2025年1月中旬



1月10日 土曜日 今朝はいつもよりも暖かかったけれど…

 今朝は明け方に暖房を入れて部屋の温度が15℃だったから、いつもよりは少し暖かく目覚めたのでした。タイマーでスイッチを入れることも出来るけれど、どうも設定が億劫でなかなかする気にならない。まだ暗い居間の部屋に行ってブラインドを上げる。少しずつ日の入りの時刻は遅くなっているけれど、日の出の時間はあまり変わりがない。ただ辺りが明るくなる時間は早くなっているような気がするのです。写真は6時20分の東の空です。

 7時前に女将が厨房に入って朝食の支度を始める。亭主はそれまでに新聞を取ってきてひと通り目を通すのです。箸や小鉢をテーブルまで運び、後は魚が煮えるのを待つだけ。煮えた魚と豚汁は女将がカウンターの上に置いてくれるから、テーブルまで運ぶのです。最後の黒豆ご飯もごま塩をかけて美味しく頂くのでした。銀ダラの煮付けと豚汁も亭主の好物だから、箸を休める暇もない。食べ終えたら食器を重ねて流しに運ぶのです。後はお茶をもらってお終い。

 食後に女将は洗濯物を干して、亭主は洗面と着替えを済ませて買い物に出掛ける準備をする。今朝も外は寒いから車のエンジンをかけて暖めておくのです。車外温度は4℃だから昨日までよりは暖かいけれど、風が強くなってきたので寒く感じるのでした。女将が支度をするのを待って隣町のスーパーに出掛ける。三連休の初日の割には駐車場も空いていた。いろいろと買い物をして車で道に出るときになって、「お米を買うのを忘れたわ」と女将が言うのでした。

 「月曜日にお袋様とまた買い物に来るから」と言えば、「それまでは持たないのよ」と言っているうちに家に着いてしまう。「向かいのサツマイモ農園でも米は売っていたよ」と言うことで、亭主が道を渡って買いに行く。5kgで4000円だったので、スーパーよりも少しは安いのでした。「重たいのを持ってこなくて済んだからいいわ」と女将も納得した様子。昼食は買ってきた白菜やヤングコーンを入れて五目のあんかけ焼きそばにしました。これは久し振りなのです。

 食後は奥の寝室に入ってひと眠りしようかと思ったけれど、今日はたいして動いていないので眠くならないのでした。テレビで映画の『アクアマン』を観てウトウトしていたら、女将が美容院に出掛けると玄関を出ていった。亭主もそろそろ散歩に出ないと、夜がまた眠れなくなるのではと考えたのです。買い物だけではまだ700歩しか歩いていない。防寒の支度をして、みずき通りの陽の当たる坂道を下っていきました。いつもよりもっと長く歩いて右折する。

 ちょうど公園の終わるところに出て、遙か向こうには我が家のある高台が見える。ここで曲がればすぐ家に着いてしまうからと、更に頑張って進めば、昔、夜の防犯パトロールで歩いた一角に出た。突き当たりを右に折れてまっすぐ行けば、調整池を周回するいつもの散歩コースに戻るのでした。だいぶ陽も傾いて南風が吹き抜ける場所だったから、少し寒かったけれど今更戻るわけにも行かない。お袋様の住むマンション群を抜けて家の前のバス通りまで歩いた。

 家まで帰れば万歩計は3800歩になっていた。いつもの調整池の周りを歩くよりはずっと多い。暖かい家に入ってすっかり寛ぐ亭主。女将が帰ってくる前にと、4時半を過ぎたら小鉢の用意をして、焼酎、炭酸、氷のしたのでした。小鉢を肴にして酒を飲み始めたら、女将が今日買った鰯の蒲焼きを作るというので、亭主の分は甘辛誰を付けずに焼いてもらった。これに醤油を垂らして食べたら、絶品の味わいなのでした。今日も無事に終わって好かった。



1月11日 日曜日 強い南風が吹いて妙に暖かい朝なのでした…

 夕べは夜中まで『キングコング』の映画を観てしまったので、興奮してなかなか寝付かれなかった。週末だからという安心感もあって、あまり気にならなかったけれど、さすがに一日の生活には影響を及ぼすのでした。6時半には目覚めて箸や小鉢をテーブルに運んだのです。今朝のおかずは煮魚と鰯の蒲焼きを女将と半分ずつ食べて、後は卵とホウレン草を食べるといったちょっと変則的な内容でした。残ったものを先に食べるという女将の方針だからなのです。

 最近は亭主も一日中女将と一緒に食事をするから、主婦の暮らし方を少しは理解して、つじつまを合わせるための変則的な食事の内容にもまったく違和感を覚えなくなりました。食事を終えてお茶をもらったら、早速、夕べの寝不足でベッドに横になりぐっすりと眠ってしまう。浅い眠りで沢山の夢を見て、目覚めればもう昼の支度をしなければならない時間なのでした。昼は亭主が用意するから、女将に習って冷凍室に残った餃子と焼売を調理してご飯を食べる。

 朝からやけに暖かいので、ちょうど切れた煙草を買いに玄関を出れば、向かいのサツマイモ農園のテントのカバーが、夕べの強風ですべてなくなっていたから驚きです。前の家は強風の時に送電線の音が激しくて嫌だったけれど、新しい家では周囲の畑の土埃が舞い上がって大変なのでした。昼の時点でまだ100歩ほどしか動いていないから、本当は歩いて出掛けても好かったのでしょうが、さすがにこの強風ではその気にならなかったのです。

 午後は空がみるみるとかき曇り、風向きが北に変わって一変寒くなりました。女将は夜が眠れないからと散歩に出たけれど、早々に帰ってきて寒い寒いと言っている。亭主は女将のスポーツクラブの予約を済ませて、テレビでも観ていたいところなのですが、60年も前の『サウンド・オブ・ミュージック』や夕べの夜に観た『キングコング』しかやっていないので少し観ただけでもう疲れてしまう。夜は残った野菜や肉を消化するためにちゃんこ鍋にすると言う。

 今日も一日中強い風と午後の寒さのために、煙草を買いに出掛けたほかは、どこにも出なかったのでした。明日はお袋様と買い物に出掛けた後に、家の売却の業者がやって来ると言う。夕飯までの時間はコンビニで買ってきた酒の肴を食べながら、一人で一杯飲み始めるのです。ちゃんこ鍋が出た頃には、食べる勢いが付いて写真を撮るのをすっかり忘れていた。今日から始まった大相撲も、最後の横綱戦になって眠ってしまい見逃してしまうのでした。


1月12日 月曜日 成人式の日は風も収まって青空が広がった…

 やっと睡眠時間が元に戻って、昨日は10時半に床に就いて今朝は6時過ぎに目が覚めました。風もおおかたは収まって、明るい青空が開けて東の森の向こうから陽が昇るのでした。気温は低くまた真冬に逆戻りで、湿度も低いから畑には霜も降りていない。女将が起き出して来て厨房に入ったら、もう朝食の支度をしてくれる。亭主はテレビも点けずにまだ煙草を吹かしているのです。今日の予定を考えると、お袋様と買い物に出掛け、業者の対応をすればいい。

 朝食は魚も肉もなくなったから、ホウレン草のバターソテーにベーコンエッグと豚汁。美味しく頂いて食事を終えるのでした。洗面と着替えを済ませ、少し早かったけれどお袋様に電話をして、マンションまで迎えに行くのでした。農産物直売所では顔見知りの農家のご主人が大根やホウレン草を運び込んでいました。どちらも頂いて、隣町のスーパーに出掛ければ、三連休の最終日だというのに今日も駐車場は随分と空いていました。やはり寒さで出足が遅いか。

 家に帰って10時半になれば、不動産部門の担当者がやって来て、土地取引の最終準備と必要な書類を確認していくのでした。やっと終わって足りない書類が判ったので、午後にはマイナンバーカードの番号のあるものを捜さなくてはならない。次に来たのは、団地の中の『暮らしの応援団』に女将が電話して、玄関の鍵の具合が悪い言ったら、見に来てくれた若い職員の方。同じ団地の会社なのだけれど、電気や建物の不具合などを直してくれる窓口なのです。

 結局、鍵がかからなくて困っていたのが、鍵穴潤滑油を注入したらすっかり元に戻ったのでした。これで今夜からも安心なのです。昼は女将が寒いというので、亭主が天麩羅を揚げて、うどんを温かい汁で食べるのでした。先日美味しかったちくわの天麩羅を揚げ、海老とイカの掻き揚げを作って、汁に入れて食べれば、揚げたての天麩羅がとても美味しく、身体も温まったのです。午後は昼寝もせずに書類捜しをして、やっと見つけて一段落なのでした。

 買い物に出掛けた女将が帰って、今度は亭主が午後の散歩に出掛ける。陽の当たる道を選んで坂を下って、みずき通りの陽当たりの好い側を昇って帰って来るだけなのでしたが、途中で、夜の防犯パトロールで一緒だった近所の老人に会って立ち話。今年90歳になると言う男性は、車の運転を止めようと思っているとかで、電動の三輪車を買って移動しようと考えているようなのでした。歩くのも覚束ないけれど、足を動かさないといけないと思っているらしい。

 家に戻って女将にその話をすれば、「お父さんは大丈夫なのかと思ってしまうわよ」と言う。あまり自信はないのだけれど、足の具合が悪いことが歩くことを敬遠する傾向は確かにあると言える。しかし、それで歩けなくなるとはまったく思っていないから、少しは散歩をしているのです。そもそも何処かへ行く必要がないから歩かないのであって、車で移動すれば済むことはそれで済ませたい。プールへも通っているし、歩かないから身体に悪いというのもどうか。

 夜は酒を飲みながら小鉢を幾つか食べ終わって鍋物が出て来た。最後に餅を入れて出汁の効いた汁を飲んだら、ちょうど大相撲も終わって椅子の上で少し眠ってしまったらしい。目覚めてこのブログの最後を書いている。明日は火曜日だからスポーツクラブはお休みで、また動かない一日が始まるのです。夕刻に周りの庭の花に水を遣ったけれど、明日は何をして暮らそうか。隠居の老人の暇な生活はまだ始まって半年だから、今年はいよいよ大変になる。


1月13日 火曜日 女将に「行ってきまーす」と言ったら…

 昼は暖かくなると言う予報でしたが、朝は真っ白に霜の降りる寒さなのです。昨夜と同じように床に就いたのに、夜中に目が覚めてまた明け方に寝るという睡眠パターンが戻ってしまうのでした。何がいけなかったのか、寒さが理由の一つではあると思う。6時半に再び目覚めて、新聞を取りに外に出たら、まだ朝日は昇っていなかったけれど、今日も快晴だとすぐに判るのでした。居間の部屋のブラインドを上げて、朝食の支度をする女将を手伝って皿を運ぶ。

 最後に味噌汁と温めたご飯をテーブルに運び、二人で朝食を食べる。久し振りに美味しい鰺の開きに当たって、二人とも喜んだのです。7時を過ぎているというのに、車の窓には霜が張り付いて、今朝の寒さを物語っている。朝食後のお茶をもらったら、亭主は奥の寝室に入ってひと眠りするのでした。1時間ほど眠ったら、何を勘違いしたのか、今日はプールに行かなければと、洗面と着替えを済ませて、女将に声をかけたのです。「どこへ行くの?散歩ですか?」

 考えたら今日はまだ火曜日で、スポーツクラブはお休みなのでした。出掛ける用意をしてしまったから、そのままコンビにまで車を走らせて煙草を買って来る。空は雲一つない青空で、昼になるにつれてまた南風が強まりそうなのでした。この風では陽射しがあっても桟歩に出掛ける人もいない。女将は郵便局に書を送るためのレターパックを買いに行くと言って出掛けたけれど、「陽射しがあっても風が強くて寒かった」と言って帰ってきたのです。

 昼はスパゲッティーを茹でてミートソースで食べた。コールスローのドレッシングが賞味期限切れだったから、たまにはキャベツの千切りをしようと久し振りに包丁で千切りにする。ブロッコリーを茹でて一緒に盛り付けたけれど、簡単な料理はやはり食べるのもあっけなく、あっという間に昼を食べ終えてしまうのでした。予想通りに昼からは風が強くなって、ゴーッゴーッと激しい風音を立てて吹いている。女将は厨房に入って煮物を作っているのです。

 向かいのサツマイモ農園では、やはりテントのビニールはすべてはぎ取られて、鉄のパイプの骨組みだけになっていた。中に入っていた物は、建物の中に運ばれたらしい。お蔭でその向こうにある景色が戻ったのです。この風ではとても散歩には出れないし、夕刻までの時間をどうやって過ごそうかと考えてしまう。女将が厨房を使い終わったら、返しを作っても好い。味醂やワインビネガーが残っているだろうか。買いに行かなくてはならないかも知れない。

 調べて見たらワインビネガーと醤油がないことが分かったので、隣町のスーパーまで買いに出掛けるのでした。女将に買い物に行くと言えば、「林檎がなくなった」と言うので、果物も買ってこようと家を出る。ところが、風の強いせいかスーパーは空いていて、安売りの品物が沢山出ていたから、ついいろいろと買ってしまう。肝心のワインビネガーや醤油の他に、苺や蜜柑と牡蛎フライや真蛸の刺身、冷凍うどんまで袋二つになるほどの量を買って帰る。

 4時過ぎからテーブルに箸をセットして、亭主はホルモン焼きやカキフライを並べて、焼酎を飲む準備を整える。女将は今夜は赤飯を炊くのだと言って、釜にご飯をセットしているのです。野菜の煮物も作ってあったから、4時半にはテーブルに運んでくれる。真蛸の刺身は女将の好物だったけれど、亭主にも少し分けてくれた。大相撲を観ながら、美味しい肴をつまみ、酒を飲むのは食欲が進む。とうとう亭主も炊きあがったばかりの赤飯を二杯も食べるのです。


1月14日 水曜日 普段の生活時間帯には戻ったけれど…

 夕べは11時過ぎに床に就いて、今朝は5時半過ぎに目覚めた。夕食に赤飯を二杯も食べたからか、夜は腹も減らずに寝酒に焼酎をグラス一杯飲んだきり、テレビの映画も切り上げて、室温15℃の寝室でベッドに横になったのです。スーッと眠りに入れたから、そのまま朝まで目が覚めなかった。ただ、寒い朝の居間でストーブに当たってコーヒーを飲んでいたら、やはりまだ眠り足りなくて少しウトウトしてしまったのです。朝食前にゴミ出しに玄関を出る。

 朝食のおかずはほっけと煮物だったから、赤飯を温めて美味しく頂くのでした。香りの好い苺がついて満足な朝ご飯なのです。女将の朝ドラの時間帯には亭主も椅子に座って静かにしている。その後は朝の写真をブログに載せて、正月に友人が贈ってくれた自撮りの写真をしみじみと眺め、やっと洗面と着替えを済ませるのでした。プールの支度をし終えたら、コーヒーカップに残った冷めた珈琲をすすりながら、今日の昼食には何を作ろうかと考えるのです。

 女将に声をかけて車に乗り込めば、時間が早いからガソリンスタンドに寄って、今年初めての燃料補給をするのでした。リッターあたり160円台になったから、満タンにしても7000円ほどで済んだけれど、月に一度とは言えガソリン代も馬鹿にならない。時間が少し早かったからか、駐車場もいつもより空いていた。4階のスボーツクラブの入り口を入れば、更衣室はジムを終えて風呂の開くのを待つ老人達で混んでいた。階段を降りてプールの扉の前で待つ。

 昨日が休みだからか、外が寒いからか、今日はプールの温度がいつもよりも冷たいのでした。スタッフに聞けば今日は29℃の水温だそうな。いつもは31℃はあるのにやはり冷たい。「冷たいわねぇ」と言いながらも老人達は元気に泳ぎ始める。休み明けとあってか、今日は随分と混んでいた。20分ほど泳いでプールを出れば、またもやロッカールームが混んでいる。着替えを済ませて家に帰ったら、もう11時近いのでした。早速、昼の準備を始める亭主なのでした。

 厨房に入ってまず大釜に水を汲んで火にかけ、野菜や海鮮ミックスやキクラゲ、シメジなどを準備して、中華鍋に油を引いて肉から炒めていく。すべての食材を炒め終わったら、水を入れてしばらく煮るのです。白菜が柔らかくなった頃に、鶏ガラスープの素と砂糖を入れ水溶き片栗粉を少しずつ流し込んであんかけを作る。中華鍋を後ろのコンロに移して、ガラスのふた付きのフライパンで餃子を焼いたら湯を入れて蒸す。麺が茹だったら完成なのです。

 昼食を終えてひと休みしたら、女将はスポーツクラブに出掛けていく。亭主は奥の寝室に入って昼寝を決め込むのです。1時間ほど眠ったら起き出して、居間の部屋でミルクティーを淹れて飲む。午後のおやつにはチョコレートとつまみ種。一服し終えたら亭主も桟歩に出掛けるのでした。今日はどこに行こうかと小竹の集落の中を歩いていたら、谷の方に下って見覚えのある田んぼに出る。廃墟になった農家の脇を通ってバス通りに戻る。これで3000歩でした。

 厨房に入っていた女将に今日の夕食は何かと聞けば、「グラタンが食べたいと言っていたじゃない」と言うので、久々にグラタンが食べられると喜んだ。4時をとうに過ぎていたから、箸と焼酎、炭酸を用意して、グラスに氷を入れて晩酌の準備をするのです。白菜のキムチを小鉢に盛り付け大相撲を観ていれば、女将が蛸の刺身を出してくれた。そして、いよいよグラタンが焼き上がり、美味しい夕食が始まるのでした。大相撲は大関が二人とも負けて横綱も負けたので、ちょっとがっかりした結末なのでした。


1月15日 木曜日 やはり朝は寒い一日なのでした…

 今朝も真っ白な霜が降りてとても寒い朝でした。夕べは早く床に就いたけれど、やはり4時間ほど眠ったら目が覚めてしまい、もうそれからは眠れなかった。朝食の支度も手伝いもしないで、ボーッとしていたのです。食事を終えたらプラゴミを捨てに西の小径の階段を降りて、集積場まで歩くのでした。東の森の向こうから朝日が見えて、曇りという予報だったけれど午前中一杯は晴れていた。今日は向こうの家の売買契約の日だったので、準備をして出掛ける。

 1時間ほどで終わったけれど、家に帰ればもういつもの昼食の時間なのでした。二人とも少しはきちんとした恰好で出掛けたので、普段着に着替えて亭主は厨房に入る。朝が忙しなかった女将は、カウンターの前で立ちながら新聞を読んでいた。昼はカレー炒飯にすることになっていたので、食材を揃えてテフロンのフライパンで具材を炒めて、チーンしたご飯を入れて最後に塩とカレーとを加えて出来上がり。ラーメンスープの素に肉や葱を入れてスープを作る。

 炒飯は久し振りだったので美味しかった。何でも続くと食べ飽きるものなのです。お茶をもらってひと休みしたら、女将は買い物に出掛ける。亭主は奥の寝室に入って、寝不足の分の昼寝をするのでした。女将が帰ってスポーツクラブの予約をしてくれと、亭主を起こしに来たので、ぼうっとしたままで居間の部屋に行く。林檎を剥いてくれたけれど、まだ身体が起きていないのです。無事に月末の予約が取れて、今月も彼女の予定表はすべて埋まるのでした。

 散歩に出るにはちょっと時間が足りない。今夜の酒と煙草がなくなったので、国道沿いの酒屋に行って買ってこようと家を出た。夕方になってまた陽が出て来たらしい。酒屋に着けばいつも買っている黒伊佐錦の箱がないではありませんか。そんなときは一升瓶で出ているときがあるので捜してみるのでした。果たして目的の酒の瓶があったのでもらって帰る。亭主だけではなく、決して安い焼酎ではないのに大勢のお客が買い求めるらしいのです。

 家に戻れば、女将は厨房で茶碗蒸しの下準備を始めている。亭主は、今夜は常夜鍋だというので、箸やコンロを準備してテーブルにセットしておきます。そして白菜のキムチとちくわにチーズを突っ込んで酒の肴にするのでした。大相撲を観ながらワイングラスに入れた焼酎と炭酸を飲みながら、茶碗蒸しの出来上がるのを待つのです。豚のバラ肉とホウレン草を切ったのが皿に盛られて運ばれ、生姜を入れた味付きの出汁が入った鍋がやって来ればいよいよ夕食。

 今日で向こうの家の鍵も業者に渡して、本当に引っ越しが完了した。銀行に振り込まれた金額は、スマホで確認するという時代だから便利なものなのです。50年近く済んだ古い家は、残した荷物などの片付けの代金も含めて、買った当時の値段の3分の1にもならなかったけれど、すべてお任せで司法書士の先生に手続きの代行もお願いするのでした。年金生活者の質素な生活は、これからも続けなくてはいけないけれど、身体が元気なのが一番と明日もプールで泳ぐつもりなのです。明日は暖かくなると言うけれど…。


1月16日 金曜日 妙に暖かな一日なのでした…

 夕べはテレビを見ながら10時前にもう居間の椅子で眠っていて、気が付いてこれではいけないと寝室のベッドに移ったのでした。それから3時間後にはもう目が覚めてしまい、居間に行ってコーヒーを淹れて飲むのでした。眠たければすぐにまた床に入るのですが、目がばっちりと覚めたものだから、明け方まで起きているしかないと諦めたのです。5時過ぎに再び寝室に入って眠りに落ちるのでしたが、次に目覚めたのは7時前なのです。また、やってまった…。

 朝食を終えて女将が朝ドラを観ている間に、亭主は眠り足りなかった分を取り戻そうと、また寝室に入ってベッドに横になる。すぐに眠りに落ちて目覚めたのは、もうプールに出掛ける時間をとっくに過ぎていたのです。やはりこれで一日の生活時間帯が狂ってしまうのでした。女将は散歩に出掛けていて、亭主は再びコーヒーを淹れて目を覚ます。昼の準備を始める時間になって、大釜に湯を沸かして、天麩羅を揚げる準備をする。昼は蕎麦にしようと決めた。

 「カボチャが残っているから使ってください」と女将に言われて、生椎茸と南瓜のほかに海老とイカを解凍してかき揚げを作った。蕎麦は二人分しかないので、少し足りないだろうと亭主はうどんも茹でて皿に盛り付けるのでした。昼食を美味しく食べ終えて、お茶をもらったら女将が厨房に入って食べた皿の洗い物を済ませる。彼女の生活時間帯は、午後のヨーガに間に合うようにときちんと守られているのです。亭主は書斎に入ってパソコンに向かう。

 女将がスポーツクラブに出掛けた後で、亭主も車でプールに行くのでした。金曜の午後のプールは初めてだから、どれだけコースが開いているのか判らなかったけれど、大人の教室が1コースだけあって、それ以外は自由に泳げたのです。各コース1人か二人で、誰もいない一番奥のコースでゆっくりと泳ぐことが出来ました。午前中の混んだ時間よりもずっと寛げるので好かった。思わず時間も忘れて沢山泳いでしまって、家に帰ってから疲れてまた眠くなる。

 プールの帰りにショッピングモールの魚屋に寄って、夜のご馳走にと寿司を買い、花屋でバラの花をひと束買って家に帰る。今日は女将の誕生日で、昼食後にパソコンのブログを開いて、日にちを記入して初めてそれを思い出した亭主なのでした。慌てて女将の部屋に行き、「お誕生日おめでとう」と言ったのです。夜は豪華な寿司を並べて、女将も準備がないので寛いで大相撲を観ながら二人で寿司を食べた。今日は暖かかったから身体もリラックスできたのです。



1月17日 土曜日 ゆっくりと眠れた夜が明ける前に…

 夕べは9時に床に就いた。夜中にまた目を覚ましてしまうかと思ったけれど、朝の4時過ぎまでぐっすりと眠ったのです。午後のプールが効いているのかも知れない。今までにない経験なのでした。目覚める前の浅い眠りの中で、いろいろな夢を見た。一番印象に残っているのは、つやつやと輝く美味しい蕎麦を食べたこと。蕎麦の打ち手の女性が、隣で解説をしてくれていた。自分が蕎麦屋だったことを言うこともなく、辺りを見回している自分なのでした。

 『ハリー・ポッター』の長い映画をテレビで付けたまま、新聞を取りに玄関を出れば、6時半でもまだ陽は昇っていなかった。今朝は風もなく、雲が少しあるけれど晴れるようなのです。朝ご飯の支度は女将がして、亭主はテーブルに皿を運ぶだけ。何度も観ているテレビの映画は、手が空いたときにまた観るといった具合です。「大根の味噌汁が甘いのは、大根が甘いからね」と言う女将は「前のお店で買った米もなかなか美味しい」と言っていた。

 美味しくご飯を頂いた亭主は、女将が隣町のスーパーに買い物に行くと言ったので、急いで洗面と着替えを済ませて、またテレビの映画の続きを観る。お茶を入れるお湯が沸くまでの間、廊下の細長い鏡を見ながら両手を頭の上に組んで伸びをしている女将に、何をしているのと聞けば、「スポーツクラブで他の人の伸びを見てると、きちんと伸びていないから、自分はどうなのかと思って」と言う。そう言えばヨーガをしている友人も背が縮んだと言っていたっけ。

 女将が洗い物を済ませ、洗濯物を干し終えたら、隣町のスーパーまで夫婦揃って買い物に出掛ける。月曜日にまたお袋様と買い物に来るのだけれど、週に一度ではやはり足りないのです。今日は朝刊の広告に安売りの案内が出ていたらしいので、女将はしっかりとメモに書き留めていました。二人で買い物をするとそれぞれが家に足りない物を持って籠に入れるから、とても時間が早いのです。魚は今日は鮭が1切れ100円でハラミの多いものを4枚買った。

 家に帰って食材を冷蔵庫に収納したら、まだ10時前なのでひと休みです。昨日は夜が寿司だったので野菜を取らなかったから、と女将に言われてコールスローのサラダを作ろうと、亭主はキャベツとニンジンを刻む。ブロッコリーを茹で女将には多めに盛り付ける。亭主は夕べも白菜のキムチを食べていたのです。スパゲッティーを茹でてカルボナーラのソースを温め、二人で一枚買ったトンカツを載せて、結構、ボリュームのある昼飯なのでした。

 食事の後はお茶をもらってひと休みです。女将は向かいのサツマイモ農園の店にサツマイモを買いに出掛ける。「この間いただいたお米が美味しかったので、また買いますと言ってきた」と言うのでした。今日も風もなく暖かいので、お客が入っているらしいのです。しばらく休んでから、珍しく二人で散歩に出ようと言うことになって、今日は亭主の見つけた散歩道を女将と歩くのでした。急な坂道を降りれば田んぼが広がり、「来たことがあるわ」と言う女将。

 田んぼの向こうには親たちが眠る霊園が広がる。墓参りの帰りに何度かこの道を通ったことがあるのです。一周3000歩の距離だけれど、気分転換にはちょうど好い。女将は一人では森や林が怖くて来られないと言うから、二人で来られて好かったのでした。家に帰って亭主は奥の寝室に入って午後の昼寝を決め込む。女将は林檎を剥いてくれて、そのまままた散歩に出掛けていくから凄いのです。今度は団地の中を歩いて暑い暑いと言って帰ってきたのです。

 大相撲の放映が始まって、中入り後の取り組みをテレビで観る亭主。今夜は鰯を買ってきたので女将が準備をする間に、亭主は白菜のキムチと昨日煮浸けた豚肉のスペアリブを肴にして、もう一杯やっているのです。ワイングラスの二杯目にやっと鰯の白焼きとホウレン草のお浸しが出て、取り組みは佳境に入るのでした。明日は日曜日だけれど、プールに行こうと思っている。月曜日はお袋様と買い物に行くし、火曜日はスポーツクラブがお休みなので、中二日が空いてしまうから泳いでおきたいのです。今夜はよく眠れるかな。


1月18日 月曜日 朝は氷点下で寒いけれど昼になってからは…

 6時半の東の空は朝日の昇る前の輝きなのでした。昨日の日中の暖かさとは裏腹に、とても寒い朝なのです。こうやっ冬は過ぎていくのだったか。夕べも9時には床に就いて、すぐに目が覚めてしまったけれど、また眠ったら5時前にはしっかりと目覚めたのです。寝室の温度は10℃でした。外は氷点下の朝らしい。身体の温もりがあるうちに、居間の部屋に行って暖房を入れる。熱いコーヒーを淹れて、新聞を取りに玄関を出る。真っ白に霜が降りていました。

 今朝は出汁焼き卵と鰯の蒲焼きの残りを食べてと言われていたので、女将の用意する皿と箸をテーブルまで運ぶ。ご飯は最後の赤飯なのでした。食後はお茶をもらって一服したら、髭を剃って着替えを済ませる。今日はプールに行く予定だから、無精髭はみっともないと思ったのです。女将の誕生日に送ったバラの花が、正月の花に替えてカウンターの上に飾られていました。真っ赤なバラの花よりも明るくて素敵だと女将が言ってくれたのが嬉しい。

 9時半になったので奥の部屋にいる女将に声をかけて車に乗り込む。車外温度は6℃と氷点下の朝よりも随分と気温は上がった。中央通りまで出てスポーツクラブに向かえば、空は青く雲一つないのでした。ロッカールームはいつもよりも空いていて、日曜日だからか人も少ないようなのです。プールサイドに出れば、子ども達の水泳教室が始まって、大人の泳げるコースは1コースだけ。でも、人がいないのでゆっくりとアップして泳ぎ始めるのでした。

 20分ほど泳いだところで飽きてしまったのでプールを上がる。明日はお袋様と買い物に出掛ける日だから、プールはお休みにすることにしているのです。家に戻ればちょうど11時前で、昼の支度をしなければならなかった。キャベツやニンジンを切って肉と炒め、茹でたうどんを入れて味つけをしたら更に炒める。焼きうどんも簡単なもので、すぐに出来上がった。居間の温度は16℃だったけれど、自分の身体が温まっているからか寒く感じないのでした。

 食事を終えても眠くならないので、今日は昼寝をしなくても済むと思うけれど、女将は午後から買い物に出掛けるというので、それからが問題なのです。取りあえずスポーツクラブの予約を取り終えてから、どうしようか考えることにしました。日曜日はテレビも面白いものがないので、大相撲中継が始まるまでは時間をつぶさなければいけない。3時過ぎになってやっと眠気が襲ってきて、奥の寝室に入ってベッドに横になれば、すぐに眠りに落ちるのでした。

 4時半前に目が覚めて居間の部屋に行けば、女将がもう大相撲を観ながら夕飯の支度をしている。今日は天覧試合とあって、観客が貴賓席に向かって立ち上がっていた。亭主は晩酌の用意をして、煮豚をスライスしてもらって辛子醤油で肴にしながら一杯やり始めるのでした。茶碗蒸しのために買った蒲鉾の残りが出て、大根と煮豚を醤油で煮込んだおかずが出る。さすがに肉肉で腹は膨れるのでした。最後にホウレン草を茹でて海苔をまぶして野菜も登場する。

 大相撲の終盤は、大関も横綱も全員負けるといった波乱が起き、若い力士達の健闘が窺えるのでした。女将の解説に寄れば、前の場所で肩を痛めた横綱は、このところ危なげな相撲を取っていたけれど、今日は若い力士の勢いに敵わなかったのだと言う。亭主は前の場所の取り組みなどとっくに忘れているから、記憶力の好い彼女の説明でやっと理解するのでした。日曜の夜も面白いテレビはないから、焼売でも作って家事に貢献しておくとしようかな。


1月19日 月曜日 このところ夜の9時には床に就いているが…

 

 昨夜は予定通りに夕食後に焼売を作って、バットに入れて急速冷凍室で凍らせた。今朝になって硬く凍った焼売を取り出して、ジブロックに分けて入れ、大きな冷凍室に入れる。生のママの肉を整形して、一度凍らせて美味しくするのだと言う。これで何回分かのおかずになるから、女将もかな重宝しているのです。亭主は餃子の方が好きだけれど、最近では焼売の方が早くなくなる。子どもの頃に亭主は餃子を好く食べ、女将は焼売を食べたのだと判っている。

 このところ夜の9時にはもう眠くなるから、床に就くのだけれど朝までぐっすりと眠れることもあれば、夜中に一度目を覚ますこともある。あまり気にせずに眠くなったら寝ることにして、夕べも二度に分けて睡眠を取った。朝になって目覚めるとやはり二回寝た方が頭がぼうっとしていて、今朝も女将に「お父さん、今日はゴミの日ですよ」と注意された。玄関口に用意されているのに、今日が何曜日なのかが判っていないのです。急いで西の道の階段を降りる。

 起きたばかりだからか動きも緩慢で、女将の用意する小鉢や茶碗をテーブルまで運んで、朝食が始まるのでした。洗面と着替えを済ませて、買い物メモとお金をもらう。ところがコーヒーでも飲んでひと休みしてからお袋様を迎えに行こうと厨房に行けば、「お父さん、もう出掛ける時間じゃないの?」とまた女将に言われた。時計を見れば9時2分前で、慌ててお袋様に電話をするのでした。プールに行く時間と間違えてまだ時間があると思っていたのでした。

 お袋様を乗せて農産物直売所に寄って、ネギやホウレン草、大根などを買い、隣町のスーパーに行けば、朝の寒さのせいか駐車場は随分と空いていたのです。女将の書いてくれたメモも、慌てて出て来たものだからすっかり忘れて、覚えていた物だけ買ったら家に帰る。案の定、豆腐を買うのを忘れて来た。昼はカレーにすると言うことだったので、トンカツだけは忘れなかったのです。温かいご飯にカレーをかけてトンカツ半分を載せて、美味しい昼飯なのです。

 カレーは温めるだけだったので時間が随分と早かった。ひと休みしたら、銀行に行って振り込みをしようと出掛けたのですが、銀行の駐車場から出る車を待って停まっていたら、警察の人に停められて「横断歩道で歩行者がいるのに停まらなかったでしょ」と言われた。いつもなら決してそんなことはないのに、やはり今日はどうかしている。おまけに銀行は昼休みで、閉まっているではありませんか。滅多に来ない銀行だから、新しいルールにも疎いのです。

 仕方がないから家に戻って女将に事の次第を話せば、「今日は朝からどうかしていますよ」とたしなめられた。女将がスポーツクラブに言った後で、もう一度出掛けて、コンビニのATMでお金を下ろし、まずは郵便局へ行って、先ほど切られた違反切符のお金を支払う。そしてコンビニに戻ってATMで振り込みをしたのだけれど、設定した限度額以上は振り込めないらしく、それが幾らに設定したのか覚えていないから困ったものです。明日また女将と出直そう。

 家に戻って散歩に出ようかとも思ったけれど、今日一日の出来事を振り返って、外には出ない方が好いという結論に達した。慣れた生活の中でなら、何も心配は要らないのです。4時半を過ぎて、大相撲の中継を観る時間になったら、亭主はコンビニで買ったホルモン焼きをレンジで温めて、焼酎の炭酸割りで吞み始める。贔屓の力士が勝てば手を叩いて喜ぶのでした。焼売の残った皮でチーズ揚げを作ってもらい、少しずつ今夜のおかずが並ぶのです。