2024年9月下旬



9月20日 金曜日 最近になく暑い一日で…

 蕎麦屋に着いてすぐにIHで湯を沸かし、コーヒーとほうじ茶を入れるのです。今日は朝が起きられなかったから、8時半に家を出て看板や幟を出してから蕎麦を打つのでした。8時から9時の間の時間は、陽が出て急に気温が上がる時間帯で、蕎麦打ち室も30℃を越えているのです。9月も下旬だというのに、暑さはぶり返してきた気配で、毎年そうだったのかしらと去年のカレンダーに記録した気温を見れば、昼で24℃と書いてあるから、今年はやはり暑い。

 今朝は幅75cm、奥行き90cmに伸し広げた蕎麦の生地を、四つに折って、打ち粉を上半分に振って下から上に八つに折り畳む。加水率39%で捏ねた生地は、綺麗に伸せたから、蕎麦切りも綺麗に仕上がるのでした。8人分の蕎麦を切ったら、昨日の残りの蕎麦と合わせて13人分の蕎麦を用意しておきました。そんなに出るはずもないから、今日の残りを明日も使えば、明日の朝はまた1回の蕎麦打ちで済む計算なのです。時計は9時を回っていました。

 厨房に入って大根をおろしたら、野菜サラダの具材を刻んで、いつものように三皿盛り付けておきます。包丁を研いだばかりのせいか、最近はこの作業がかなり短い時間で出来るようになって、10時前には次の仕事に取りかかれるのです。天麩羅油を鍋に入れて、天つゆの入った鍋を冷蔵庫から取り出し、コンロに乗せる。大釜に火を入れて、四つのポットを並べておきます。今日は女将の来ない日だから、店の掃除も亭主がしなくてはならない。

 やっと開店の準備が整ったのは、11時過ぎ。エアコンを最強にしても店の室温は28℃だから、いつもよりは暑い日なのでした。外はもう30℃以上あるのです。湿度が高いから、尚更、暑く感じる。暖簾を出して12時を回ったころに、最初のお客が車でご来店なのでした。若い青年がカウンターに座ってぶっかけ蕎麦をご注文。「普通盛りで好いですか」と尋ねれば「大盛りは幾らするんですか」と言うから「200円増です」と応える亭主。結局、普通盛りになる。

 若いからそれだけでは腹が減るだろうと、作ったばかりの野菜サラダをサービスで出してやる。暑すぎて今日はお客が来そうになかったからです。結局、閉店間際に若いご夫婦が来店するまで、他にお客は来なかったのです。ぶっかけ蕎麦の大盛りととろろ蕎麦のご注文で、作ってお出しすればもう2時なのでした。去年のカレンダーを見ると、24℃で8人と記録されていた。今日は昼で34℃もあるから、やはり暑さのせいでお客は少なかったのでしょう。


9月21日 土曜日 賑やかな向かいの朝市に元気付けられて…

 朝の風は涼しかったのです。もう少しと思って、秋らしい日が来るのを待ち続ける毎日ですが、昼は蒸し暑い日が続いています。午前5時半の蕎麦屋も、昨日の熱気が室内に籠もっているから、朝から30℃もあるのでした。エアコンを入れて蕎麦打ち室に入ったら、31℃もあるので、先に厨房でカウンターに干した昨日の洗い物を片付ける。少し冷えてきたところで、蕎麦打ち室に入って今日の蕎麦を打ち始めるのでした。加水率39%でちょうど好い硬さの生地。

 綺麗に伸して畳んだら包丁切りです。今日も上手く打てたので亭主は気分が良い。家に帰って朝食を食べたら、今朝は書斎に入って30分だけ眠ったのです。洗面と着替えを済ませて、8時半には家を出る。土曜日は蕎麦屋の向かいに朝市が出るので、元気に歩いていくのでした。早朝の涼しさはもう消えて、蒸した風が身体を吹き抜けていく。今日は一日、風の強い日なのでした。幟を出して厨房に入れば、後から来た女将が八百屋の車で梨を買っていた。

 時間が早かったから、蓮根の皮を剥いて酢水で茹で、大きな鍋に湯を沸かして小松菜を茹でておく。少し涼しくなったら鴨南蛮が出るだろうと、小松菜を冷凍しておくのです。梨とサツマイモを買ってお袋様の家まで届けに行った女将が、インターホーンを鳴らしても玄関を叩いても返事がなかったと、血相を変えて帰って来たから亭主が電話を掛ければ、風呂の掃除をしていたとお袋様の声。携帯をいつも不携帯の女将の失敗なのでした。

 野菜サラダを盛り付けて開店の準備が整えば、早お昼から女将も戻って、いよいよ暖簾を出すのです。向かいの朝市は、今日はだいぶ人が出ているようだから、蕎麦屋にも客が来るかと思ったけれども、昼を過ぎてもなかなかお客が来ない。やっといらした歩きの男性は、一人なのにテーブル席に座って天せいろを頼まれる。と、また一人歩いていらっしたお客の顔を見れば、先日車で来たばかりの常連さんでした。「酒が飲めないと楽しみがないから」と言う。

 ビールを頼まれて、ハラミの串焼きやら稚鮎と赤いかの天麩羅をご注文で、酒は焼酎の蕎麦湯割りを追加で頼まれた。他に客がいなかったから、いろいろ話をして、最後にキノコつけ蕎麦を注文したのですが、閉店間際だというのにその前にご夫婦のお客が入った。車が止まっているからか、その後もお客がいらっして、今日は閉店間際にまとめてご来店なのでした。洗い物も出来ずに、女将と二人で3時までかかって片付けをする。こんな日もあるのだと実感…。


9月22日 日曜日 暑さ寒さも彼岸まで?蒸し蒸しの一日…

 天気予報よりも早く雨が降りだして、6時前に家を出るときにはもうかなり降っていました。蕎麦屋の厨房に入って冷蔵庫から糠床を取り出し、10鉢の小鉢を用意してキュウリとナスを切り分ける。冷蔵庫には大根のなた漬けもあるから、これで今日と明日の小鉢は足りるだろうと思うのでした。今日はやけに涼しくて、エアコンを入れなくても作業が出来る。暑さ寒さも彼岸までとは好く言ったものです。ただこれは朝だけのことなのでした。

 蕎麦打ち室も27℃といつになく涼しい。今朝も39%の加水で500gの蕎麦粉を捏ね始めるのでした。生舟には昨日の蕎麦がだいぶ残っていたのです。伸して畳んで包丁切りをすれば、今日も綺麗な蕎麦が出来上がりました。7時を過ぎて家に戻るともう朝食の支度は終わっていて、女将が亭主のご飯を盛り付けてくれる。味噌汁と縞ホッケを焼いたのとサツマイモの煮物。これにらっきょうと梅干しがあったから、亭主にはちょうど好い量なのでした。

 今日は昼過ぎまで雨の予報で、店を終えてから明日の墓参りの花を買いに出掛けなければならなかったから、休日だけれど車で蕎麦屋に出掛ける。雨が降ればお客は来ないから、駐車場も2台停められれば十分だと思ったのです。ところが、天気は分からないものでそれから昼過ぎまで雨は降らなかった。日曜日だからお客はどんどん来るのでした。天せいろはもちろんのこと、値段の高い鴨せいろやヘルシーランチセットも随分出たから、今日の売り上げは良好。

 閉店の時刻まで、盆や皿を洗う暇がないほど途切れなくお客が来てくれたので、今日は退屈しなかったのです。ご新規のお客様に混じって、常連のお客がいらっしてカレーうどんや純米吟醸の酒を頼まれる。ご家族連れは皆さんゆっくり昼を食べて行かれたのです。2時半過ぎに女将と蕎麦屋を出て、車で隣町のスーパーに出掛けるのでした。予想通り、墓参の花も二回目の入荷があったと見えて、今日は沢山の花から選べたらしい。お袋様にも電話をしておく。



9月23日 月曜日 昨日と同じだけのお客が来てくれて…

 予報と違って雨の降っていた今朝は、6時前に蕎麦屋に出掛け、8人分の蕎麦を打ちました。昨日の残りの蕎麦かあったから、合計12食分の用意です。蕎麦打ち室の室温は26℃、湿度は75%。加水率は迷ったけれど、気温の低い分硬くなるから、いつもと同じく39%にしたままでした。季節の変わり目というのは、蕎麦を打つのが難しいという記憶がある。適正な加水が出来ずに生地が柔らかくなりすぎたりするのです。でも、今日は上手くいった。 

 家に戻って朝食を食べ、ひと眠りしてからまた蕎麦屋に出掛けるのです。雨は止んでいたから、車は駐車場に前向きで置いたまま、予報だと午前中は雨になっていたのです。昨日もお客が沢山来たので、駐車場がないと困るのでした。今日は珍しく靴を履いて、足首をしっかりと固定したら、あまり足を引きずらずに歩くことが出来た。女将の通っている美容院の主人も亭主と同じ状態で、いつも靴の紐をしっかりと締めて歩くのだと言う。雪駄では心許ない。

 早めに家を出たから時間があって、蕎麦豆腐を造り、水羊羹を豊缶に流し込んで、予備の一番出汁を使って蕎麦汁を作る。大盛りの徳利を四つに普通盛りの徳利12mもあれば、今日の分は足りるだろうと考えたのです。天麩羅の具材も余分に切り分けて、蓮根がなくなったらオクラを使えばいいと考えた。外は晴れて来て青空が覗いている。隣の畑は種を取るためか、ひまわりの枝は残して下草だけを刈ってある。暖かいからかコスモスの花はまだ少しだけ。

 11時過ぎに駐車場に車が入ってきて、年配のご夫婦だったから暖簾は出さずに店に入ってもらえば、すぐに注文をしようとする。ちょうど女将が来てくれたので助かったのです。開店の時刻の前に、注文の天せいろとヘルシーランチセットを仕上げてお出しすれば、暖簾を出した開店の時間には、もうお客が来ている。今日も途切れなくお客が続いて、1時前にはもう蕎麦がなくなったのです。しかも、全員が天せいろのご注文で、具材が切れたところで売り切れ。

 最後の若いカップルは、結構ゆっくりと食べ終えてからも話をしていたけれど、他にお客もいないので、亭主は奥の部屋で賄い蕎麦を食べて仕舞うのでした。洗い物は時間がかかったけれど、2時前には終わって家に帰ることが出来ました。お袋様に電話をして3時から墓参りに行くことにする。三つの並んだ墓所に着いてみれば、弟が来て草刈りをしてくれたらしく綺麗に草が刈られていた。陽は照っていても涼しいから、ちょうど好かったのです。



9月24日 火曜日 寒いくらいの朝だったけれど…

 半袖で眠ったら朝になって寒くて目が覚めたのです。それもそのはず、起き出して食堂の気温計を見たら21℃なのでした。まだ5時前だったけれど、コーヒーを沸かして一服するのです。昨日は残った食材を全部持って帰れなかったので、6時過ぎに、車で蕎麦屋に出掛けて、朝食に間に合うように持ち帰ってくる。ついでにカウンターの上に干したままの盆や蕎麦皿を片付け、徳利や空いた沢山のタッパを片付けておきます。キノコ汁は朝の汁物に間に合った。

 昨日の夕方になって、お隣の畑の親父様が、最後に残った道路際の草刈りをしていたので、見に行くと綺麗に刈られていました。7時前に家に着けば、ご飯が炊きあがっていたので、夕べの酒の肴に食べたイカ明太子をご飯にかけて、キノコ汁をもらい、早速、食べ始める亭主。夜中にあまり食べないようにしているから、朝起きると腹が減って仕方がないのです。少しは体重が減っているのだろうか。最近はプールをお休みしているから運動はしていないのです。

 9時になったらお袋様と仕入に出かけて、蕎麦屋に帰って野菜類を冷蔵庫に片付けたら、月に一度の床屋に出掛ける。今日はお客がいないと見えて「涼しくなったね」とマスターが準備を始めてくれた。点けっぱなしの小さなテレビで、鳥島近海の地震のニュースをやっていたので、昔から地震はよくあったと言う話を聞かされ、若い時に大きな船に乗って床屋をやっていた頃、海で津波にあった時の怖さを一生懸命語るのでした。今日は昔話が多かったかな。

 1時間あまりで綺麗に頭を刈ってもらい、家で昼を待っている女将に電話をする。昼は仕入れの際に買って帰ったトンカツを載せてボロネーズ風のパスタを食べる。涼しくなったら急に空腹なのが気になって、多すぎると言う女将のトンカツを少しもらって平らげるのでした。食後は例によって書斎に入り、1時間ほど眠ったらもう女将のスポーツクラブの予約の時間。居間の部屋に入って時計と睨めっこなのです。無事に予約が取れて、午後の仕込みに出掛ける。

 玄関を出れば木槿やウチワサボテンが伸び放題だったから、少しでもやり始めなければと思い、剪定ばさみを取りに玄関に入る。切り落とした枝は女将が後でゴミ袋に入れてくれるのです。手前側の半分ほど切ったところで、ウチワサボテンの細かな棘が手の指にあちこち刺さったらしく、痛くて堪らなかった。蚊も涼しくなって元気になったのか、半袖の腕をだいぶ食われたから痒くて堪らない。明日の朝は残り半分を長袖を着て片付けたら女将も喜ぶでしょう。

 蕎麦屋に着いて南側の庭の剪定や草取りも気にはなるけれど、その前に明日は道路際の雑草を何とか綺麗にしようと思うのでした。釜を持って手作業でやるしかないけれど、果たして何処まで出来るか、あまり自分に期待をしていないのが好い。物干しに干したままの洗濯物を片付け、洗濯機の中の洗濯物を干して厨房に入る。まずはほうじ茶を沸かして、そのお湯でコーヒーを入れる。一服しながら次を考えるけれど、大根のなた漬けと出汁取りの準備で終わり。


9月25日 水曜日 涼しすぎる一日でしたが…

 夕べは寝る前に飲む酒がなくなってしまったせいか、なかなか寝付けずに2時過ぎまで起きていたのです。今日も休みだからという安心感もあって、やっと眠くなったと思えば、7時過ぎに女将に起こされた。さすがに寝不足で朝から体調が悪かったのです。朝食の食卓につけばご飯が多すぎると思うけれど、頑張って平らげる。昨日思い描いていた朝の仕事はすべてこなせずに、9時過ぎにショッピングモールに出掛けて、果物といつもの焼酎を買っておく。 

 蕎麦屋に着いたらまずはコーヒーを入れて、やっと目を覚ますのでした。何から始めようかと考えて、目の前にある塩漬けにした大根の水を絞ってなた漬けを作る。それから出汁を取って蕎麦汁と一番出汁、二番出汁を取るのでした。これでもう午前中は終わりで、家に帰って昼食の用意をする。いつものカレー炒飯は食べる気がしなかったので、塩とコショウで味つけをして炒飯を作るのでした。玉葱と人参を使ってしまわなければならなかったのです。

 食べ終えたらやっと書斎に入って昼寝が出来たけれど、1時間ほどで目が覚めてしまう。体調は徐々に回復して、蕎麦屋に出掛けて遅れている仕込みを開始するのでした。最初に涼しくなってきたから、キノコつけ蕎麦も出るだろうとキノコ汁を作る。鶏肉を出汁で煮て塩を入れ、何種類ものキノコを加えていくだけなのです。先週も3人分だけ作って、注文したお客が一人。残りは家で味噌汁代わりに食べたのでした。それから天麩羅の具材を切り分ける。

 まな板を出したら、まな板を使う作業を続けなければ効率が悪いから、掻き揚げに使う玉葱を刻み、蓮根の皮を剥いて酢水で茹でておく。南瓜を切り分けレンジでチーンしたら、オクラを塩で板ずりして軽く茹でておきます。午前中に作った蕎麦汁を蕎麦徳利に詰めて、冷蔵庫にしまったら、最後に糠床を取り出して、ナスとキュウリを漬けるのです。4時半になっていたから、明日の朝一番で取り出せば大丈夫。洗い物を片付けて家に帰るのでした。

 今日はお袋様の退院後初めての検査の日だったから、午後の仕込みの区切りの好いところで電話をすれば、すべて異常なしと言うことでひと安心なのでした。弟が病院まで車で乗せて行ってくれて、帰りにスーパーにも寄って買い物も出来たのだそうな。そろそろお袋様が自転車に乗るのも心配なので、夜はバスの時刻表やモノレールの時刻表を印刷して、次の機会に手渡そうと思うのでした。残るのは本当に蕎麦屋の庭木の剪定と草刈りなのです。


9月26日 木曜日 予報とは違って昼は晴れてきたけれど…

 今朝は久し振りに目覚ましのアラームで目を覚ましました。定休日初日の不摂生が祟って、昨日も朝が起きられなかったからです。5時にセットしたのだけれど、やっと起き出したのが5時半で、蕎麦屋に出掛けたのは6時前なのでした。夕べお新香を漬けたから、糠床から取り出して切り分けたら小鉢に盛り付けるのです。ついでになた漬けも少し盛っておきました。これで今日明日の分は大丈夫だろうと、蕎麦打ち室に入って蕎麦粉の計量をするのです。

 今朝の蕎麦打ち室は室温23℃、湿度が73%だったけれど、加水率は39%のままで捏ね始めた。少し硬い気もしたけれど、捏ねて水分が馴染んでこなれてくれば、ちょうど好い硬さになってきました。無理な力を入れると左手首に痛みが走るから、右手を中心に菊練りまで済ませ、後は蕎麦玉を作るだけです。蕎麦玉を寝かせている間に、厨房に戻ってひと休みです。7時過ぎに無事に8人分の蕎麦を仕上げて、家に帰って朝食を食べるのでした。

 9時前には支度を済ませて家を出て、今日もウォーキングシューズを履いて蕎麦屋に出掛ける。看板と幟を出してチェーンポールを降ろしたら、厨房に入って葱切りと生姜と大根をおろして、大釜に水を入れるのです。水が溜まるまでに四つのポットの蓋を取って並べ、次の準備をしておく。10時を過ぎたら野菜サラダの具材を刻む準備をして、大釜に火を入れる。野菜サラダを盛り付け終わった頃に、早お昼を食べに帰っていた女将がやって来るのでした。

 曇りの予報だったけれど外は陽射しが出て、暖簾を出したらすぐに駅前のマンションに住む常連さんが自転車でご来店なのでした。店の新聞を読み始めて注文もしないから、亭主はせいろ蕎麦の大盛りを茹でてお出しするのです。昼前にはお袋様の住むマンションから歩いていらっしゃる常連さんが来て、今日はカレー蕎麦とビールのご注文なのでした。それから1時前までお客がなかった。スポーツカーに乗った年輩のご夫婦が、今日はキノコ蕎麦を頼まれる。

 1時半に女将のスポーツクラブの予約を取って、亭主は賄い蕎麦を茹でて食べる。今日は天麩羅が出なかったから、降ろしたばかりの油を汚すのが躊躇われて、大根と山葵を載せて食べるのでした。雲は多かったけれど青空が覗いて、外は爽やかな秋の風が吹いていました。湿度はあるけれど、家に着くまで汗をかかなかった。冷たく冷えた梨を剥いてもらって、書斎でひと眠りしてから、今日は業者が食材を届けに来る日だったから、また蕎麦屋に出掛ける。