カテゴリー
未分類

2023年11月末




11月27日 月曜日 昨日に比べれば暖かくはなったけれど…

 夕べは9時半にはもう眠くなって床に入りました。朝早く目が覚める習慣が付いてしまったのか、今朝は4時には目が覚めて、テレビのニュースを見ながらお茶を入れ、しばらく起きていたのです。5時になったら再び床に入って、朝食の時間までまた眠る。いろいろな夢を見るけれど、どれもはっきりと覚えてはいない。食堂に入ればぷ~んと鰺を焼いた匂いが食欲をそそるのです。旅先の旅館で出るような小さな鰺は、亭主と女将にはちょうど好い大きさ。

 女将の見る朝ドラの最中に家を出て蕎麦屋に着けば、夕べの雨の雫がヒイラギナンテンの葉に光っていました。幟を出して店のエアコンを点け、蕎麦打ち室に入れば室温は13℃。加水率は45%でちょうど好い硬さで蕎麦を打つ。切りべら24本で140g。今朝は少し厚めに生地を伸したようです。昨日の残った蕎麦と合わせて12食の蕎麦を用意して、今日の営業に臨むのでした。給料日後の月曜日は、去年はお客がなかったから、今日もどうなるかと不安なのです。

 それでも厨房に戻ったら大根をおろして薬味の葱を刻み、野菜サラダの具材を刻んでいつも通り三皿作っておきます。昨日よりは随分と暖かい朝なのですが、暖簾を出してもお客の来る気配はない。給料日の後の週末に何処かに出掛けた人々は、月曜日には外食をしないのでしょう。月曜日を定休日にする店が多いのも頷ける。1時前になってやっと車が駐車場に入ってくる。若いカップルがテーブル席に座ってヘルシーランチセットを頼まれるのでした。

 作ったばかりの野菜サラダが出るのが嬉しい。蕎麦豆腐やデザートの水羊羹も捌けるから嬉しいのです。ゆっくりと食べて帰られたから、もうその後のお客は期待できないのです。天麩羅とかき揚げを揚げて賄い蕎麦を食べてしまう。好く揚げた天麩羅は、汁に浸けてもまだカリカリとして美味しいのです。蕎麦汁に染み込んだ天麩羅の油がまた好い味を出している。2時半までかかって後片づけをして、女将の家に帰る前に家に着き、蜜柑を食べて寛ぐのでした。



11月28日 火曜日 陽射しは暖かいけれど風が強くなって…

 夕べは9時半にはもう眠くなって、ぐっすり眠ったと思ったら、夜中の2時半に目が覚めて、居間の部屋でテレビを観る。5時前にもう一度眠って朝食の時間に目覚める亭主。習慣と言うのは恐ろしいもので、うまくコントロールできないのです。女将の朝ドラの時間に家を出て、蕎麦屋に行くのだけれど、カウンターに干した昨日の洗い物を片付け、天麩羅鍋に固めた油と生ゴミを外のゴミ箱に移したら、もうお袋様を迎えに行く時間なのでした。

 風が出て来て空の雲が何処かに流され、青空の広がる中を農産物直売所に車を走らせれば、最近は開店直後からお客さんが来ているのです。野菜が安くなっているのに、農家の人たち反応は遅く、トマトも大根も隣町のスーパーの方がずっと安いから、生椎茸や漬物用の太いキュウリなどをもらってスーパーに向かう。入院していたという親戚の小母さんの様子を聞いたり、お袋様の体調を尋ねたりと、週に一度の息子の仕事は結構気を使うのです。

 蕎麦屋に戻って野菜類を冷蔵庫に保存したら、一本97円で二本買った大根を、なた漬け用に一本切って、塩で押し漬けにしておく。昨日持って帰れなかったお新香の小鉢の残りや、野菜類を持って家に戻れば、女将は買い物から帰っていた。スーパーで買った果物や肉や魚を手渡して、昼の用意を始めるのでした。亭主が蕎麦を茹でている間に、昨日揚げて帰った天麩羅を、女将がフライパンで焼いて、今日の昼は天せいろとなかなか贅沢な食事なのでした。

 昼食の後は、女将のスポーツクラブの予約の時間まで間があるから、書斎に入ってひと眠りです。昼からの陽射しが暖かくて、ぐっすりと意識を失って眠る心地よさ。1時間ほど眠ったら目覚めて、居間の部屋に行けば、女将はもう仕事部屋に入って書を描いているのです。起きているかと心配なのか2時前には現れて柿を剥いてくれる。テレビの映画を最後まで観て、4時前には蕎麦屋に出掛ける亭主。水の上がった大根の水を切って、なた漬けを漬け込む。

 残る時間で出来ることは、大釜に重曹と一緒に入れた天麩羅鍋や油の付いたパットに火を入れて、キノコ汁を仕込むことでした。鶏肉と一緒に先週の材料を半分冷凍してあったので、今週はそれを使ってキノコ汁を作るのでした。明日の早朝に取る出汁の準備をしたら、時計を見ながら洗濯機の中に入っていた洗濯物を干して、家に帰るのです。5時過ぎに家に戻って、夕食の支度には、亭主が昨日残ったサラダや野菜を使ってあんかけの肉炒めを作る。

 それと、店で出た鴨肉が半分だけ出て残っていたので、女将が長葱と塩で焼いて晩のおかずにするのでした。今月は去年よりも売り上げが多いのに、なぜか赤字になっている。食材の購入費用が増えているのです。店のメニューの値上げもそんなには頻繁には出来ないので、困ったものです。辛抱する向こうに道は開けるのでしょうか。酒と煙草を買う余裕があるから、亭主はなんとか凌いでいるけれど、冬場はお客も減るからなおさら厳しいのです。



11月29日 水曜日 霜の降りた朝…

 今朝はとても寒かった。それでも5時前に目覚めて、居間の部屋でコーヒーを一杯飲んだら、蕎麦屋に出掛けて出汁取りをする。その合間に、昨日漬け込んだなた漬けを小鉢に盛り付けておきます。やっと明るくなったので玄関を出てみれば、向かいの畑は霜が降りて真っ白なのでした。外の気温は2℃だから寒いわけです。使った鍋や釜を洗って、大鍋で重曹に浸けて、油汚れを落としている天麩羅鍋の汚れは、簡単には落ちそうにないのです。

 7時になるからと家に戻って朝食を食べる。今朝は整形外科に行って薬を処方してもらわなければいけなかったので、食後のひと眠りもせずに、早めに出掛けて行くのでした。開院の15分ほど前に着いて廊下の椅子に座って待つ。9時開院なのですが、その15分前には扉が開くから、その分を見込んで早くから並ぶのです。一番で保険証と診察券を出して「お薬だけなんですけれど」と、待合室で座っていれば、直ぐに処方箋が出来て300円取られる。

 なんでも誕生日が過ぎて、医療費負担が3割から2割に減ったので随分と安くなった感じなのです。すぐに近くの薬局に行けば、他にまだ人がいなかったので、こちらも一番で待って、いつもの尿酸値を抑える薬をもらって帰る。そのまま蕎麦屋に行って、今朝の続きの鍋の油落としを開始する。鍋だけではなく、一斗缶の油を置いておくステンレスのお盆や、油濾し器とそれを置いておく盆まで、重曹を振りかけてお湯に浸け、少しは綺麗になるのでした。

 ついでにレンジ周り油汚れも重曹を使って綺麗にしておく。こちらは週に一度は掃除しているから、油汚れも直ぐに落ちるのです。床の油汚れはなかなか落ちそうにないから、午後の仕事に掃除しようと、家に帰って蕎麦を茹でて女将と二人で食べる。大盛りで天麩羅を焼いて食べたら、もう眠くなって書斎に入ってひと眠りです。その間に、女将はスポーツクラブに出掛け、亭主は1時間ほど眠ったら、午後の仕事に蕎麦屋に出掛けていく。

 今日は夜の防犯パトロールがある日だから、早め早めに行動しないと後が大変になる。午前中から少しずつこなしていた油汚れの掃除は、まずは天麩羅鍋を内側だけは綺麗にして、いよいよ床の油汚れを落としにかかるのでした。こびり付いている汚れは完全には落とせないけれど、重曹を振りかけてお湯をかけ、10分ほどおいて電動のクリーナーブラシで磨いていく。確かに黒い部分は綺麗になったけれど、こびり付いた頑固な汚れは落ちないのです。

 完璧さは求めずに、下に敷くステンレスのお盆を置いて、新しい胡麻油の缶と油濾し器を載せるのです。そして、小松菜を茹でながら、いよいよ天麩羅の具材を切り分けて、糠床を冷蔵庫から取り出したら、お新香を漬けていく。4時前にすべて終わって、家に戻って早い夕食を簡単に食べておきます。5時半には家を出て集合場所の集会所まで歩く。今夜の歩いた距離は約6000歩。歩く速さは少し早くなったけれど、まだ足を引きずっているのが気になるのです。


11月30日 木曜日 今日で11月も終わり…


 今朝は4時前に目が覚めて、居間の部屋でコーヒーを一杯飲んだら、蕎麦屋に出掛けて夕べ漬けたお新香を糠床から取り出す。切り分けて小鉢に盛り付けたけれど、まだ5時過ぎなのでした。折角、朝飯前に来たのだからと、蕎麦打ち室に入って今朝の蕎麦を打っておく。二回打つほどお客は来ないかも知れないけれど、何故か気になって、今日は久し振りに、900g 十人分の蕎麦を打つことにしました。菊練りに入るまでに随分と力を入れて蕎麦粉を練る。

 加水率は45%で、最初は硬くて大丈夫かと思ったけれど、捏ねている間にしっとりとしてきて、伸せば好い仕上がりなのでした。切りべら24本で135gで、10人分の蕎麦が取れました。二回に分けて、13人分を打つまでもないという時に、900gで打つということもありなのだと思った。ただ、今日は大盛りの注文が多かったので、お客様9人で1時にはもう売り切れになった。後からお二人見えたけれど、「ご免なさい。お蕎麦売り切れなのです」とお断りした。

 こんなに平日に混むことも最近では珍しいのでした。最後は、亭主が今日と明日の賄い蕎麦の分として、月曜日に打った蕎麦を少し使って数を合わせるのです。最後にいらっした常連さんには、「明日から新蕎麦なんですよ」と言っておいたら、帰り際に「明日もまた来ます」とおっしゃって帰られた。辛味大根も入ったので、ちょうど好かったのかも知れない。せいろ蕎麦の大盛りと辛味大根で、ちょうど1000円になるから、きりも好いのです。

 さすがに9人も入ると、洗い物をする暇がなかったので、今日はまとめて洗い物をしたから、腰が痛くなった。それでも3時前には女将と家に戻って、剥いてもらった柿を食べてひと休み。女将が買い物に出掛けている間に、亭主は書斎で横になって夕方までぐっすりと眠るのでした。今日は陽射しはあったけれど寒かったから、野菜サラダが一つも出なかった。夕食は亭主がお好み焼きを焼いて、サラダを消化するのでした。明日も寒い朝になりそうです。

カテゴリー
未分類

2023年11月下旬



11月20日 月曜日 晴れて風の強い一日でしたが…

 夕べも風呂から出て、9時にはもう眠くなったので床に入った。そして今朝の5時まで目が覚めなかったから、先日の疲れがまだ残っているのだろうか。今朝は蕎麦が生舟に一杯残っていたし、朝飯前のひと仕事もない。クラス会の全体写真が送られて来たから、印刷したついでに、昼のランチ会食のツーショットも印刷して女将に見せるのでした。彼女は朝飯のしたくで忙しいから、その間に早い時間だったけれど、友人にメール添付して送っておきました。

 朝食は亭主の好物である銀ダラの煮付け。薩摩芋と切り昆布の煮物とかお新香は定番のおかず。最近の味噌汁はシメジに油揚げやホウレン草などを入れて栄養補給しているらしい。食後は居間でお茶をもらって、亭主は書斎に入ってひと眠り。今日は蕎麦打ちがないからゆっくりと眠ってしまったのです。8時半に目が覚めて、よくもまあこんなに眠れるものだと自分でも感心するのでした。黄色く色づいてきた金柑を眺めながら、「行って来ま~す」と蕎麦屋へ。

 外は風が強くて、出した幟も飛ばされそうなのです。11時には開店の準備が終わって、テーブルを拭いて回ったていたら、玄関に5人連れのお客が集まっていたので、暖簾を出して中に入ってもらった。11時15分。団地の中の新しい分譲を見に来たご家族らしいのです。天せいろ四つにキノコつけ蕎麦のご注文だったから、二回に分けて天麩羅を揚げ、その間にキノコ汁を温めて次々とお出しする。その間に、もう次のお客がテーブルに座っているから大変です。

 12時前に7人が入ったことになるから平日の新記録。コロナ前はその後もお客が続々と来たものです。お客が少なくなっても、いつも真面目に準備をしておくことが大切なのだと痛感しました。12時過ぎには注文の品を全部出し終えて、用意しておいた天麩羅の具材は全部なくなったのです。やはり天せいろ1200円は安いのだろう。「蕎麦が美味しかった」と言って帰られるご夫婦は、嬉しいね。その後は、最近の傾向でもうお客が来ない。かき揚げを揚げて遅い昼を食べ、片付けを始めて2時半には店を出るのでした。
 家に帰って間もなく、女将がスポーツクラブから帰って来たので、「今日は7人もお客が来たよ」と言えば、「えっ」と驚く。柿を剥いてもらって食べたけれど、さすがに今日はもう眠れないのでした。テレビで大相撲を観ながら、5時には夕食を食べて、6時半になる前にプールに出掛けた。普段の生活のペースに戻さなくてはと、亭主も結構、頑張っているのです。プールで泳ぎ終わって、一階のスーパーで食べ物を沢山仕入れ、夜はまた焼酎を飲むのです。


11月21日 火曜日 穏やかに晴れた日…

 午前6時前、日の出前の蕎麦屋は、まだ寒くて写真を撮るのがやっとです。夕べはプールで少しだけ泳いだから、ぐっすりと眠れて4時半にはもう目が覚めてしまった。コーヒーを一杯飲んで、朝飯前に蕎麦屋に出掛けたら、洗濯物を干したり、カウンターに干してある盆や蕎麦皿を片付けて、今日一日の段取りを考えるのでした。9時からはお袋様と仕入に出かけて、今週の買い物をするのです。7時前に家に戻って、女将の朝食の支度を手伝う。

 それから書斎に入ってひと眠り。最近は一時間は眠ってしまう。お袋様に電話をして迎えに行けば、何時もと変わらず元気にマンションの階段を降りて来る。農産物直売所に出掛ければ、野菜が少し安くなっていた。今朝は蕎麦屋の前の畑にも霜が降りていたから、白菜もそろそろ漬けた方が好いのかとも思ったけれど、糠床を替えたばかりだから、まだぬか漬けを漬けることにしました。知り合いの農家の大根は、今日も大きくて葉の付いているほど新鮮。

 蕎麦屋に戻って野菜類を冷蔵庫に入れたら、まずは大根を切ってなた漬けの準備をする。時計を見ながら駐車場のヤマボウシの剪定を少しだけ始めておくのでした。昼はずっと食べたいと思っていたあんかけ焼きそばを作るので、早めに家に帰れば、買い物から帰った女将がちょうど玄関を入るところなのでした。レンジを強火の設定にして、肉や海老、鶉の卵やキクラゲ、マッシュルームの他に、昨日残ったレタスや野菜サラダを全部入れて、熱々で仕上げる。

 満腹になった後は書斎に入ってひと眠り。女将のスポーツクラブの予約の時間に間に合うように起き出して、無事に予約を済ませたら、蕎麦屋に出掛けて午後の仕込みをするのです。なた漬けを漬け込むのに、柚子の皮を剥いて千切りにして漬け込んだら、途中からやりかけのヤマボウシの剪定を始めて、90㍑のゴミ袋に一杯になるまで木を切り始める。切っても切っても他の木の繁殖が凄いので、気が遠くなるような作業なのです。4時過ぎには家に戻る。

 夕飯にはまだ早いから、書斎に入って減塩醤油の発注など、出来ることを済ませておく。パソコンの前に立てかけてある先日のツーショットやクラス会の写真を眺めながら、また思いに耽るのです。若手の頑張る大相撲も気になって、居間の部屋で食事前から見はじめる。明日は好い夫婦の日だからと、午前中に城址公園に出掛けて年賀状の写真を撮ってこようと女将に言えば、彼女も天気が良いからと承諾してくれた。夜は昨日買って帰った初サンマを食べた。



11月22日 水曜日 穏やかな晴れた日が今日も続き…

 今朝も日の出前に蕎麦屋に出掛けていく。日の出の時刻が遅くなったのか。空は晴れて雲一つないのです。店の中は13℃と寒かったので、エアコンを入れて朝飯前のひと仕事。レンコンの皮を剥いて酢水で茹でている間に、大根を切り分けてレンジでチーンする。細かな作業だけれど、終わらせておくことが大切なのです。今朝は女将と城址公園に出掛けて、年賀状に使う写真を撮ろうと話していたから、午前中にはもう仕込みは出来ないのでした。

 和風にアレンジした卵焼きと納豆で簡単な朝食を済ませたら、亭主は書斎に入ってひと眠りするのです。1時間ほど眠って着替えを済ませたら、女将が居間の部屋にやって来て、亭主の服装をチェックする。去年の写真と同じ恰好では拙かろうという配慮なのです。車で20分ほど走ったら、歴史博物館の表示を右折して、駐車場に入る。平日だからまだ随分と空いていた。モミジもまだあまり紅葉していないから、今年は佐倉も随分と暖かいのでしょう。

 少し紅葉しているモミジの前でまずは一枚写真を撮っておく。遊歩道を歩いて行けば、栴檀の木が実を付けて青空に映えているのでした。足を引きずって歩く亭主を置いて、女将はどんどん先に進んでいく。銀杏並木まで行って、今年はまだあまり散っていないのを確認する。去年よりも好い写真が撮れるかと思ったら、時間が早すぎたのか、光の具合が悪いのでした。まあ、去年もこの場所で撮った写真を使ったから、ボツにすることにしました。

 駐車場への帰り道は、大きな蓮の池を巡る長い土の階段を下りて、また同じ距離を昇らなければならないから、亭主にはかなりきつかったのです。手を引いて欲しいほどだったけれど、女将は後ろを振り向くこともせずに、どんどんと登って行くから冷たい。「横浜まで往復したのだから大丈夫かと思ったわ」と言うのです。確かに今日は3000歩ほどしか歩いていないのでした。体力も落ちているのだろうか。帰りは隣町のスーパーで冷凍の白餡を買って帰る。

 朝食が軽かったから、早めに昼食の用意をして、今日は買って帰ったカツを載せて、スパゲッティのアサリソースを作ったのです。ところが女将の減らした分だけ亭主が食べるのでこれが多すぎて、食後はもう苦しいほど。お茶をもらって飲んだら、そのまま書斎に行って横になる。満腹だから直ぐに眠りについて、目覚めればもう2時過ぎなのでした。女将はとっくにスポーツクラブに出掛けているし、コーヒーを入れて飲んだら亭主も蕎麦屋に出掛けていく。

 厨房に入って、まずは明日のデザートの水羊羹を仕込んで豊缶に流し込む。固まるまでに時間がかかるから、その間に空になった蕎麦徳利を出して、作ってある蕎麦汁を詰めていきます。アルミホイルで蓋をして冷蔵庫にしまったら、糠床を取り出してお新香を漬けるのです。最後に天麩羅の具材を切り分けて、容器に詰めていく。火の元と電気の消灯を確認したら、セキュリティーのスイッチを入れ、玄関の鍵を閉めて車に乗り込む。家に戻れば大相撲の最中…。


11月23日 木曜日 暖かかった勤労感謝の日…


 今朝は5時過ぎに蕎麦屋に出掛けて、昨日の夕方に漬けたお新香を出したり、一回目の蕎麦を打ったりして、やっと日の出の時間。夕べは9時半にはもう眠くなって床に入ったから、今朝はすこぶる元気なのでした。今日は勤労感謝の日で朝から暖かかったから、お客が来るかも知れないと、蕎麦を朝飯前と後とに二回に分けて打つことにしたのです。600g6人分ずつ二回に分けたら、140gで束ねたのに6.5人分出来たから、合計13食の蕎麦が用意できたのでした。

 7時前に家に戻って女将の用意してくれた朝食を食べる。銀ダラの煮付けは汁までご飯に掛けて、美味しくいただくのでした。食後に居間でお茶をもらって、書斎でひと眠りしようと横になったけれど、なかなか眠れずに、結局、起き出して、洗面と着替えを済ませるのです。今日は朝から随分と暖かいのが影響しているようです。8時半前には家を出て、また蕎麦屋に向かう亭主。庭の大きな金柑もだいぶ黄色くなった。今年は豊作のようです。

 みずき通りの角のお宅にある山茶花が随分と華やかに咲き出していました。朝は雨が降っていたけれど、青空も覗いて、今日は天気が好くなる様子。南風も手伝ってかなり暖かい昼になりそうです。蕎麦屋に着いて幟を立てたら、早速、蕎麦打ち室に入って二回目の蕎麦を打つ。今朝と同じく45%の加水率だったのに、今回は随分と柔らかく仕上がった。気温がどんどん上がっているのが原因のようです。こんな日にはお客が来ると確信が持てるのでした。

 案の定、暖簾を出せば直ぐに常連さんのご夫婦がいらっして、カレーうどんとキノコ蕎麦にハラミの串焼きのご注文。ハラミも朝のうちに串に刺しておいたから、直ぐに焼いてお出し出来た。続けて何時も来てくれる宅配便のお兄さんが、例によって、ヘルシーランチセットの天せいろを注文する。そして、毎週のように来て下さる常連さんが、息子さんとお孫さんを連れてご来店で、せいろ蕎麦にキノコ蕎麦の大盛りを二つ頼まれるのでした。

 その後も、たまにいらっしゃるお客が今日は鴨南蛮のご注文で、続けていらっしたこちらも久し振りにご来店の女性が、暖かい天麩羅蕎麦を頼まれる。時計はあっという間にもう1時を回っていた。温かい汁の注文が多かったから、ポット二つに用意しておいた湯では足りずに、女将がIHでお湯を沸かしていました。うどんがあったから、蕎麦は8食分出た計算で、今朝の読みが正解なのでした。片付けを終えて2時過ぎには家に戻るのでした。




11月24日 金曜日 風の強い午後、待てばお客が来ることも…

 夕べは早く休んだのに、夜中に目が覚めてなかなか眠れなかったから、朝方にもう一度眠って朝食の時間に起き出した。女将が言うには、「暖かすぎて眠れないのよ。布団を薄がけにしたらよく眠れたわよ」今朝も暖房を入れなくても暖かいくらいなのでした。髭を剃って着替えを済ませたら、少し早めに家を出て、蕎麦屋に出掛ける亭主。まずは幟を立てて蕎麦打ち室に入ったら、150gの小麦粉と600gの蕎麦粉を計量して、蕎麦打ちに入るのでした。

 空は晴れて雲一つなく、風が幾分強いのだけれど、暖かな南風だから気持ちが好い。何時もの通りに蕎麦打ちを終えたら、厨房に戻り大根をおろして野菜サラダの具材を刻む。今日は亭主一人の日だから、普段、女将がしてくれる割り箸を出したり、おしぼりを出したりと、細かなことも忘れないように気をつける。11時過ぎにはテーブルも拭いて回って、開店の準備か整うのでしたが、外を歩いている人の姿はないのです。風がだいぶ強くなったらしい。

 お客を待つこと1時間。こんな暖かくて天気の好い日に、お客が来ないはずはないのだけれど、やはり風のせいなのだろうか。1時を過ぎてやっと車が駐車場に入ってきた。年配の男性二人で、いろいろと悩んだ挙げ句に、とろろ蕎麦と天せいろの大盛りのご注文。キスの天麩羅と蕎麦豆腐を追加で頼まれる。やっと調理をし終えた頃に、次のお客が店に入ってこられた。三人連れの女性たちで、天せいろを三つに蕎麦饅頭の注文なのでした。

 蕎麦饅頭は冷凍したものがちょうど三つあったので、サービスでお出しする。窓際に座ったお婆さんは、97歳になるのだという。天麩羅もお新香も残さずに綺麗に食べて帰られたから立派。食べるのがゆっくりだから、皆さんがお帰りになったのはもう2時過ぎなのでした。それから亭主はかき揚げを揚げて、賄い蕎麦を食べるのです。のんびりゆっくり後片づけをして、家に帰るのはもう3時過ぎなのでした。みずき通りに夕陽が随分と早く沈みかけていた。

 パソコンに立てかけたクラス会の写真と初めてのツーショットの写真を眺めて、今日のデータをパソコンに入れる。暖房も入れずに横になって眠ったら、5時過ぎまで寝込んでしまった。大相撲の最後の方だけやっと見られて、夕食はプールの後で何か食べようと、取りあえずは蕎麦屋に出掛けてぬか漬けを漬けてくる。そのまま、プールに出掛けるのです。金曜日はプールも空いているから、端のコースで一人でゆっくりと泳ぐのでした。買い物をして家に帰る。


11月25日 土曜日 昼は11℃で冷たい風が吹いて…

 午前5時過ぎに蕎麦屋へ出掛け、今朝は出汁取りをしなければいけませんでした。寒い季節になったので、二番出汁で作る汁が足りなくなったのです。いつもなら3㍑作れば、一週間は持つはずなのに、このところ急に冷えてきたので、温かい汁の蕎麦がよく出る。鴨南蛮や温かい汁の天麩羅蕎麦、ぶっかけ蕎麦の温かい汁、温かい汁で作るカレーうどんなど、キノコ蕎麦は汁を作っているから大盛り用の蕎麦汁を入れて温めるのです。強火で作って50分はかかる。

 蕎麦汁を蕎麦徳利に詰めて、二番出汁も水で冷やしてから冷蔵庫に収納する。調理台が空いたら、今度は冷蔵庫から糠床を取り出して、夕べ浸けておいたお新香を切って小鉢に盛り付ける。これでもう7時前になるから、朝から随分と仕事をしました。家に戻れば、女将が台所で朝食の支度をしていた。昨日のプールの帰りに買って帰った鮭を焼き、ナス焼きまで用意してくれたから今朝はご馳走です。大根の葉にじゃこを絡めた小鉢や、ひじきの煮物も美味しい。

 食後は書斎に入ってひと眠りする亭主。最近は朝のひと眠りも1時間は寝てしまうことが多いのです。「昨日の夜はプールで泳いだから、仕方がないわね」と女将に言われて、再び蕎麦屋に出掛けるのです。隣のお宅の蜜柑が、今年は大きくなっているのに、取らずに放ってあるから、鳥たちが啄みに来る。うちの金柑もそろそろ狙われる頃なのです。蜜柑の木に網を掛けているお宅や早めに採ってしまうお宅もあるけれど、熟するまで置いておくのが好さそう。

 蕎麦屋に着いて幟を立てたら、早速、蕎麦打ち室に入って今朝の蕎麦を打つ。今朝は45%の加水率で打ったのに、ちょうど好い硬さの仕上がりなのでした。風は冷たく寒い朝なのに、加水の加減が判らずに試行錯誤する毎日です。蕎麦打ちを終えたら厨房に戻って、野菜サラダの具材を刻む。昨日までに天麩羅の具材が容器の中になくなったので、今朝は天麩羅の具材も切り分けなければならない。南瓜も蓮根も用意しなければならなかったので結構忙しいのです。

 開店の準備が終わって暖簾を出したけれど、今日もお客は来なかった。天気は好いのだけれど、やはり寒すぎるのだろうか。女将と二人で暇をもてあましながらお客を待てば、1時過ぎにやっと車が駐車場に入ってくる。ご夫婦でのご来店で、ヘルシーランチセットの天せいろとせいろ蕎麦を頼まれて、ゆっくりと召し上がるのでした。「美味しかった」と言って帰られたから、満足されたのかな。2時過ぎには店を出て、家に帰って柿を剥いてもらうのでした。

 大相撲の中継を途中まで観たところで、週に一度の防犯パトロールに出掛ける。集合場所に着けば、なんと今日は5人しか集まらない。身体の故障や寒さで来られない人がいるのでしょう。メンバーが少ない時は、二手に分かれて町内を回るコースの外回りを全員で回ることになっている。先週の横浜行き以来、足の具合が良くない亭主にとってはかなり辛い。5000歩を歩いてやっと家に帰る。後継者はいないだろうかという話も出て、何処も寂しい晩秋なのです。


11月26日 日曜日 日中の気温9℃、しかも冷たい雨で…

 久し振りに朝飯前のひと仕事はなかったけれど、毎日の習慣で4時半には目が覚めてしまうのです。テレビでニュースを見て、今日の佐倉の天気を確認したら、コーヒーを入れてもうひと眠りする。朝食前に再び目覚めて食後はひと眠りもせずに着替えを済ませる。今日は新蕎麦の粉が午前中に届く日だから、8時半前には蕎麦屋に行かなくてはならない。蕎麦屋は団地の端の位置だから、配送業者がどうしても最初に回ってくるらしいのです。

 昨日の蕎麦がまだ随分と生舟に残っていたから、今朝は蕎麦を打たないことにしました。時間があるので、一年振りに白餡を仕込んで、大粒の金柑の種を取り、氷糖蜜で煮込んで甘露煮を作る。10時前には終わったけれど、どうやって金柑大福を作るのだったかと、レシピも残していないので記憶を辿るばかりなのでした。外は細かな雨が降り続けて、寒いこと寒いこと、真冬の陽気なのでした。こんな日はお客が来ないと判っているから、尚更、寒いのです。

 11時には開店の準備は整ったけれど、女将は家に帰ったままだしまだ暖簾を出すには早すぎる。と、自転車に乗った二人の男性が、蕎麦屋の看板を眺めている。開店の時刻を見て諦めたらしい。よほど店の中に入れてやろうかと思ったけれど、20分前ではちょっと早すぎると躊躇っている間に、いなくなってしまったのです。開店の10分前に女将がやって来て、話をすれば「私が来るのが遅かったからお客が帰ったのね」と言われて、そうだとも言い切れない。

 結局、今日も1時過ぎまでお客は来なかった。この寒さでは仕方がないのかと諦めていたら、小雨の降る中を自転車でさっきの男性達がやって来て、天せいろの大盛りと白エビの掻き揚げ、辛味大根を注文するのでした。なんでも東京から来て畑を借りているのでやって来たらしい。「せいろ蕎麦に引かれてきました」と、雨の止むのを待っていたけれど、小雨になったら帰って行かれた。これが、今日唯一のお客なのでした。それでも実に有り難い事なのです。

 2時半には家に戻って、亭主は居間で剥いてもらった柿を食べ、ストーブに当たって微睡んでいたのです。雨が止んだら買い物に出掛けると言っていた女将は、しとしとと降り続く雨に振り込められて、仕事部屋で何をしているのやら。今日は疲れていないから、横になって眠るということも出来ない。大相撲の千秋楽で、早くからテレビの放映が始まっていたから、早めの夕食にして晩飯はホウレン草と肩ロースの薄切りで常夜鍋。寒い晩なのでした。

カテゴリー
未分類

2023年11月中旬




11月10日 金曜日 今日は朝も昼も寒かったのに…

 寒い朝でした。5時半に目覚めて、6時まで珈琲を飲んで身体を温める。以前なら、今朝は何をしようかと前の晩にシュミレーションしていたのですが、最近はどうもそれさえも億劫になって、蕎麦屋に行ってから考えることが多い。朝日が昇る間際に雲が横たわって、今朝も日の出は見られませんでした。昼からは雨と言うけれども、青空の部分が多い朝なのです。蕎麦屋の中は寒いから、暖房を入れて厨房で小鉢の盛り付けを済ませておきます。

 今日は女将も来ない日だから、亭主が昨日の洗濯物を洗濯機から取り出して干すのです。奥の座敷の六畳は、亭主の着替えや煙草部屋になっているので、ここに洗濯物を干しておく。この部屋に泊まって眠ったのは、10年で何度あったろうか。風呂も同じくらいしか使っていない。まったく無用の長物なのです。7時前に家に戻って女将の用意してくれた朝食を食べる。今朝はナス焼きと肉と長葱の煮物がおかず。お新香を加えてとても美味しくいただくのです。

 朝食を終えてお茶をもらったら、書斎に入っていつものひと眠りをするのですが、最近はちょっと遅く目が覚めるので、今日も9時少し前になって目覚めて、慌てて洗面と着替えを済ませるのです。昼から雨が降る寒い一日だと言うので、車で出掛けて急いで看板と幟を出してチェーンポールを降ろす。そして、蕎麦打ち室に入って今日の蕎麦を打つ。今朝は43%の加水率で、600g6人分を打って、昨日の残りと合わせて8人分の蕎麦を用意しました。

 午前中から細かな雨が降り始めて、気温は上がらないまま。厨房に戻って野菜サラダを刻んで、いつものように三皿盛り付けておきました。包丁を研いだのでキャベツの千切りや人参のジュリエンヌが上手く仕上がる。開店の準備を整え、暖簾を出せば、5分ほどしてに習志野からの常連さんの母と娘がいらっしゃる。お茶を出したら、もう次のお二人がテーブル席に座って、続けて男性客がカウンターに座る。「順番にお作りしますから」と言って待ってもらう。

 この雨の中を昨日よりも多い人数だから驚いた。全員が天麩羅の付く料理だったから、天麩羅を揚げては蕎麦を茹でることの繰り返し。後の方は随分と待たせるからと、作ったばかりの野菜サラダをサービスでお出しする。習志野の常連さんは、今日もバームクーヘンの大きな包みを持って来て下さった。先日はわざわざ亭主の自宅を捜して、焼き芋や生の薩摩芋を箱で持って来て下さる。どうしてそんなに好くして下さるのか、不思議でならないのです。
 混んだのは最初のうちだけで、以前のように後半にも人が来ることは少ない。1時半になったらかき揚げを揚げて、亭主は賄い蕎麦を食べておく。それからゆっくりと休んで、洗い物を片付けるのです。雨はまだ降っていた。3時過ぎにやっと片付けが終わって、家に戻れば、ちょうど女将が家の前の坂道を登って帰ってくるところなのでした。書斎に入ってひと眠りしたら、簡単な夕食を食べて、三日続けてのプールへ出掛ける。金曜日は空いているのです。


11月11日 土曜日 昼の気温14℃、北風の冷たい日なのに…

 午前6時前、今朝も日の出は見られそうにない。厨房に入って、夕べ漬けたお新香を糠床から取り出して切り分けながら、出汁を取る。朝飯前のひと仕事はこれで終わりなのです。急に寒くなったから、温かい汁が随分と出るので、どうしても出汁が足らなくなる。新しい糠床の具合も順調で、新鮮な野菜の色つやも好いのです。7時になったら家に戻って朝食を食べる。食べたら直ぐに書斎に入ってもうひと眠り。最近はどうしても1時間近く眠ってしまう。

 8時半前に家を出て、みずき通りを渡れば、角のお宅の山茶花がもう咲いている。向かいのお宅の蜜柑は、随分と黄色くなっているのです。空は曇って北風が吹き、今朝は今までで一番寒いのです。蕎麦屋に着いたら朝の支度を終えて、直ぐに蕎麦打ち室に入り、今朝の蕎麦を打ち始める。思い切って最初から43%の加水で蕎麦粉を捏ね始める。これだとかなり柔らかくなって、生地も伸しやすく、四隅も綺麗で、包丁切りも楽なのでした。

 ただ柔らかい分だけ少し太めに切れるから、切りべら24本で140gで仕上げるのです。昨日の残りと合わせて9人分と半分で終わり。少し足らないかも知れないけれど、時間もないので二回は打てなかった。早い時間に蕎麦がなくなれば、準備中の看板を出して打ち足せば好いと考えていた。実際、今日は10人のお客がいらっして、カレーうどんが出たので救われたのです。常連さんが三組と、ご新規の客が一組。1時半近くに男性が二人来たけれど蕎麦は売り切れ。

 カレーうどんに鴨南蛮蕎麦、キノコつけ汁に暖かいぶっかけ蕎麦と温かい汁が随分と出たのです。北風は冷たいのに、意外なほどお客が入ったのには女将も亭主も驚きなのでした。3時前には家に戻って、ひと眠りした亭主は4時過ぎにまた蕎麦屋に出掛け、お新香を漬けて小松菜を茹でる。カウンターに干した盆や蕎麦皿を片付けて、家に戻るのでした。今日は夜の防犯パトロールのある日だったから、歩いた歩いた7800歩。これなら横浜にもいけるだろう。



11月12日 日曜日 昼の気温11℃、昨日よりも寒い…

 午前5時半、まだ外は暗い。今朝は蕎麦を二回打とうと、張り切って蕎麦屋に出掛けたけれど、冷たい雨が降って昨日よりも寒かったのです。750gの蕎麦粉を計量して、加水率43%で水回しに入る。蕎麦玉を作って寝かせている間に、厨房に戻ってお新香を糠床から出すのです。昨日の小鉢はほとんどなくなっていたから、今日の小鉢はこのお新香と残り少なくなったなた漬けだけ。糠床もかなりこなれてきたので、漬け物の味もなかなか好くなってきた。

 7時過ぎに家に戻って朝食を食べたら、今朝はひと眠りをせずに洗面と着替えを済ませる。二回目の蕎麦打ちは500gだけだったけれど、何故か気持ちが急いて早めに家を出るのでした。空気がとても詰めたいうえに雨が降っているので、こんな日にお客が来るものだろうかと心配になってくる。それでも馬鹿にしてはいけない日曜日だからと、気持ちを引き締めて蕎麦打ち室に入るのです。生地の仕上がりは上々で、蕎麦切りも綺麗に五人分揃って生舟に入れる。

 店に来てくれた女将も「外は寒いわぁ」と言っていた。亭主は二回目の蕎麦打ちを始めて、やっと新しい蕎麦粉になれてきたので、今回も上手く仕上がったから気をよくしている。昨日は最後に来た男性のお二人を、蕎麦がなくなってお断りしたから、その分、今日は多めに打っておくのでした。蕎麦を入れた生舟を冷蔵庫にしまって、再び厨房に戻れば、女将は最後のなた漬けを四鉢盛り付けて、早お昼に家に帰るのでした。亭主は野菜サラダの具材を刻む。

 開店の準備も整って早めに暖簾を出したけれど、この寒さと雨では前の道を通る人もいない。昼を過ぎてもお客は来なかったので、亭主はかき揚げを揚げて賄い蕎麦を食べておく。カリッと揚がった熱々の天麩羅は、汁を掛けても歯ごたえがあって美味しい。繰り返し天麩羅を揚げて、油が疲れているとどうも上手く上がらないのです。焦らずにゆっくりと次の天麩羅を揚げるのがポイントなのでしょう。腹が一杯になったら、少し元気が出て来た。




11月13日 月曜日 昼の温度は10℃、陽射しはあったけれど…

 今朝は晴れてとても寒かった。放射冷却で気温の下がる時間帯を避けて、8時半過ぎに家を出て蕎麦屋に出掛けるのでした。昨日の蕎麦がそのまま残っているから、今日は蕎麦打ちはなし。それでも早すぎる時間で、蕎麦屋に着いてしまうのでした。看板を出して、幟を立て、チェーンポールを降ろしていたら、お隣の奥さんがゴミ出しから寒そうに帰って来たから、「今朝は寒いですね」と挨拶をした。冷たい北風が吹き抜けていくので、尚更、そう感じる。

 厨房に入ってまずはお湯を沸かしてコーヒーを入れる。そして、今朝の段取りを考えるのです。昨日は日曜日なのに珍しくお客がなかったから、小鉢も蕎麦汁も全部そのまま残っていた。前日のブログを読み直して、横浜の構内図を検索して、「中央改札口」というのを捜すのだけれど、北中央改札口と南中央改札口があるものの、どちらのことを指しているのやら。それからもう少し早く着けないいかと調べるけれど、9時3分がちょうど好いらしい。

 10時になる前に大根をおろして、野菜サラダの具材を刻み始めたら、10時半にはサラダ三皿の盛り付けが終わってしまうではありませんか。蕎麦を打たないとこんなにも時間が余るのです。天麩羅油を鍋にあけ、天つゆの鍋を冷蔵庫から取り出して、それぞれ火にかける。大釜に沸いた湯をポットに入れて、天ぷら粉や天麩羅具材を調理台に並べたら、テーブルを拭いて回って、もう開店の準備は整ったのです。カウンターの隅の椅子に座って、暖簾を出す用意。

 こんな寒い昼だというのに、昼前にお客が続けていらっしゃる。男性客がカウンターに座って天せいろを頼めば、お婆さんと娘らしい女性が、なんとヘルシーランチセットの天せいろを注文される。「この間は上の娘と来たんだけれど、お蕎麦か美味しかったのでまた来ました」と聞けば、電車では二駅も向こうの街から車で来たらしい。「この辺りには美味しい蕎麦屋がないんですよ」とはお婆さんの言葉。ゆっくりと1時間近く話ながら食べて帰られたのです。

 亭主が足を引きずっているのに気づいたのか、娘さんが盆や蕎麦皿をカウンターまで運んでくれた。洗い物は少なかったから、残った天麩羅の具材を揚げて、家に帰ったのが3時過ぎ。今日は車の1年点検だから、4時までにディーラーに行かなくてはならないのでした。女将も帰ってきて、亭主が持ち帰った荷物を冷蔵庫に入れてくれた。時間に間に合ってディーラーに着けば、たっぷり1時間半はかかったろうか、何カ所か修理が必要なのでした。16年も乗っていれば、いくら好い車でも古くなる部分があるのです。


11月14日 火曜日 未明の気温は3℃、日中は陽射しも出て…

 寒すぎて午前3時に一度目を覚ましたのです。天気予報で放送される千葉の気温とは随分とかけ離れているから、要注意なのです。今朝はやっと寒さが緩んできた9時前にお袋様を迎えに行って、仕入れに出掛けました。車庫に続く階段の上には水仙の新芽がびっしりと並んで、朝日を浴びているのでした。雲一つない真っ青な空が広がって、今朝までの寒さが嘘のよう。朝と昼の気温差が15度以上もあるのは嘘のようで、車の中は陽射しを浴びて暖かいのです。

 今週は土曜日が臨時休業なので営業日が一日少ない。仕入れも心持ち少なめで好いのですが、パイナップルやキャベツ、ブロッコリー、レタスなどは、分けて買えないので、どうしても量は減らないのです。野菜類を冷蔵庫に保存したら、肉や魚や果物などの家の買い物を車に積んで、家に帰るのでした。昼食には昨日残った蕎麦を茹で、揚げて帰った天麩羅をフライパンで温めて食べるのでした。歩いて買い物に出掛けた女将は、盛んに暑い暑いと言っていた。

 食後はお茶をもらって一服したら、暖かい陽射しが差し込む書斎に入ってひと眠りする。2時になったら女将のスポーツクラブの予約を済ませて、西の町のホームセンターに店の備品を買いに行くと言えば、女将が庭の空き地に植える花を買いたいからと、珍しく一緒に出掛けるのでした。家からは3㎞近くあるから、最近はあまり行かないのですが、天削げの割り箸や業務用の消毒液などはここでしか買えない。空は雲一つなく晴れ渡って気持ちが好かった。

 女将を家まで送って、亭主は蕎麦屋に行って午後の仕込みを開始する。床屋にも行かなければいけないのだけれど、今日はまだ何も仕事をしていなかったので、蕎麦徳利に作ってあった蕎麦汁を詰める。予備の一番出汁もかえしを加えて蕎麦汁にして詰める。返しの甕が残り少なくなっていたので、明日は返しも作らなければいけない。蕎麦豆腐やデザートの仕込みもあるし、小鉢を作っていないから、大根のなた漬けや切り干し大根の煮物も作らなければ。

 夜は防犯パトロールがあるので、定休日だというのに忙しい一日になりそうなのです。4時半になったので家に戻れば、女将はもう買って来たビオラを庭に植え終えて、夜のおでんの用意をしていました。一年振りに紀文のおでんの具を買ったら、随分と値上がりしていたので驚いたと言う。亭主は一週間ぶりに買って来た焼酎を飲んでおでんをつまむ。冬場は身体が温まるから好いと思っていたけれど、今日は午後から随分と暖かいのでちょっと困った。


11月15日 水曜日 朝の4時半からの仕込み…

 夕べも早くから床に就いたので、今朝は4時過ぎにはもう目が覚めていました。コーヒーを一杯飲んで頭をすっきりさせたら、蕎麦屋に出掛けて朝飯前のひと仕事です。今日は床屋にも行かなくてはならないし、夜には防犯パトロールがあるから、その合間に仕込みをいなくてはいけない。そんなタイトな緊張感が、呆け防止にはいいのかも知れない。蕎麦屋に着いたらまず返しを作る作業に取りかかる。減塩醤油の最後の3本を使ってしまうから補充しなくては。

 30分ほどで返しが出来上がり、先週の二番出汁を使って天つゆを作っておく。後ろのシンクでこれを冷やしている間に、まな板を出して大根を切る。長い大根は10cmほどに4つ取って、残りは4日間の大根おろし用に野菜室に入れておく。切った大根は皮を剥いてなた漬け用に漬け物器に入れて塩を振って漬けておきます。まだ6時半前だったので、洗濯機の中の洗濯物をやっと干すことが出来た。家に帰って女将の用意してくれた朝食を食べる。

 今朝も食後はひと眠りをしないで、8時半の床屋の開店時間に間に合うように家を出るのでした。今年80歳になるはずの床屋の親父様は、相変わらず元気でしたが、幾分、痩せたような感じで、今日はあまり話もせずに亭主の髪を刈ってくれていました。それでも、一時間あまりの時間をかけて、綺麗に仕上げてくれたのです。そのまま蕎麦屋に行き、まずは切り干し大根の煮物を仕込んで、次いで水羊羹と蕎麦豆腐を仕込み、11時前には家に戻るのでした。

 昼は月曜日に残った蕎麦がまだあったので、昨日のおでんの残りと一緒に食べる。寒いのに郵便局まで歩いたら身体が温まったからと、蕎麦を付き合ってくれた女将に感謝。三日目の蕎麦もまだまだ硬くて、コシがあるのが嬉しかった。昼食を終えたらいつもの習慣で、亭主は書斎に入って昼寝をする。その間に女将はスポーツクラブに出掛けるのです。1時過ぎに目を覚まして、蕎麦屋に出掛ければ、まずはコーヒーを入れて午後の段取りを考えるのです。

 お新香を漬けるのは一番最後にして、まずは蓮根の皮を剥いて輪切りにして酢水で茹でる。南瓜を切り分けてレンジでチーンしします。それから天麩羅の具材を切り分けて、容器に詰めたらラップで蓋をして冷蔵庫に入れる。それからぬか漬けに浸ける野菜を取り出して、水で洗ってから塩をして漬け込むのです。ナスにはミョウバンをまぶして色止めをするのを忘れない。今週は土曜日を臨時休業にするので、少しだけ漬けておきました。

 家に戻って4時には早い夕飯を食べておきます。夜の防犯パトロールは6時集合だから、5時半には家を出なくてはいけない。運動靴を履いて足の具合を気にしながら集合場所に行けば、いつものメンバーが集まっている。今日の話題はコミニティセンターで行われる来週の福祉祭りなのでした。バザーの品物集めから始まって、当日に出す豚汁や餅の話。そんな活動を地域の年寄り達が支えているのがよく判った。今日は4㎞弱の行軍で助かったのです。


11月16日 木曜日 常連さんの有り難さ…

 夜のパトロールの晩は、ぐっすりと眠れて目覚めれば6時前。急いで蕎麦屋に出掛けて、出汁を取りながら小鉢を盛り付けるのでした。蕎麦汁はまだ余裕があったのですが、二番出汁のストックがなくなって、寒い時期にキノコ蕎麦や温かい汁の蕎麦が出ると困る。強火で加熱して1時間で仕上げるのでした。ちょうど朝日が森の上に昇って、雲一つない空が綺麗に澄んでいるのです。7時になる前に家に戻って、女将の用意する朝食を食べる。

 食後はお茶をもらって、ひと眠りはしないで8時前にまた蕎麦屋に向かう。土曜日の朝のことを考えたら、とてもひと眠りなどしていられないのです。10時38分横浜着では余裕がなさ過ぎるので、いろいろと調べた結果、8時40分ユーカリ発の電車に乗れば、10時29分には横浜に着けることが判ったのです。問題は駅までのタクシーが上手く迎えに来てくれるかどうかなのです。8時になったらタクシーの会社に電話をしてみようと思う。最悪、歩いても間に合う。

 今日は朝は寒いけれど、天気が好いので、もしかしてお客が多く来たら困ると思って、850g9人分の蕎麦を打つ。43%の加水ではあまりにも硬すぎるので、45%程加水してやっと菊練りを済ませたのです。真冬は46%まで加水することが多いと記憶しているから、ちょうど好いのかも知れない。これだと上手く伸せて綺麗に包丁切りも出来たので、ひと安心なのでした。前掛けの粉を払いに玄関を出れば、外の気温は16℃。青空が広がって幟が風に揺らいでいます。

 暖簾を出したら直ぐに、習志野からの常連さん母娘がいらっしゃる。今日も天せいろのご注文で、いつも釣り銭を取らないので、野菜サラダとデザートをサービスでお出しするのでした。新しく飼ったマルチーズの子犬が逃げ出して、警察に届けられて大変だったとか。続けてすぐに、よくいらっしゃる女性二人がテーブル席に座って、キノコつけ蕎麦を頼まれる。更に続けて、橋の向こうから来る常連さんがカウンターに座ってキノコつけ蕎麦の大盛りをご注文。

 昼前に5人のお客が来て、それからやっと女将が手伝いに来てくれた。しかし、天気は好くても寒い昼だからか、今日もお客はそれで終わりなのでした。常連さんばかりでなんとか成り立っている感じなのです。1時半に女将のスポーツクラブの予約を終えたら、亭主はかき揚げを揚げて賄い蕎麦を食べておきます。2時半前に家に戻って、パソコンに今日のデータを入力して、ひと眠りしたら隣町のスーパーに出掛けてキノコ汁の食材を買ってくる。今日は業者の来る日だから、そのまま蕎麦屋に行ってキノコ汁を作っておく。


11月17日 金曜日 朝から降った雨は昼に激しくなり…

 今朝は特別に何かをしなければならないということはなかったのですが、いつもの習慣で6時前には蕎麦屋に出掛けました。朝飯前のひと仕事で今日の蕎麦を打って、朝食後の出勤に余裕を持たせようと考えたのです。加水率は45%で、しっとりとした生地を捏ね上げて、包丁切りもスムーズに終えたら、ちょうど7時前になっていました。冷たい雨の朝だったから、店の暖房を入れたままで、家に戻って女将の用意してくれた朝食を食べるのです。

 午後まで雨が降るという予報だったから、今朝は車で蕎麦屋に出掛けて、まずはコーヒーを入れて飲むのでした。9時半になってもまだ野菜サラダの具材を刻むのは早いのです。タブレットで横浜の駅の構内図を眺めたり、電車の時刻を確認したりと気持ちは明日の再会の準備。8時前にタクシー会社に電話をして、8時31分の電車に乗れれば、横浜着が10時8分。少し早いけれど、余裕を見ておいた方が好い。駄目なら駅までの2kmを歩かねばならないのです。

 やっと時間になったので、大根をおろして、野菜サラダの具材を刻み始めたら、最近は随分と手際が好くなって、10時45分にはもう終わってしまった。大釜の湯をポットに入れて、油を鍋に移し、天つゆの鍋も火にかける。天麩羅の具材の入った容器を調理台に並べて、天ぷら粉の入れ物を冷蔵庫から取り出して、テーブルやカウンターを拭いて回ったら、まだ11時過ぎなのに開店の支度は終わってしまう。カウンターの隅の椅子に座って雨の降る外を眺める。

 こんな日にはお客は来ないだろうと思いつつも、一縷の望みを抱いて待つこと1時間。雨は次第に激しく降りだして、到底お客の来る状態ではないのでした。1時を過ぎても雨は弱まらずに、亭主はかき揚げを揚げて賄い蕎麦を食べてしまう。食べたら眠くなりそうなのですが、それだけ緊張しているのか、これまでも営業時間中に眠ったことはない。ラストオーダーの1時45分にならないうちに、雨が止んできたので暖簾をしまうのでした。

 野菜サラダとすり下ろした大根を持って家に帰り、女将の帰りを待つのでした。大相撲を見ながら夕食を終えて、明日の着る物をチェックし始めたら、女将が出しておいてくれた10年前の背広が、どれも腹周りがきつくて着られないのには、我ながら驚いたのです。「夜中にラーメンを食べるからいけないのよ」と傍で女将が言うのを聞きながら、すっかり体型の変わった自分の姿を笑うのでした。自由に生きてきたのだから、今更、慌てても仕方がないのです。



11月18日 土曜日 久し振りの臨時休業は…


 15000歩も歩いて横浜を往復しました。電車に乗っていたのは1時間半ほどなのですが、最寄りの駅までタクシーを使えば好かったものを、電車に間に合えば好いと2kmの道程を歩いてしまった。帰りは駅にタクシーが止まっていなかったので、また歩いたのです。元気だったのは好いのですが、足の具合が悪くなってからこんなに歩いた日はない。夜の防犯パトロールでリハビリを兼ねて歩いているとは言え、最後はもうへろへろになって家に辿り着くのでした。

 久し振りに横浜の友人と昼食を共にしようと、そごうの10階にあるイルピノーロでイタリアンのコースを予約しておいた。スカイテラスからの眺めはよく、予約した席は抜群の眺望なのでした。小学校からの同級生だったから、家族や兄弟、友人達の近況や昔話に花が咲いて、何年かぶりに会ったのに月日が過ぎたのも忘れて、つい昨日のことのように親しく話をする。夕刻からのクラス会に出席する亭主を送って、お互いに元気で好かったねと言って別れた。

 クラス会は賑やかな中華街の一角にある小さな中華料理店での開催だったけれど、土曜の午後とあって通りを行き交う人が多すぎてなかなか辿り着かなかった。50年以上も昔の同級生達が一人二人と集まって、15人以上が参加した夕食会は、みんな70歳を越えたとは思えないほどに元気なのでした。一人一人が近況を話すけれど、やはり年齢だけにいろいろなことがある。今も現役で活躍する人は、亭主を含めて前向きな話をするのでした。明日の朝から仕事があるから二次会はパスをさせてもらった。帰りが大変なのでした。



11月19日 月曜日 雲一つない青空でしたが…

 昨日の遠出が疲れて、夕べは早く床に就いたけれど、8時間も眠ってまったく目が覚めないのでした。6時過ぎに目覚めて、心配そうに亭主を見る女将に昨日一日の話をする。朝食を食べながら、幼なじみとの会食の、沢山の話をするのには無理があるのでした。高校の同級生達の話もしなければならなかったから、尚更なのです。着替えて早めに蕎麦屋に出掛け、幟と看板を出したらコーヒーを入れて一服する。今日は蕎麦を8食分だけ打つことにしました。

 みずき通りも抜けるような青空が綺麗で、すっかり丸坊主になったハナミズキの並木が、冬の訪れを物語っているかのようなのでした。陽射しは暖かいけれど、気温はまだ低い。蕎麦打ち室に入って今朝は初めから45%の加水で蕎麦粉を捏ね始めたのです。すると打って応えるかのように、しっとりとした生地が仕上がり、菊練りを終えて蕎麦玉を寝かせたら、厨房に戻って次の段取りを考える。身体はまだ疲れでいる感じがして、蕎麦打ちで元気を貰うのでした。

 9時半になったら女将が来て、店の掃除をして洗濯物を畳んでくれる。その間に亭主は蕎麦を伸して切りそろえるのです。女将は10時には早お昼を食べに家に戻る。亭主は厨房に入って野菜サラダの具材を刻み始める。大根をおろしたり、南瓜を切り分けてレンジでチーンしながら、今日も三皿のサラダを用意するのでした。11時過ぎに女将がまた来てくれて、開店の準備は着々と進む。こんな晴れた日なのに、前の通りを歩く人がいないのもちょっと心配です。

 昼前に何時もの常連さんがいらっして、キノコ蕎麦の大盛りのご注文。その後で1時過ぎに、先週も来た常連さんの女性がご主人とご来店。天せいろ二つの注文だったから、油を温めながら天麩羅を揚げる準備にかかる。今日は日曜日だから、お客の出足が遅いのかと思ったけれど、それ以後はもうお客はなかったのです。早めに片付けて、2時過ぎには女将と家に帰る。昼寝こそしなかったけれど何故か身体が疲れていると感じるのでした。

 

カテゴリー
未分類

2023年11月上旬




11月5日 日曜日 曇っているのに朝から随分と暖かく …

 夕べは暖かすぎて夜中に目が覚めました。お客がなかった事も手伝って、身体が疲れていないらしく、何度も床に就いたのですが、結局、眠れずに午前3時過ぎにラーメンを作って食べたら、やっと眠りに落ちたのです。6時過ぎに目が覚めて、用事はなかったけれど蕎麦屋に出掛け、今日の段取りを考える。7時前には家に戻って朝食を食べ、洗面と着替えを済ませたら、早めにまた蕎麦屋に出掛けるのでした。玄関脇のウチワサボテンがまた花を咲かせていた。

 今日の蕎麦打ちは加水を思い切って43%まで増やしてみました。捏ねていけば確かに少し柔らかくなって、今までがいかに硬かったかが判るのです。春蕎麦も終わって、今年の新蕎麦が出るまで去年の秋蕎麦を送ってもらっているから、もしかすると少し乾燥気味なのかも知れない。今日は湿度は60%以上あったから、季節の変わり目のせいではなさそうなのでした。切りべら26本で140gに揃えて、無事に蕎麦を打ち上げたのです。日曜日とあって16食の用意です。

 最近の傾向としては、そんなに蕎麦が出るはずもないけれど、野菜サラダもいつもと同じく3皿盛り付けて開店の準備をするのでした。暖簾を出したら間もなく、隣町の常連さんご夫婦がいらっして何時ものメニューをご注文。ご主人は例によってカレーうどん、奥様はキノコつけ蕎麦を頼まれて、豚のハラミの串焼きもご注文なのでした。入れ替わるように橋の向こうの常連さんが、今日は息子さんと小さなお孫さんを連れてご来店。お孫さんはせいろ蕎麦。

 息子さんは天せいろ、常連さんは最近キノコつけ蕎麦のそれぞれ大盛りで、皆さん綺麗に食べて帰られた。その間に自転車に乗った男性客がカウンターに座って、ぶっかけ蕎麦を頼まれる。これで昼時のお客は終わったのですが、閉店間際に女将の友だちの常連さんがいらっして、いつもの野菜サラダにせいろ蕎麦をご注文。最近は六、七人のお客の時が多い。慣れてしまうと、それが普通になってしまうから怖いのです。2時半には女将と帰宅するのでした。



11月6日 月曜日 一日中曇った空なのに気温が高い …

 今朝は昨日の蕎麦が生舟に9束も残っていたので、蕎麦を打たなかった。平日の月曜日だから、そんなにお客は来ないのです。店の中は朝から20℃もあって暖かかったけれど、空は雲に覆われて不気味な感じなのでした。向かいの畑にはモンシロチョウが飛び交っているし、玄関脇のヒイラギナンテンの黄色い花には、スズメバチが三匹も止まっていた。近くに巣がなければ好いのだけれど、人が刺されたら大変なことになる。近づかないようにして玄関を開ける。

 蕎麦打ちがないと時間をもてあます。冷蔵庫に入れてあったキノコ汁の鍋をIHにかけ、今朝は大根をおろして薬味の葱も丁寧に刻み、野菜サラダの具材を冷蔵庫から取り出し、時間をかけて刻むのでした。そのうちに大釜の湯が沸いて、四つのポットに詰めていく。天麩羅鍋に油を入れて、天つゆの鍋を温める。天麩羅の具材を調理台に並べ、天ぷら粉を所定の位置に置いたら、後は店内の照明を点けてテーブルを拭いていくだけ。これで開店の準備は整った。 

 昼過ぎになってやっとお客がやって来た。若いカップルがテーブル席に座って、とろろ蕎麦とぶっかけ蕎麦とを注文するのでした。しかし、これが今日最後のお客なのです。気温は高いけれど、終日曇り空で、洗い物を始めた午後からは、激しく雨さえ降りだした。月曜日は週の最後の営業日だから、残りものはすべて家に持ち帰らなければならない。3時過ぎにやっと片付けが終わって、雨も止んだので家路につく。もう女将は家に帰っていた。

 書斎でひと眠りして、5時前には目覚めたけれど、賄い蕎麦に天麩羅を揚げて食べたから、まだお腹が空いていない。プールに行く用意をして女将には先に夕食を食べてもらった。6時半になったら車を出してスポーツクラブに出掛ける。準備運動を終えたら、空いていたひとコースで、ゆっくりと泳ぎ始める亭主。身体が重いのは一週間ぶりだからか、右足のリハビリを兼ねて、バックストロークのキックを打つのでした。明日は朝から雨だと言う。



11月7日 火曜日 定休日、朝から目まぐるしい異様な天気で …

 朝から雨が降っていました。予報と違って時折止んではまたパラパラと降るといった感じで、風が強いので荒れ模様の天候なのでした。お袋様を迎えに行って、農産物直売所に出掛ければ、今日もまた新鮮な野菜が並んでいました。立派な生椎茸を籠に入れ、ナスやキュウリやピーマンなど締めて3000円近くも買ってしまう。葉の付いたままの大根がスーパーの二倍くらいの大きさで150円だから、どうしても手が出るのです。これで一週間はもつ分量なのです。

 隣町のスーパーに行けば、小振りだけれど新鮮な大根が今日は1本97円。買わなくても十分足りるのに買って帰る。早速、蕎麦屋に戻って、野菜類を冷蔵庫に収納したら、なた漬け用に小振りの大根を全部切り分けてしまうのでした。塩を振って漬け物器に入れて、午後まで漬ければもう水が上がるだろうと思われるほど新鮮なのでした。10時半を過ぎたところで、家に戻って書斎に入り、パソコンに向かって今日の仕入れの計算をする。そして、昼食の準備。

 昼食には昨日残った蕎麦と、残った具材を揚げて持ち帰った天麩羅とで、天せいろを食べました。食後にひと眠りして女将のスポーツクラブの予約を済ませたら、蕎麦屋に出掛けて遅い午後の仕込みにかかるのです。この頃には青空が見えて段々と陽がさしてくる。気温は26℃を越える暑さなのです。普通では考えられないほど、ちょっと動けば汗が噴き出る。塩漬けしてあったなた漬けを取り出して、甘酒の素と砂糖で漬け直し、刻み柚子と唐辛子を入れる。

 何年も使っていた糠床が、雑菌が入ったらしくベタベタしていたので、新しい糠床を作る。18%の塩を溶かした水を沸かして、十分に冷ましたら煎り糠に混ぜて掻き回すのです。唐辛子と干し椎茸を加えて、冷蔵庫には入れずに調理台においたままにしておく。明日キャベツの葉などを捨て漬けして、明後日には野菜類を漬けることにしました。今年は白菜も出ているけれど、全く霜が降りる気配がないので、まだ糠漬けを漬けなければならないのです。

 夜は18日の土曜日の電車を調べたり、横浜の駅の構内図を確認したり、中華街の地図を見たりと結構いろいろと調べることがある。家の車の保険も12月には契約が切れるので、年間3000kmほどしか走らないのに、10万円も払うのは勿体ないからと、保険会社を代える方法を調べるのでした。もっと早く気づけば好かったのに、何事も昔のままにしておくルーズさが仇となって家計を圧迫している。金のことには無頓着な亭主もひと頑張りしなければ。


11月8日 水曜日 今日はあさから気持ちの好いほど晴れて…

 午前5時過ぎの東の空には、月と金星が明るく輝き、山際が白んでくるのでした。蕎麦屋に出掛けてまずは水羊羹を仕込んで豊缶に流し込む。余った分はプリンの型に流して一人分。それから、蕎麦豆腐を仕込んで冷蔵庫に入れる。水羊羹は少し固まるまで動かせないから、その間に、空の蕎麦徳利に蕎麦汁を詰めていく。洗濯機の中の洗濯物を干して、朝飯前のひと仕事を終える。家に帰って朝食を食べたら、書斎に入ってひと眠りです。

 定休日の二日目だから、9時過ぎにゆっくりと目覚めて、洗面と着替えを済ませる。女将は天気が好いからと沢山の洗濯物を干していました。彼女の朝の活動量は亭主の何倍だろうかと思うことがある。10時前に蕎麦屋に出掛けて、生もの用のまな板を出して鶏肉を切り分け、2㍑の鍋でまず出汁を取る。そして、買って来たキノコを次々と入れていくのです。味つけは塩だけ。お客に出す前に、蕎麦汁を入れて味を調えるのです。小鍋に入る以外は冷凍保存する。

 11時過ぎに家に戻って昼の支度をする。とろろ芋を擦って蕎麦を茹でるだけだから、手間もかからないので楽ちん。朝は少し寒く感じたけれど、亭主は半袖で十分な気温なのでした。女将は12時半にはもうスポーツクラブに出掛けて行く。亭主は車の保険を乗り換えて、3万円ちょっとの額で新しい保険を申し込む。7万円もお釣りが来ると思ったけれど、郵便受けには法定点検の連絡の葉書が来ていたのでした。なかなか思うようにはいかないのが人生か…。

 18日の友人との会食が気になっていたので、「素敵なお店は見つかりましたか?」とメールを送ったら、駅ビルの食堂街でどうかという返信だったので、すぐに電話をして亭主が店を予約する事にしてもらった。足も悪いし、クラス会の前だからと心配してくれたらしい。すぐに調べておいたイタリアンの店に、ネットで予約をしたら無事に取れたのでホッとするのでした。夜の中華と同じでワイワイガヤガヤの店かも知れないけれど、10年ぶりにコースでランチ。 

 昔、マレーシアのシパダン島に滞在してダイビングをした事があるけれど、ガイドのお兄さんが舟ごとに国が違う人種が乗っていると言って、一番賑やかなのがイタリア人の舟だと言っていた。明るい国民性は私たち日本人も学ぶ所が多いのかも知れない。女将に遅れて亭主も蕎麦屋に出掛け、午後の仕込みを始めるのでした。まずは蓮根の皮を剥いて輪切りにしたら酢水で茹でて、その間に南瓜を切り分けてレンジでチーンした後は、天麩羅の具材を切り分ける。

 今週のピーマンは農産物直売所で仕入れた物だけれど、縦半分に切って天麩羅の枕にするのにはちょうど好い。生椎茸も肉厚で好いのですが、大きさがまちまちなのが欠点。値段を出せばもっと好いものが他の店で手に入るけれど、これが限界なのです。明日から、いよいよ少し値上げをすることに決めて、メニューや注文票や看板を印刷し直しました。せいろ蕎麦と天せいろはそのままです。夜はプールに出掛けてまたひと泳ぎ。9時前にはブログも終わる。


11月9日 木曜日 朝は寒く、昼は暑い…

 5時半に目が覚めて、6時までお茶を飲んだりして身体を蘇らせていました。車を走らせ蕎麦屋に出掛ければ、日の出は薄い雲がかかって見られなかった。店の中は気温が低かったので、暖房を入れて小鉢の用意をする。沢山仕入れた大根をなた漬けにしたもので、糠床が使えるようになるまで、今週前半は何とか乗り切ろうと考えたのです。酒を頼むお客のためには冷凍の枝豆を解凍して、容器に入れておきます。今日はこれが案外と役に立った。

 家に戻って食堂に入れば、今朝は亭主の好物の銀ダラの煮付けが出されていました。父親の代から家でよく食べた魚で、女将の甘い醤油の味付けがまた美味しいのです。先日お客様からいただいた薩摩芋は切り昆布と煮付けてこれも美味しい。里芋と生椎茸と油揚げの入った味噌汁もなかなかの味で、朝からご馳走なのです。居間の部屋でお茶をもらったら、書斎に入って横になる。30分ほど眠ったら頭がすっきりとして来ました。コーヒーを一杯飲んで出掛ける。

 看板と幟を出してチェーンポールを降ろしたら、蕎麦打ち室に入って今朝の蕎麦を打つ。この時期は平日のお客も少なくなってきたから、今日は750g八人分を打って生舟に並べる。加水率は43%。これでもまだ少し硬いのは、やはり蕎麦粉の変わったことにもよるのかも知れない。伸していても四隅がキチンと整わないのは、まだまだ未熟な証拠なのでしょう。それでも、しっとりとした生地に仕上げて、綺麗に切れたから今日は成功なのでした。

 硬い蕎麦の時には時間もかかるから、厨房に戻って野菜サラダを刻み始める時刻も遅かった。生姜や大根をおろして葱も刻まなければならないから、定休日明けは結構やることが多いのです。もう少し早く蕎麦屋に来れば好いと思いながらも、家でゆっくりとしてしまうのは習慣なのか、年を取ると動きが遅くなるのかも知れない。次の動作に移るまでに急がないから、どうしてもゆっくりとなるのです。それでも開店の時刻には間に合ってテーブルを拭き終わる。

 昼に女将が来てくれるのを心待ちにしながら、窓の外を見ていたら、バス通りを本を片手に歩いて来る男性がいる。週に一度は見える常連さんなのです。支度をして待てば今日もビールを頼まれて、ぶっかけ蕎麦の大盛りを温かい汁をご注文。続けて自転車でいらっした老人が、ぶっかけ蕎麦を冷たい汁で頼まれる。女将が来るまでにはまだ少し時間がある。二人分の天麩羅を揚げて、蕎麦を茹でていたら、昼になって女将が来てくれたので助かったのです。

 カウンターの二人がまだ食べている時に、駐車場に車が入って年配のご夫婦がいらっしゃる。天せいろとぶっかけ蕎麦の温かい汁を頼まれる。今日は温かいぶっかけ蕎麦が随分と出た。昼を過ぎて厨房の亭主は汗をかいているのに、動かないと少し冷えてくるのだろうか。外は青空が出て、店の窓も半分開けてある。のどかな午後なのでした。1時半に女将のスポーツクラブの予約を済ませたら、亭主は遅い昼飯にぶっかけ蕎麦を食べる。
 2時過ぎに家に戻って、書斎のパソコンに向かってデータを入力したら、またひと眠りする亭主なのでした。6時近くまで眠って、まだお腹が空いていなかったから、昨日に続いて今日もプールに出掛けるのでした。早めに家を出たら今日はプールも空いていて、一人ひとコースでゆっくりと泳ぎ始める。二日続けると身体が軽くなるもので、今日は少し余分に泳げた。来週は月曜日に車の点検を入れてしまったから、明日も泳いでおきたいところなのです。

カテゴリー
未分類

2023年11月始め



11月1日 水曜日 本当に秋らしい一日でした …

 午前6時前に蕎麦屋に出掛けて、朝飯前のひと仕事をするのでした。家でコーヒーを入れるよりも、蕎麦屋のIHの方が早くお湯が沸くので、目覚めの一杯は厨房で飲む。次は何をするのだったかと考えながら、寝ぼけ眼でデザートの水羊羹と蕎麦豆腐を仕込んで、やっと頭が目覚めてくるのでした。店の中は17℃だったから、暖房を入れる程でもない。洗い籠に洗ったままになっていた鍋やボールを片付けて、今日一日の仕事の段取りを考えるのです。

 家に戻って女将の用意してくれた朝食を食べたら、満腹になって書斎に入り、一時間ほど眠るのでした。ゆっくりと寝覚めた定休日二日目の仕事は、まずは蕎麦屋に出掛けてレンジ周りの油汚れを、重曹を振りかけてお湯を垂らしてキッチンペーパーで覆っておいたのを、綺麗に拭き取る。油汚れには重曹が利く。レンジの回りの壁も、同じようにしてそのうちに綺麗にしようと思っているけれど、なかなかそこまで手が回らないのです。

 昨日作っておいたカレーの鍋を冷蔵庫から取り出して、ジブロックの袋に詰めて冷凍室に入れる。次に空になった蕎麦徳利を取り出して、作っておいた蕎麦汁を詰めるのです。そして、2㍑の鍋でキノコ汁を塩味にして仕込む。これに蕎麦汁を加えてキノコつけ蕎麦の汁にするのですが、注文があってから蕎麦汁を入れないと、汁が黒くなって美味しそうではないのです。鶏肉の出汁とキノコの香りが効いてかなり美味しくなる。寒くなる時期にはよく出るのです。

 昼は家に戻って焼きそばを作る。買って来た蒸し焼き蕎麦を袋のままレンジで1分ほど温めて、肉とむきえびとを野菜類を炒めて、麺を入れるのですが、塩とコショーにソースを少しだけ加えて、高温炒めの設定でかなり美味しく仕上がるのでした。亭主は本当はあんかけの五目焼きそばが食べたいのですが、どうも女将はソース焼きそばが好きらしくて、暖かくなった昼だから、今日もソース焼きそばになった。それでも美味しかったから好かったのです。

 食後は午後の陽射しが暖かい書斎でまたひと眠り。女将がスポーツクラブに出掛けている間に、亭主は目覚めて蕎麦屋に出掛けるのです。駐車場の植え込みの剪定を始めて、車が入ってもセンサーに感知されない程度に刈り込んだつもり。後はビオウヤナギの枝の剪定と、上に伸びたヤマボウシとモミジの剪定が残るだけ。蕎麦屋の南側の庭はその後だから、まだまだ仕事は続くのです。厨房に戻って、天麩羅の具材を切り分ける。これで今日の仕込みは終わり。

 後は明日の朝しかないけれど、何か忘れていることはないかと、いつも強迫観念に囚われているのが、蕎麦屋の亭主の日常なのです。4時前に家に戻って、今夜は防犯パトロールがあるからと、早めに夕食を食べておく。五目あんかけ湯麺を作って、一人で居間でテレビを見ながら食べるのでした。満腹になったらまたひと眠り。5時半になったら女将が書斎に起こしに来てくれた。暗くなった通りを、老人達と一緒に拍子木を叩きながら4㎞ほど練り歩く。




11月2日 木曜日 今日ものどかに暖かな一日でした …

 今朝も6時前に蕎麦屋に出掛けて、一回目の蕎麦打ちをするのでした。暖かくなると言うから、蕎麦は二回打たなくては足らなくなるのではないかと心配したのです。蕎麦打ちの前に小鉢を盛り付けておきます。暖かい日には酒を飲む人もいるかも知れないので、先付けを出す事も考えて、取りあえず9鉢用意しました。果たして、亭主の思惑通りにビールを注文されたお客が二人、7人のお客が入って、蕎麦も二回分打ってちょうど好かったのです。

 家に戻って女将の用意してくれた朝食を食べたら、亭主は書斎に入って30分ほどひと眠りするのです。それで頭がすっきりとしたところで、着替えと洗面を済ませてまた蕎麦屋に出掛ける。いつものことだけれど、もう少しゆっくりとしたいと思うのは、最近の傾向で、ちょっと困ったことなのです。定休日のゆっくりをそのまま引きずっているという感じ。玄関を出れば明るい陽射しが暖かく、庭の金柑の実がまた一段と黄色くなっているのに驚いた。

 門を出て歩き出せば、隣の家の蜜柑が随分と黄色くなっている。今年は蜜柑が豊作なのだとは、夜のパトロールの年寄り達の話でした。蕎麦屋まで行く間に、幼稚園に通ういつもの幼子を抱いた母親と子供に出会うから、「行ってらっしゃい」と言って見送るのですが、お兄ちゃんの方はグスグスとお母さんのあとから歩いて来る。こんなお宅が他にもあるから、下の子がお母さんを占有して、上の男の子が甘えたりないのだろうかなどと、勝手に思うのでした。

 蕎麦屋に着いて朝の仕事を終えたら、蕎麦打ち室に入って二回目の蕎麦を打つ。加水率は41%でちょっと硬めの蕎麦になるのです。茹でても硬くて歯ごたえはあるのですが、季節の変化に合わせて、もう少し柔らかく打っても好いのかも知れない。葱を刻んで、大根と生姜をおろしたら、野菜サラダの具材を刻んで、開店の準備を整える。今日は暖簾を出したら直ぐにお客が続いて、昼に女将の来るまでに、5人もお客が入ったのです。やはり暖かい日は違うのか。



11月3日 金曜日 今日も秋晴れ、気温は午後から急に上がり …

 朝焼け雲が綺麗でした。朝飯前のひと仕事は、夕べ漬けた糠漬けを取り出して小鉢に盛り付けること。まな板の上に並べて包丁で切っていくと、小鉢9鉢分の量がありました。このほかに、大根のなた漬けと切り干し大根の煮物があるから、今日明日は十分に足りる量なのです。酒を飲むお客のために、茶豆を解凍して鉢に入れておく。後は解凍した豚のハラミを切り分けて、串に刺せば終わりなのですが、7時を過ぎたから家に戻って朝食の時間なのです。

 朝食を終えたら早めに着替えを済ませて、新しく買った運動靴で蕎麦屋に出掛ける。足の調子が好かったから、店を越えてコスモス畑の方まで歩き、蕎麦屋を写真に撮っておく。空にはもう雲がなくなっていました。犬の散歩のご夫婦が歩いて行く。幟と看板を出したら、チェーンポールを降ろして、やっと今日の始まり。蕎麦打ち室に入って今朝の蕎麦を打つ。昨日の残った蕎麦が4束ほどあったから、今日は750g8人分をいつもより多めの水で捏ね始めた。

 41.5%まで水を増やしたけれど、まだ硬い生地のままで、捏ねても捏ねても水分が馴染んで来る気配がないのです。丸出しをしても少し端がひび割れてしまう。明日は42%で打ってみようと思いながら、伸して畳んで包丁切りをする。仕上がりは上々で、昨日よりは少し硬さが取れたかとは思うけれど、細くてもこんなに硬い蕎麦はお客にどう受け入れられるのだろうか。大根をおろして野菜サラダの具材を切り始める。11時過ぎには開店の準備が整った。

 連休の初日だからお客の出足も遅いだろうと思っていたら、案の定、最初のお客がいらっしたのは12時半近くなのでした。橋の向こうの常連さんが最初で、キノコつけ汁の大盛りをご注文。続けて、歩いていらっした中年の男性が、同じくカウンターに座って天せいろを頼まれた。そして、二人連れのご夫婦がいらっして天せいろの大盛りと普通盛りを注文するのでした。キノコ汁は温めてあるし、天せいろは天麩羅を揚げるだけだから、調理は簡単なのです。

 1時を過ぎた頃にもうひと組のご夫婦がご来店で、やはり天せいろを頼まれる。天せいろの値段が安いからか、暖かく晴れた日だからか、このところ天麩羅がよく出るのです。午後になって、急に暖かさが増して、店の中も24℃まで室温が上がった。1時半を過ぎたので、亭主はかき揚げを揚げて賄い蕎麦を食べておきます。洗い物を済ませて2時半には家に帰る。亭主は書斎に入ってパソコンに今日のデータを入力したらひと眠り。女将は買い物に出掛けた。
 5時過ぎにプールへ行こうと用意をしていたらしていたら、女将に「今日は祝日だから、プールも早く終わるんじゃない?」と言われ、文化の日を忘れていた自分が情けなかった。仕方がないから、店から持ち帰った豚のハラミの串焼きを焼いて、昼に残ったサラダの皿に盛り付けて、焼酎を飲み始めるのでした。



11月4日 土曜日 三連休の中日、暖かく好天だったけれど …

 午前6時に朝飯前のひと仕事で蕎麦屋に出掛ける。昨日の洗い物を片付けて、空になった蕎麦徳利を盆に並べ、新しい蕎麦汁を入れていく。10年前の開業時に、陶芸家に頼んで焼いてもらった15個の徳利も二つ割ってしまって、今では13個しかなくなってしまった。花より団子かと大盛り用に、青の唐草模様の徳利も揃えたけれど、こちらは値段が安かった割には長持ちしているのです。蕎麦徳利ももう閉業するまでは揃えることはないだろうと思う。

 7時を過ぎたので家に戻り、朝食を食べたら食休みがてら、またテレビで映画を観ている亭主。8時半になる前に終わって、洗面と着替えを済ませる。今日は昨日よりも暖かくなると言うので、半袖の上にジャージの長袖を羽織って蕎麦屋に出掛けるのでした。朝と昼との温度差が激しいから、どうしても朝は一枚余分に着込むのです。みずき通りのハナミズキも何時の間にか赤く紅葉した葉が落ちて、いよいよ冬に向かう準備を始めている。

 今朝の蕎麦打ちは加水率42%で捏ね始めたのだけれど、やはりまだ生地が硬いという感覚がぬぐえない。腕の力がなくなったのだろうか。体重を掛けるからそんなことはない筈なのに、蕎麦粉が変わったからか、何か以前と違うのです。それでも切りべら26本で140gほどの束を8つ揃えて、昨日の残りと合わせて12食分の蕎麦を用意したのです。最近は、10人を越えるという日が少ないから、これで十分なのです。余分な蕎麦粉を使わないというのが大切なのです。

 蕎麦を打ち終えたら、大根や生姜をおろして、野菜サラダの野菜を刻み、いつものように三皿盛り付けてカウンターに並べる。1時間ほど出しておいたら、すぐに冷蔵庫にしまっておきます。開店の準備が整って、暖簾を出したけれど、今日は昼を過ぎてもお客の姿は見えなかった。前の通りを歩く人影がないのです。外が急に暑くなったのか、家の中の方が涼しいから外に出ないのか、午前中の部活を終えた中学生達が家に帰るだけなのでした。

 1時半を過ぎたところで、かき揚げを揚げて賄い蕎麦を食べる亭主。熱々のかき揚げはカラッと揚がってとても美味しい。大根おろしと山葵の味わいが蕎麦の風味を倍増してくれる。自家製の蕎麦汁が細くてコシのある蕎麦に絡んでとても美味しい。ラストオーダーの時刻が過ぎたら、暖簾を降ろして幟と看板をしまう。チェーンポールを上げたら、本日の営業はお終いです。2時前には女将と家路に就くのでした。暖かく天気も好いのに、こんな土曜日も珍しい。