11月10日 月曜日 朝からは晴れていたのに…

一夜明けて、朝からLINEの音が鳴り止まなかった。昨日は楽しかったという旨の連絡なのです。昨夜は8時前に家に着いて、ずいぶん空腹だと思ったら、遅い昼から宴会の中華料理を食べただけなので、夜は何も食べずに帰ったのでした。お蔭で入浴前の体重は昨日よりも1kgほど減っていた。6000歩も歩いたからもあるかも知れない。足の具合も悪くなって、駅の階段も手すりにつかまって降りるほどなのでした。時間が長いと辛くなるのです。

今朝はお袋様を車に乗せて、農産物直売所や隣町のスーパーに買い物に行くのでした。昨日のクラス会の話をすれば、「みんな歳を取ると、身体も悪くなるしいろいろな事があるのよ」と言う。病院にはかかりながらも、近くで元気に暮らしてている自分たち親子は、幸せな方なのでした。農産物直売所では、ホウレン草や大根、ブロッコリーなど朝採りの新鮮な野菜を、顔見知りの農家の奥様から買って、残る食材をスーパーで買いそろえてくるのです。

買い物から帰ったら時間があったので、30分ほど横になって眠るのです。昼はいつものように亭主が厨房に入り、スパゲッティーや買ったばかりのブロッコリーを茹で、市販のカルボナーラのソースをかけて、スーパーで揚げたてのトンカツを女将と半分ずつ二分けて食べるのでした。さすがに食後は眠くならなかった。LINEの音はひっきりなしに鳴り続けて、みんながメッセージを読んで反応するから、その度にスマホを読むのは疲れてしまうほどなのです。

女将がスポーツクラブに出掛けた午後は、亭主はブログを書きながら、テレビで『八甲田山』の映画を観た。昔も見たのだけれど、長すぎてストーリーもうる覚えだったから、つい引き込まれるように最後まで観てしまう。顔や名前を知っている俳優が沢山出演しているのには驚かされるばかりなのでした。映画が終わる頃に女将が帰って、柿を剥いてくれる。陽が傾いて風が強くなっていた。昼間少しだけ雨が降ったものの、終日晴れた好い天気の一日でした。

11月11日 火曜日 朝だけ晴れてとても寒かった…

夕べも10時には床に就いたけれど、途中で寒くて目が覚めたのです。寒かったら毛布をかけてと女将に言われていたけれど、眠たいので押し入れの中から毛布を取り出すのが面倒で、そのまままた寝入ってしまいました。そして、5時半に目覚めた時には、まだ辺りは暗く、寒い朝なのでした。お湯を沸かしてお茶を入れたら、先日のクラス会でお土産にもらった月餅を、半分だけ食べようとナイフで切って口に入れたのですが、亭主には甘すぎる。

6時を過ぎたらやっと東の空が明るくなって、新聞を取りに玄関を出れば、鯖雲に朝日が射して美しいのでした。空の綺麗なうちにと朝の散歩に出掛けたけれど、遠くまで歩く気がしなかったので、西の小径の階段を下りて、みずき通りを回るコースを歩く。朝日が雲を染める様子の変化がとても素敵なのでした。誰も人には会わずにみずき通りの坂道を登って、家の前のバス通りに出る。家の前まで来てスマホの歩数計を見れば1300歩なのでした。1km足らず。

女将の用意してくれた朝食を食べて、またベッドに入ってひと眠りする。今日は何も予定がなかったので、昼まではゆっくりと出来るのでした。1時間ほど眠ったら、コーヒーを淹れて飲むのです。今週末の賢人と愚人の会の集まる場所をネットで調べ始めたら、豊田駅というのは中央線の立川の先、八王子の手前なのでした。家からはゆうに2時間はかかる距離だから、新橋のクラス会の倍の時間を見なければならない。少人数だから動きは速いだろうけれど…。

昼食の支度を11時から始めました。ものの15分でソース焼きそばを作り、女将と二人で美味しく食べるのです。ひと休みしたら女将は買い物に出掛ける。亭主はこのブログに昼までに撮った写真を選んで、記事を書き始めるのです。今日もまた先日のクラス会の余韻か、LINEの音が煩く鳴っている。皆さん、結構、暇があるのだろうか。外は暗く寒そうな空が広がって来た。気分転換に車でコンビニに煙草を買いに行く亭主。途中、買い物帰りの女将の姿を見る。

寒い午後は暖房を入れてテレビ映画を観る。何度も見ているものだけれど、違った角度から見るとまた面白く感じる。女将が厨房に来て夜のおでんの仕込みに入る。大根と里芋を先に煮ておくらしいのです。外が少し明るくなったので、亭主はまた靴を履いて散歩に出る。どこに行こうかと考えるけれど、また西の小径の階段を下りて、今度は西が作公園の先まで行ってみるのでした。公園に入れば銀杏の葉はだいぶ黄色くなって、シイの木を取り囲んでいる。

ギンナンのびっしりとなっている木があったので、もう少しでギンナン拾いが出来るかも知れないと思った。ドングリの実も沢山落ちている。熊の出ない千葉県では、皮肉なことにドングリの実が豊作なのだろうか。朝の散歩よりも少し先でみずき通りに戻って、長い坂道を少しずつ登って行く。ゆっくりならば、結構、歩けるものです。どうしても左足に重心がかかるから、右足は軽く地面に着くだけ。家の前まで戻って万歩計を見れば3500歩ほどだった。

今日は寒い一日だったから、あまり動かなかったけれど、これから来る冬の生活が思いやられるのです。平屋での冬の生活は初めてなので、今夜は薄い羽布団に毛布を掛けて寝ようと思う。そんな寒い夕べはおでんを作ってもらい、身体を温めるのでした。蛸の刺身も歯ごたえがあって美味しかったのです。大相撲をテレビで観ながら女将とゆっくりと夕食を食べる夕べ。明日はプールに出掛けようか。本当の隠居の生活はこれからが工夫のしどころなのでしょう。
11月12日 水曜日 初めて霜の降りた朝は気温3℃…

とても寒い朝でした。羽布団の上に毛布を掛けて寝たけれど、起きれば部屋の中はひんやりと冷たかった。新聞を取りに出たら、東の空がうっすらと明るくなっていました。この時期は6時を過ぎてもまだ暗いのです。ひと通り新聞をめくって気になる記事を読む。新聞を読むなんてしばらくぶりなのです。やはり隠居の身分となって時間があるのです。靴下を履いてジャンバーを着たら、朝の桟歩に出掛けるのでした。隣の畑は今年初めての霜が降りていました。

今日はどちらに出掛けようかと、お袋様の住むマンションの方に歩いて行ったら、駅前の高層マンション群が朝日を浴びて綺麗だったので、つい調整池の周りを回るコースを歩いてしまうのでした。右足の具合は不思議と調子が好くて、足の裏で地面を捉えているがはっきりと判るのでした。どうも疲れて来るとそれが出来なくなるようなのです。駅前から続く中央通りを、最初の角で曲がって、公園の前まで来れば、銀杏の葉がすっかり黄色くなっていた。

朝食は昨日のおでんの残りを温めてご飯を食べるのでした。大根も里芋も味が染みて美味しかった。食後のお茶をもらって薬を飲んだら、今朝は女将の朝ドラが始まる前に、部屋の暖房を入れて食後のひと眠りをするのでした。夕べは夜中に一度目を覚ましたので、ぐっすりとは眠れなかったのかも知れない。今朝も5時前から目を覚ましてしまったのです。9時を過ぎて目が覚めたので、コーヒーを淹れて着替えを済ませる。プールの支度はもう出来ている。

駐車場はいつもより空いていたけれど、プールはいつになく混んでいました。ひとコースに5人も入って泳ぐのは、老人たちにはかなり難しい。一番人が少ない女性ばかりのコースに入って、泳ぎ始めたら皆さん亭主よりも年配らしい方ばかりで、25mを泳いだらもう「先に行ってください」と言われる。「私も少し休みたいから」と言って遠慮すれば、また不格好な姿勢で泳ぎ始める。それでも健康のためと毎日通っているのだから、偉いものなのです。

プールの帰りに地階のスーパーに寄って、モヤシと肉を買って帰る。ついでに蕎麦屋で使っていた一斗缶の胡麻油がなくなったので1.5㍑のサラダ油を買うのでした。歩いて来る女将には重すぎるから車で持って帰れる亭主が自主的に決めたのです。そして、夜の酒の肴に牛ホルモンの塩焼き用を買った。家に帰れば11時だったから、急いで湯麺を作る準備をする。包丁もまな板も使わずに、調理鋏で白菜や葱を切って、野菜たっぷりの湯麺は身体が温まった。

昼からは今度は女将がスポーツクラブに出掛けて、亭主はまた昼寝をするのでした。やはり、水泳のあとは身体が疲れるのですね。もっと体力を付けなければと思うのですが、一朝一夕にはいかないもの。1時間ほどして目を覚ましても、まだ女将は帰っていなかった。亭主はパソコンに向かい、今日の写真を選んでブログを書き始めるのです。女将が帰ったら、近所の散歩に出掛けるのでした。お袋様の家のすぐ前にあった畑も、今は草が伸び放題なのでした。

畑を借りていた人たちも皆歳を取ったり亡くなったりして、貸していたお爺さんも亡くなり、今は亭主と同じ歳くらいの息子さんの時代。人が手を入れないとすぐにこんな荒れ地になってしまうのかと、お袋様の家のベランダから綺麗に耕されていた畑を眺めたのを思い出すのでした。家に帰れば女将が厨房に立って、夕食の支度を始めていた。テレビを点けて中入り後の大相撲の中継を見始める。今日は一年ぶりにちゃんこ鍋。うどんを入れて身体を温める。

11月13日 木曜日 今日は一日中曇り空で、暗い朝なのです…
夕べは9時半にはもう眠くなって床に就いたので、今朝は4時半に目が覚めました。夜中にまったく目覚めなかったから、やはりプールに行ったのが効いたのか。一日の歩いた歩数は6000歩になっていたのです。コーヒーを淹れてBSでタラ号の海の探査の風景を見ていた。6時を過ぎてブラインドを開けても、暗い曇り空が広がるばかりなのでした。朝食まで散歩にでも出掛けようかと、窓の外を眺める。今日は向こうの家の業者による最終チェックがあるだけ。

女将の用意してくれたプラゴミと金ゴミの袋を持って、西の小径の階段を下りれば、ゴミの集積場までは10mほどなのでした。そのまま調整池の方に坂を下りていけば、暗い朝だから景色も見る物がないのです。そのままぐるりとブロックを回って、元来た道を戻るだけなのでした。今朝の散歩はこれで終わり。1000歩にも満たなかった。家に戻れば女将が厨房に入って朝食の用意をしていた。亭主は箸を並べたり、皿を運んだりして二人の朝食が始まるのです。

朝食を終えたら、奥の寝室に入って横になってひと眠り。今日はプールもないので誰に気兼ねをすることもない。女将の朝ドラが終わって9時前には目覚めるからちょうど好いのです。9時から昼の準備をするまでには、だいぶ時間があるので亭主は外へ出て、近所をぶらぶらと歩いてくる。女将は洗濯を終えて新聞を読んでいる。亭主のスマホの万歩計はやっと1200歩を表示しているのでした。こうした午前中の使い方も少し考えなければいけないのでしょう。

コスモス畑を歩ければ、もう花も終わりでだいぶ散っているのでした。小竹の三叉路を右に折れて少し歩いた所で、新しい我が家を見れば、遠くには駅前のマンション群が連なり、平屋の自宅が畑の向こうに見える。駐車場の庭木を剪定したので、まるで木がないように見えるのです。昼食前にプールへ行くのは時間をつぶすのにはちょうど好いのだけれど、今日はまだバスタオルもみずきも乾いていない。替えを使えばいけないこともないのです。

家に戻れば11時10分前。冷蔵庫から野菜とハムを取り出して、こんそめスープを作り、ブロッコリーを茹でて、刻んだ玉葱とオクラとハムを炒めて鶏ガラの粉末を加えて卵を混ぜる。最後にカレー粉をふりかけ、カレー炒飯の出来上がり。11時過ぎにはもう昼飯が出来上がってしまうのでした。今度買ってきた米は、有機米とかで、値段が3kgで3000円もしたから、随分と高いわねと女将が言う。高いだけあって味か好いから文句も言えないのです。

午後は昼寝をする暇もなく、向こうの家に行って家の買い取り業者が、連れて来た廃棄物処理の業者と一緒に家の中を見て回る。金属類やパソコン、テレビ、エレクトーンなど残っている物を調べて歩くのでした。外回りは以前に見て歩いたから、これで最終的な見積もりが出るらしい。いよいよ最終段階なのです。女将が「ごっそりと引かれるのでしょうかね」と言うから、「今となっては仕方がないね」と応える亭主。早く新しい家での生活を軌道に乗せなければ。

一日中曇って、時折、小雨が降る天気だったが、夕刻になって家の中が13℃になる寒さだったから、雪でも降りそうな陽気です。向かいのサツマイモ農園の倉庫兼事務所も、やっと今日になって扉が付いて、少しずつは工事が進んでいる様子。待つ方の身になると、待ち遠しいだろうというのが、早く家の売却手続きが終わって欲しい思うのと同じに、人ごとではなくよく解るのです。夕方まではテレビの映画を一本観て時間をつぶす亭主なのでした。

11月14日 金曜日 晴れ渡った空の広がる朝でした…

昨夜は9時に床に入って、今朝は4時半に目が覚める。寒いからかよく眠れたのです。明るくなるのを待って今朝は家の西に向かって歩き出すのでした。いつも同じ道では面白くないから、お袋様のマンションに行く道の途中で、バス通りを直進して坂を下ったのです。左手に小学校が見えてプールの水も寒そうです。校庭の外周をぐるりと回る形で、右手に女子大の敷地が広がる通りを女子大駅まで歩き、お袋様の住むマンションの入り口に出るのでした。

2400歩だから、ちょうど調整池の周りを歩く距離と同じくらいなのです。坂道を下った分はマンションの中の通りを昇らなくてはならず、やっと視界が開けて家の前のバス通りに出る。時間にして40分ほどだろうか。遠く駅前の高層マンションがくっきりと見える。あそこまでは2km、3000歩はあるから、足の悪い亭主には今は歩けない。亭主の通うスポーツクラブのプールはあのマンション群の中央にあるのです。今日も午前中に車で出掛けて行く予定。

家に帰れば朝食の時間で、亭主は厨房とテーブルを行ったり来たりして、箸やお新香、味噌汁、ご飯を運ぶのです。最後に女将がメインのおかずを両手に持ってやって来て、二人で美味しい朝食を食べる。室内は18℃と暖房を入れないと少し寒いくらいなのでした。蕎麦屋の客席だった居間は北側に面しているので、朝だけは陽が当たるけれど、昼からはもう陽が当たらないので、室温は上がらないのです。食事を終えたらお茶をもらって奥の寝室でひと眠り。

きのうあれだけ眠ったのに、また1時間ほど眠れたから、身体には良いんだか悪いのか解らない。目覚めたらコーヒーを淹れて、洗面と着替えを済ませ、プールに行く支度を始めるのです。今日は少し早めに家を出て、天気が好いのでタワー駐車場の2階から、歩いて外の階段を昇って4階まで歩く。やっとの事でスポーツクラブの入り口に着いて中に入るけれど、まだ更衣室からプールへは入れなかった。準備運動をして血圧や体重を量って時間をつぶすのです。

何故か今日は随分と混んできた。亭主がプールサイドに着いたときには誰もいないので、歩くコースで50m足慣らしをしていたら、何時の間にかどっと人が入ってきて、ひとコース4人の混みようなのでした。亭主よりも年配の皆さんばかりで自己流の泳ぎだから、ぶつからないように避けながら泳ぐのもひと苦労。背泳ぎは前も見えないから出来ない状態なのです。それでも15分ほど泳いでプールを上がり、地階のスーパーで買い物をして家に帰るのでした。

この時点では昼に何を作るのかを決めていなかったから、家に帰って女将に「昼は何にしようか?」と尋ねるのでした。「残っている物から使うのが好いのよ」と言われて、長ネギや白菜が古いのがあったから、残っていたハムの切り落としと買ってきたシーフードミックスやもやしと合わせて、やはり湯麺なのかと今日はあんかけにして作ったのです。熱々の湯麺は寒い日でも汗をかくから、来ていたセーターを脱いでフウフウ好いながら食べるのでした。

明日の『賢人と愚人の会』は集合場所が千葉からは相当に遠いので、ネットで電車を調べたら、東葉高速で中のまで行き、中央線に乗り換えれば好いから楽なのです。ところが帰りの時間が遅いとこのルートは電車がなくなってしまうから大変。まあ、名古屋の方から来る友人もいるので、あまりとやかく言えないのですが、いつも眠る時間には帰宅できそうなので好しとするしかない。10年以上前に、この会の皆がはるばると蕎麦屋に来てくれたのも忘れがたい。
明日来ていくはずのズボンがクリーリングに出してあって、夕刻の4時にしか出来上がらないと女将が言う。他のズボンは皆腹周りが入らなくなって引っ越しの際に捨ててしまった。靴下も皆捨ててしまったから、このところ寒くて仕方がないのです。女将とクリーニング屋に出掛けるついでに国道沿いのワークマンに寄って、親指だけ離れた靴下の安いのを見つける。滅多に出掛けることのない亭主だから、着る物を揃えるのに苦労するのです。
11月15・16日 土・日 『賢人と愚人の会』を終えて…

9時過ぎにタクシーで家を出て、勝田台の駅から中野まで直通の電車に乗ったら、約2時間で目的の駅に着いた。途中、立川から乗った電車が青梅線に繋がっているのに気づかず、いつまで経っても八王子に着かないので変だと思って降りた駅の駅員に聞けば、立川まで戻って八王子行きに乗ってくださいと言われた。早く家を出て好かった。改札を降りれば懐かしい友人が到着していて、握手で再会を喜んだのです。皆でバスに乗って友人のマンションに着く。

エントランスを入ればまるでホテルのような作りで、受付嬢までカウンターの向こうにいて、一階は広い共有スペースになっていました。何年も捜してやっと手に入れたシニア向けのマンションらしく、一階には広いカラオケルームの他に大浴場まであって、今までに見たこともない充実した設備なのです。コンパクトな一人住まいの部屋にも案内されて、先年、奥様が亡くなったそうで一人暮らしなのでした。地階のカラオケルームに集まって皆で話を始める。

昼は用意してくれたサンドイッチとおにぎりやビールや烏龍茶などで済ませて、近くの居酒屋が開くまでとカラオケで歌に興じていました。大学の先生と大きな弁護士事務所の参与とかでまだ働いているけれど、他の四人は既に楽隠居の身分なのでした。亭主もやっとその仲間入り。10年ぶりの今日の再会までの生活をそれぞれが語り、身体の病気の話や家族の話をし会う。5時になったら居酒屋に移って、酒の肴をつまみながら皆で昔の話に記憶を蘇らせる。

家に帰ったのは夜の10時過ぎで、いつもなら女将も亭主も寝ている時間。風呂に入って11時には床に就いた。やはり疲れたのか今日の朝は7時まで眠って、女将の用意してくれた朝食を食べる。向かいの農家の親父様から頂いた沢山の柿がテーブル一杯に置いてあった。食後にまたひと眠りをしてから、お袋様のところにこの柿を少し持って行く。昨日の話をすれば、「先週に続いて遠くまで出掛けたから疲れたでしょ」と亭主を労ってくれるのでした。

家に帰ればもう11時前だったので、「今日は何を作ろうか」と言えば、「残っている物を使ってくれれば好い」と女将が言うので、冷凍庫から先日買っておいた伸ばし海老を取り出して、オクラや蓮根を茹で、茄子を切って天麩羅鍋で揚げるのでした。冷凍うどんを茹でてしばらく振りたけれど今日もまた天麩羅うどん。先週作った蕎麦汁で、熱い天麩羅と水で洗ったうどんを二人で食べる。食べ終えたら眠くなってベッドに横になる。昨日の疲れが抜けていないのか。

2時前に目覚めて、女将のスポーツクラブの予約を取ったら、お袋様に電話をして国道沿いのワークマンに出掛ける。午前中に彼女に話したら行ってみたいと言っていたので、女将も一緒に車に乗って出掛けていくのでした。亭主は指先が二つに割れた足首までの靴下と、下着を買って帰る。家に帰ってみれば、昨日の集まりの余韻で、LINEにまた知らせが入っていた。母校の100周年のデジタルアーカイブに、昨日来た友人のインタビュー記事が載っていると言う。

昨日もその話は出ていたけれど、それほど気に留めなかった。改めて読んでみる好いと言われて、女将を呼んで見れば自分たちの高校時代を思い出させる記事が載っていたのです。それだけではなくインタビューをされた友人の仕事の大変さが分かる記事も18ページに渡って書かれてあったので、大変な人物なのだと改めて思うのでした。夜はまた残り物を寄せ集めて鍋にして食べた。明日がお袋様と買い物に行く日なので、女将は今日のうちに使ってしまいたかったらしいのです。夕食後に風呂に入ったらまた眠気が襲ってきた。
11月17日 月曜日 雲一つない青空の朝でした…

今朝も7時間半も眠って、すっきりと目が覚めたのです。一昨日の疲れはもう残っていなかった。外に出てみれば空は青く晴れ渡って、雲一つない快晴なのでした。西の小径の階段の上から眺めて見ると、調整池の向こうの西が作公園の木々が色づいて、秋の深まりを感じさせる。明日からは寒くなると言うから、段々と冬になっていくのです。今日は昨日買ってきた厚手の靴下を履いて、家の中も暖房を入れている。お袋様に電話をして買い物に出掛けるのです。

農産物直売所に続く道も、街路樹がすっかり色づいて、青空に映えていました。今日はお米を買うように言われていたので、先日買った有機米の3kgを精米してもらう。葉の付いた大根や長ネギなどを買って隣町のスーパーに向かうのです。今日はだいぶ空いていたので、女将の書いてくれたメモを見ながら、ゆっくりと買い物が出来ました。肉のコーナーへ行けば、以前よりもかなり値段が高くなっているのに驚く。魚は久し振りに鰊の開きが出ていたので買う。

家に帰れば、重い荷物を女将が玄関まで取りに来てくれた。冷蔵庫にすべて終い終わったら「ちょっと散歩に出てきます」と出掛けて行く。時計を見れば10時半を過ぎていたので、亭主は厨房に入って昼飯の支度を始めるのです。トンカツを買って帰ったので、スパゲッティーを茹でるお湯を沸かし、少し中華風だけれど雲呑スープにモヤシを入れて、冷蔵庫の残り物を使うのでした。トンカツも雲呑もあったので、今日は一人80gのスパゲッティーを茹でました。

昼食を終えて眠くなるかと思ったら、身体の疲れもすっかり取れて、夕べもよく眠れたからかまったく眠くないのです。やはり遠方まで出掛けると、回復するのに翌日まる一日はかかるようです。歳を取って体力がなくなったのでしょう。昨日はとうとうプールにも行けなかったから、かなり疲れていたのです。眠くない午後はブログを書き始めて、スポーツクラブに出掛けた女将の帰りを待つ。水仙の植え替えをしようかと思うのですが、今日は風が強くなった。

それでも何とか西側の狭い庭に7つだけ球根を植えて、様子を見ようと考えたのです。向こうの家から持って来た球根はまだ沢山あるから、その向こうの木槿の根元にも植えられる。まだ向こうの家の庭には沢山の水仙の芽が出ているので、もっと持って来ても好いのです。何かを植えておかないと雑草に席巻されてしまうのです。女将が帰ってきて「水仙を植えたのね」と嬉しそうに言う。夜は簡単なおかずで一杯やりながら二人で大相撲を観るのでした。
11月18日 火曜日 曇り空が広がる寒い一日…

夕べは9時半に床に就いたら、珍しく夜中に2度ほど目が覚めたけれど、結局、朝の5時半まで眠ったのでした。何か楽しい夢を見た筈なのだけれど、今となってはその詳細を思い出せない。6時過ぎの東の空は暗い雲に覆われて、陽の光は見られない。今日は日中も気温が上がらず寒い一日となりそうなのです。7時近くになって女将が朝食の支度を始めると、例によって亭主は箸やお新香や味噌汁を運んだり、食卓の準備をするのでした。

食後も随分と眠ったからひと眠りは出来ずに、スポーツクラブはお休みだから何もすることはない。子ども会の廃品回収に段ボールを紐で縛って、西の階段を下りたところに集積所の旗が立っていたので、そこまで運んで置いてくる。それが唯一の朝の運動なのでした。女将が洗濯を終えて、「こんな寒い日がおでんなのかしら?」と聞くから、「いつもと違った食材を入れてみようよ」と二人で駅前のスーパーまで車に乗って出掛けるのでした。

もちろん、帰りは女将は身体を温めるからと徒歩で帰ってくる。亭主は車で一足先に家に戻って、買った荷物を冷蔵庫に収納するのです。昼の支度をするにはまだ時間があったので、テレビでクリントイーストウッドの映画を観ていた。暖房を入れるとテレビの音が聞こえないので、セーターの上にジャンパーまで着込んで今のソファーに座って観るのでした。外の気温は13℃だから、昨日と比べると8℃も低いのです。こうやって段々と冬になるのかと思える。

厨房に入った亭主はキャベツの葉を剥いて刻み、長ネギの青い部分を切って、ニンジンを短冊状に切り、モヤシを入れて中華鍋で温める。野菜がしんなりしてきたら、肉を入れて炒め水を加えて鶏ガラスープの素を入れ、レンジでチーンした焼きそばをほぐして、ソースを加えて焼きそばの完成。隣の火口では葱と雲呑をお湯で茹でて、ラーメンのスープの素を入れてスープを作る。女将が奥の部屋から出て来て、箸や紅ショウガを用意して二人で食べ始める。

向かいのサツマイモ農園の倉庫兼事務所はやっと足場を解体し始めた。若い作業員が3人で次々と足場を取り外して、トラックに積んでいく手際の良さが小気味よい。習字をしていた女将が現れて、弱火で茹でていた大根を土鍋に移し、具材を入れ始めた。今日は練り物も豊富で、牛筋まで買ってきたから、きっと美味しくなるに違いないのです。柿を剥いてもらって食べたら、亭主は次は何をしようかと考えている。寒いから散歩にでも出掛けようか。

西の小径の階段を下りて、遠くから眺めても銀杏が色づいているのが判る西が作公園まで、歩いても10分はかからなかった。散っている銀杏もあったけれど、先日、ギンナンのなっている木を見つけたのでまだ落ちていないかと見に行ったのです。ドングリの実は沢山落ちていたけれど、ギンナンはまだ枝に付いていた。小さくてどうも少ないのが気にかかった。30分ほど歩いただろうか、みずき通りに出て家に戻れば、向かいのサツマイモ農園の若旦那に出会う。
11月19日 水曜日 今朝は室温8℃で相当に寒かった…

朝飯前に前に生ゴミを集積場まで運ぶ帰り道、隣のお花畑を見れば、日影には真っ白な霜が降りて、陽の当たる場所はもう溶け始めている。青空の広がる今朝の景色の中で、それがとても印象的なのでした。夕べは11時までテレビで映画を観て、今朝は7時前まで床の中にいたから、睡眠は十分。女将もやっと厨房に入って、「今朝は寒いわねぇ」と言っている。朝食は夕べのおでんが沢山残っていたので、温めるだけだから簡単なのです。久し振りに柿なますが出た。

起きたばかりだからか、あまり食欲がなかったけれど、皿に盛った分だけは食べ終えて、「ご馳走様でした」と空の食器を厨房まで運ぶ。向かいのサツマイモ農園の工事も、もう職人さん達が来て、今日は入り口のコンクリート打ちらしい。窓辺に座ってコーヒーを飲みながらその作業の様子をじっと見ている亭主。今日は午前中にプールへ行ってひと泳ぎする予定なのです。あまり早くでかけても、どうせ更衣室からプールへの扉は開いていないからゆっくりする。

天気は好かったけれど外はいつになく寒いのでした。向かいの森の木々が色づいて、柿の木には食べきれないほどの実がなっているのです。先日、親父様がこの柿を籠に一杯入れて持って来てくれたのです。この10年来、初めてのことだったから、今年はよほど沢山の柿が採れたとみえる。高い枝の先にある柿を取るのに、長い竿で落としていくのです。柿が柔らかくなってしまう前にと、女将も沢山もらった柿を鱠にして食べるほどなのでした。

駐車場に車を止めて、いつもなら天気の好い日には外の階段を4階まで昇るのだけれど、さすがに今日は寒いから、店舗の入っている2階の通路を通ってプールまで行くのでした。店は10時に開店なので人も通っていない。エレベーターに繋がる通路もまだネットが張られたままなので、左側手前にあるエスカレーターに乗って、3階まで上がらなければならない。そこからエレベーターに乗り継いで4階のスポーツクラブに着く。やっとプールの開く時間です。

昨日が休みだったからか、プールには沢山の老人達がやって来るのでした。人の少ないコースを選んで入るけれど、3人4人と増えてくるから堪ったものではない。途中で立ち止まる人もいるから、なかなか前に進めない。15分も泳ぎ続けられればもう十分だという気がしてくるのです。速く泳ぐコースに入れば好いのだけれど、まだ亭主は十分にリハビリが出来ていない。10時半になったらプールを出て家に帰るのでした。女将は天気が好いから散歩に出ていた。

昼食は寒いからまたもや湯麺を作ったけれど、ついこの間食べたばかりの気がするのです。午後からは女将はスポーツクラブに出掛け、亭主は奥の寝室でベッドに横になってゆっくりと昼寝をする。室温は15℃しかなかったから、やはり今日は寒いのです。女将も帰って柿を剥いてもらったら、テレビで大相撲の十両戦を少しだけ観て、夕飯までの時間に散歩に出るのです。みずき通りを下って行けば、ハナミズキの葉もすっかり散り終えて、冬の装いなのでした。

陽の沈みかける時間に調整池の見えるところまで歩き、ススキが白く輝くのを見る。今日は快晴だったけれど、今までになく寒い一日なのでした。炬燵やストーブが恋しくなる季節だけれど、新しい家では今はまだどちらもないから、この冬はどうやって寒さを凌げば好いのだろう。向こうの家から持って来た石油ストーブは、まだカウンターの下に置いたままだし、ファンヒーターを付けるにはちょっと居間のスペースが狭すぎる気もするのです。
