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2024年10月末



10月27日 日曜日 午前中は晴れたけれど午後は曇り空で…

 裏窓から見た夜明け前の空。雲はほとんど見当たらない。6時前に家を出て蕎麦屋に着けば、今日は快晴かと思われるのでした。厨房に入ってコーヒーを沸かしたら、糠床を冷蔵庫から取り出して、お新香の漬かり具合を確かめるのです。12時間だからちょうど好いかも知れない。8鉢出来れば好いと思ったら9鉢取れたから助かった。これになた漬けを加えて今日と明日の分だから、多くもなく少なくもない数が好いのです。外はだいぶ明るくなってきました。

 いつもより少し遅れて、6時半には蕎麦打ち室に入ったのだけれど、加水率は昨日と同じで40%強。少し柔らかめで打ちたいと思っていたら、ちょうど好い具合の生地に仕上がりました。伸して畳んで包丁切りをすれば、切りべら22本で135g。昨日の残った蕎麦と合わせて13人分の蕎麦が用意できました。時計を見ればもう7時をだいぶ過ぎていたから、急いでコンビニに寄って煙草を買い、家に戻れば7時半なのでした。女将が亭主の帰りを待っていた。

 今朝は昨日までに残った野菜サラダを、亭主があんかけ煮にすることになっていたのです。フライパンもサラダも出してあり、後は亭主が作るだけ。5分ほどで仕上げて無事に朝食にありついた。食後のお茶をもらって、書斎で10分ほど横になったけれど眠れるはずもなく、着替えと洗面を済ませて蕎麦屋に出掛けていくのです。今日は空になった徳利に蕎麦汁を詰める仕事が残っていた。空は澄んで秋晴れなので、天気予報とは少し違うなと喜んだ。

 しかし、みずき通りを渡る頃には南の空に雲が出ていたから、いつまでこの晴れが続くのだろうかと、少し不安になるのでした。それでも午前中いっぱいは陽が差して、蕎麦屋の中は室温21℃、湿度が65%と昨日と同じくらいなのです。着ていた半袖を脱いで下着のままで仕事を始める。女将がやって来て、店の掃除を済ませたら、「厚手のジーンズでは暑いから薄いズボンに着替えてくるわ」と言って早めのお昼を食べに帰って行った。朝が遅かったので御免。

 午前中の天気がよかったせいか、今日はお客が沢山いらっした。珍しく10人を越えたお客入りだったけれど、大盛りが多かった。せいろ蕎麦が半分だったので、とても楽なのでした。ヘルシーランチセットの天せいろも二つ出て、天せいろ多かった。12時半を過ぎた頃に「お蕎麦売り切れ」の看板を出したのですが、その後で二人連れがやって来て駐車場に車を止めたので、最後の蕎麦を使ってせいろの大盛りをお出ししたのです。3時前には蕎麦屋を出た。



10月28日 月曜日 最後の月曜日の営業は寒くて客はなし…

 6時前に蕎麦屋に着いて、昨日の洗い物を片付けたら、コーヒーを入れて今朝の段取りを考える。空になった蕎麦徳利に蕎麦汁を補充しなければならないけれど、それは蕎麦粉を捏ねて寝かせている間にすることにして、やはり最初に蕎麦粉を捏ねる作業をする。室温は20℃と昨日よりも低く、湿度だけが70%以上あるのでした。加水率は39%台に戻して、少し柔らかくなるのではと心配したけれども、しっとりとちょうど好い生地に仕上がったのです。

 蕎麦玉を寝かせている間に蕎麦汁を徳利に詰めて、また蕎麦打ち室に入って蕎麦を打つ。均一な太さで8束打ち終えたら、生舟に入れて今日の用意です。この寒さと雨ではお客は来ないかも知れないけれど、その時はその時。昨日よりも15分ほど早く家に帰った。台所で女将がカツ煮を作っていました。夕べトンカツを余分に買って帰ったのが好かった。朝からご馳走で食欲をそそるのでした。食べ終えて居間でお茶をもらったら、書斎に入ってひと眠りです。

 雨は止みそうになかったので車で蕎麦屋に出掛け、今日はいろいろと準備するものがありました。やはりお客が沢山来ると作った物も早くなくなるから、薬味の葱を刻んだり、生姜や大根をおろしたり、蕎麦豆腐を仕込んだりとすることはいっぱいあったのです。それでもやっと野菜サラダを盛り付け終えたのは11時前。雨は少し上がってきたようなのでした。暖簾を出してひたすらお客を待つ。昨日の洗濯物を干しに奥の洗濯場に入ってひと仕事。

 それでもお客は来ないので、隣のコスモス畑が最後の輝きを見せていたから、出て行って写真を撮るのでした。今年は暖かかったので、随分と遅い満開なのです。11月から月曜日も定休日にすることにしたので、少しは違う仕事も進むだろうか。蕎麦屋の方は庭の草取りと排水溝の掃除。自宅では断捨離の仕事が山のようにあるのです。沢山の本を整理したところで、要らなくなった洋服や押し入れの中の荷物を捨てなければ。いつになったら引っ越せるか。



10月29日 火曜日 朝から曇り空で夜は雨…

 日の出の時刻なのに空は雲に覆われていました。蕎麦屋に行って午後の出汁取りの支度をしておきます。家に戻れば朝食の用意が調って、ナス焼きとホッケの塩焼きがぷーんと好い匂いなのでした。寒くなってから右足首を捻ったらしく、何故か腫れて痛みがある。それがいつ何処で起こした事故なのかは、この歳になると本当に身に覚えがないから不思議なのです。明日の晩は地域の防犯パトロールがあるのだけれど、この調子では長い距離はとても歩けない。

 ひと眠りして厚手のシャツにベストを着込んでお袋様を迎えに行く。今日は火曜日の仕入れの日だから、9時にはお袋様のマンションの下で彼女を車に乗せて、寒くなったねと話をしながら、農産物直売所に出掛けました。野菜はあまり出ていなかったけれど、女将に米を買ってくるように言われたので、精米してもらう間に生椎茸や赤玉葱などをもらって帰る。レジの女性が「霊犀亭さんですよね。何回が食べに行きました」と言うから驚いた。

 来週からは月曜日も定休日にするので、あまり仕入れなくてもいいかと思ったけれど、全体の値段はあまり変わらない。店に帰って大根のなた漬けの準備をして、昨日残った蕎麦を食べなければならないから、天麩羅を揚げて家に持って帰ったのです。そしたら、蕎麦汁を忘れたのでまた蕎麦屋に取りに行く。家の分の買い物も沢山あったから、大丈夫だろうと確認したのだけれど、やはり忘れていた。向かいのサツマイモ農園では幼稚園の芋掘りをやっていた。

 揚げたての天麩羅をおかずにして、昨日打った蕎麦を夫婦で食べる。女将が「蓮根の天麩羅が美味しい」と言うから、嬉しかった。明日もまた同じメニューで蕎麦を食べなければいけない。外は相変わらずの天気で今日は気温が上がらないので、家の中は暖房を入れている。夏が終わってすぐに冬になりそうな気候なのでした。女将のスポーツクラブの予約を取ったら、一月振りに床屋に出掛ける。冷たい雨が降りだして、床屋も親父様一人がぽつんと待っていた。

 「昨日は寒くて蕎麦屋はお客がなかった」と話をすれば「うちも同じだよ。寒いとお客が来ないんだ」と言う。ドジャースの三連勝の話になって、大谷選手が左肩の亜脱臼をしたばかりなのに、試合に出ていたのをたいしたものだと褒めていた。親父様は大谷選手の大のファンなのです。無事に頭を刈ってもらってさっぱりしたところで、そのまま蕎麦屋に行って午後の仕込みに入る。出汁取りの準備をしていた鍋に火を入れて、約1時間掛けて二番出汁まで取る。



10月30日 水曜日 雨のち晴れだが気温も低かった一日…

 今朝も雨の降る中を6時前に蕎麦屋に出掛けて、昨日作った蕎麦汁を徳利に詰めていく。そして、キノコ汁を作って鍋に分けて入れようとしたら、まだ昨日持って帰った鍋を家から持って来ていなかったのです。最近は忘れることは日常茶飯事だから、あまり気にせずに作ったキノコ汁は鍋のまま冷蔵庫に入れて家に帰るのでした。朝食を食べてひと眠りすれば、目覚めてみればもう9時半を過ぎていた。WBCの試合が始まっていたので昼までずっと見てしまう。

 1時を過ぎて早いのだけれど蕎麦屋に出掛ける。昨日買えなかった黄色いパプリカと、甘酒の素を買うためにショッピングセンターに出掛ければ、平日だというのに駐車場は満車で、広い店の中も随分と混んでいるのでした。ついでにライムを二つ買ったのですが、パプリカと同じ値段でどちらも一つ300円を超えているから、かなり割高な感じがする。でもライムはこの界隈ではここでしか手に入らないから仕方がない。焼酎ライム炭酸割りに使うためなのです。

 途中で止めたままのなた漬けを作って、キノコ汁を小さな鍋に移し、予備はタッパに入れておく。ひと仕事したら椅子に座ってひと休みだから、案外と時間がかかるのです。次は蓮根の皮を剥いて酢水で茹でたら、天麩羅の具材を切り分けて容器を冷蔵庫で保存するのでした。そして、薬味の葱を刻んで生姜をおろしておきました。三ツ葉を刻んでタッパに入れ、忘れないうちに包丁を研いでおく。最後はお新香を漬けて午後の仕込みを終わりにするのでした。

 外は晴れて青空が広がっていました。来週から月曜日が定休日に入るので、外装の改修工事の案内と共に蕎麦打ち室の窓に張り付けておきます。今日は防犯パトロールのある日でしたが、右足の腫れが引かないのでこれでは長い距離は歩けないと、今日も休ませてもらいました。夜は昨日買ってきた厚切りのローストポークを焼いて食べる。300gもあるから女将はあらかじめ切って200gほどで焼いた。塩とコショウを振ってフライパンで表裏3分ずつ余熱で6分。



10月31日 木曜日 久々に陽が差して今月も今日で終わり…

 今朝は4時起き。家でコーヒーを沸かして国際報道を観る。前の日の夜にやっているものだけれど、最後まで観ると遅くなるので、ちょっと躊躇われるのです。それからMLBの放送だから、昨日はドジャースが負けたので、早く眠ることが出来ました。歳を取ると集中力がなくなるから、朝でも1時間は長すぎる。途中からテレビを消して、今日の段取りを考えるのです。まずは夕べ漬けておいたお新香を糠床から取り出して、なた漬けと共に小鉢に盛り付ける。

 5時になったら蕎麦屋に出掛け、お新香を盛り漬け終わったら、蕎麦粉を計量して今日も750g8人分の粉を捏ね始めます。東の空が朝焼けに染まる。日の出もだいぶ東側に移ってきたようだ。蕎麦打ち室は17℃で70%の湿度だったから、今朝は41%の加水で蕎麦粉を捏ね始めたら、ちょうど好い柔らかさになる。伸して畳んで切りべら22本で135g。天気が好いから、お客が多かったら困るとおもったけれど、月曜日に打った蕎麦が綺麗な状態で3束残っていた。

 6時半に家に帰って、女将はまだ台所に来ていなかったので、もうひと眠りすることにしました。7時過ぎに女将の声で目が覚め、多短時間でもぐっすりと眠ったので、頭がすっきりとしたのです。女将は寒かったから二度寝してしまったと言う。どおりで魚はなく代わりに生卵が出て、お新香と茄子とピーマンの味噌炒め。それでも亭主は美味しく食べて、今朝はもう眠らずに着替えを済ませて、蕎麦屋に歩いて出掛けるのでした。足の調子はあまり好くない。

 夕べのうちに薬味の葱切りや生姜おろしなどを済ませておいたから、少しは時間の短縮になっていた。野菜サラダを作り終えて、木曜日だから蕎麦饅頭を作っておくのです。やっと綺麗に仕上がるようになって、やはり途中を好い加減にするべきではないと思った。あらかじめ餡と生地を6個ずつ丸め、ラップの上で打ち粉を振って掌で潰していく。さすがに伸し棒は使わなかったが、これで十分なのです。残れば、冷凍して次に出す時はまた蒸かし釜でふかす。

 暖簾を出して間もなく、3人のご家族がご来店で、天せいろと大盛りのせいろ蕎麦とキノコつけ蕎麦が出たのです。天気は好かったけれど、気温は上がらずに20℃行くか行かないかで、その後はお客がなかったのです。やはり寒いとお客は来ない。1時になったら、天麩羅を揚げて賄い蕎麦を食べて仕舞う。蓮根の天麩羅が甘くて美味しかった。今日の蕎麦も好く打てたから均一な太さで、食べやすかったのです。お客気持ちになって味わって食べるのでした。

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2024年10月下旬



10月20日 日曜日 曇りで寒い一日だったのに…

 昨日は蕎麦屋を臨時休業にして、久し振りに東京に出て高校のクラス会に参加しました。電車に乗るのも去年のクラス会以来で、タクシーを呼んで出来るだけ歩かないようにしたのです。歩き疲れると、どうしても足を引きずってしまう。電車も一本で行ける場所だったから、楽ちんなのでした。あまりにも暖かかったので、半袖で出掛けたのですが、電車の中が寒くて1時間ちょっとの間、ずっと我慢をしていました。弱冷房の車両とかあったのだろうか。

 銀座の並木通りの会場はすぐ近くだったので、スマホの地図にあった煙草所で一服しようと喫煙所を捜したけれど見当たらない。結局、並木通りの会場前で皆に合流して、店に入れば立派な喫煙室があったので助かったのです。会費を払って席に着けば幹事が今回のクラス会の参加者は、48名中17名で5名は鬼籍に入って入院している人もいると報告するのでした。やはり50年以上も経つと参加者は段々と減ってくるらしい。元気ないつものメンバーが集まった。

 近況報告の時間になると、みんな自分よりも老けた様子なのに、元気な声で話をするから驚いたのです。3時間の宴もあっという間に終わって、来年の幹事を選出したら、亭主は明日の早朝に蕎麦を打たなければと、二次会には参加しなかった。これが好かったのか家に着いたのは夜の10時前で、女将はまだ起きていた。そして今朝は5時起きでコーヒーを入れて飲んだら、5時半には蕎麦屋に出掛けていくのでした。昨日とは違って今朝は随分と寒かった。

 店の中は昨日の暖かさが残っていたので、加水率は39.5%といつもと同じで750g8人分の蕎麦粉を捏ね始める。蕎麦玉を作って寝かせている間に、厨房に戻ってひと休み。6時を過ぎたら再び蕎麦打ち室に入って伸しを始めるのでした。よく眠れたから身体の調子も好く、伸した生地を畳んで包丁切り。今朝も綺麗な蕎麦が仕上がるのです。生舟の中には、好い状態で5つの蕎麦が残っていたので、今日は合わせて13食の用意で営業に臨むのです。

 7時過ぎに家に戻って女将の用意してくれた朝食を食べる。食べ終えたら居間でお茶をもらって、書斎に入ってひと眠りなのです。40分ほどぐっすりと眠ったら、今日は蕎麦粉の届く日なので、早めに蕎麦屋に出掛ける。朝のうちに降っていた雨は上がって、青空が見えてきたのです。それでも昨日に比べたらとても気温は低く、長袖に更にジャージの上着を来て歩いて行くのでした。蕎麦粉と打ち粉が届いたので、蕎麦打ち室の冷蔵庫に入れておきます。

 大根をおろしていたら女将がやって来る。やはり寒かったと見えて長袖にジャンバーを羽織っている。「蕎麦屋の中は暖かいわね」と言って掃除を始めるのでした。亭主が野菜サラダの具材を刻み始める頃には、一通り準備を終えて早お昼を食べに家に帰るのです.電子レンジが壊れたので、冷凍室に入れてあるデザートの蕎麦饅頭を蒸かすのに、蒸かし釜を火にかけておく。今日はこれが大活躍なのでした。昼までに7人のお客が入って大変な混みよう。

 久し振りにカウンターにも5人のお客が座って、全員に蕎麦を出す頃には、もう12時半になっていたのです。やはり寒いからか、キノコつけ蕎麦が二つも出て、温かい汁のぶっかけ蕎麦も出るのでした。お客が帰ったのが1時過ぎ。お蕎麦売り切れの看板を出しておいたら、その後で5人連れのご家族が車で来たけれど、丁重にお断りしたのです。寒い日なのに晴れているからか、日曜日はやはりお客が多い。昨日は臨時休業だったから尚更なのかも知れません。



10月21日 月曜日 時計を見間違えた朝…

 寒い朝だったから、床の中から柱に掛けた時計を見たら、5時半なのでした。ちょうど好い時間だと思ってジャージ姿のまま蕎麦屋に行けば、西の空が随分と明るい。厨房に入ってコーヒーを入れれば、曇り空だからまだ暗いのです。と、カウンターの上のデジタル時計を見ると6時40分なので驚いた。今朝はアナログの柱時計の短針と長針を見間違ったに違いない。朝飯前に蕎麦を打つことは出来ないのです。仕方がないからお新香を糠床から出して盛り付ける。

 ついでに切り干し大根の残りを盛り付けて、全部で7鉢用意しておきました。寒い日のようだからそれほどお客は望めないと思ったのです。家に帰って食堂に入れば、今朝はみんな暖かいおかずなのでした。美味しく頂いて居間の椅子でお茶をもらうのです。今朝は蕎麦を打たなければならなかったので、洗面と着替えを済ませて、8時半には家を出る。蕎麦を打つには準備や片付けを入れて、約1時間を見ておかなければならないからです。

 今日は気温が低いのと湿度が50%しかなかったから、加水率は以前に戻って40%で蕎麦粉を捏ねる。これが当たってちょうど好い硬さの生地が出来上がるのでした。伸して畳んで包丁切りをすれば、生舟に残っていた一束と合わせて9人前の蕎麦を用意しました。蕎麦を打ち終えて厨房に戻り、大根や生姜をおろして薬味の葱も刻んでおく。昨日なくなった蕎麦豆腐は、蕎麦玉を寝かせている間に仕込んでおきました。開店準備が終わったのは11時過ぎです。

 昼過ぎまでお客はなく、やはり寒いからだろうと思って待っていたら、12時過ぎにお婆さんと娘らしき女性がいらっして、キノコ蕎麦と暖かい汁のぶっかけ蕎麦を頼まれる。1時過ぎにも三人の女性がやって来たけれど、皆さん温かい汁のぶっかけ蕎麦。天麩羅は食べたいけれど、海老はなくても安い方が好いというお客が頼まれることが多いのです。しかし、今日のお客が全員温かい汁の蕎麦を頼んだのは、外が寒くなったからなのでしょう。

 2時に最後のお客が帰られて、それから亭主は賄い蕎麦を茹でて食べるのです。洗い物はその都度こなしているので、ゆっくりと休んでから大鍋と笊を洗うのでした。ドジャースのリーグ優勝が決まったというニュースをタブレットで見る。電子レンジが壊れたので鴨肉を冷蔵庫に入れて解凍しておいたから、ドリップが出ないうちに食べようと、家に持ち帰って夜は鴨鍋うどんにするのでした。久し振りに鴨鍋の美味しい季節になったのを満喫するのです。



10月22日 火曜日 例によって、昼は暖かく、朝夕が寒く…

 今朝は6時に蕎麦屋に出掛け、昨日の片付けと出汁取りの準備をしてきました。家に帰ればまだ6時40分だったので、女将は台所に現れていない。「お早うございます」と言って顔を見せたのは、6時50分なのでした。毎日、決まって同じ時間だから偉い。3時前から目が覚めてしまった亭主は、早く食事をして少しでも眠りたかった。小鉢を出したり、ナスとピーマンの味噌炒めを作ったり、朝飯作りに協力して7時半には書斎に入って横になるのでした。

 8時半には目が覚めて、着替えと洗面を済ませて、居間のテーブルに置かれたお茶を飲んで車に乗り込む。車からお袋様に電話を入れて、迎えに行くと連絡する。農産物直売所は端境期で野菜はあまりなかったけれど、生椎茸の好いのが入っていたので3パックもらって帰る。隣町のスーパーでは、一回り大きくなった蜜柑と柿が随分と沢山並べられていました。今日はいつもと違ってカレーを仕込むので、カレーのルーを買うのを忘れなかった。

 今日はお袋様のカバンが随分と重そうだったので、車を停めて荷物を持ってマンションの階段を一緒に昇った。蕎麦屋に帰って野菜類を冷蔵庫に入れたら、大根の皮を剥いてなた漬けの準備をする。それから、いよいよ出汁取りに取りかかるのです。小一時間かかるから、昼食の時間に少し遅れてしまうのでした。家に帰れば、女将が蕎麦を茹でるばかりに用意してくれていたので、すぐに蕎麦を茹でて昼はとろろ蕎麦で済ませたのです。

 食後は女将のスポーツクラブの予約の時間まで、書斎に入って横になる。無事に予約が取れたら「○番の席が取れました。確認してください」と言ってスマホを渡す。3時半には蕎麦屋の改修工事の業者が注文書を取りに来ることになっていたけれど、それまで家で待ってもいられないから、女将に任せて亭主は蕎麦屋に出掛けて、午後の仕込みをするのでした。まずは午前中に作った蕎麦汁を徳利に詰めてから、カレーの具材を切って煮込み始めるのです。

 今日のうちに終わらせておかなければ、すべて明日の仕事になるから、洗濯機の中の洗濯物を干したりとできる限りのことをして、5時には家に戻るのでした。それでも蕎麦屋の庭の草刈りは今日も出来なかったのです。仕事のスピードが遅くなった分、やはり、もう一日休みがあると助かるのです。11月からは月曜日も定休日にする予定なので、それで悩みが解決すれば好いけれど。帰宅して夕食にあんかけ焼きそばを作るのは亭主だから、まだ仕事があった。



10月23日 水曜日 生ぬるい風の吹く一日でした…

 定休日二日目の今日は、5時半起床で6時には蕎麦屋に出掛けました。明け方までに雨が降ったらしく、道路がまだ濡れていた。昨日、作って鍋のままで冷蔵庫に入れておいたカレーを、ジブロックの袋に入れて、冷凍室で保存する。電子レンジが壊れたので、湯煎をして解凍するのが少し面倒だけれど、新しいレンジを用意するまでには、かなり時間がかかりそうなのです。漬け物器の中で水の上がった大根を、砂糖と唐辛子、柚子と共に甘酒の素に漬け直す。

 7時前に「ただいまッー」と言って家に戻れば、今朝は女将が少し早い時間なのに台所に立っていました。居間の椅子に座って待てば、「ご飯が出来ましたよ」と呼ぶから食堂に行く。鯖の塩焼きがやっと焼けたのです。大蒜を擦って出汁醤油を付けた秋ナスの新焼がとても美味しく、それだけでもうご飯が食べられるくらいなのです。それなのに今朝は生卵まで出ていたから、ちょっと多すぎた。サツマイモと切り昆布の煮物も美味しいけれど腹に溜まるのです。

 食後は居間でお茶をもらって書斎に入り、今朝は1時間以上も眠ってしまいました。急がなくても好いと言う安心感が、気持ちをリラックスさせる。何故か今朝は随分と暖かく感じて、エアコンの除湿を入れて体調を整えるのです。半袖に薄手のズボンをはいて、再び蕎麦屋に出掛けたのはもう10時近かった。本日2杯目のコーヒーを入れ、冷蔵庫から綺麗な蓮根を出して、眺めながら次の仕事の段取りを考える。玉葱と人参を刻んで天麩羅の具材を切り分ける。

 洗濯機の中には昨日洗った布巾やタオルが入っていたので、干して11時半には家に帰るのです。先週の大きなキャベツが残っていたから、昼は焼きうどんと決めて、帰ってから女将に了解を取る。人参とピーマンにキャベツを入れて少し炒めたら、肉と茹でた冷凍麺を入れて更に炒める。味つけはソースだけ。このソースは冷凍の「ごっつ旨い大粒たこ焼き」に付いているもので、青海苔もマヨネーズも鰹節も使えるからとても便利。たこ焼きはそのまま食べた。

 昼食が終わったら蜜柑を食べてお茶をもらってまた昼寝。女将はその間にスポーツクラブに出掛けていく。何故かとても暑く感じたので、エアコンを除湿にして入れて横になるのです。眠たいわけではないのですが、居間の木の椅子に座っているとお尻が痛くなるので、横になった方が身体も休まると言うわけ。2時半過ぎに起き出して蕎麦屋に向かう。残る仕込みはキノコ汁を作ることと、ナスとキュウリを糠床に漬けること。キノコ汁を作ってひと休み。
 お新香はあまり早く漬けてしまうと塩辛くなって好くないので、レンジ周りや油で汚れた壁を、女将が百均で買ってきたアルカリ炭酸液で掃除をした。これがとても好く落ちるので気に入った。もっと沢山買っておいてもらおう。糠床は煎り糠を足して好い状態になっている。一番最後にぬか漬けをして5時前には家に戻るのです。夜は亭主がキャベツを刻み、昨日買って帰った豚のロースを焼いて食べる。厚さが3cmもあるので裏表3分ずつ、蓋をして6分で、中まで火が通って柔らかくとても美味しく食べることが出来ました。


10月24日 木曜日 夜から朝方までずっと20℃以上で…

 午前5時起床。夕べは夜まで20℃よりも気温が下がらなかったから、ハーフパンツと半袖で眠ったのです。5時半前には蕎麦に着いて、冷蔵庫の中の糠床からナスとキュウリを取り出しました。店の中は24℃と暑かったので、冷たいほうじ茶を飲みながら、昨日のブログを読み返すのでした。向かいの森の空が少しずつ明るくなり、ナスとキュウリを切り分けて小鉢に盛り付け、ついでになた漬けの大根も小鉢に盛ったら、時計は6時。蕎麦打ち室に入る時間です。

 蕎麦打ち室の温度は24℃、湿度は75%だったから、今朝の加水率は39.5%で、蕎麦粉を捏ね始めるのでした。どうして?と言われても応えようがないけれど、昨日よりは水を減らさなくてはならないと思えたのです。果たして生地の仕上がりは上々で、伸して畳んで切りべら21本で135gの綺麗な蕎麦が仕上がった。7時過ぎに家に戻れば、女将がナス焼きを作っているところで、今朝のおかずは小さな縞ホッケを半身ずつとサツマイモと切り昆布の煮物なのでした。

 テレビの映画チャンネルでは、「マジソン群の橋」を放映してたけれど、メリル・ストリープとクリント・イーストウッドの演技が絶妙で、原作の好さもあって見応えがありました。今朝はひと眠りをせずに蕎麦屋へ早くに出掛けるのでした。木曜日は前日までに仕込みを終えたとは言え、薬味の葱を刻んだり、生姜を擦ったりと、普段よりも仕事が多い。それでも、9時前から厨房に立っているので、野菜サラダも10時半にはもう仕上がっていたのです。 

 冷凍室には先週作った蕎麦饅頭が残っていたけれど、どうもレシピが気にくわなかったので、従来通りの手伸しの生地に餡を包んで6つの饅頭を作りました。15分間蒸かして、綺麗な饅頭の出来上がりです。皮が厚い方が、ふくらし粉が利いて柔らかく仕上がる。向かいのサツマイモ農園では、収穫して掘り起こしたたサツマイモを運び出すのに朝から大変なようでした。軽トラックで5往復もして、畑に置いたままのサツマイモを運んでいました。

 暖簾を出してもお客はなく、女将に言わせると物価高で皆さん出費を控えているのだとか。1時過ぎにやっと自転車に乗った老人がいらっして、天せいろのご注文。蕎麦が美味しかったのか、店置きのパンフレットを二枚ももらって帰るのでした。「11月からは月曜日もお休みですから」と女将が言う。亭主は天麩羅を揚げて賄い蕎麦を食べてしまう。2時半には家に戻って、ひと眠りしたら、今日は業者が食材を持って来る日なので、また蕎麦屋に出掛ける。



10月25日 金曜日 北風の吹く寒い一日でしたが…

 雨の降る寒い朝。午前5時半に家を出て蕎麦屋に向かいました。コーヒーを入れて厨房の椅子に座れば、まだ眠気が襲ってくるのです。7時間は眠ったはずなのに、蕎麦屋の中が24℃で随分と暖かなので、身体が安心しているのかも知れない。6時になったら蕎麦打ち室に入って、今朝の蕎麦を打つ。こんな天気だから、昨日の残りの蕎麦で十分足りるはずなのですが、毎日打つのがけじめと今日も500gだけ蕎麦粉を捏ねる。加水率は40%弱でちょうど好かった。 

 少し硬めの生地を伸して畳んで、切りべら23本で135g。昨日残った蕎麦と合わせて12食の用意です。7時過ぎに打ち終えて家に帰って朝食を食べ、今朝もひと眠りはせずに蕎麦屋に向かうのでした。雨が降っていたので、車で出掛けたのですが、外の気温は19℃で、この寒さではお客は来そうになかったのです。例年なら寒さに慣れているから平気なのですが、今年は寒暖差がありすぎる。急に冷えたせいか腰が痛いのです。暖簾と看板を出して厨房に入る。

 金曜日の朝はあまりする事がないのだけれど、大根をおろして野菜サラダの具材を調理台に出し、換気扇を回してまずは一服です。豚のハラミを串刺しにしておこうか、蕎麦饅頭を蒸かすのに蒸かし鍋を用意しておこうかと、いろいろ考えるけれど、結局は頼まれてから準備すれば十分と、野菜サラダの具材を刻み始めるのでした。野菜サラダを盛り付けてラップでくるんで冷蔵庫に入れたら、天麩羅の具材を並べて、天麩羅油を鍋に入れ、天つゆの鍋を用意する。

 開店の準備を整えて暖簾を出すけれど、お客は来そうにない。昼を過ぎて、駅前のマンションに住む常連さんが、自転車できたのが窓の外に見えたと思ったら、近くのマンションに住む常連さんが先に玄関を入って来る。寒い日なのに蕎麦が好きなのでしょう。いつものメニューを頼まれて準備をするのでした。11月から月曜日も休みますと言うのを忘れなかった。お二人が帰ってしばらくしたら、女性の常連さんがいらっしてヘルシーランチセットをご注文。今日は常連さんに救われたという感じなのでした。


10月26日 土曜日 暑くなく寒くなく秋の涼しさを感じた日…

 今朝も朝の5時半には蕎麦屋に出掛ける。三日目になる蕎麦は賄い蕎麦としてストックして、昨日の蕎麦と合わせて13食の用意をするつもりなのでした。蕎麦打ち室の温度は21℃、湿度は68%だったので、加水率は40%強。確信があってこの加水率ではなく、昨日よりも気温が低く、湿度も低いから少し水分がいるだろうという直感なのです。果たして、生地は捏ねていてちょうど好い硬さで、切りべら23本で135gの蕎麦を打ち上げることが出来たのです。

ちょうど7時に家に着けば、女将が台所に立って出汁焼き卵を作っていました。胡麻油の香りが漂って食欲をそそる。玉葱と揚げの味噌汁と、今日のぬか漬けは少し塩が効いていたからおかずになったのです。食後は居間のテレビでオードリー・ヘップバーンの「ティファニーで朝食を」を放映していたから、最後まで観てそれから書斎に入って横になった。小一時間眠って洗面と着替えを済ませて蕎麦屋に歩いて出掛けるのです。風も涼しい秋の風なのでした。

 幟と看板を出して厨房に入れば、もうやることは決まっているから、次々と仕事をこなしていくのです。10時半には野菜サラダも作り終わって、天麩羅鍋に油を入れて天つゆの鍋を火にかけたら、後は早お昼に家に帰った女将の来るのを待つばかり。女将がやって来て暖簾を出してもまだお客は来ない。昨日よりも天気は悪いし、気温も低いからお客が来るかと心配したけれど、給料後の週末だからか次々とお客が来て下さった。1時半前には最後の四人客が入る。

 2時で閉店になりますと案内すれば、皆さん帰り支度をして外に出る。暖かいぶっかけ蕎麦も出て、洗い物はいつもより楽なのでした。女将は美容院の予約をしたからと早めに店を出て、亭主は消毒したまな板の始末をして後を追う。足らなくなったレタスと台所用の洗剤を買いに隣町のスーパーに出掛けて、ついでに夕食用に安売りの刺身の盛り合わせとホッキのサラダを買って帰る。夕食前にひと眠りして、蕎麦屋で漬け物を漬けたらもう夕食の時間でした。

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2024年10月中旬



10月13日 日曜日 好く晴れた暖かい一日でした…

 今朝も5時起き。コーヒーを一杯飲んで5時半には蕎麦屋に出掛けました。蕎麦打ち前に厨房でいろいろ準備をしていると、朝日の光が玄関の磨りガラスを通り抜けて眩しく輝いているのです。蕎麦打ち室に入って今日も750gの蕎麦を打ちます。加水率は昨日と同じ39.5%で、生地は左手首を庇いながら捏ねたので、蕎麦玉を作るまでに時間がかかった。それでも、上手い具合に仕上がって、伸して畳んで包丁切りをすれば、細めの蕎麦が出来上がりました。

 家に帰って朝飯を食べ、ひと眠りしてまた蕎麦屋に向かえば、今日は向かいの農園では、芋掘りのイベントが参加する人たちが沢山集まって賑やかなのです。空気も乾いて青空が広がり、絶好の芋掘り日和なのでした。その風景を厨房から見ながら、亭主も仕込みを開始するのです。大根をおろしていると女将が現れて、「今日は湿度が低いんじゃない?風も爽やかな秋の風だわよ」と気持ちよさそうに言うのでした。連休の中日の日曜日だからお客も来るだろう。

 そう思いながら野菜サラダの具材を刻む。夕べはよく眠ったからか今朝は包丁の切れも好い。キャベツもニンジンも細く均一に切れたので気持ちが好いのです。ラップをして冷蔵庫に入れ、蓮根が5枚しかなかったから、皮を剥いて輪切りにして茹でておくのです。調理台に天麩羅の具材と天ぷら粉を並べて、天麩羅鍋に油を注ぎ、天つゆを新しく作っておきます。早お昼を済ませた女将がやって来て、向かいの駐車場に停まっている車の数に驚いていた。

 暖簾を出せばすぐに常連さんが人を連れてやって来て、いきなりビール二本のご注文なのでした。開店前に電話が入って、30分ほどで4人で行きますと言ったお客が到着して、こちらもビール二本に串焼き、赤いかの天麩羅など沢山のメニューを頼まれる。カウンターにもお客が座って、昼前から蕎麦屋も賑やか。今日は大盛りとキノコつけ蕎麦が沢山出て、6本用意した大盛り用の蕎麦徳利がなくなったのです。厨房は盆や皿を洗う暇もないほどの忙しさでした。

 午後もお客が入ったけれども、前の四人家族がまだゆっくりとしている。ご主人は日本酒まで頼まれた。秋祭りをしている佐倉の市内からわざわざいらっしたのは、息子さんに美味しい蕎麦屋があると聞いたからなのだとか。蕎麦好きの家庭らしく、蕎麦が不味いと残してしまうと言う小さな子供まで、大盛りのせいろ蕎麦を頼んで完食。確かに蕎麦湯も綺麗に飲み干して帰られたのです。気が付けば時計は1時半を回っていました。こんな日もあるのです。

 帰り道、向かいのサツマイモ畑の前を通れば、「収穫は今日の仕事」と言っていたとおりに、きのう掘り起こしていたサツマイモは箱に詰められていました。森のあたりの前からなにやら好い匂いが漂ってくる。芋掘りを終えた人たちがバーベキューを楽しんでいるようなのです。家に帰ってひと休みしたら、今日は車の車検前の点検で、近くのディーラーまで車を持って行かなければならない。暗くなってから家に帰れば、女将はもう夕食を済ませていました。


10月14日 月曜日 昨日に引き続き混んだ連休の最終日…

 週末の疲れか今朝は6時過ぎまで目が覚めなかった。家のコーヒーがなくなっていたので、少し割高の日本茶を入れて飲む。手間はどちらも代わらないけれど、飲み慣れた日本茶の方が美味しいと感じるのです。7時前に女将が台所に来て朝食の支度を始めると、今朝は煮魚の残りと出汁焼き卵と分かっていたので、冷凍室のご飯をチーンして食卓に座って待つ。いつもより15分ほど早く朝食を終えることが出来た。着替えて一服したら8時には蕎麦屋に出掛ける。

 看板と幟を出して蕎麦打ち室に入れば、昨日の名残が暖かく、室温は21℃もあった。湿度は60%。外はまだ18℃ほどなのです。いつものように加水率39.5%で蕎麦粉を捏ね始めれば、今日は少し硬く感じる。それでも時間をかけてやっと蕎麦玉を作るのです。蕎麦玉を寝かせている間に、空になった蕎麦徳利に蕎麦汁を補充しておきます。今日は連休の最終日で昨日は混んだからと、10束だけ用意して蕎麦切りを終えるのでした。ところがこれが大失敗なのです。

 開店前からお客が来たので中に入ってもらえば、続けて4人連れのお客がいらっしゃる。まだ11時35分なのでした。いつもならこれで一区切りするのですが、今日はその後がどんどんと続くから忙しい。常連さんのカレーうどんの親父様ご夫婦もいらっしたけれど、今日は混んでいたのでハラミの串焼きを頼まれなかった。最後にカウンターに座ったご夫婦で10食の蕎麦はすべて完売。天せいろの大盛りと鴨せいろをお出しして、やっと1時になるのでした。

 2時半前には女将と蕎麦屋を出て家に帰る。小さな柿を剥いて半分ずつ食べ、亭主はひと眠りするつもりで書斎に入って横になるのだけれど、どうも寝付かれない。昨日の習慣がまだ残っているのだろうか。暇だから玄関を出て、女将も気になると言っていた南天の木と、その脇に生えた名も知れない木が伸びたのを切っていく。買い物に出掛けていた女将が帰つて、「切ってくれたのね。ありがとう」と礼を言う。袋詰めは女将の仕事で夕刻までに終えていた。それから夕食前に蕎麦屋に出掛けて、カウンターに干した沢山の蕎麦皿や盆を片付け、洗濯機の中の洗濯物を干してくる。家に戻ってあんかけ焼きそばを作るのは亭主の仕事なのでした。


10月15日 火曜日 朝と昼との温度差に驚くばかり…


 今朝も6時過ぎに目覚めて、コーヒーを飲むために蕎麦屋に出掛けました。どうも前の日の生活時間が、次の日にも影響してしまうらしいのです。定休日だから好いものを、これが続いては仕事に差しつかえる。ゆっくり休めばまた元に戻るだろうと、子ども会の廃品回収に出す新聞を袋に詰めて家に持ち帰る。向かいの畑の秋桜が朝日を浴びて綺麗に咲いている。今日も朝は涼しい。夕べもよく眠れたので、朝食の後もひと眠りはしなかったのです。

 お袋様に電話をして迎えに行き、橋を渡って農産物直売所までの道を進めば、西の空には雲一つなかった。新鮮な生椎茸が入っていたのでもらって帰る。ナスもキュウリも地元の物はもうそろそろ終わりの時期なのです。隣町のスーパーに行けば、野菜類は総じて値が上がっている。それでも使う物は買わなくてはならないから、辛いところです。店に戻って野菜類を冷蔵庫に収納したら、出汁取りの準備をして早めに家に帰る。女将はまだ買い物から帰らない。

 昼は久し振りにスパケッティボロネーズに、買って帰ったトンカツを載せて食べるのでした。満腹になったらやはり眠くなって、書斎に入って横になる。気温は高くないのですが、陽射しは強くなっているから、外にいるととても暑く感じるのです。初めて観る宇宙物の映画を最後まで見終えて、3時過ぎに家を出て蕎麦屋に向かうのでした。向かいのサツマイモの農園では、今日も収穫した芋を洗っている。大変な仕事だと思いながら厨房で出汁取りにかかる。

 5時過ぎに家に戻って夕食の支度が調うのを待っていたら、弟から電話が入っているのに気が付いた。どうも呼び出し音がOFFになっていたらしい。こちらからかければ、九十九里に友だちと来ていると言う。明日の帰りに皆で蕎麦屋に行くからと言うので、定休日だけれど蕎麦を打つことにする。女将も「お母さんの入院では随分と世話になったから」と言うし、土曜日はクラス会で臨時休業だから、その分、営業をすると言った具合なのです。早朝に蕎麦打ち。



10月16日 水曜日 定休日二日目は臨時の営業で…

 今朝も5時に目が覚めた。表が何やら赤く染まっていたので、窓を開ければ綺麗な朝焼けなのでした。コーヒーを飲みたかったからまずは蕎麦屋に出掛け、換気扇を回して蕎麦打ちの前に一服する。それから空になった蕎麦徳利に蕎麦汁を詰めて、6時過ぎに蕎麦打ち室に入るのでした。今日の加水率もいつもと同じく39.5%で、ちょうど好い硬さで蕎麦粉を捏ねるのでした。お客の数が5人と分かっているから気が楽です。全員が大盛りの注文でも大丈夫。

 7時過ぎに家に戻って朝食を食べ、お茶をもらって書斎に入る。やはりここでひと眠りするのでした。9時前に家を出て、再び蕎麦屋に出掛けるのです。朝焼けの日には晴れると思い込んでいたけれど、昼間はずっと曇りで気温だけが上がっていった。蕎麦豆腐も野菜サラダも作らなくて好いから、いつもより楽ちんなのです。大釜の湯を早くから一度沸かして、天麩羅の具材を切り分けて開店の準備を進めます。四日分の仕入れしかしていなかったのに気が付く。

 女将は11時頃に一度帰って昼を食べればと言っていたけれど、区切りが付いたのが11時半で、家に帰る暇はなかった。遅くとも1時には着くと言われているから、ひと休みがてらに隣町のスーパーに行って、足りなくなりそうな食材と昼飯代わりにパンと牛乳を買って店に帰る。ついでにコーヒーも買ってきたのでひと安心。パンを食べながらキノコ汁を作り、明日の準備もしておくのです。小鉢を作るのを忘れていたから、急いで切り干し大根の煮物を作る。

 12時半を過ぎた頃に車一台で一行が到着しました。九十九里で一泊の旅行だったとか。四人用のテーブル席に5人で座って注文を考える。兄貴が亭主と同学年で、顔を知っている弟の友だちもいる。「定休日なのに無理なお願いをして済みません」と、中の一人が言う。大半が今年定年で退職したらしい。天せいろを五つ頼まれて、二回に分けて天麩羅を揚げ、順番にカウンターに置けば、弟が席に運んでくれた。食べ疲れ飲み疲れた旅行らしく、大盛りは弟だけ。

 3時前には家に戻って、それから一時間ほど書斎で横になるのでした。今日は6時から夜の防犯パトロールがあったので、早めに夕食にしてもらったのです。早朝から一日仕事だったので、多少疲れていたけれど、先週も参加出来なかったから少し早めに家を出て、集合場所に向かうのでした。いつもよりは少ない人数で、二手に分かれてコースを回る。今夜の話題は古くなった家の手入れや、老後の身の置き所。介護施設が一杯でなかなか入れないそうな。


10月17日 木曜日 夜も朝も暖かすぎて気味が悪かった…

 夕べはパトロールで疲れたせいか、夕べは早く休んだので今朝は4時前に目が覚めて、コーヒーを飲もうと思ったら店に置いたままだった。最近は明るくなってから出掛けるのに、今日は4時過ぎに家を出て蕎麦屋に向かうのでした。当然のことながら辺りはまだ真っ暗で、明かりの点いている家は年寄りか仕事の早いお宅。昨夜、パトロールを終えてから漬けに来たお新香を取り出して、小鉢に盛り付ける。ついでに切り干し大根の煮物も三鉢だけ盛り付ける。

 それから蕎麦打ち室に入って今日の蕎麦を打つのです。加水率はいつもと同じく39.5%で、今日は温かく湿度も高かったので、少し柔らかめの生地に仕上がりました。柔らかい生地は伸して畳んで包丁切りをすると、どうしても薄く仕上がっているから細い出来栄えになる。今日は切りべら25本で135gの蕎麦を8人分の用意でした。6時を少し回った時刻でしたが、家に帰ってもまだ女将は起きてきていない。仕方がないから書斎に入ってひと眠りするのです。

 「ご飯の用意が出来ましたよ」と廊下の扉を開けて女将が呼ぶ声で、ハッと目覚めて食堂に行けば、好物の茄子焼きが出ていたのですぐに大蒜をおろして食べ始める。焼いた茄子と大蒜に出汁醤油が絶妙の甘さを出しているのです。樺太ししゃもは卵が入って随分大きいと思っていたけれど、焼くと縮んでしまうらしい。ものの5分で食べ終えて、居間の椅子に座っていると女将がお茶を運んでくれる。いつもより15分も早い時間なのでした。

 やはり早く起きたからか満腹になったらまだ眠たくなって、書斎に入ってまたひと眠りするのでした。8時半になったらすっきりと目覚めて、洗面と着替えを済ませる。今朝は朝から暖かかったから半袖を着て蕎麦屋に出掛ける。薄曇りで陽は差していたけれど、今日は一日中曇りの予報なのです。木曜日は女将が来てくれるのが開店の時間からだから、何故か気忙しい。今日のほうじ茶を沸かして昨日使った天麩羅の具材を補充する。そして、野菜サラダを作る。 

 11時には準備が整ったけれど、先日作った蕎麦饅頭の出来が悪かったので、ベーキングハウダーを仕入れたから、急いで蕎麦打ち室に入って饅頭を包む。伸してから型で切ってと思ったけれど、今日は生地が柔らかすぎて上手くいかない。結局は昔のように手で伸ばして一つずつ餡を入れて包んでいくのでした。これが一番確かな方法。開店の間際にちょうど蒸し上がって、白い饅頭が出来た。まだまだ改良の余地があるけれど、当分、作りながら考えるしかない。


10月18日 金曜日 雨が降ったり止んだりで暖かい一日…

 金曜日の朝はあまりすることがなかったけれど、返しがなくなったので作っておくことにしました。居間の部屋で朝のコーヒーをゆっくりと飲んで、5時半に家を出て蕎麦屋に向かう。今朝は蕎麦を500gだけ打てば好かったから、まず最初に返しの材料を揃えて、大きな鍋に氷砂糖を入れたら、ワインビネガーと味醂を煮立つまで火を入れるのです。次に塩分50%の本醸造醤油と再仕込み醤油を入れて、塩を30g溶かして沸騰する直前で火を止めるのです。

 蕎麦打ち室は室温23℃、湿度は78%もあって、昨日と同じ加水率で大丈夫だろうかと思ったけれど、少し柔らかい程度で生地は仕上がった。切りべら25本で135gの束を五つ作って、蕎麦打ちは終わりです。7時を少し過ぎたけれど、コンビニまで煙草を買いに行って家に帰る。昨日はよく眠れたという女将が台所に立って、朝食の支度をしてくれていた。もう雨は降り始めている。天気予報だと昼中雨の予報で、生暖かい一日になりそうなのでした。

 昼過ぎに常連さんが歩いてやって来て、カレー蕎麦とビールのご注文でした。先付けと野菜サラダをお出ししてビールを運ぶ。カレーを解凍しようとしたら、いきなり電子レンジが壊れたらしい。仕方がないから湯煎で少し解凍して、後は汁の中に入れて煮込む。無事に注文の品を仕上げたけれど、オーブンと一体型のレンジなので決して安くはないのです。明日、もう一度レンジだけが壊れたのかを確認して、それから考えることにしました。

 小雨が降ってきて、車を変な位置に止めるお客がいたので、車止めに合わせて止めてくださいと言いに外に出た。そこまでは好かったけれど、一旦、前に出たかと思うと、そのまま帰ってしまったから驚いたのです。昨日も向かいのサツマイモ農園の駐車場に車を停めて、蕎麦屋に来た女性客二人がいたので、あそこは他所のお店の駐車場ですと言えば、そのまま外に出て帰って行ったから驚いた。最近は、何か言われると帰ってしまうお客が多い。困ったものだ。

 


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2024年10月上旬



10月6日 日曜日 今日も涼しかったのでお客は少なく…

 朝の涼しさで目が覚めて、時計を見ればちょうど5時半。床の中で手首足首を回して起き上がるのでした。夕べ漬けておいたお新香が気になって急いで蕎麦屋に出掛ける。店に着いたら、まずはコーヒーを沸かし、冷蔵庫の中から糠床を取りだして、中のキュウリとナスを水で洗うのです。包丁で切り分けているうちに、お湯が沸いたのでコーヒーを入れて飲む。ついでに昨日のブログを読んで、お新香を盛り漬ける。10鉢もあれば足りるだろうと考えた。

 蕎麦打ち室に入って、今朝も750gの蕎麦を打つ。39%の加水でちょうど好い硬さになったから、伸して畳んで8束の蕎麦を仕上げるのでした。少し遅くなって7時半に家に戻って、朝食を食べたら、今日はひと眠りをせずにまた蕎麦屋に出掛ける。庭の紅葉葵の新しい花が今日も咲いていました。今年は随分と長い間咲き続けているのです。蕎麦屋の前の畑の秋桜が綺麗に咲いていたから、近くに寄って写真を撮る。台風でなぎ倒されながらも見事に咲いた。

 幟や看板を出して厨房に入ったら、大根をおろしてなくなった天麩羅の具材を切り分ける。野菜サラダの具材を刻み、今日も3皿盛り付けて、ラップをかけて冷蔵庫に入れる。かなり涼しいので、今朝は窓も開けないでいるのです。早お昼を食べに帰った女将が来る頃には、少し蒸してきたからエアコンを入れたのだけれど、寒いくらいだと言われるのでした。今日はさすがに涼しくて昼を過ぎてもお客は来なかった。12時半頃にやっと最初のお客がいらっしゃる。

 天せいろの大盛りとヘルシーランチセットのご注文で、出し終わる頃にもう一組のご夫婦がベビーカーに子供を乗せて、入り口のカウンター席に座るのでした。こちらはおろし蕎麦の大盛りと天せいろを頼まれる。どちらも初めてのお客様なのでした。1時を過ぎたらもうお客の来る気配はなかったので、亭主は早めにかき揚げを揚げて、賄い蕎麦を食べて仕舞う。女将のスポーツクラブの予約を取っているうちに、ラストオーダーの時間になった。

 洗い物もその都度終えていたから、後片づけを終えたところで、洗濯だけ女将に頼んで、先に家に帰ってもらうのでした。亭主は消毒したまな板をポットのお湯で洗って、ガスとエアコン、冷蔵庫の中身を確認してから後を追うのです。家に帰れば、もう梨の季節は終わったらしく、青い蜜柑が食堂のテーブルの上に置かれてあったので、それを食べてひと休み。女将は自分で作ったヨーグルトを食る。亭主がひと眠りしている間に女将は買い物に出掛けたのです。

10月7日 月曜日 天気が好かったのにお客がいなかった…

 今朝は5時にはパッと目覚めて車に乗り込んだのです。蕎麦屋に着いてコーヒーを飲んでいたら、空が赤く染まってきたので玄関に出て写真を撮る。珍しく朝焼けが見られたので、今日は一日好い天気だろうと頼もしく思うのでした。蕎麦打ち室に入って500gの蕎麦を打ち、昨日の残りと合わせて12食の蕎麦を用意する。今日は暖かくなるという予報だったから、天気も好いしお客が増えると期待しました。明るい希望は元気の源。7時前には蕎麦を打ち終える。

 家に戻れば、最近は少しずつ7時を過ぎても帰れなくなっていたので、女将がそれに慣れてしまったのか、まだ朝食の準備中なのでした。今朝は秋鮭の味噌漬けを焼いたのと細葱の卵とじがおかずなのでした。お腹にも優しく美味しいのでした。食べ終えてお茶をもらったら、いつものように書斎に入ってひと眠り。ぐっすりと1時間眠って気持ちよく目覚めるのです。洗面と着替えを済ませて、元気よく家を出れば、陽が差していつもより少し暖かいのでした。

 店の前のサツマイモ農園の若旦那が仕事をしていたので、挨拶をして立ち話。秋祭りの準備で収穫したサツマイモを洗っているらしかった。その数が半端ではないから大変なのでした。トラックに一杯積み込んでは何処かに運んで行く。梨も終わりで果物は柿と蜜柑が出始めていたけれど、何と言ってもサツマイモが旬の季節なのです。昼を過ぎてもお客が来ないので、こんな好い天気の日にどうしたのだろうと不思議に思っていたら、とうとう最後まで客はなし。

 去年のカレンダーを見れば、やはりこの週の月曜日はゼロと記録してあった。野菜サラダをラップでくるんで家に持ち帰り、冷蔵庫に入れてひと休み。疲れていないから昼寝もすぐに目が覚めて、女将が帰ってきていたので「夜は何にしますか」と尋ねれば、決めかねている様子だったから、天麩羅の具材と油が残っているからと、車で蕎麦屋に出掛けて久し振りに天麩羅を揚げて帰る。熱々の天麩羅を肴に、夜は珍しく日本酒を飲むのでした。


10月8日 火曜日 急に寒くなった寒露の候、秋の一日…

 朝は寒くてなかなか起きられなかったから、部屋の暖房を入れるのでした。昨日の暖かさが嘘のようで、半袖と薄手のジャージで眠った事を後悔しました。昨日はお客もなく片付けるものもなかったので、定休日だからとゆっくりとしていれば好いのに、どうも性分なのか、朝食を食べてすぐに蕎麦屋に出掛ける。外は細かな雨が降っていたから、駐車場のヒイラギナンテンの葉に、沢山の水滴が付いていたから、今日は寒露なのだと思い出したのです。

 コーヒーを沸かして厨房の椅子に座り、ゆっくりと今日の予定を確認する亭主。お袋様との仕入れに出掛けて、昼は蕎麦を茹でて食べ、夕刻には、先日、建物の検査をしてもらった報告に業者が来ることになっていた。まずはお袋様に電話をして雨の降る中、買い物に出掛ける。農産物直売所で並んでいたキュウリやニンジンなどを買って、隣町のスーパーに出掛けて残った野菜類を手に入れるのでした。昨日残った蕎麦や水羊羹をお袋様に持たせる。

 大根のなた漬けの準備をしたら、午後に出汁を取る爲に、干し椎茸と昆布を3㍑の鍋浸けて家に戻るのです。昼は、昨日揚げて帰った天麩羅の残りをフライパンで焼いて、蕎麦を大盛りで食べる。お新香も蕎麦屋の残りもので、食べる物が沢山あるのが定休日初日。ひと眠りして女将のスポーツクラブの予約を終えたら、蕎麦屋に出掛けて出汁を取って蕎麦汁を作る。なた漬けを漬け直したりしているうちに、業者がやってきたので、検査結果を聞くのでした。


10月9日 水曜日 今日は冷たい雨の降る寒い一日でした…

 夕べは蕎麦屋の点検結果を女将に話をして、住み続けるのだったら屋根や外壁を塗り直した方が好いと言えば、彼女も広い自宅を片付けて二部屋だけの蕎麦屋に移った方が好いと言うのでした。今までは移るのに反対だったのに、何時の間にか考え方が変わったようなのです。自宅の亭主の書籍類を片付ける事と、蕎麦屋の営業を止めるという前提で、新しく住み直そうと言うのでした。そんな話をしたものだから、早く床に入ってもなかなか寝付けなかった。

 朝も3時前から目を覚まして、コーヒーを入れて飲んだらますます目が覚めてしまい、5時過ぎには家を出て、朝飯前のひと仕事に蕎麦屋に出掛けるのでした。冷たい雨は相当な勢いで降っていました。厨房に入って、まずは昨日作った蕎麦汁の入った鍋を冷蔵庫から出して、空の徳利に入れていく。大盛り用の徳利が一杯になったら、普通盛りの徳利に詰めて残りは容器に入れて保存するのです。

 少し早かったけれど家に戻って朝飯を食べる。亭主の帰りがいつもより早いので、卵を焼こうと思っていた女将も手間を省いて納豆を出す。これが今朝の亭主のお腹にはちょうど好くて、美味しく頂くのでした。食べ終えてお茶をもらったら、書斎に入ってひと眠りする。朝が早かったので、ぴったり1時間眠ってまだ眠り足りない気分。それでも午前中には食品衛生協会の店舗検査があるので、早めに蕎麦屋に出掛けて行くのでした。少し掃除をして待っていた。

 雨が強く降る中を協会の人二人がやって来て、営業許可証や自主管理ノートの簡単なチェックをしたら、「何処かに貼っておいてください」と検査済みのシールを置いて行ったのでした。「ご苦労様です」と見送って、午前中の仕込みを始める亭主。天麩羅の具材を切り分けて容器に入れて、小松菜は茹でて冷凍しておきます。明日のデザートは涼しくなったので蕎麦饅頭を作ることにして、タブレットを見ながらレシピを確認しておくのでした。

 MLBの試合も気になっていたけれど、帰り道にコンビニに寄ってゴミ収集の代金を振り込んでおくのでした。雨のみずき通りもすっかり秋の景色で、急に冷え込んできたからか今年は綺麗に紅葉していました。後は夕飯前にお新香を漬けに行けば好いから、家でゆっくりと休むのです。そのうちに女将が帰ってきた。蕎麦屋の営業を止めたら、亭主が何もする事がなくなって可哀想だと彼女は考えている様子。このブログも終わりになるのだろうか。



10月10日 木曜日 今日も寒い一日でした…

 今朝は5時にスマホのアラームが鳴って、すんなりと起きられました。すぐに荷物を持って車に乗り込み、蕎麦屋に向かうのでしたが、東の空がほんのりと明るくなりかけていました。蕎麦屋に着いたらまず初めに、IHでお湯を沸かしてコーヒーを入れる。次に冷蔵庫から糠床を取り出して、キュウリとナスをボールに取って洗うのです。かなり太いから漬けすぎの心配はないけれど、コーヒーを飲みながら切り分けて小鉢に盛り付けるのです。室温は19℃。

 6時間で昨日のブログを読み返したり、天気予報を確認して、蕎麦打ち室に入るのです。この寒さだからお客もあまり期待できないので、今日は750g8人分だけ蕎麦粉を捏ねて蕎麦玉にする。加水率は39.5%で、ちょうど好い硬さになりました。伸して畳んで切りべら21本ほどで蕎麦切りを始める。7時前に蕎麦を打ち終えて片付けも終え、珍しく早く家に戻るのでした。女将が台所で魚を焼いて、「ご飯ですよ」と居間の椅子に座っている亭主を呼ぶのです。

 食後はお茶をもらって書斎に入り、いつものパターンでひと眠りするのです。今日は50分ほどぐっすりと眠って目覚めるのでした。余り寒いのでデザートに蕎麦饅頭を作ろうと、薬味の葱を刻み、生姜と大根をおろして、今朝はいつになく野菜サラダも早めに作り終えたのです。1年振りの蕎麦饅頭は、新しいレシピで粉を計量したら、以前の量の半分ほどで水もあんこも少なかった。皮を伸ばすのに手の平で叩いただけだったからか、10個出来るところが6個。

 お客が注文したから出してみると、「皮がちょっと硬いね」と言われて、やはりきちんと伸し棒で伸ばさないと薄皮にならないらしい。年寄り夫婦は鴨せいろと天せいろを注文して、随分とゆっくりと話をしていった。鴨肉が厚くて美味しいとおっしゃる。開業した頃に何度かいらっしているのだとか。もう店を畳む事を考えているのだと言えば、「そう言わずに頑張ってくださいよ」と言う。常連の宅配の青年も今日は寒いらしく鴨せいろの大盛りと野菜サラダ。

 1時を過ぎてもうお客も来る気配がないので、亭主はかき揚げを少しだけ揚げて賄い蕎麦を食べてしまう。月曜日に打った蕎麦だけれど、これがなかなか美味しいのです。沢山余った分、明日も五日目の蕎麦を食べなければならない。洗い物も少なかったし片付けるのも楽なのでした。女将を先に帰して亭主はまな板の消毒をして洗ってから後を追う。ドジャースが快勝したのが何よりのニュースなのでした。明後日は本拠地に帰っていよいよ決勝戦。



10月11日 金曜日 久し振りに晴れて暖かくなった一日…

 今朝も4時前から目が覚めて、コーヒーを飲むから尚更のこと頭がすっきりとするのでした。でもちょっと早すぎると床に入ってみるけれど、やはり眠れないので5時過ぎには蕎麦屋に出掛けるのです。金曜日は蕎麦打ち以外にあまりすることがないので、冷蔵庫を開けて見るけれど足りない物はなさそうなのです。蕎麦打ち室に入って蕎麦粉と小麦粉を500gだけ計量して、39.5%の加水で捏ね始めたら、今日もちょうど好い感じで生地が仕上がったから好かった。

 蕎麦打ち室の室温は19℃、湿度は70%。動いているとあまり寒さを感じなかったから、エアコンは入れていない。生地の仕上がり具合が好いと、地伸しから綺麗に出来て、四つ出しまで教科書通りに進むから気持ちが好いのです。畳んで包丁切りをしても、スムーズに均等な太さで切れるから、早く打ち終わるのでした。金曜日だけれど、天気が好いから少しはお客が来るだろうか。9食全部出ても売り上げは1万円以内だから、本当に利益は少ないのです。

 珍しく7時前に家に戻って、「お帰りなさい」と言う女将が好物のナス焼きを作っているから、自分で大蒜をおろし、お釜からご飯を多めに盛り付けて、食べ始めるのです。豚汁が出て、焼いていた魚が出る。出汁醤油を使っているからかナスの甘さが美味しくて、お替わりも出来そうなのです。それでもグッと我慢して、居間で一服していると女将がお茶を入れて持って来てくれる。今朝は書斎でのひと眠りも1時間を越えた。9時過ぎに家を出るのでした。

 幟と看板をを出してチェーンポールを降ろせば、後は厨房に入って仕事をするだけ。まずは大根をおろして、野菜サラダの具材を刻むのです。いつもと同じく三皿分盛り付けたら、ラップをかけて冷蔵庫に入れる。ポットにお湯を汲み、油を鍋に入れたら天麩羅の具材と天ぷら粉を調理台に並べ、テーブルを消毒液で拭いていく。開店前に車が駐車場に入ってきて、なかなか店に入らないと思ったら暖簾が出ていなかった。慌てて暖簾を出して中に入っていただく。

 最初の二人の天せいろの準備していたら、もう次のお客が三人でいらっしたので、とにかくお茶だけはお出しする。開店からお客が入る時は、混むことが多いのです。入り口の看板には金曜日は亭主一人のため、蕎麦は8食しか用意していませんと書いてあるのだけれど、見てくれるお客はいるのだろうか。混んだ日には「今日は女将がいないのですよ」と後から亭主が言い訳することが多い。5人のお客が帰ったのは12時半過ぎで、洗い物を済ませる暇があった。

 戸棚に入れておける蕎麦猪口や小鉢の入れ物を片付けて、あとは洗いかごで水を切る。今日はこれで終わりかと思ったら、まだ車が駐車場に入ってくるのでした。最後のお客はせいろ蕎麦の大盛りを頼まれて、蕎麦湯をしっかりと飲んでいたから、蕎麦が好きなのだとわかる。一度、店の前を通りすぎてまた戻って来たらしい。それから賄い蕎麦の支度をして食べたから、今日は帰りが遅くなった。夕食前にまた蕎麦屋に出掛けて明日のお新香を漬けるのでした。


10月12日 土曜日 朝は寒かったけれど昼はまた暖かく…

 今朝も5時起き、コーヒーを飲んで蕎麦屋に出掛けるのでした。まずは夕べ漬けた糠漬けを取り出して、小鉢に盛り付ける。ついでになた漬けも小鉢に盛ってかなりの数を用意しておきました。明日の日曜日のことを考えて盛り付けたのです。朝は昨日が晴れたからかなり冷え込んでいたけれど、昼は25℃まで上がると言うから、お客も来る可能性が高い。でも、三連休というのはなかなか難しい。ずっと混んでいると言うこと今までにもないのです。

 左手首の痛みを気にしながら蕎麦打ち室に入って、今朝も750gの蕎麦を打つ。加水率は昨日と同じ39.5%。最近はこれでなかなか好い感じで生地を仕上げているのです。生舟に残っている蕎麦は3.5人分だったから、今日は11.5人分の用意なのでした。混めばすぐになくなるけれど、このところのお客の入りでは、滅多に10人は超えないと思えるから、これで勘弁してもらうのです。量を多く打てばまた手首に負担がかかるからです。7時前に打ち終えて家に帰る。

 昼の賄い蕎麦が遅すぎて、夕食は食べられなかったので、夜の蕎麦に入れるはずだったとろろ芋が残っていた。女将も同じ事を考えていたらしく、生卵ととろろ芋と茄子焼きが朝食のおかずなのでした。美味しく頂いて、居間でお茶をもらったら、書斎に入って眠ること1時間。寒さも緩んできた頃に目が覚めて、蕎麦屋に行く支度を始めるのです。今日は土曜日だから、向かいのサツマイモ農園では朝市を開いているかと、楽しみにしながら蕎麦屋まで歩く。

 今日もカレー屋さんの車とサツマイモを売るテントだけが張られて、八百屋さんは野菜の端境期と見えて来ていなかった。若い人たちが朝から元気に動き回る姿に、亭主も元気を分けてもらって大根をおろしていたら女将がやって来る。そしてすぐに、道路を渡ってサツマイモを買いに行くのでした。「随分、大きくなったわね」と言って帰ってきた。早めに野菜サラダの具材を刻み始めて盛り付けたら、先日失敗した蕎麦饅頭を今日は蕎麦打ち室で作った。

 同じ分量でレシピ通りに10個の饅頭を包んで、蒸すこと15分。今日は伸し棒できちんと伸してから型で抜いたからか、餡が詰まらなかった部分がへこんでしまった。人のレシピで作るのはとても難しいと感じる。今度は餡の重さもきちんと計って詰めていこう。開店の時刻に常連さんが歩いていらっして、カレー蕎麦にビールのご注文。続けて自転車に乗ってやって来た年配のご夫婦がご来店。今日は閉店間際にもお客が入ったけれど、昨日よりも少なかった。

 片付けを終えて洗濯物を女将に任せて、亭主はまな板の消毒をして後を追う。通りを挟んで向かいのサツマイモ農園の畑から、仕事を終えた顔見知りの男性が歩いて来たので「いよいよ収穫の時期ですね」と声をかければ、「今年は随分と良く出来ていますよ」と応えてくれた。沢山のサツマイモが掘り起こされて畑中に綺麗に並んでいる。家に戻ってひと眠りしたら、夕食前に蕎麦汁の補充にまた蕎麦屋に出掛けた。夜は昨日食べられなかった蕎麦を茹でる。

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2024年10月初め



10月1日 火曜日 定休日一日目の今日も忙しかったけれど…

 最近の習慣で朝は5時には目が覚めるようになったのですが、老いの辛さで目覚めてはすぐには動けない。寝不足というのではなくて、全身に血液が回っていかないのではないかと思うのです。床の中で今日の予定を復唱したら、まずは指先から動かし始める。だから女将は朝の5時からヨーガのポーズで一時間目を覚ます。その努力の意味がやっと分かってきた。その昔は起きてすぐにマラソンに出掛けていたのだけれど、車に乗って蕎麦屋に行くのがやっと。

 まずは昨日の盆と蕎麦皿を片付け、コーヒーを沸かして厨房の椅子に座り、タブレットで9月最後の昨日のブログを読み返すのでした。そして、もう一度今日の予定を復唱してみれば、やはり朝飯前に道路際の雑草を釜で刈り取らなくてはいけない。30㍑のゴミ袋が一杯になるまでに20分もかからなかった。少しずつ身体が動いてきたので、次いで駐車場の縁に伸びた雑草も刈っておくのです。こうやって毎日少しずつ仕事をすれば、東の庭も南の庭も何とかなる。

 7時過ぎに家に帰れば、食堂から女将が顔を出して「お誕生日おめでとうございます」と言うのでした。「ありがとう」と言いながら、自分は幾つになったのだったかと自問する。お茶をもらって書斎に入り、今朝はぐっすりと1時間眠ってしまった。遅れていた書斎の時計も、新しい電池に替えたら正確に時を刻んで、9時20分前を指していた。洗面と着替えを済ませてお袋様に電話をする。今日は農産物直売所で、近所の農家で採れた米を買わなくては。

 朝のうちに降った雨で道路は濡れていたけれど、少しずつ空は明るくなって青空も覗くようになったのです。隣町のスーパーは朔日の特売日だからいつになく混んで、広い駐車場に車を止めるのに時間がかかった。無事に買い物を終えてお袋様を家まで送ったら、蕎麦屋に戻って野菜類を冷蔵庫に収納する。女将と約束の10時半には家に戻り、今度は隣町のショッピングセンターに出掛けるのです。数年ぶりだからナビに案内を頼む。平日なのに随分と混んでいた。

 ユニクロに行って夫婦揃いのジーンズを買って、亭主はよそ行きのズボンも一つ。ついでにアンダーウエアも購入する。会計をしようとレジに行けば、置いただけですべての商品の一覧が出る全自動の会計システムで、係の女性に案内されながら会計を済ませる。昼になるから隣に出来たフードコートの麺類専門店で、ぶっかけうどんを二人で食べる。葱と揚げ玉を載せて女将の待つテーブルに運べば、毎日、同じ物を食べているから、たまには美味しいと言う。

 家に帰って女将のスポーツクラブの予約を取るまでが、唯一の暇な時間で、スマホを見れば幼なじみの友だちから、誕生日のお祝いのメツセージが届いていた。近況の報告と、「身体を労りながら、日々の生活を楽しみましょう」と、いつもながら優しい言葉で結ばれていました。元気を取り戻して、午後の仕込みに出掛け、朝のうちに用意しておいた出汁を取って蕎麦汁を作る。酒がなくなるので近くのコンビニに出掛ければ、綺麗な虹が出ていたのです。


10月2日 水曜日 今日から夜間パトロールは6時からに…

 今朝も5時半から目覚めて、動き出そうとしたけれど、意志が身体に負けてまた眠ってしまうのでした。6時過ぎまで眠って、コーヒーを沸かして一服しながら飲んでいたら、もう朝飯の時間になってしまう。珍しく女将が炊き込みご飯だと言うので、期待して待てば、米粒よりも多い具材に驚かされる。切り干し大根やツナが入ったお勧めのレシピらしけれど、ダイエット食で物足りない。その反動が一日ついて回る。9時に家を出て買い物に出掛けました。

 隣町のホームセンターが9時開店で、近くにある昨日ズボンを頼んだ店が10時開店なので、上手い具合に開店直後に着けるのです。駐車場も空いているから入り口の近くに止められて、ホームセンターで天削げの割り箸やペーパータオル、洗剤、ラップなどの店の備品を買う。さすがにショッピングセンターは開店直後から混んでいたけれど、無事に品物を手に入れて、秋晴れの空の下を蕎麦屋に帰るのでした。荷物を収納したら、厨房に入って蕎麦汁を補充する。

 そして、残っていた天麩羅の具材を揚げて、すぐに家に戻るのです。女将が鍋に湯を沸かして、蕎麦を茹でる準備をしてくれていたから、熱々の天麩羅をおかずに、美味しい蕎麦を食べられた。水を減らして硬く仕上がった蕎麦は、やはり三日目は短く切れてしまうのでした。生地の硬さもちょうど好いのが一番好いと反省する。食後のお茶をもらって書斎で昼寝をしようとしたけれど、夕べはよく眠れたから寝付かれなかった。仕方がないので蕎麦屋に出掛ける。

 今日は夜間の防犯パトロールが6時からに変わる日なので、早めに仕込みを終わらせ、4時過ぎには夕飯を食べなければいけない。お新香を漬けるのは一番最後にして、まずは小鉢の一品目に切り干し大根の煮物を作るのです。フライパンに胡麻油を引いて、人参と油揚げを炒め、干し椎茸と切り干し大根を加えて火が通ったら、二番出汁で煮込んでいく。人参が柔らかくなったら、出汁醤油と砂糖を加えて蓋をして更に煮込むのです。一週間分の小鉢が仕上がる。

 それから蓮根の皮を剥いて輪切りにして茹で、南瓜を切り分けてレンジでチーンする。天麩羅の具材を刻んで4時近くになるのでした。最後に糠床を冷蔵庫から取り出して、ナスとキュウリを漬ければ午後の仕込みは終わりです。家に帰って夕食を食べたら、もう5時近かったけれど、眠ろうと思っても眠れない。そのまま5時半には家を出て、パトロールの集合場所に向かうのでした。辺りはもう暗くなっている。涼しい割にはびっしょりと汗をかいて家に帰る。


10月3日 木曜日 涼しい秋になったかとも思えるけれど…

 今朝も5時前に目覚めて、昨日の反省から、床の上で身体を動かしながら起き上がりました。5時半前には家を出て蕎麦屋に向かうのです。やけに涼しくなってきたから、ジャージの上着を羽織って車に乗り込む。外は冷たい雨が降っていたのです。定休日明けは朝飯前にもする事は一杯ある。冷蔵庫から糠床を取り出して、漬けておいたナスとキュウリを出して水で洗います。それからコーヒーを沸かして、まずは厨房の椅子に座って一服するのです。

 6時になったら蕎麦打ち室に入って、今日は久し振りに900gの蕎麦を打つのでした。この涼しさだとお客はあまり来ないかも知れないけれど、昨日も電話が入って予約じゃなくても入れますかと言うので、小さい店だから予約は受けていないのですと応えた。ただ、遅くなると蕎麦がなくなることもあるので、早めにいらっした方が好いと言っておいたのです。蕎麦粉がいつもよりも多いから、しっかりと地伸しをして、伸し棒で丸出し、四つ出しと丁寧に打つ。

 今朝の加水率は39.5%。あまり硬た過ぎると腱鞘炎の手首に負担がかかるからと、ギリギリのところで打っていくのでした。外は相変わらず雨が降っている。900gで10人分の蕎麦か取れるかと思ったら、少し足りなくて9人分と半分しか取れなかったのです。生地がいつもよりも柔らかいのが仇となったのです。1kgで11人分取れるのだから、当然、900gなら10人分と思っていたのでした。一束の量が130gといっても、135g以上は使っているからなのです。

 無事に蕎麦を打ち終え、コンビニで煙草を買って、家に戻ればもう7時20分なのでした。女将はすぐに亭主のご飯を盛り付けて、一緒に朝食を食べる。テレビでスピルバーグの面白そうな映画をやっていたのですが、少しは眠っておかないとと思い、書斎に入って横になるのです。30分ほどウトウトとして、左手首の痛さも忘れたから、起き出して洗面と着替えを済ませ、蕎麦屋に向かう。雨は上がっていたけれど、やけに涼しい風が吹いているのでした。

 蕎麦屋に着いたら看板と幟を出して、チェーンポールを降ろしたら、厨房に入って大根と生姜をおろし、薬味の小葱を刻んでおきます。木曜日は女将が来るのが開店の時刻なので、店の掃除もしなくてはいけないしと急いだからか、野菜サラダを盛り付け終えたら、まだ11時前なのでした。開店の時刻の少し前に、歩いて来たご夫婦いらっしたので、店の中に入ってもらって暖簾を出す。お茶を出して注文を取ったところで女将がやっと現れる。

 ご主人はキノコつけ蕎麦の大盛りを頼まれて、奥様はヘルシーランチセットのご注文だったから、女将が野菜サラダと蕎麦豆腐を出している間に、亭主が盆と蕎麦皿一式を用意するのです。昼前に、最近よくいらっしゃる介護施設の車に乗った男性客が、カウンターに座って天せいろの大盛りを頼まれた。会計の際に奥様に「昨日お電話を頂いた方ですか?」と尋ねたら「そうです。とても美味しかったわ」と言って帰られた。涼しいからか今日はそれで終わり。


10月4日 金曜日 朝から暖かい風が吹いていましたが…

 午前5時にスマホのアラームが鳴った。設定をそのままにしていたらしい。ここからが頭と身体の戦いなのです。目覚めているつもりでも身体がまた寝ようとするから、床の上で手足を動かし、起き上がる準備をするのです。居間の部屋に入ったのはそれから20分後なのでした。冷蔵庫の切った梨を一口食べて、洗面所に顔を洗いに行く。荷物を持ってやっと玄関を出るのでした。外は意外なほど暖かくて、涼しかった昨日とは大違いなのです。 

 カウンターに干した盆や蕎麦皿など昨日の洗い物を片付けて、まずはコーヒーを沸かすのです。換気扇を回して一服しながら、昨日のブログを読み返す。毎日、同じような事ばかり書いているなと、日常生活の繰り返しを大切に思いながらも、新しい写真や記事が出て来るとハッとすることもある。蕎麦打ち室に入って、昨日と同じ39.5%の加水率で500gの蕎麦を打つ。室温は26℃、湿度は75%だけれど、最近はこの加水率で上手く打てているのです。

 7時過ぎに家に戻って女将の用意してくれた朝食を食べる。食後のお茶をもらったら、エアコンを入れておいた書斎に入って横になるのです。ウトウトと30分ほど眠ったら、もう目が覚めて蕎麦屋に出掛ける準備を始める。身体は起きていると言う状態なのでした。家の前の通りを歩き始めれば、風がやけに生暖かいのが気になる。今日は暑くなると言う予報だから、お客が来るかも知れないと思うけれど、金曜日は一人の営業なのであまり嬉しくないのです。

 9時前に厨房に入ってまずは大根をおろす。葱や生姜は次の日にも使えるけれど、一日おいた大根は家に持ち帰って食べるのです。大鍋の水を入れ、ポットを並べて、野菜サラダを作る準備を始めるのですが、まだ時間が早すぎる。金曜日は、前の日の準備でいろいろなものが用意してあるから、あまり仕事がないのです。それでも蕎麦屋に来てしまうのは、習慣のなせる業なのでしょうか。10時半には野菜サラダも出来上がってしまうのでした。

 今日は昼過ぎまではお客がなく、それからが大変なのでした。同時に三組のお客が入って、テーブルとカウンターが埋まる。お一人の常連客は早々と注文をするのです。テーブルに座った老夫婦は、開業当時には何度かいらっしたそうで、今日は天せいろのご注文。もう一人も常連さんでカウンターの隅に座って本を読み始める。天せいろが出るのを待ってやっと注文をしてくれた。「美味しかったわ」と言って帰る老夫婦と入れ替わりで、新しいお客が入る。

 赤ちゃんを連れた奥様は天せいろ、ご主人は鴨せいろの大盛りを頼まれる。やっと仕上がる頃には、もう一つのテーブルに若いご夫婦が座って、鴨せいろの大盛りと天せいろの大盛りを頼まれる。前のお客の会計をしながら、お茶を出して注文を取る亭主はもう手一杯。調理は一つ一つこなさなければいけないから、丁寧に作業をして、蕎麦を茹でるのです。ずっと待たせてしまったお客には野菜サラダのサービスをして食べてもらう。洗い物の終わったのは4時。


10月5日 土曜日 日中は冷たい雨だったけれど…

 今朝は4時半にはもう起きていました。真っ暗な中を車で蕎麦屋に出掛けて、目覚めのコーヒーを一杯飲むのです。昨日に比べたらかなり気温も低かったのですが、蕎麦屋の店の中は夕べの温もりがまだ残っているのでした。蕎麦打ち室に入れば、室温26℃、湿度は76%で、ちょっと暖かかったから今朝は39%で蕎麦粉を捏ね始めたのです。昨日の蕎麦が一つも残っていなかったから、今朝は750gと500gの二つの蕎麦玉を作って、13人分を用意しました。

 蕎麦を打ち終えたのが7時5分過ぎで、家に帰って朝食を食べたら、書斎に入ってひと眠りしたのです。いつもの習慣で30分ほどしたら目を覚ましたけれど、二回蕎麦を打ったという安心感からか、またぐっすりと寝込んで合わせて1時間は眠ったのです。洗面と着替えを済ませ、厚手の半袖を着て蕎麦屋に向かう。蕎麦屋の向かいのサツマイモ農園では、今日は営業するらしく、若旦那が開店の準備に精を出していた。「今日はカレー屋さんも来ますよ」と言う。

 昨日も天麩羅が随分と出たので、今朝は蓮根の皮を剥いて茹で、南瓜を切り分けてレンジでチーンしておきます。それから大根をおろし、野菜サラダの具材を刻んでいくのでした。外の気温は21℃しかなかったから、これでお客が来るのかと思うのでしたが、向かいのサツマイモ農園の若い人たちが頑張ってるので、元気を貰うのでした。昼過ぎに3人連れのご家族がいらっして、天せいろ3つで一つは大盛りのご注文。その後も常連さんがヘルシーランチセット。

 昼過ぎから降り出した雨は止みそうになかった。1時を過ぎていたので、亭主はかき揚げを揚げて賄い蕎麦を食べようとしたところに、母と息子の二人がご来店なのでした。駐車場に車が入ったので奥の部屋で素早く食べ終えて厨房に戻れば、まだ、注文をしていなかった。せいろ蕎麦の大盛りとぶっかけ蕎麦を頼まれたので、すぐに天麩羅とかき揚げを揚げ、蕎麦を茹でてお出しした。閉店時刻にはもう帰られたので、洗い物を片付け今日は早めに家に帰った。