びていく様を毎日見ているから、自分の家の狭い庭に植えた野菜の生育よりも、雑草が伸び広がる方が早いのに驚いている。ブロッコリーの葉はほとんど虫に食われて、ホウレン草や小松菜はもう枯れているらしい。長ネギだけが順調に育っているけれど、スナップエンドウや絹さやは地面に倒れたままなので、晴れ間が出たら手入れをしなければと思っているのです。今朝も朝食の支度は抜かりなく皿を運ぶ。

春は綠の食べ物が多いけれど、苺の赤があることで食卓の彩りが変わるから嬉しい。イギリス産という鯖は脂があって柔らかく美味しいのです。炊いたばかりのご飯もなかなかの味で、来週辺りにはまた米を買わなければならないと女将が言う。食後のお茶をもらってひと休みしたら、寝室に入ってひと眠りするのでした。1時間ほど眠ったら、洗面を済ませて今日は外に出ないからジャージ姿のままでいる。松平千秋氏の『アルケースティス』解説を読み終える。

亭主も若い頃に傾倒していた福田恆存氏のエリオット詩劇の解説を引用して解説文を終えている。小林秀雄や中村光夫など当時の知識人の著作を思い出しながら、『ギリシア悲劇』が後世に与えた影響の広さを思い知るのでした。『ギリシア神話』についての書物も買って読んだ亭主も、もう昔のことだからと引っ越しのどさくさで廃棄してしまったらしい。記憶は何時の間にか途絶えているから、逆に新しく読むのがもの珍しくもあるのかも知れない。

昼の支度をする時間になって、女将にラーメンで好いかと尋ねた亭主は、肉とモヤシと白菜、シナチク、シメジ、ホウレン草と冷蔵庫に残っていた野菜類を入れて、あんかけの醤油味にして見たのです。塩と砂糖と醤油と鶏ガラスープの素とで味つけをする。餃子もあったのですが、最近はそんなに沢山食べられない。暖かいのが好いのでした。外は雨で室温は18℃まで下がってきた。そろそろ暖房を入れないと鼻水が垂れてくるから嫌になるのです。

午後の昼寝は1時間。「お願いします」と言う女将の声で目が覚めるのでした。スポーツクラブの予約の時間で、居間の部屋に行けば女将が紅茶を入れてくれる。チョコレートを食べながら「夜は何にしましょうかね」と女将が言う。午前中に大根と鶏肉を煮ているのを知っていたから、「ししゃもと大根ではどうだ」と亭主が応える。雨で散歩にも出られないから、今日はあまり食べられない。無事に予約を取り終えて、女将はまた習字の続きで部屋に戻った。

夕食までの時間をまた解説を読み始めた亭主。『メーディア』の解説を読んでいたら、習字を終えた女将がやって来て、「パゾリーニの『女王メディア』という映画を観たことがあるわ」と言う。「有名な女優が主演だったと思うけれど」と言うので調べて見ればマリア・カラスなのでした。何十年も前の記憶だから、ストーリーも覚えていないと言うけれど、ギリシア悲劇の物語であるのに間違いない。スマホやパソコンの検索機能でいろいろな繋がりを知るのでした。

4時半を過ぎたので、亭主は小鉢に女将の作った煮物や酢の物を盛り付けて、酒の肴にキムチを盛ってテーブルに運んでおく。グラスに氷を入れて焼酎と炭酸を用意すれば、もう最初の一杯が飲めるから、読みかけの解説は後回しになる。それにしても若い時代に今のスマホやパソコンがあったら、名前しか知らないホメロスの『オデッセイア』も読んでいたかも知れないと、悔やまれてならないのでした。いや、今からでも遅くはないかな。ししゃもと小松菜の胡麻和えが出て、二人の夕食が始まるのでした。
3月4日 水曜日 日中の気温が高いので朝の寒さも何とか…

夕べは11時前に床に入って、今朝は6時に目が覚めました。7時間の睡眠だから目標どおりで快適な目覚めです。コーヒーのお湯を沸かしながら居間の部屋のブラインドを上げ、玄関を出て新聞を取ってくる。コーヒーを淹れて今日は新聞を読まずにテレビの映画を見始める。女将が起き出してくる前に箸を用意して、高野豆腐やカボチャの煮物やキュウリの酢の物を小鉢に盛り付け、苺を小皿に盛ってテーブルに運ぶ。『ワイルドキャッツ』は何度見ても面白い。

朝食を食べ終えてお茶をもらったら、プールへ行く支度をして二杯目のコーヒーを飲む。いつも駐車場が一杯なので、今日は少し早めに家を出るのでした。果たしてロッカールームには20分も前について、人もいないのでゆっくりと着替えて体操をしたり、血圧や体重を量って通路が開くのを待つのです。4人目にシャワーを浴びたら、歩くコースに一番で入って50mを歩く。そしてゆっくりと泳ぐコースで泳ぎ始める。今日は20分ほど泳げたので好かった。

帰りに地階のスーパーに寄って、苺や八朔、伸ばし海老や炭酸などを買って家に戻るのでした。女将に天麩羅と蕎麦で好いのか聞いて、すぐに昼の支度を始める。室温は19℃だったけれど、暖房を入れなくても寒くはなかった。海老とかき揚げと椎茸の天麩羅を揚げて、亭主は1.5人分の蕎麦を茹でてスルスルッと食べる。食べ慣れてくるとやはり冷凍の蕎麦では物足りなくなるのでした。後一回は蕎麦を打つだけ粉があるので、次は自分で蕎麦を打とうと思う。

午後は女将がスポーツクラブに出掛け、亭主は満腹の腹を抱えて寝室で昼寝をする。今日は2時間近く眠って、目覚めれば午前中に取った出汁の片付け。一番出汁を使った蕎麦汁も二番出汁も、蕎麦屋をやっていた時に比べれば少しの量で好いから楽ちんなのです。二番出汁は毎日の味噌汁に使って、一番出汁の残りは茶碗蒸しに使うのです。女将が帰ってきたので、亭主はコンビニに墓地の管理料を支払いに行く。我が家と女将の家との二軒分だから大変です。

午前中とは違って青い空が広がっているのが嬉しい。気温もそこそこ上がっているので気持ちが好いのですが、まだ家の中は暖房を入れなくては薄ら寒い。女将の剥いてくれた甘夏を食べて、すっかり目が覚めたら、洗濯物を箪笥にしまわなければならなかった。午後だけ陽の当たる寝室は、大きな座り机を置いてあるので狭く感じる。これを捨ててしまえばこの場所でストレッチが出来ると、女将にも言われている。古いコンポも居間のカウンターに移そうか。

なんだかんだとやっているうちに、4時半になるのでした。亭主は晩酌の用意をして、「こてっちゃん」をレンジにかける。『メディア』の解説の続きを読みながら夕飯前の一杯を飲んで、モツの煮込みを箸で摘むのでした。解らないカタカナの言葉はスマホのGoogleで検索する。先月のスマホ代が高かったのはそのせいかと女将に話せば、「使っている時間が長ければ、それに応じて取られるんじゃないの」と言う。Wi-Fiだから少しは違うと思うのですけれど…。

外の景色が夕日に染まって、向かいの森の景色が綺麗なのです。プールの帰りに広島産の牡蛎の冷凍と椎茸を買ってきたので、今夜は牡蛎フライと茶碗蒸しなのでした。キャベツは亭主があらかじめ刻んで水で洗っておいた。思ったよりも早く出来上がったので驚いた。「いままではいつも少しの油で揚げていたけれど、こっちに移ってからは天麩羅鍋が大きいので、沢山の油で揚げるからカリッと焦げないで仕上がりました」と女将が言う。久し振りの牡蛎フライ。
3月5日 木曜日 朝から青空が広がり、天気は好いのだけれど…

夕べは、折角買ったばかりの自撮り棒を写真の好きな姪にやってしまったので、もう一度買うほどは使わないからスマホを手に持って写真を撮る練習をしてみました。今日の女将と出掛ける梅見のためです。この後、9時から何度も見ている『センター・オブ・ジ・アース』の映画を見て、目が冴えてしまったのでその続編を見ているうちに、突然眠気が襲ってきて床に就いたのでした。5時間ほど眠って寒さで目が覚めて、まだ早いからと6時まで床にいた。

6時半になれば東の森の影から朝日が上り、天気予報通りに今日は快晴だと安心したけれど、風は北風でかなり冷たいのでした。今日はプラゴミを集積場に持って行く日だったから、寒い風の中を西の小径の階段を降りて運んで行く。6時半になったら、まずは箸をテーブルに置いて、煮物を小鉢に盛り付けてレンジで温める。大きな苺を小皿に載せていたら、女将が現れて味噌汁を作り始める。亭主は「冷蔵庫のモヤシをつかってください」と言うのでしたが…。

どうも見当たらない。「もうなにも残っていないわよ」と女将が言うので、「夢で見たのかな?」と半分使ったモヤシの袋を取り上げた自分、そのリアルな場面を思い出す。朝の短いうたた寝の時に、もう朝食の準備の夢を見ている自分がおかしかった。昨日、出汁を取ったばかりの二番出汁を使って作った味噌汁は、最高の味なのでした。銀ダラの煮付けも身が厚くて柔らかくとても美味しい。今朝も美味しい朝食をありがとうございますと言って、食器を下げる。

女将が洗濯物を干し終えたら、夕べ話していたとおりに桜の城址公園まで出掛けて行きました。今日は女将も亭主もスポーツクラブはお休みなのです。梅を見に行こうと言って出て来たのですが、梅はほとんど散り終えて、盛りの過ぎた河津桜や早い時期に咲くオオヒガンザクラの花がとても綺麗なのでした。家からは約30分、広い公園の中を歩いて30分ほどの時間なのです。帰りはいつも行く隣町のスーパーに寄って、食材を買って帰るのでした。


家に帰ればちょうど昼飯の支度をする時間で、買って帰ったミニトマトやトンカツを加えて、スパゲッティーのカルボナーラを作るのです。ベーコンが残っていたので玉葱のスライスと炒めて、今日はソースを加えてフライパンで茹でたスパゲッティーを一緒に炒める。「いつも塩辛いと思っていたけれど、玉葱が入って味がまろやかになったわ」と女将も喜んでくれた。女将よりも多めに食べた亭主は満腹になって、お茶をもらったらもうすぐに寝室で昼寝です。

1時間ほど眠って目覚めれば、女将はまた買い物に出掛けていたのです。亭主は城址公園で3800歩も歩いたけれど、彼女は歩き足りなかったらしい。しばらく『ギリシア神話』の『ヘラクレスのこどもたち』の解説部分を読んでいた亭主も、女将が帰ってきたら紅茶を一緒に飲んで甘夏を食べたら、近所の散歩に出掛けたのです。どこへ行こうかと悩んだけれど、一番近そうな小竹の竹林を抜けるコースを選んだ。こちらの方が寒いのか、遅い紅梅が満開でした。


家に帰ってスマホの万歩計を見れば、結局、今日は5500歩も歩いてしまったのに驚いた。どおりで少し足の筋肉が痛い。城址公園の池に繋がる長い坂道を上り下りしたのが効いたようです。4時半を過ぎていたので、ワイングラスに氷を入れて、焼酎と炭酸を用意する。肴は白菜のキムチだけ。夜は鰯の蒲焼き丼だからと、少しカロリーを減らしたのです。昼も目一杯食べたから、今日は体重が増えていそうで怖い。明日のプールで少し多めに泳ごう。

3月6日 金曜日 確定申告書の提出期限が迫って…

今朝も7時間の睡眠から目覚めて、朝食前に燃やせるゴミを集積所まで運んで行く亭主。確定申告の期限が迫っているのが気にかかるけれど、今年は去年の蕎麦屋廃業までの申告になるから、何とか間に合うだろうと思っているのです。解らないのは廃業日以降の収入をどう取り扱うのかだけれど、年金の源泉徴収書などは1年分で送られて来るから、そのまま添付するしかないのだろう。多少、税金が取られても、今回で終わりだからそれで好しとしたいのです。

向かいのサツマイモ農園の後ろの畑には、うっすらと霜が降りているではありませんか。今朝は気温が下がると言っていたから、地表は氷点下になったのだろうか。真っ白になっているのは、紛れもなく霜なのでした。朝日が昇っているせいか、寝間着のジャージ姿でも寒さを感じなかった。家に戻って朝食の支度を手伝えば、今朝はご飯も炊けているし、味噌汁を作ってししゃもを焼くだけだからそれほど時間がかからない。今日は大きな苺を二つ盛り付けた。

朝食を食べ終えたら、洗面と着替えを済ませ、プールの支度をしたら居間のテーブルの椅子に座って、二杯目の珈琲を飲むのです。今日のお昼はソース焼きそばと言うことになっているから、女将にはスポーツクラブの下の階にある市役所の出張所に行って、確定申告の申請書をここで出せるかと聞いてくると伝える。家を出るまでの30分ほどの時間は、また『ギリシア悲劇』の解説の続きを読んでいる。最後までは読み終わらずに家を出てプールに向かうのです。

朝は晴れていた空はもう曇って、早くでたから駐車場はまだ連絡通路のある3階に停められたのです。連絡通路に歩き出そうとしたら、後ろから「お早うございます」と声をかけられた。振り向けば近所の『親父の料理教室』に通っているご主人なのでした。「お早うございます。まだ少し寒いですね」と挨拶をすれば、もう隣にいた奥様と話をしている。蕎麦屋開業の折に、招待状を差し上げていないのに、隣の奥様から聞いて来たから好く覚えているのでした。

市役所の出張所に寄って確定申告の申請書を出せるのかと聞いたら、「ここでは市民税・県民税の申告しか出来ないのです」と言われた。やはり例年通り佐倉市の公民館まで行かなければならない。プールはロッカールームに早く着きすぎて、着替えたら体重や血圧を測って準備運動をしたら、プールへの入り口が開くまで待たなければならなかった。それでも3番目にシャワーを浴びて50mをゆっくりと歩き、今日は混んでいたので速く泳ぐコースで15分間泳いだ。

家に帰れば女将は奥の部屋でマットを敷いてストレッチをしていた。少し休んでから厨房に入って、キャベツやニンジン、肉と焼きそばの面を冷蔵庫から取り出して、炒める準備をするのでした。11時を過ぎた頃に女将が現れて、箸や紅ショウガや青海苔を出してくれる。最初にフライパンにニンジンとキャベツを敷いたら、バラ肉を切って上に載せ、1カップだけ水を入れて蓋をする。肉の色が変わってきたらソースをかけてしばらくかき混ぜて出来上がりです。

食後の昼寝は1時間。女将はその間にスポーツクラブに出掛けたのです。今日三杯目のコーヒーを飲みながら、午後の散歩のことを考える。でも、1時半からは映画チャンネルのSFの『アトランティス』の映画が始まるので、BSの『帰らざる河』とどちらを見ようかと悩むのでした。ロバート・ミッチャムとマリリン・モンローの取り合わせも捨てられず、結局、両方代わる代わるに観てしまった。近所へ散歩に出たのはそれからなのでした。

向かいのサツマイモ農園の左手にある畑に、菜の花が随分と沢山咲き始めたから、近くに寄って写真を撮っておいた。それから西の小径の階段を下って、いつも同じでは面白くないからと、今日は三本目の角を曲がって長い坂道を下るのでした。途中、白木蓮の咲き始めたお宅があって、道路に枝が飛び出していたから、写真を撮らせてもらうのでした。春はどんどん駆け足でやってくるといった感じなのですね。夕方になって陽も差してきたから嬉しいのでした。

家に帰れば4時半になったので、亭主はワイングラスに氷を入れて、炭酸を持ってテーブルの席に着く。黒伊佐錦は床の隅に置きっぱなしなのです。鶏手羽のスモークをレンジでチーンして、これを肴にまずは一杯。女将がやって来て一つつまんでみるけれど、「しょっぱいわね。ベーコンと一緒だわ」と素っ気ない。『ギリシア神話』のエウリピィデスの解説を読み終えたところで、牡蛎フライのご馳走が出て来た。女将は焼売で蒸かしたキャベツが甘くて美味しい。
3月7日 土曜日 朝から暖かな陽射しが心地よい…

夕べはなんと8時半に床に就いてしまった。早く眠れば寝られるものだと感心するのでしたが、案の定、夜中の12時過ぎには目が覚めてしまいました。コーヒーを飲んではまた眠れなくなるかと思って、白湯を沸かしてコーヒーカップで飲んで煙草を吸うのでした。それでも眠くならないので、結局、何度も見ているデンゼル・ワシントンの『イコライザー』を観て、3時を過ぎてからもう一度床に入るのでした。目覚めれば7時で、朝食の用意を手伝うのです。

お茶をもらってひと休みしたら、ひと眠りしようとベッドに横になるけれど、どうも眠れそうにない。プールへ行かないとすることがすぐには見つからないので、お袋様のところに行って、今週の買い物は、また日曜日にしようと話してこようと、女将と話をすれば「お彼岸の墓参りの日にちも決めてきてね」と言われて、女将が休みの木曜日にすることにした。お袋様はちょうど掃除を終えてお茶を飲もうとしていたところで、陽当たりが好いから眠くなる。

バス通りの昔酒屋だったお宅に咲く桜が見事なのでした。家の窓からはただピンクに見えるから、紅梅かと思っていたけれど、近くで樹皮をみればまさしく桜の木なのです。青空にピンクが映えてとても綺麗なのでした。昼の支度をしなければとお袋様の家から帰ったたら、女将は散歩に出ていた。今日は温かいから蕎麦出好いだろうと、大鍋に湯を沸かして天麩羅を揚げる準備をする。海老と椎茸と少しだけニンジンと玉葱を切って掻き揚げにするのでした。

昼食を食べ終えたら、お茶をもらってひと休み。女将は買い物に出掛け、亭主は寝室に入って午後の昼寝をするのです。1時間ほど眠ったら、いよいよ確定申告の申請書作成の準備に入ります。去年の7月までの決算書から、最も金額の多い取引先の値段を並べ替えて、印刷しておくのです。この作業がまた大変で、同じ取引先の名前と金額をコピーして張り付ける作業を繰り返し、上位4社の合計金額を出しておきます。画面を睨み続けるので目が痛くなります。

一区切り着いたのが4時過ぎで、もう散歩に行く時間はありませんでした。女将に声をかけて国道沿いの酒屋まで酒を買いに行く。一週間に一本の割合で一升瓶の「黒伊佐錦」を買って来るのです。二本溜まった空瓶を持って行くと10円の払い戻しがある。今日は土曜日なのに店は空いていました。家に戻って晩酌の準備をするのでした。今日の肴はコンビニで買っておいた「こてっちゃん」少し甘いけれど歯ごたえが好いので、何日かおきに食べている。

夕食は常夜鍋だというので、小さなコンロと小さな鍋と器を用意しておくのです。モツの煮込みを肴に一杯飲み始めるのですが、テレビを見るのではなく、『ギリシア悲劇』の第6巻を読み始めるのでした。エウリピデスの悲劇が続き、この間の最初は『アンドロマケー』。全集に付いている月報に秋山駿氏が書いていたので、まずは月報から読み始めた。2500年以上も昔なのに、近代の文学が扱う人間の課題がほとんど描かれていると驚嘆の文章が載っていた。

グラスに二杯目を注ぐ頃には、常夜鍋の準備も整い、女将も座って夕食の時間が始まるのです。明日からはまた寒くなるのだという話を二人でした。ハクモクレンの花が開き始めるのを初めて見たと言う話をして、いつも開ききった花しか見ていないから綺麗なのに驚いたと言うのです。明日の朝は鯖を食べなければと、冷蔵庫にある古い物から食べる話をする。亭主は昼はまたスパゲッティーにして、たまにはミートソースにしてみようかと話すのでした。
3月8日 日曜日 朝から風は強かったけれど暖かな陽射しで…

今朝は6時間の睡眠で目が覚め、4時過ぎから起き出してコーヒーを淹れて飲むのでした。新聞を取りに玄関を出れば、風は冷たくかなり強い。それでも東の森の彼方から太陽が昇れば、暖かな陽射しが満ちあふれ、寒さを忘れさせるからやはり春なのだと感じるのでした。新聞の見出しだけ読んで、詳しく読みたい物があまりなかったので、テレビのニュースを点けて見ていた。女将が厨房に現れたら、朝食の用意を手伝ってテーブルに小鉢類を並べるのです。

朝食が終わってお茶をもらったら、亭主はすぐに寝室に入ってひと眠りする。眠ったかどうかも覚えていないけれど1時間ほど経って起き上がれば、洗面と着替えを済ますのでした。今日はお袋様と女将と隣町のスーパーに買い物に行く予定なので、早め早めに準備をして、いつでも出掛けられるようにしておくのです。カウンターの隅に、昨日女将がもらって来たという小さなミモザの花が飾られていました。こんな品種もあるのかと可愛らしく思うのです。

風は冷たかったけれど陽射しは暖かく、隣町のスーパーも寒い風のせいか、いつもの日曜日に比べて人が少なかったのです。駐車場に車を停めて、お袋様と女将とで中に入れば、果物や野菜はさすがに安い。鮭も今日まで一切れ100円なので、家計にも優しいのでした。女将のメモに従って、二人で食材を捜して籠の中に入れていくのです。お袋様も一週間分の買い物と、随分と買い込んでいる。彼女の荷物を亭主が車まで運んで、帰路につくのでした。

1時間もかからずに買い物を終えたから、お袋様を家まで送って帰っても、まだ10時前なのでした。食材を冷蔵庫に収納したら、女将は散歩に出掛けるのです。亭主は『何がジェーンに起こったか』と言う60年代のモノクロ映画を見始める。演技派女優の姉妹役がどちらも名演技で、ハラハラドキドキさせる作りなのが素晴らしかった。途中、昼食の用意で厨房に入ったけれども、テレビは点けたままで最後まで観たのです。久し振りのナポリタンは美味しかった。

お茶をもらってひと休みしたら、亭主は寝室に入って午後の昼寝をする。1時間ほどで目を覚まして女将のスポーツクラブの予約を取るのでした。二人で甘夏を食べて紅茶を飲んだら、女将はヨーグルトを食べていた。少し経ってから女将は散歩がてら、「やっぱり卵が足りなくなるから」とまた買い物に出掛けるのです。亭主は書斎に入って確定申告に必要な書類を探し始める。年金の源泉徴収票や地震保険の控除証明書など、机の引き出しに入っているのでした。

沢山の書類を片付けて、明日はいよいよ申請書の記入ができる。金曜日が提出の最終期限だから、何とか間に合うだろうと思うのです。一段落ついて夜の酒の肴は何にしようかと考えたら、今日、ナポリタンに使ったウインナソーセージはそのままチーンして食べられるし、白菜のキムチは皿に出せばすぐ食べられる。4時半を過ぎて女将が厨房に入ったら、ワイングラスに氷を入れて、焼酎と炭酸を用意して飲み始めるのでした。夜はししゃもと茶碗蒸しでした。

3月9日 月曜日 室温13度の寒い朝でした…

夕べは9時に床に就いて、やはり夜中の1時には目が覚める。もう一度眠ろうとしたけれど、寝られそうにないので居間の部屋に行ってコーヒーを淹れるのでした。でも、早く寝たから朝まではまだ時間があるからと、『ギリシア悲劇』の続きを読み始めるのです。『アンドロマケー』はこれまでのエウリピデスの作品よりも、登場人物の台詞が長くて、読んでいるうちに誰の言葉だったかと、ページを戻って確認するほどなのです。人物関係はより複雑なのです。

4時前にはもう一度床に就いて、7時前に目が覚めた。浅い眠りだったのか、沢山の夢を見て、亡くなった父との会話も出来たし、昔の同僚から電話がかかって、今空港に着いたからこれから伺うと言われるしで、目まぐるしいのでした。女将がいつもよりも遅く起き出して来て、「夕べはよく眠れたかい?」と尋ねれば「ぐっすり眠ったのでちょっと遅くなっちゃった」と言うのです。小鉢に食材や苺を盛り付けて、煮魚や味噌汁と一緒にテーブルに運ぶ。

「今日はゴミの日だから、ここのゴミを持って言ってくださいね」と女将に言われて、西の小径の階段を降りて集積場まで運んで行くのです。珍しく近所の奥さんと顔を合わせて、挨拶を交わすのでした。高校生の娘さんを車で駅まで送って行くらしかった。今日は風も冷たく、雲も多かったのでした。南側の庭の雑草もかなり伸びてきている。もう少し暖かくならないと草取りは出来そうにない。今日も明日も寒くなると言うから、やはり彼岸までなのかと思う。

洗面と着替えを済ませてプールへ行く準備をしたら、時間までまた『アンドロマケー』の続きを読んでいた。車に乗り込めば外気温は6℃と最近にしてはかなり寒い。空は時折陽が差して青空が覗くのでした。駐車場の配線工事は一階に移り、二階は早い時間なのにもう一杯なのでした。もう一度一階に戻って、外の平地に車を停めて連絡通路の下を通ってスポーツクラブのある建物まで歩くのでした。今日のプールも水中エアロのせいか、かなり込んでいました。

今日は少し長い時間泳いだので、どこにも寄らずに家に帰った。昼は野菜あんかけラーメンにすることになっていたので、材料を調理台に用意したら、大鍋に麺を茹でるお湯を沸かし、中華鍋を取り出して温めておおくのです。白菜とピーマン、椎茸を切っただけで肉は女将が大根と煮るつもりで切ってある鶏肉を半分入れて、モヤシを加えて中華鍋で炒め、水溶き片栗でとろみを付ける。後ろのコンロでは餃子を焼いて、前のコンロでラーメンを作ったのです。
午後は1時間ほど昼寝をして、女将の帰るまでテレビで映画を観ていました。すぐには確定申告の書類の作成には入れなかったのです。女将も帰ってやっと書類の作成に取りかかったけれど、収支内訳書まで書類を作成したところで、ぴたりと止まってしまう。白色申告の作成はこのコーナーでは出来ないのです。毎年どうしていたのか、収支内訳書だけ印刷して夕食になるのです。大相撲も始まってしまうし、取りあえずテーブルに皿を運んで飲み始める。

