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2023年7月末



7月28日 金曜日 今日も朝から暑かった …


 午前5時。駅前の高層マンションに当たった朝日が眩しい朝なのでした。今朝は蕎麦打ちはなかったけれど、夕べ作ったカレーを鍋のまま冷蔵庫に入れて帰って来たから、これを袋詰めして冷凍しなければいけない。8人分のカレーを6袋に詰めて、凍って袋同士がくっつかないように、ラップでくるんで容器に入れるのです。朝から暑いから、窓を全開にして外気を入れたら、エアコンを入れて店の中に冷気を送る。今日も暑くなりそうな気配なのでした。

 店の入り口に置いてある青年の樹のボツとの脇に、いつの間に入り込んだのか、蝉が死んでいるのかと思って、羽を掴んでゴミ箱に入れようとしたら、急にバタバタと飛び始めたから、慌てて玄関を開けて外に逃がしてやる。そのまま駐車場の金木犀の木の方に飛んで行った。よく炎天下の道路に同じように死んでいる蝉を見かけるけれど、涼しい蕎麦屋に逃げ込んで仮死状態だったのを救ったのかと思うと、ちょっと嬉しかった。短い命だから、全うして欲しい。

 家に戻って朝食を終えたら、書斎に入ってひと眠りする。今日は蕎麦打ちがないのでゆっくりとコーヒーを飲んで、9時過ぎに、蕎麦粉を頼んでいる農場に電話をして、蕎麦粉を注文したら、家を出て蕎麦屋に向かう。家の前の通りの突き当たりお宅のノウゼンカズラが、暑さにめげずに今が盛りと花を咲かせていた。熱い陽射しを浴びながら、蕎麦屋はエアコンを入れたままだから、涼しくなっているだろうと、それだけを頼みに頑張って歩くのでした。

 カウンターに載っている昨日の洗い物を片付け、奥の部屋に干してある洗濯物を畳んだら、洗濯機の中に入ったままの洗濯物を干して、厨房に戻る。次の仕事はレンジ周りの掃除で、この一週間、汚れたままで我慢していたのです。重曹の粉を振りかけて、沸かしたお湯を撒いて、コーヒーを冷やしたのを飲んで一服している間に、油分は浮いてくる。金のタワシで軽く擦って、後は雑巾で拭いていく。何度も雑巾を揉み出しながら、少しは綺麗になったかな。

 蕎麦打ちのない分、時間に余裕があるので、野菜サラダの具材もいつになく丁寧に刻んだ。大釜の湯が沸いたら、蕎麦茶や蕎麦湯の入れ物を温めるポットに湯を入れて、また、大釜に水を入れて湧かしておく。天麩羅鍋と天つゆの鍋を火にかけて、温めたところで、店の床を掃いてテーブルを拭くのです。暖簾を出せば、常連さんがすぐにご来店で、せいろ蕎麦の大盛りと辛味大根のご注文でした。昼から頼んでいるスタッフもやって来て、今日の営業が始まる。

 暑さが続く毎日ですが、続けばお客も暑さに慣れて来るから、少しずつ増えてくるらしい。ご夫婦でいらっしたお客は、ヘルシーランチセットのご注文で、作ったばかりの野菜サラダが出たので嬉しかった。春蕎麦の新蕎麦の綠がかった色に驚いて、蕎麦粉を溶いた蕎麦湯も綺麗に飲み干して帰られた。自転車でいらっした若いお客も、蕎麦が美味しかったと言って帰られたのです。スタッフがいると、亭主は調理に専念できるから楽しさが倍増するのです。

 2時前にスタッフを帰して、後の始末は亭主が一人でこなす。それでも2時半には蕎麦屋を出て、暑い最中を家に戻るのでした。エアコンを効かせた書斎でひと眠りして、目覚めればもう夕飯の時刻なのです。今週は月水金とプールに行こうと決めていたから、頑張って6時半には家を出る。週に三日、少しずつでも泳げば身体の調子も好くなるので、今日はかなり身体が軽かったような気がする。明日は地域の盆踊り大会が何年かぶりであると言う。



7月29日 土曜日 暑い昼だったけれどお蕎麦売り切れで…

 今朝も5時起き。6時には蕎麦屋に出掛けて、小鉢の盛り付けや蕎麦汁の補充をしておく。今日も36℃という予報が出ていたから、相当に暑くなるらしい。暑さも続けばお客も慣れてくるから、蕎麦を食べに来てくれるのです。エアコンを入れたまま家に戻り、女将の作った親子丼を食べて、エアコンを効かせた書斎でひと眠りです。今日は朝飯前のひと仕事があまり大変ではなかったから、眠りも浅くすぐに目が覚めてしまいました。コーヒーを入れて目を覚ます。

 早めに家を出たので、まだ家々の日影があった。みずき通りを渡ったら、もう日影はないので、エアコンの効いた蕎麦屋の涼しさを頼りに頑張って歩くのでした。やっと蕎麦屋に着いて、幟と看板を出したらチェーンポールを降ろす。店の中は涼しくて生き返るようなのです。今年の暑さは去年以上なのではないか知らん。30℃で暑い暑いと言っていた昔を思い出すと、人間もまた環境に順応してきたのだろうかと思う。熱中症という言葉も最近のものだ。

 蕎麦打ち室に入って、41%の加水で蕎麦を打てば、しっとりとした生地に仕上がった。蕎麦粉も残り少なくなってきたから、明日は果たしてどれだけ打てるのか。蕎麦粉の届く時間まで何とか持てば好いけれど。今日は11食の蕎麦を用意して、お客を迎えることになる。週末だから足りなくなることもあるだろうけれど、せめて1時までは持って欲しい。厨房に戻って野菜サラダの具材を刻み、開店の準備を進める亭主。開店前にやはりお客がやって来た。

 続けてもう一台車が入って、見れば宅配便の若者で、よくいらっしゃる方でした。先に入ったご夫婦がメニューを見て考えている間に、若者はいつものヘルシーランチセットの天せいろをご注文。二人の夫婦も続けてヘルシーランチセットの注文だったから、女将が野菜サラダや蕎麦豆腐を出している間に、亭主は天麩羅を揚げるのでした。その間に、カウンターにリピーターの親父様が座って、せいろ蕎麦にアカイカと白海老のかき揚げを頼まれる。

 まだ12時前だったけれど、女将も忙しい。「蕎麦豆腐はもう一つありますか?」と若者が言うけれど、今日はもう売り切れ。カウンターの親父様は「白海老は次に来る時もあるかね?」「なくなればまた仕入れますよ」前回も同じ注文だったから、よほど気に入ったらしい。午前中の四人が食べ終わったのが12時過ぎで、少し時間があったから急いで洗い物を済ませてしまう。案の定、後半のお客が続々と来店して、最後は1時過ぎ。お蕎麦売り切れの看板を出す。

 2時半には女将と家に戻り、冷たい梨を剥いてもらった。亭主は涼しくなった書斎に入って、今日のデータをパソコンに入力したらひと眠り。4時に目覚めて急いで蕎麦屋に出掛けて、片付けと天つゆ作りに蕎麦汁の補充。小鉢も蕎麦豆腐もなくなっていたから、作らなくてはいけなかったけれど、女将に夕飯の買い物を頼まれて、ショッピングセンターまで出掛けて、果物と夕食に鰻を買って帰るのでした。明日は早朝からまた忙しくなりそうなのです。



7月30日 日曜日 二日続けて地域の盆祭りで …

 四年ぶりで地域の盆踊り大会が開かれて、夕べは1kmほど離れた団地の中央の公園から、太鼓の音や盆踊りの音楽が聞こえていました。暗くなってから、今度は花火の音が聞こえるので、二階の窓から眺めたら、綺麗に大きな花火が見えたから、女将を呼んで二人でしばらく眺めたのです。お袋様も、近くの集会所で行われていた盆踊りの練習には、顔を出していたらしい。夏の風物詩として、長い間人々の生活に潤いを与えてくれたので、郷愁があるのです。

 今朝は6時に蕎麦屋に出掛けて、一回目の蕎麦打ちを済ませる。加水率41%でしっとりとした生地を畳み、均等の厚味で切りそろえていく。昨日は小鉢もすっかりなくなっていたけれど、朝の1時間では蕎麦汁を補充してもう時間切れなのでした。7時過ぎに家に戻れば、昨日の晩に寿司や鰻を買って食べたものだから、用意した冷しゃぶがそのまま食卓に載って、朝から豪華な食事なのです。食後は涼しい書斎に入ってひと眠りする亭主。

 今日の小鉢が気になって、10分ほどうととうとしたらもう目が覚めて、8時半には家を出て蕎麦屋に向かうのです。外は涼しい風が吹いて、思ったほどに暑くはなかった。強い朝の陽射しを避けて、家々の日影を辿ってまずは通りの突き当たりまで進み、高台にある家の影でひと休み。蕎麦屋までわずか300mなのに、まるで南の孤島に漂着した寅さんのように、日影を求めて進むのです。みずき通りを渡ればもう日影はないから、エアコンの効いた蕎麦屋を目指す。

 日影の風は涼しくても、陽射しがあると熱風に変わる。冷房の効いた蕎麦屋の中に逃げ込んで、朝の仕事を済ませるのでした。蕎麦打ち室に入って二回目の蕎麦を打ち、厨房に戻って今日の小鉢に夏野菜の焼き浸しを作る。冷蔵庫に残っていた野菜を集めたから、彩りも今ひとつなのでしたが、何とか10人分の小鉢を作って、野菜サラダの具材を刻み始めるのです。11時を過ぎるともう駐車場に車が入ってくる。ちょっと早すぎるから、サラダを優先するのです。

 今日も12時前に三組のお客が入り、大盛りのお客が多いので、生舟に残った蕎麦の数が気になる。一度に入って来るから、後から来たカウンターのお客はどうしても料理を出すまでに時間がかかる。お客も亭主が一人で調理しているのが見えるから、黙って待ってくれるのです。今日の最後のお客は、カレーうどんのご主人と鴨せいろの奥様の常連さんで、車が一杯で入れなかったのだと言う。全部出し終えて1時20分。ちょうど好い時間なのでした。




7月31日 月曜日 例年のことだが祭りの翌日はお客が少ない…


 朝の5時半には、家々の影が長く伸びて、涼しい風が吹いているのでした。蕎麦屋に出掛けて、まずはデザートの水羊羹を仕込む。冷蔵庫から糠床を取り出して、夕べ漬けておいたキュウリとナスとカブを切り分ける。昨日残った煮物の小鉢と合わせて、今日は9鉢だけの用意なのです。祭りの次の日はお客が来ないとデータが物語っているから、万が一にも、10人を超えることはない。去年もお客は二人だけだったと、夕べ女将に言われたのです。

 朝の6時過ぎの店内は、日が差し込んで明るいのです。洗濯物を畳んで、洗濯機に入ったままの昨日の洗濯物を干したら家に帰る。今朝は昨日のカレーの残りがあったので、レンジで温めて早めに朝食を食べる。やはり、八人分のカレーだから、一人分の分量が多すぎて丼に入りきれなかったのです。早く食べ終えれば、それだけ食後のひと眠りがゆっくりと出来るから、今日は30分以上ぐっすりと眠れた。夕べも9時に寝て5時まで起きなかったというのに。

 9時前には家を出て、蕎麦屋の前の通りまで頑張って歩く。もう陽射しは真夏の暑さだったけれど、向かいの畑のひまわりがだいぶ育ってきたので、写真に撮っておきました。まだ花は咲いていないけれど、青空と森を背景に、今年の暑中見舞いに使えそうな画像なのでした。今年は暑すぎたせいか、蕎麦屋も忙しかったからか、花の写真もきちんと撮っていなかったから、なんとかこれで勘弁してもらおう。親戚と友人だけだから許されるでしょう。

 蕎麦屋に着いて朝の仕事を終えたら、蕎麦打ち室に入って今日の蕎麦を打つ。加水率 41.4%が、今までになく打ちやすいことが判ったのです。昨日残った4束の蕎麦と合わせて、9束の蕎麦を用意しました。ちょうど小鉢の数と同じで、なくなるときは一緒だから、区切りが好い。厨房に戻って野菜サラダの具材を刻みながら、昨日売り切れた天麩羅の具材を切り分け、お客は来ないだろうとは思っても、最低限度の支度はしておくのです。

 明日が休みだから、野菜サラダの具材も残らず使って大盛りになってしまう。開店前に何時も来る常連さんが、珍しく早くいらっしゃる。「暑いねぇ」といつもはカレー蕎麦とビールを頼むのに、今日は冷たいとろろ蕎麦の大盛りをご注文なのでした。暖簾を出してBGMの音楽を流して、お茶と割り箸とお手拭きをカウンターの隅まで持って行く。ビールの付け出しには茶豆を解凍して、小鉢に入れてお持ちする。とろろ芋を擦って蕎麦を茹でるだけだから簡単。

 スタッフが来て会計をしてくれたけれど、これが今日最初で最後のお客なのでした。1時を過ぎたら賄い蕎麦を食べて、1時半には持ち帰る食材を整理して、天麩羅を揚げる。昨日までのお客が多かったから、今日のために用意したものだけ残った。2時前にはスタッフを帰して、大釜を洗ったり、最後の片付けを済ませるのです。7月も今日で終わり、売り上げは4年前と同じに戻ったけれど、夜の営業をしていない分、辛うじて黒字の月なのです。

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2023年7月下旬




7月20日 木曜日 梅雨明けまでもう少しの辛抱か …

 昨日は、病院・買い物・夜のパトロールと8000歩近い距離を歩いて、ぐっすりと眠ったから、今朝は5時には目が覚めて、蕎麦屋に出掛けて蕎麦を打つ。夕べ漬けておいたお新香も糠床から取り出して小鉢に盛り付けた。加水率を42%弱で蕎麦粉を捏ね始めたら、やはり生地が少し柔らかくなった。打ち粉を振って何とか切り終えたけれど、切りむらがあるのはまだまだ未熟な証拠。7時過ぎに家に戻って女将の用意してくれた朝食を食べるのでした。

 食後に書斎に入って少しだけ横になろうと思ったけれど、10分ほど眠ったらもう目が覚めたのです。それでもこれが大事なこと。早朝の1時間半のひと仕事の疲れがリセットできるのです。再び蕎麦屋に出掛けて、朝の仕事を終えたら、早速、蕎麦打ち室に入って二回目の蕎麦を打つ。今度は41%の加水で絶妙の硬さの生地に仕上がり、包丁の刃にもくっつかずに、均等な蕎麦が打てたのでした。今日は昨日よりも少しだけ気温が低く、エアコンが効いていた。 

 エプロンに付いた蕎麦粉を払いに玄関に出れば、雲は多いけれど青空が覗いて陽も差している。厨房に戻って野菜サラダの具材を刻み、いつものように三皿だけ盛り付けてカウンターに並べるのでした。電話の鳴る音に気が付いて、出てみれば「7人で伺いたいのですけれど、ご迷惑かしら?」と言うので「もっと大きなお店に行かれた方が好いのではないですか。うちはテーブルも四人しか座れませんので」と体よくお断りしたのでした。

 もう少し若い頃なら、すぐに引き受けて売り上げも伸ばせたのでしょうが、開店間際に7人の注文を一度に受けても、まだ女将の来ない時間帯では、お客を待たせることになるから、逆に申し訳ないのです。それが好かったのか悪かったのか、今日は7人もお客が来なかったのです。それでも、暖簾を出したらすぐに車が2台駐車場に入って、3人のお客がご来店なのでした。3人ならば亭主一人でもすぐに対応できる。蕎麦を茹でて天麩羅を揚げるのでした。

 昼過ぎに女将がやって来て手伝いに入ってくれたのです。3人分の盆と蕎麦皿を下げて洗い物を済ませれば、傍らの女将がすぐに小皿や小鉢、蕎麦猪口を拭いて片付けてくれる。盆と蕎麦皿、蕎麦徳利はカウンターに並べて乾かすのです。昼を過ぎて車がもう1台入って来て、浴衣姿の若い女性がカウンターに座ってぶっかけ蕎麦をご注文。亭主は注文の品と蕎麦湯を出したら、奥の座敷でひと休みする。後で女将が言うには、民謡の会に参加した帰りなのだとか。

 閉店間際に、隣町の常連さんがいらっして、いつものせいろ蕎麦と辛味大根を頼まれる。普段は快活な方なのに、今日は元気がないと思ったら、暑さにやられたと言うのでした。辛味大根も小鉢も残して今日はお帰りになる。梅雨が明ける前に、もう夏ばての始まる時期なのかも知れない。暑さの中を女将と家に戻って、冷たい桃を剥いてもらった。ひと眠りして夕刻には業者の若者が食材を運んで来るのを待ちながら、明日の仕込みをする亭主。コーヒーを出して話をすれば、若い彼氏も今週は熱中症気味だったのだとか。



7月21日 金曜日 一転して涼しい一日でした …

 庭に続く入り口に植えた木槿が伸びてきたから、この間、剪定したばかりなのに、もう花が咲いているから驚きました。この木も挿し木で根付いた一本だから、元来が強い植物なのでしょう。今朝は5時半に蕎麦屋に出掛けて、今日飲むほうじ茶をグラスに三杯分作ったら、夏野菜の焼き浸しを作る。今週はなた漬けを作って、ぬか漬けも漬けたから、小鉢に不足はなかったけれど、週末の忙しい時期に次の小鉢を作るのは大変だからと、仕込んでおくのです。

 作り終えたら、カウンターに干してあった昨日の洗い物を片付けて、洗濯機の中に洗ったままになっていた昨日の洗濯物を干して、7時過ぎに家に戻るのでした。朝食は昨日仕入れた鮪のネギトロを酢飯に乗せて、葱と卵で美味しくいただく。現在は、コロナ禍でお客が減ってからというもの、蕎麦屋でご飯物は出していないのですが、次にご飯物を始めるときのために、家でいろいろと作って試食しているのです。それが何時になるのか、亭主にも判らない。

 食後は冷房の効いた書斎に入って10分ほど横になったけれど、最近は、夜がよく眠れているからか、少し眠っただけでもう目が覚めてしまうのです。9時前に蕎麦屋に出掛ければ、今朝は昨日とは違って、少し涼しい風が吹いていました。朝の仕事を終えたら蕎麦打ち室に入って、今朝の蕎麦を打つ。加水率は41は%にして蕎麦粉を捏ねれば、ちょうど好い硬さで、伸して畳んで包丁切りをする。切りむらもなく、綺麗な蕎麦が打てたので嬉しかった。

 厨房で野菜サラダの具材を刻んでいると、急に激しい雨がザーッと降ってきて涼しいのに、ますます涼しくなって、店の中はエアコンで寒くなってくる有様。こんな日もあるのだと梅雨の明けない夏の日の一日。青空が覗いて、沢山の鳩が電線に止まって休憩しているではありませんか。暖簾を出してもお客は来なくて、とうとう閉店の時間まで一人も現れなかったから、何ヶ月ぶり。手伝いのスタッフが来てくれたのに、あまり仕事がなくて申し訳なかった。




7月22日 土曜日 昨日よりは暑くはなったけれど …

 昨日の涼しさに慣れてしまったせいか、今朝の陽射しはとても暑い気がしました。それでも明け方は気温が低かったので、夕べはぐっすりと眠れたのです。佐倉近辺はすっかり空梅雨で、これでも梅雨は明けていないのかと思うほど。今日は昨日の蕎麦がそのまま残っているから、蕎麦を打たないことにして、9時近くに家を出て、みずき通りを渡るのでした。陽の出ている分、じわりじわりと暑くなってきて、蕎麦屋に着く頃には汗をかく有様です。

 それでも店の中はまだ26℃と涼しく、朝の仕事を終えたら、早速蕎麦打ち室に入って、昨日の蕎麦の状態を確認するのです。14束の蕎麦が好い状態で残っているので、今朝は蕎麦を打たなくても大丈夫。大釜に火を入れて、お茶のポットを用意したり、小鉢の確認をしたり、山葵を新しく容器から移したりと、細かな仕事を済ませておくのでした。いつもの時間よりも少し早く野菜サラダの具材を刻み始め、女将がやって来て洗濯物を畳んで店の掃除をしてくれた。

 エアコンを入れても、すぐに涼しくなるので、やはり朝の涼しさが影響しているらしい。換気のために少しだけ窓を開けておくのですが、今日はそれでちょうど好い。11時過ぎにはもう駐車場に車が入って、店の中で待っていただいたら「この間は外で待っている女性もいらしたので」と言うご夫婦。天せいろとせいろ蕎麦と奥様が純米吟醸の「藤娘」を頼まれて、白海老のかき揚げとアカイカの天麩羅を注文された。続けて車が一台二台と入って昼前にもう満車。

 せいろ蕎麦を頼まれた老人が、やはり白海老のかき揚げとアカイカの天麩羅を注文して、美味しそうに食べていらっした。テーブル席からは先ほどの奥様が「白海老を値上げしなくて好いの?」とおっしゃる。どれだけ出るか判らなかったので、取りあえず掻き揚げ二つで150円にしてあるのでした。ところが、出してみると仕入れ値よりも安いことが判ったので、何とかしなければいけない。食べ慣れたお客の言うことも聞いておくべきなのです。

 外は曇りの予報だったのに、雲は多かったけれどずっと晴れて、昼過ぎには気温も上がってきました。12時半を過ぎて、しばらくお客が来ない時間帯があったので、亭主は蕎麦を茹でて大根おろしと山葵で昼を済ませておく。ところが、こういうときに限って次のお客が来るもので、急いで食べ終えて対応するのでした。とろろ蕎麦と天せいろのご注文で、天麩羅を揚げながらとろろ芋をすり下ろすのです。店内は人気もなく、和やかな会話をしてお帰りになる。

 折角、作った野菜サラダは今日も売れのこってしまった。最後のお客にサービスで出しても好かったけれど、調理に夢中でつい忘れてしまったのです。お客がそれほど多くなかったから、洗い物はその都度終えて、2時過ぎには女将と蕎麦屋を出られた。一番暑い時間に家に帰るから、僅かな距離を歩いて汗だくになる。昨日のサラダも残っていたから、夜はしかたなく亭主がお好み焼きを作るのでした。波乱の大相撲を夫婦で見れば、女将が「エーッ」と叫ぶ。



7月23日 日曜日 昼の暑さとお客の数が戻って来たか …


 今朝も涼しかったから、ぐっすりと眠れたのです。5時には起き出して、珈琲を一杯飲んで蕎麦屋に出掛ける。昨日の洗い物を片付けて、蕎麦汁を補充したら、エアコンを入れたまま家に戻って、女将の用意した朝食を食べる。マグロの手巻き寿司に茄子焼きと豚汁が出て、朝から豪華な食事なのでした。解凍した鮪は早めに使い切らないといけないから、どうしても続くのは仕方がない。亭主は納豆巻きも食べたいのだけれど、鮪の処理に追われるのです。

 朝のうちに少しは動かなければと、蕎麦屋から50mほど歩いて、駅前の高層マンションの見えるところまで来たら、写真を撮っておく。蕎麦屋の隣のお花畑には、次の季節のひまわりが植えられて、夏の楽しみがまた増えた。今朝は800gの蕎麦を打って、9食分の蕎麦を用意したら、昨日の残りと合わせて14食。今週のお客の来店具合からすると、これで十分な気がするのでした。先週が連休だったから、気温の下がったのと合わせて、少しは数が減ると読んだ。

 テレビのニュースを見ていても、梅雨が明けたのかがはっきりとしないのは、最近の傾向か。女将が来て何処の新聞には梅雨明けと出ていたけれど、家の新聞には載っていなかったと言う。気象庁が言うよりも、最近の天候から、自分で勝手に梅雨が明けたと考えた方が無難なようです。とにかく朝は涼しいけれど、このところ晴れが続いて日中は暑くなる。厨房に入って野菜サラダの具材を刻み、今日はどんなお客がいらっしゃるかと楽しみにするのです。

 最初のお客が開店の時刻に合わせてご来店で、今日も駐車場はすぐに満杯になった。前半のお客が帰った後で洗い物を済ませたら、1時前から後半のお客がいらっして、また駐車場は満杯。間が空くから洗い物も出来て、今日は人数の割には楽なのでした。初めてのお客も結構いるから、上手く天麩羅を揚げて蕎麦を茹でなければと緊張するのです。2時過ぎには真夏の陽射しを浴びながら、女将と家に戻ってひと休み。亭主はざるラーメン餃子で遅い昼を食べる。

 思ったよりも蕎麦が出たので、今日よりも暑くなると言う明日のために少し残った蕎麦を食べずに帰ったのでした。向かいの畑は新しく借りたという農家が耕して、道路際にはひまわりを植えたらしい。畑は耕されてこそなんぼのものだから、美しい風景に感動。相変わらずシマダヤのつけ麺と大阪王将の冷凍餃子だったけれど、蕎麦屋の蕎麦を食べるよりは安く上がるので我慢するのでした。ひと眠りして、夜は女将と大相撲の千秋楽を興奮しながら観る。




7月24日 月曜日 やはり梅雨は明けていた …


 今朝は5時に目覚めて、5時半には家を出て歩いて蕎麦屋に出掛けました。このところ足の調子が悪かったので、車に乗っていくことが多かったけれど、いつまでも自分を甘やかしてはいけないと、わずか300mの距離だから歩いてみたのです。右足に若干の違和感はあるものの、痛いわけでもないのですが、潰れた右足の親指の軟骨が歩きにくくしているのです。蕎麦屋の向かいの森から朝日が昇って、今日も暑い一日になりそうなのでした。

 厨房に入って、昨日の洗い物を片付けて、蕎麦汁を詰めたら、小鉢を盛り付けておきます。それから、朝飯前のひと仕事のメインである南側のミニ菜園の草取りを始めたのです。ついこの間草取りをしたばかりだと思っていたら、もう雑草が生い茂り、蔦が絡まっているので、お隣にも申し訳ないと思っていたのでした。90㍑のビニール袋が一杯になるまで頑張って、汗だくになってしまいました。朝の涼しい時間帯しか出来ない仕事です。

 家に戻る帰り道は、まだ太陽が高く上がっていないので、日影が続いて涼しかったけれど、汗だくになっているので、来ている物は全取っ替えなのでした。朝食を終えてひと眠りしたら、またこの道を歩いて蕎麦屋に出掛けるのでしたが、その時間にはもう日影はなくなって、ジリジリと夏の太陽が照りつけるのです。エアコンを入れておいた蕎麦屋に着いてホットする。幟と看板を出してチェーンポールを降ろしたら、蕎麦打ち室に入って今朝の蕎麦を打つ。

 加水率41%で蕎麦粉を捏ねて、ちょうど好い硬さで蕎麦玉を作って寝かせる。その間に厨房に戻って薬味の葱を刻み、大根をおろしておきます。明日はお休みだけれど、今日の食材は揃えておかなければならないから、蕎麦を打ち終えてからも、蓮根の皮を剥いて、輪切りにしたら鍋に入れて湯がく。南瓜も足りないといけないので種を取って切り分ける。野菜サラダの具材を刻むまでに、細かな仕事か沢山あるのでした。それでも11時過ぎには仕込みが終わる。

 外はだんだんと暑くなり、エアコンを効かせた店内も27℃まで室温が上がってきた。外は34℃まで上がると言うから、果たしてお客は来るのか。午前中は客の姿もないので、手伝いのスタッフがやって来たら、西側の小径に木槿の花殻が散っているのを掃いていたのです。見慣れた高級外車が駐車場に入って来たので、見れば習志野からの常連さんの母娘で、今日もお孫さんを連れていらっした。天せいろを二つ作ってお出ししたら、次のお客がやって来るのです。




7月25日 火曜日 日中は酷い暑さでした …


 今朝も5時前には目が覚めて、コーヒーを一杯飲んで蕎麦屋に出掛けました。朝飯前のひと仕事は、洗濯物を畳んで昨日の洗い物を片付けたら、駐車場に出てモミジの枝を長鋏で切り落とすこと。先日、手前だけは切っておいたから、奥の長く伸びた枝を一本一本丹念に挟んで切っていくのです。まだ6時前だというのに、向かいの畑の親父様がやって来て、畑で取れたばかりのキュウリをくれながら、「ちょうど好い具合に切りそろえているね」と言う。

 時間があったから、西の小径の木槿やタラの木も剪定したら、ビニール袋が一杯になる。まだ陽が差していないので、汗もかかずに仕事を終えることが出来たのです。家に戻って朝食を食べ終えたらいつものように書斎に入ってひと眠り。エアコンが効いているので1時間近く眠って、お袋様に電話をして仕入れに出掛ける。農産物直売所では、帰りがけに馴染みの農家の親父様がオクラを沢山持って来て、「昨日の残りだから」と手渡してくれたのです。

 今日は月末の火曜日だから床屋に行く日。珍しく誰もいない店に入って、髪を刈ってもらうのでした。「土曜日に梅雨が明けたんだってね」と話をすれば、「梅雨が明けたの?」とやはり知らなかったらしい。テレビでもあまり放映していなかったのです。亭主よりも10歳も年上の親父様は、昔のことをよく思い出すらしく「最近は潜りに行かないのか」とか「釣りに行っていないのか」と言うものだから「電車にも乗らずに暮らしていますよ」と応える亭主。

 「歳を取ったら遠くまで行かなくても好いんだよ」というのが、若い頃は床屋をやりながら船に乗って、世界中を旅したという親父様の考えで、二人の意見が合ったのでした。昼食は久し振りに蕎麦屋で残った蕎麦を茹でて女将と食べる。新蕎麦になってからは初めてのことなので、とても美味しくいただいた。先週は珍しくお客が少なかったのです。食後は女将のスポーツクラブの予約を済ませてから、書斎に入ってひと眠りする。外は暑い最中です。

 夕飯の前に蕎麦屋に出掛けて、残っている一番出汁や二番出汁で来週の天つゆや蕎麦汁を仕込む。それでも週末には足りなくなるから、干し椎茸と昆布を水を入れた鍋に浸しておくのです。食堂に飾ったカサブランカは、母の日におまけでもらった球根から目が出て咲いた一輪。花が重いからと切り花にしたのですが、香りが強くて居間に入るだけでももう香ばしい。今朝もらって来たオクラを茹でて、ポークステーキを小さく切って、酒の肴にするのでした。




7月26日 水曜日 今朝は家にいて朝飯前のひと仕事 …

 蕎麦屋の駐車場の剪定が一区切りついたので、今朝は家の裏手の無花果とタラの木などを切り始める。5時から起きているのに、なかなか身体が動かないから、6時になってやっと剪定ばさみを持って外に出たのです。蚊に食われないようにと長袖長ズボンで裏庭に出たけれど、足元や手首にしっかりと刺されていました。以前は、狭い裏庭はすべて亭主が手入れをしていたのですが、やはり年齢と共に蕎麦屋と両方は出来なくなり、大きな刈り込みだけをする。

 切った枝は女将が後で暇を見てゴミ袋に詰めてくれるから、亭主は30分間、猛烈な勢いで枝を切るのです。ついでに玄関から庭に出るところに植えてある団扇サボテンが、また伸びてきたので、庭に出るときに棘が刺さってもいけないと、切っておくのでした。今日も朝から汗をかいて、家の仕事は女将に感謝されるから、やり甲斐があると感じるのです。暇があれば涼しい朝にいつでも仕事をするのだけど、蕎麦屋では朝飯前のひと仕事が待っているのです。

 今朝も食事を終えたらいつもの時間に家を出て、蕎麦屋に向かうのでしたが、今日は昨日よりも少し暑いのでした。朝がこの間の頃よりも気温が上がっているらしく、蕎麦屋の中も30℃を越えていたのです。エアコンを20℃強風の設定で入れて、扇風機を回しながら厨房に立つ。出汁取りに準備しておいた鍋に火を入れて、隣で南瓜を二番出汁で煮はじめる。小豆が残っているから、まずは小鉢の一品目として、従姉妹煮を作っておくことにしたのです。

 出汁取りには、一番出汁、二番出汁と取って冷やせば、どうしても小一時間はかかるので、蕎麦汁を作りながらじっくりと待つ。その間に、煮えた南瓜に出汁醤油と砂糖を加えて、冷ましたらタッパに入れて冷蔵庫で保存しておきます。使った鍋類を洗って10時半。午前中の仕込みはこのくらいがちょうど好い。今日は夜のパトロールもないので、午後は好きなように使えるのです。家に戻って、久し振りに素麺を茹で、残った野菜や蕎麦豆腐を女将と食べる。

 馴染みの農家の親父様にいただいたオクラは、女将が塩ずりをして茹でて切っておいてくれたから、素麺と一緒に茹でた梅干しを添えて美味しくいただいたのです。暑さの厳しくなる午後は、食休みを兼ねて書斎でひと眠り。女将はスポーツクラブに出掛けていく。どう考えても彼女の方が元気なのです。亭主は冷たく冷えた幸水を剥いて、丸かじりしながらテレビでアカデミー賞の受賞作を観る。女将が帰ってやっと重い腰を上げ、午後の仕込みに出掛ける。

 洗いかごに入れたままの鍋類を片付けたら、午前中に作った蕎麦汁を蕎麦徳利に詰めて、天麩羅の具材を切り分けて容器に入れる。明日のデザートや蕎麦豆腐は明日の朝に仕込む事にして、糠床にお新香を漬けて午後の仕込みを終わりにするのでした。5時過ぎに家に帰って夕食を食べたら、6時半からはプールに出掛けてひと泳ぎするのです。今日は十分に休んでいたから、身体の調子も好かったから、帰りにスーパーに寄って酒の肴に冷凍食品を買った。




7月27日 木曜日 今日は朝から暑い一日でした …

 今朝は4時起き。夕べは10時にはもう眠りに落ちていた。月・水と夜にプールに行く習慣がやっと戻って、健全な生活に復帰した気がするのでした。しかし、動き出すまでには、やはり時間がかかるので、居間の椅子に座ってひと休みです。5時なったら出掛けようと決意して、歩いて蕎麦屋に行けば、朝は少し雲が出て陽射しが遮られので、幾分、涼しいのでした。店のエアコンを入れて、蕎麦打ち室に入ったら、今日、一回目の蕎麦を打ち始めるのです。

 厨房に入って糠床からお新香を取り出して、南瓜の従姉妹にと共に小鉢に盛り付けておく。蕎麦玉を寝かせている間に仕込んだ蕎麦豆腐も水羊羹も固まって、後はすべて冷蔵庫に収納して朝飯前のひと仕事は終わりです。家に帰る頃には、雲も晴れて陽射しが暑い。今日も36℃になると言うから、暑すぎてお客が来るかどうか。暑い平日の昼にわざわざ蕎麦を食べに出掛ける人は、あまりりいないだろうと考えてみても判るのです。

 それでも朝食後のひと眠りを終えて、また歩いて蕎麦屋まで出掛ける亭主。木曜日の朝の習慣で、二回目の蕎麦を打つのでした。今日は昼から女将が手伝いに来てくれるから、万が一、お客が沢山来た場合に、蕎麦がないのでは話にならないのです。今月の半ばまでは本当に木曜日が混んでいたのです。しかし、ちょうど夏休みが始まってからというもの、暑い平日にはお客が来ないという日が多いのです。今日も女将が来るまでお客は一人も来なかった。

 1時前にやっとご夫婦のお客がいらっしたけれど、ご主人はカレーうどんのご注文なのでした。今朝打った蕎麦を食べてくれたのはおろし蕎麦を注文した奥様だけなのです。この暑い中をお客が来てくれただけでも喜ばなければならないと言うくらいの暑さで、頃合いを見計らって、亭主は端切れの蕎麦を茹でてぶっかけにして賄い蕎麦を食べるのでした。閉店の時刻の2時にはもう女将を帰して、亭主もガスや電気と明日の準備の確認をして家に戻るのです。

 涼しい書斎で1時間ほど昼寝をしたら、今日は業者の若者が食材を届けに来るので、また蕎麦屋に出掛ける。コーヒーを入れる支度だけしたら、昼間、カレーうどんが出て、残り少なくなってきたから、カレーの仕込みを始める亭主。家で女将が買ってあった鶏肉を半分分けてもらって、あとはすべて店にあるもので揃った。油で食材を炒めたら、1㍑ほどの出汁で煮込んでルーを入れる。その間に業者の車が到着したから、コーヒーを入れて荷物を受け取る。

 今日はいつになく早い時間だから「今日は随分早いね」と言えば「どこも暑さでお客が少なくて注文がなかったのです」と言う。カウンターのホワイトボードを見て「しら海老の掻き揚げ、まだこんな値段で出しているんですか?」と言われて「知っている人は安すぎると言うけれど、知らない人にはね」「何処の店でもこの倍の値段ですよ」「そうじゃないと採算は取れないだろうね」暢気な亭主なのです。価格をそろそろ見直さなくてはいけない時期か。

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2023年7月中旬




7月12日 水曜日 佐倉の梅雨は明けていないのか …

 庭にピンクの葵の花が咲いた。モミジアオイよりも背丈が低いから目立たないけれど、隣同士並んで咲くのが、我が家の庭の夏の風物詩なのです。今朝も早くから暑くて、朝ドラの時間が過ぎてもなかなか家を出られなかった。純白の木槿が青空に映えて、「今日も元気で行ってらっしゃい」と言っているようなのでした。カレージに入れてある車の車外温度も30℃を越えていた。蕎麦屋の店内も朝なのに30℃もあるから、今日も前の日よりも暑くなりそう。

 エアコンを20℃に設定してクーラーを入れ、壁に掛けてある扇風機を動かして空気を攪拌させる。それでも室温が27℃までしか下がらないのは、外が相当に暑くなってきた証拠。なくなっていた返しを作るのに、調味料類の瓶を並べて、名人のレシピ通りに鍋に入れていく。最後に塩30gを溶いて加えれば、30分ほどで出来上がり。最近は5㍑の大鍋で作った返しが、一週間でなくなるほどお客が増えているのでした。毎週のように仕込んでいるから大変です。

 冷えたほうじ茶を飲みながら、水羊羹を仕込み、蕎麦豆腐を造っておきます。大型電気店の開店の10時になる前に、車に乗り込んで一週間ぶりでiPadを受け取りに出掛ける。帰りがけに安い扇風機を買って家に持って帰るのでした。食堂に居間の部屋の冷気を送るために、扇風機を使うのはとても基本的な考え方。昼は先週残った野菜を刻んで、カレー味で肉野菜炒めを作っておかずにする。塩と砂糖と水溶き片栗粉を入れるのが亭主の工夫です。

 午後は暑い中をまた蕎麦屋に出掛け、蕎麦汁を徳利に詰める作業から始める。新レンコンの皮を剥いて輪切りにして茹でたら、南瓜を切ってレンジでチーンする。天麩羅の具材を切り分けて、容器に詰め、切り干し大根の煮物を作るのでした。この間に、買って来たiPadがWi-Fiに繋がらないので、業者に電話をして確認をすれば、暗証番号が違っている事が判明する。ルーターの裏に張り付けてあった番号の一部が削られて、文字が消えていたのでした。

 これで先週からの一連の課題が解決して、やっとiPadも使えるようになるのでしたが、今度は新しくなった機器の使い方を覚えなければならない。歳を取ると、この新しい事に対応する能力が低下するのか、何事も億劫になってくる。酒を買って家に戻れば、大相撲も最後の頃で、横綱の休場で盛り上がりに欠ける。エアコンの入っていなかった居間の部屋は31℃にもなって、外は相当に暑い午後なのでした。梅雨は明けているに違いないけれど、まだ発表がない。



7月13日 木曜日 やはりまだ梅雨はあけていないらしい …

 ぽつりぽつりと雨粒が落ちる中を、傘も差さずに蕎麦屋に出掛けていく亭主。湿気はあるものの気温はあまり高くないらしい。蕎麦屋に着いて朝の仕事を終えたら、夕べ浸けておいた糠漬けを取り出して、切り分けたら小鉢に盛り付ける。切り干し大根の煮込みは、昨日のうちに四鉢だけ盛っておいた。家を出るのが遅かったので、時間に追われそう。蕎麦打ち室に入って蕎麦を打ち終えたら、もう10時を過ぎているのでした。今朝は900g10人分の蕎麦を用意する。

 40%の加水で水回しを始めたけれど、蕎麦粉の量が多いとどうしても時間がかかるのです。それでも、これからお客が増えてくることを考えると、一度に1kg までは打つことに慣れないといけない。蕎麦屋を始めた頃は、それで腕の腱鞘炎になったけれど、今はそれほどがむしゃらに打とうという気はない。決めた数だけ用意したらもうそれで終わりにするのです。平日に10人のお客が来ることは滅多にないから、1kg 12人分ほど打てば十分だと考えている。

 それでも今日は曇り空で気温も低いから、そんなにお客を見込めないだろうと、暖簾を出しても厨房に座って、女将の来るのを待っていた。エアコンを入れた厨房の温度計は、25℃を表示している。昼過ぎに女将が来てくれたときには、まだ店にはお客がいなかったのです。最近では珍しい光景でした。いつも何組か客が入って、そろそろ亭主があっぷあっぷとする時刻に、女将が助けに入るから。今日もそれほど気温が低いわけではないけれど、曇り空なのです。

 エアコンを入れた店内の室温は25℃といつもよりは低い。やっといらっしゃった老夫婦は、昨日も一昨日も来たけれど店が閉まっていた言う。奥様がカレーうどんを食べたかったとおっしゃる。ご主人の頼まれた天せいろも、値段が安すぎると言って釣り銭を取らなかった。続けて家の近所のご主人が、娘さんとそのお友だちを連れていらっして、ゆっくりと話をして行く。最後に隣町の常連さんが辛味大根とホワイトボードを見て、アカイカの天麩羅を頼まれる。

 閉店時間も迫っていたので、それから洗い物をするとどうしても遅くなる。女将がいたから、洗った食器をすぐに片付けてくれる。これが亭主一人だと、休み休みだから延々と時間がかかるのです。それでも3時前には二人で家に戻って、冷えた桃を食べる。亭主は書斎に入ってひと眠り。女将はお使いに出掛けて、夜の食材にモヤシを買って帰る。亭主は4時半には起き出して蕎麦屋に出掛け、片付けをしながら、業者の若者が荷物を運んで来るのを待つのです。




7月14日 金曜日 今日から以前のスタッフが助っ人に …

 午前5時半、少し涼しいと感じる朝だったので、蕎麦屋の駐車場の木々の剪定に出掛けました。ヤマボウシの伸びた枝を、脚立に昇って切り落としたら、今度は長い剪定ばさみで上の方の枝を払う。モミジの枝も下の方は手を伸ばして、短い剪定ばさみで切ったのですが、上に伸びた枝は一本一本長い鋏で切っていかなくてはならない。以前なら、脚立の上に乗って枝により掛かるようにして切っていたけれど、最近は落ちたら怖いから前の方だけ切って終わり。

 とうに陽は昇っているけれど、太陽は雲に隠れて、時折、雨がぱらつくのです。7時前に家に戻って、女将が朝食の支度を終えるのを待つ。お新香と焼き魚と味噌汁で簡単な朝食を終えて、亭主は居間の部屋でお茶をもらったら、書斎に入ってひと眠りするのです。今日は天候も悪く、気温も低いようなので、お客はそれほど見込めない。新蕎麦を打つのを楽しみにはしているけれど、500gか600gを打てば10人分になるだろうと考えながら眠りに就くのでした。

 再び蕎麦屋に出掛けて、朝の仕事を終えたら、蕎麦打ち室に入って600gの蕎麦を打つ。蕎麦打ち室の室温は27℃、湿度は56%だったから、久し振りに41%の加水で蕎麦粉を捏ね始めました。1%違うだけでしっとりとした生地に仕上がる。蕎麦切りも均等な太さで、今日は楽しく蕎麦を打てたのです。柔らかくなるのを恐れて、水を減らすと捏ねるのにも力が要るし、伸すのにも一苦労なのです。ちょうど好いのが一番いいのですが、これがいつも難しいところ。

 厨房に戻って野菜サラダの具材を刻みながら、鴨肉が届いたので鴨せいろに使う小松菜を茹でたり、天麩羅の具材を切り足したりとながら、11時前にはサラダをい上げる。天麩羅油を鍋に注ぎ、天つゆの鍋を冷蔵庫から取り出して、天麩羅の具材を調理台に並べたら店の床を掃いてテーブルをアルコール除菌液で拭いて回る。開店時刻の少し前に、高級外車が駐車場に入って、習志野からの常連さんがご来店。今日はコロナ禍で生まれた下の娘さんも一緒でした。

 続けて若い女性一人のお客さんがカウンターの隅に座り、天せいろのご注文なのでした。昼前には、今日から復活した前のスタッフがやって来て、注文やお茶出しをしてくれたので、亭主はひたすら調理に専念できるというもの。皆さんが帰った1時前には、近所の常連さんの女性が今日は一人でいらっして、老犬を医者に連れて行ったのだと話をする。それきり今日はお客はなく、洗い物も終えて閉店時刻の前にはスタッフにも帰ってもらったのです。



7月15日 土曜日 開店前から8人ものお客が押し寄せ …


 むーっとするような暑さの朝でしたが、陽が差していないのでなんとか我慢ができるのです。夕べはプールに出掛けて久し振りに泳いだのです。先週は泳いでいるうちに目が回って、これは行けないと慌てて水から上がったものだから、恐る恐るプールに入って、ゆっくりと身体をほぐしたのでした。お蔭で夜はぐっすりと眠れたから、今朝もすっきりと目覚めて蕎麦屋に出掛けるのです。朝の仕事を終えたら、蕎麦打ち室に入って今日の新蕎麦を打つ。

 加水率は昨日よりも更に増やして、41%ぴったりで蕎麦粉を捏ね始めれば、好い具合に仕上がって、伸して畳んで綺麗に蕎麦切りを終えるのでした。女将が来て店の掃除や洗濯物を畳んでくれて、厨房でひと休みする亭主は、Wi-Fiに繋がった古いiPadで、小野リサの歌う懐かしいドック・オブ・ザベイをYouTubeで聴いてリラックスするのです。孤独な老人が一日中海を眺めて物思いに耽るという歌なのですが、彼女の歌い方にはその悲しみや寂しさがない。

 野菜サラダの具材を刻み、開店の準備に追われていたら、11時過ぎにもう駐車場に車が入ってくる。まだ早すぎるだろうと思っていたら、親父様が玄関を開けて「まだやっていないよね」「もう10分ほど待っていただけますか」それを見てか、続けて2台も車が入ってくる。10分前に暖簾を出せば、我先にとお客が入って、テーブル席とカウンターが埋まるのでした。早く注文をしようとする奥様には、「前の方は11時から待っているので…」と亭主が一言。

 最初の四人組がヘルシーランチセットを三つも頼まれたから、サラダも蕎麦豆腐もデザートもすべて売り切れる。せいろ蕎麦の大盛りを先に出して、女将がサラダを出している間に、亭主が盆や蕎麦皿をセットする。次のお客は、せいろ蕎麦と天せいろ蕎麦のご注文で、追加で白海老のかき揚げを頼まれる。順番に作ってお出しすれば、カウンターのお客は天せいろを二つだからすぐに準備する。この慌ただしさに女将もびっくりしたようだ。

 全部出してもまだ昼前だったけれど、生舟に残った蕎麦はもう半分以上なくなっている。駐車場が空いたらまた次の車が入って、蕎麦の残りを見ながら店に入っていただく。最後のお二人が席に着いて、「お蕎麦売り切れ」の看板を出したのが12時40分。ちょっと早すぎるのです。それでも、注文の品を作ってお出しすれば1時過ぎになるのでした。今日は晴れてはいないけれど、外はかなり暑くなっているのでした。早くから洗い物が出来たので助かった。

 美容院に予約を入れてあるからと、2時過ぎに女将が帰って、後は亭主が片付けや洗濯をする。3時過ぎに家に帰れば、エアコンが効いて涼しいのでひと休み。書斎で横になって、1時間以上眠ったら、飲み物を飲んで目を覚まし、再び蕎麦屋に出掛けるのでした。明日の蕎麦汁もない状態だったから、昼に干し椎茸や昆布を浸けておいた鍋に火を入れて、出汁を取り、蕎麦汁を作る。小鉢も全部なくなっているから、糠床を出してキュウリ、カブ、ナスを漬ける。6時半には家に戻ったけれど、夜の防犯パトロールには出られそうにない。疲れた女将は自分の食事を終えたら台所から引き上げた。



7月16日 日曜日 今日は朝から暑すぎて …

 暑さで目が覚めるほどの朝でした。6時前に家を出て蕎麦屋に行けば、もう太陽は向かいの森の上に輝いていました。朝日を浴びながら一回目の蕎麦打ちを始め、今朝は42%弱の加水で捏ねたら、しっとりと仕上がるのです。蕎麦打ち室の室温は29℃、湿度は45%。目覚めてから動き出すまでの時間が長かったから、蕎麦玉を作って厨房に戻ったのが6時20分。寝かせている間に、夕べ漬けに来たお新香を取り出して、小鉢に盛り付けなければならない。

 明日の月曜日も祝日だから、お客が来るかも知れないと、少し多めに漬けておいたので、小鉢はいつになく沢山なのです。これと切り干し大根の煮物があれば、十分な量だと考える。時計を見れば、もう7時前なので少し焦って蕎麦打ち室に戻るのでした。綺麗に仕上げた蕎麦玉は、綺麗に伸して畳んで包丁切り。蕎麦屋の亭主の楽しみは、この一瞬にあると言っても過言ではないのです。切りべら35本で8束と何十グラムかの蕎麦を生舟に並べる。

 昨日の蕎麦はまったく残っていなかったから、朝食を食べに帰った後でまた来た時に、600gでも打って今日は14食の用意で好いかと考える。蕎麦豆腐もデザートの水羊羹も昨日でなくなったから、今朝は作っておかなくてはならないし、天麩羅の具材も切り分けたのが残り少なくなっているので、今日は結構忙しい。7時半前に家に戻れば、女将はもう朝ご飯を食べ始めていた。先日、お客様からいただいた新鮮なナスを炒めて、今日も食卓に出されていたのです。

 食事を終えたら居間でひと休み。今日は映画チャンネルで、まだ見たことのないSFの宇宙映画が放映されていたから、最後まで観てしまった。それでも身体は回復していたから、暑い中をまた蕎麦屋まで歩く。青い空が広がるみずき通りまで出るのに、建物の日影で何度か立ち止まって、そこから一挙に蕎麦屋までの100m程を歩く。今日は本当に朝から暑さが厳しい。店に入れば早朝からエアコンを入れておいたので生き返る感じ。今日は暑すぎてお客が来るのか。

 開店前の仕込みが沢山あったので、今日は休む暇もなかった。女将が洗濯物を畳んで店の掃除を終えたら、早お昼を食べに家に帰るので、その間に亭主は、天麩羅の具材の蓮根の皮を剥いて茹で、南瓜を切り分けてレンジでチーンする。生椎茸やヒーマン、ナスもほとんど容器に残っていなかったから、野菜サラダの具材を準備する合間に準備をして、座る暇もなく立ち働くのでした。何とか開店の時間に暖簾を出せば、駐車場に見慣れた車が入ってくる。

 家のご近所の奥様で、歩いた方が早いくらいの距離なのに、やはりこの暑さのせいなのでしょう。「娘のいる大阪に行こうかとも思ったけれど、暑くてね」と、三連休の中日は蕎麦屋に来てくださったのです。続いて昼前に自転車の老人がやって来て、カウンターに座って天せいろのご注文。70歳になって週に二日だけ床屋をやっているという男性で、すべて予約制にしたので何ヶ月も先まで予約は埋まっているのだと言う。昼を過ぎたらご夫婦のお客がご来店。
 今日は日曜日だから出だしが遅いのか、それからが忙しかった。外が随分と暑くなったから、食べ終わっても店の中で涼んでいくお客が多かったような気がする。昨日の混みようとは違ったので、女将も「暑いのに今日は楽だわ」と言う。亭主もエアコンを効かせた奥の座敷で涼む余裕があったのです。片付けを終えて二人で3時前には家に戻り、亭主は書斎に入って4時過ぎまでぐっすりとひと眠りするのでした。女将も暑すぎて買い物には行かなかったらしい。



7月17日 月曜日 昨日よも更に暑い日で …

 連日の暑さと蕎麦屋の盛況とで、女将も亭主もかなり疲れているのですが、今日は連休の最終日とあって、朝の6時前から蕎麦屋に出掛けるのでした。なんと陽の当たる蕎麦打ち室は33℃もあった。昨日は29℃だったから、異様な暑さなのです。エアコンをフルパワーで運転して、まずは蕎麦打ちの一回目。750gの蕎麦粉を41%の加水で捏ねて、蕎麦玉を作ったら寝かせている間に厨房に戻る。カウンターの上に干した盆や蕎麦皿を片付けて、蕎麦汁を詰める。

 厨房は28℃までは下がっていたが、厨房はまだ31℃。しかし、蕎麦を打たなければならないから、我慢して今日も綺麗な蕎麦を仕上げるのでした。7時をだいぶ過ぎで家に戻れば、今朝はホッケとナスの焼き浸しが用意されていた。食後はエアコンの効いた書斎に入ってひと眠り。30分ほど熟睡したのか、頭もすっきりとして、早朝よりも更に暑くなった玄関を出て蕎麦屋に向かうのです。それでも純白の木槿が青い空に映えて爽やかなのでした。

 9時前になると、太陽もかなり上の方に昇っているから、家々の影もなくなってひと息入れる場所もない。高台に立てられたお宅の影でやっとひと休み。ここまで100mちょっとしか移動していない。緩やかな登り坂になっているから、亭主の右足にはやはり負荷がかかるのかも知れない。みずき通りを越えて最後の坂を登れば、蕎麦屋の前の平坦なバス通りだから、日影のない代わりに歩きやすいのです。蕎麦屋に着いたら、朝の仕事を終え、二回目の蕎麦を打つ。

 昨日の蕎麦も3束残っていたから、5束打ち足して、今日は16食の蕎麦を用意したことになる。さすがにこの数は出し切れないだろうと思う。しかし、野菜サラダの具材を刻み終えた11時には、もう車が道路に止まって店を窺っているではありませんか。ちょっと早すぎるので、そのままにしておいたら、何処かに行ってしまった。ところが11時15分を過ぎた頃に、駐車場に入って玄関を開けて店に入って来るお客がいたのです。皆さん少しばかり自分勝手。 

 暑いからと中で待ってもらえば、すぐ注文をするから、開店時刻の意味が分かっていない。お湯が沸いて油が温まらなければ調理は出来ない。「急ぎませんから」と悠長な顔で我が儘なお客。女将が取りなして相手をしてくれたので、亭主は怒り出さなくて済んだ。先ほどの車も戻って来て、開店前に店に入る。聞けば、先日は売り切れで蕎麦が食べられなかったのだとか。今日もとても暑いのに大入り満員で、天麩羅ばかり出るので具材が尽きたので売り切れ。

 最後のお客には、生椎茸がなくなったのでアカイカを上げて代用したのです。ヘルシーランチセットの天せいろを頼んで「満腹になりました」と帰るご夫婦もいた。「天せいろがこの値段では安すぎる」とも言われ、「すぐに値上げをするのは難しいのですよ」と他のメニューとの関係を説明する亭主。コロナ前から同じ値段だと女将が言うから、もう何年も値段を上げていないのかも知れない。2時半には洗い物も片付いて、家でひと休みしたら、珍しく夫婦でショッピングモールに出掛け、夕食に特上の寿司を買って帰った。



7月18日 火曜日 暑すぎて日中は身動きが出来ない …


 夕べはエアコンのタイマーを1時間にセットして心地よい眠りに就いたはずでしたが、エアコンが切れて2時間もするともう暑くなって目が覚めるのでした。朝飯前のひと仕事に蕎麦屋に出掛け、子ども会の廃品回収に出す段ボールや新聞を運んで帰る。朝食を食べてひと休みしたら、お袋様に電話をして今日の仕入れに出掛ける。「朝から暑いねぇ」と車に乗り込んでくる彼女も、朝の洗濯の時には、首に亭主の贈ったアイスノンを巻いて動いているのだそうな。

 朝の9時だというのに、陽射しは強く、農産物直売所に置かれた野菜も、早くからお客が来て次々となくなっていくのでした。蕎麦屋に戻って検品も冷蔵庫に入れる時に行うだけ。30℃を越える暑さの中では、朝から入れてあるエアコンもあまり効かないのです。家に戻って、隣町のスーパーで家に買って帰った魚や肉を冷蔵庫に入れて、買い物に出掛けたらしい女将の帰るのを待って昼食を作る。昼は久し振りに素麺を茹でて、肉や野菜を添えて食べるのでした。

 食後は女将のスポーツクラブの予約の時間まで、書斎に入ってひと眠りすれば、10分前には女将がスマホを持って現れる。無事に予約を済ませれば、冷えた西瓜を切って居間に運んでくれるから有り難い。MLBの野球中継も、大谷選手の35号ホームランを観て大満足だったし、暑さの中を蕎麦屋に出掛けて、出来ることをやっておこうと玄関を出る。うだるような暑さの中で、庭の団扇サボテンだけが、この間剪定したばかりなのに、元気に葉を広げていた。

 シャッターを開けたまま、ガレージに停めておいた車の車外温度は43℃。温度計のある部分の車体が蓄熱するとは言え、今までにない温度なのでした。蕎麦屋に着いたら、昨日の洗い物を片付けて、二回分の予備の一番出汁で蕎麦汁を作って蕎麦徳利に詰める。明日の仕事を少しでも減らしておこうと、新レンコンの皮を剥いて輪切りにしたら、酢水で湯がいて、南瓜を切り分けてレンジでチーンしておく。最後に大根を切り分けて、塩で漬けてなた漬けの準備。




7月19日 水曜日 夜も暑くて目が覚める日々 …


 夕べも11時過ぎには床に就いたのに、1時には暑くて目が覚めたのです。エアコンのタイマーで電源が切れる時間帯で、寝室の温度が急に上がり始めるらしいのです。こんな夏の経験は今までになかったような気がする。日中の36℃などという気温もあまり記憶にないのです。日本の位置する温帯モンスーンという気候の様式が、既に変化してきているのではないかというのが亭主の考え方。今までと同じ生活では、熱中症が多発しても無理はないのでは。

 最後に目が覚めたのは、女将が朝食が出来たと呼びに来た時で、8時間近く眠っているのに、何故か身体か疲れている感じなす。朝食を終えていつもの時間に蕎麦屋に出掛ければ、店の中は30℃を越える暑さなので、エアコンを20℃に設定して扇風機を回す。まずは時間のかかる小豆を煮始めて、昨日、塩で浸けておいた大根の水を絞って、甘酒の素と砂糖を加え、刻み柚子と輪切りにした京唐辛子を振りかける。抹茶と寒天の粉を水と氷糖蜜で溶いて沸騰させる。

 荒熱を取ったら耐熱のガラス容器に入れて、半分ほど固まるのを待つのです。この間に小豆は煮えてくるから、柔らかくなってから小豆と同じ重量の砂糖を分けて加えて、塩を少々。1時間ちょっとの作業なのです。合間にほうじ茶を沸かして冷蔵庫に入れ、午後の出汁取りの準備を済ませれば、もう、医者に行く時間になるのでした。月に一度、尿酸値を下げる薬を処方してもらい、毎日飲むのが唯一の病院通い。帰りに昨日買えなかったアスパラと細葱を買う。

 家に戻れば、女将が11時前だというのに、もう昼の食材を台所に並べて、早めに作って欲しいとでも言いたげなのでした。昼食は亭主がカレー炒飯を作って、女将が用意してあった豚汁の具材を煮直して味つけをするのでした。暑い時期だからか、昨日仕入れた肉の質が良かったからか、女将も頷くほど、カレー味はいつになく美味しく感じられたのです。午後は亭主がひと眠りする間に、女将はスポーツクラブに出掛ける。それからが午後のひと仕事なのです。

 蕎麦屋に出掛けて30℃を越える暑さの中を、エアコンを入れたら首にアイスノンを巻いて、まずは蕎麦豆腐を仕込む。そして、出汁取りの鍋に火を入れたら、天麩羅の具材を切り分けて容器に入れ、糠床を冷蔵庫から取り出して、お新香を漬けるのです。夜の防犯パトロールの前に、家に戻って夕飯を食べなくてはいけないから、仕込みも時間との勝負なのです。一番出汁、二番出汁を取り終え、今週前半の蕎麦汁も鍋に作って冷蔵庫で保存する。

 5時には家に戻って、相撲中継に夢中な女将に様子を尋ねる。亭主は台所に立って夕飯の支度を始め、餃子を焼きながらざるラーメンの麺を茹でる。女将は女将でもう肉と葱を煮込んで丼物の用意をしてあるのでした。テレビを観ながら夕食を済ませ、二人で大相撲を見終えたら、亭主はお茶をもらってエアコンを効かせた書斎に入り、ひと眠りするのです。20分ほどしか眠っていないけれど、暑さの中の仕事の後には、とても大事なひと眠りなのでした。

 集合時間の7時前には間に合うように、6時40分には家を出る。気温は29℃。風があるので涼しく感じるけれど、湿っているから動けばもう汗がほとばしり出る。70歳台から80歳台までの老人達が、10人も集まって夕暮れ時の団地の中を歩き始めれば、足の具合の悪い亭主は坂道の上りになるとすぐに後れる。下りでなんとか追いついて、皆さんの会話に参加するのでした。家に戻ればもう汗でびっしょりで、冷たい焼酎の炭酸割りを飲んで風呂の用意をする。

 

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2023年7月上旬



7月5日 水曜日 朝からどんよりと曇り空で …

 今朝も元気な我が家の木槿。一日花だから、昨日咲いた花は道路に落ちるか、花殻がまだ枯れたまま残っている。女将の熱中症も症状が治まったのでひと安心。今朝は念のためにひと仕事に出掛けずに、亭主が朝食の用意をする。「今日のスポーツクラブは休んだ方が好いよ」と言えば素直に聞いていたから、昨日の目眩や嘔吐がかなり応えたらしいのです。朝ドラは見に来ていたから、少しは元気が出たのかも知れない。亭主は9時前には蕎麦屋に出掛ける。

 早朝の涼しい時間帯を逃したから、今朝は駐車場の木々の剪定はお休みにして、洗濯物を畳んで軍手や雑巾などを洗濯機に入れて洗う。そして厨房に入って何から始めようかと、冷えたお茶を飲んでひと休み。ひと休みすると、なかなか動き出せないのが最近の習慣で、まずはデザートの水羊羹と蕎麦豆腐を仕込んで、小鉢に切り干し大根の煮物を作ってと、頭の中で手順を考えてからやっと椅子から立ち上がるのです。疲れが取れていないのか身体が重いのです。

 昨日は何も出来なかったから、今日は結構忙しい。夜の防犯パトロールもあるから、それまでにいろいろと仕込みを終えなければ。11時には家に戻って、女将の様子を確認するけれど、昼食はまだ蕎麦を食べられる様子ではなかった。仕方がないから亭主は、今朝の天丼に続いて、天麩羅を焼いて冷たい蕎麦を一人で食べる。それでも、片付けは女将がしてくれたから、かなり回復しているらしい。ひとまず安心して午後の仕込みに出掛ける亭主なのでした。

 コーヒーを入れて一服しながら、天麩羅の具材を切り分けて、南瓜をレンジでチーンしながら、蓮根の皮を剥いて火を通す。隣の火口には、午前中に用意した出汁取りの鍋が火入れの時間を待っているのです。出汁を取り終えれば、ちょうど4時前で、糠漬けを漬けるのに頃好い時間なのでした。茄子と胡瓜と蕪を冷蔵庫から取り出して、塩をまぶして、茄子にはミョウバンをすり込んで、今日の最後の仕込みは終わりです。4時半には家に帰って夕食を待つ。

 雨が降りだして道路も濡れてきたから、このまま夜まで降らないかと思ったけれど、パトロールの集合時間にはもう道路が乾いていました。10人近い老人達が集合場所に集まって、出発の時間を待つのです。ほとんどが亭主よりも年上の70代。亭主の足の具合が悪いから、いつも遅れて迷惑を掛けているけれど、今夜は途中でまた雨が降ってきたので、早い時間で切り上げて帰るのでした。一緒に帰ったご近所のご主人が、「歩かないとどんどん弱る」と言っていた。



7月6日 木曜日 朝は雨、昼からは青空が出て暑くなる …

 夜のパトロールで疲れていたはずなのに、4時間ほど眠ったらもう目が覚めてしまうのでした。まだ3時過ぎだったから、また眠ったけれど、今度はなかなか寝付けない。雨の音が凄かったから5時過ぎに起き出して、居間の椅子に座る。座ったまま次の動作に移れないから、テレビのニュースを見て少しは頭を活動させるのです。でも、最近はあまり自分に関係のないことには、興味や関心が沸かないから、ますます視野が狭くなっていくような気がします。

 6時にやっと蕎麦屋に出掛け、お新香を糠床から取り出したら、コーヒーを入れてひと休み。そしてまた、椅子に座ったまま時間が過ぎていく。6時半になってやっと蕎麦打ち室に入って、今朝の一回目の蕎麦を打つ。午前中は雨の予報だから、一回目も500gだけ打つことにしました。加水率は40%弱。すると綺麗に伸せて、包丁切りも等間隔ですっきりと仕上がりました。今朝一番の目が覚める出来事です。この雨ならば、そんなにお客は来ないだろうと考える。

 朝がもたもたとしていたから、家に帰ったのは7時半になってしまい、女将はもう朝食を済ませていた。食事を取ってゆっくりとお茶を飲んでいたら、もう八時前。それでも少し眠りたかったから、書斎に入って横になるのでした。30分ほど眠ったら、だいぶ頭がすっきり。髭を剃って洗面と着替えを済ませ、傘を差して蕎麦屋に出掛ける。もう9時近いのです。この天気だとお客は10人も見込めないから、また蕎麦を500gだけ打つことにして、時間を調整する。

 野菜サラダの具材を冷蔵庫から取り出して、アスパラとブロッコリーを茹でるお湯の沸くのを待つ間に、また椅子に座ってしまう。雨は小降りになって、外は随分と明るくなった。包丁を持って天麩羅の具材を刻み始めると、一挙に眠気が飛んで営業モードになる。この天候では、野菜サラダも出ないだろうけれども、何時もの通り三皿盛り付けておきます。今日は体調の戻った女将も、昼過ぎから手伝いに来てくれるはずだから、まずは暖簾を出さなければ。

 この間いらっした習志野の母娘が来るかと思ったけれど、それほどは暇がないのでしょう。いつも昼前に歩いて来るカレー蕎麦とビールの親父様も姿が見えない。やっと昼過ぎに老人と娘らしい女性がカウンターに座って天せいろのご注文。お茶を出している間に、「いらっしゃいませ」と言いながら女将がやって来た。テーブル席も埋まって、この間は蕎麦が売り切れで入れなかったと言う、女性の二人連れも無事に天せいろとぶっかけ蕎麦をご注文なのでした。

 今日は老人の運転で、車を駐車場の真ん中に停めるので、次に入るお客が道路で待つ場面もあった。そんな中をスーッと大きな車を乗り入れるお客がいたから、見れば隣町の常連さん。一ヶ月以上来なかったから、亭の蕎麦にも飽きたのかと思っていたのでしたが、話を聞けば、何年も乗っていなかったバイクに乗ろうとしたら、動かなくなってバイク屋に行っても埒があかず、自分で分解して修理を繰り返していたそうな。明日はバイクで来ると言って帰られた。



7月7日 金曜日 七夕の今日はお蕎麦売り切れで …

 今朝は、既に亡くなっている釣りの師匠や先輩達との楽しく語らう夢を見て、5時に目が覚めたのです。窓を開ければ月がいつもよりかなり大きいので、写真に撮っておきました。水を何杯かのんで顔を洗ったら、車に乗って蕎麦屋まで行く。涼しいうちに駐車場の木々の剪定の続きを始めるのでした。起きた手だからと、脚立を出して高い枝を切る事は止めて、花の終わって汚くなった紫陽花の枝を切って、ビニール袋に詰めていく。30分で一杯になった。

 西側の小径の木槿の様子を見に行けば、沢山花殻が落ちていたので、箒で掃いてビニール袋に入れるのでした。店に戻って今度は洗濯物を畳み、洗濯機の中の洗濯物を干しておく。今日は亭主一人の営業の日だから、小鉢も蕎麦汁も8食分だけしか用意していない。これで案外、気が楽になるもので、どんなに混んでもそれで終わりだから、焦る気持ちも抑えられるのです。7時前に家に戻って、今度は、庭の木槿の木を剪定する余裕さえありました。

 切り散らかしては女将が大変だからと、ゴミ袋をもらって枝を切りながら袋に入れていく。後ろの南天も、この間切ったばかりなのにまた背丈が伸びている。右側の金柑の木に陽が当たらないと、実の付きが悪くなるからと、かなり注意をしているつもりなのです。実はこの金柑も摘果をしないといけないのです。その方法わ、最近テレビで蜜柑などの摘果の様子を見て、これなら自分にも出来るかも知れないと、最近では思うようになった。

 朝食を食べて再び蕎麦屋に出掛ける亭主。朝の仕事を終えて蕎麦打ち室に入れば、今日も加水率40%弱でちょうど好い硬さです。ちょうど10時には蕎麦を打ち終えて、昨日の残りと合わせて10食の蕎麦を用意したことになります。金曜日は、どんなに混んでも10人のお客は来ない。問題は、一度に沢山のお客が来てしまうと、手に負えないのです。そんなことを考えながら、厨房に戻って野菜サラダの具材を刻む。今日は佐倉市は35℃になると言う予報。

 暖簾を出せば開店の時刻にぴったりと、習志野の母と娘がいらっしゃる。この間の話の続きを聞いて、天せいろをお出ししたら、駐車場にもう一台の車が入って、若い女性が二人連れでご来店。天せいろとぶっかけ蕎麦を頼まれて、ゆっくりと食べて行かれる。亭主一人の営業の時は、ゆっくりが有り難いのです。母娘は会計の際に「値段が安すぎるわよ」と釣りを取らずに帰られる。次も女性の二人連れ。最後が大盛りのご夫婦で、蕎麦は見事になくなった。

 最後のお客が帰ったのは、もうラストオーダーの時間も過ぎていたのです。ほどよい具合に間が開いて、忙しい思いをせずに済んだけれど、一人で片付けるのが大変なのです。腹が減っては元気が出ないと、残った一束の蕎麦を茹でて、かき揚げを揚げて昼を済ませる。食べるとひと休みするから、カウンターに並べた盆や皿を眺めながら、マイペースで洗い物を始めるのです。暑い中を家に帰ったのは4時過ぎで、ひと眠りして夕飯前にぬか漬けを漬けに戻った。



7月8日 土曜日 湿った風の強い一日でした …

 小雨混じりの強い風が吹く朝でした。5時には起き出して居間の部屋に行くけれど、なかなか動き出せない。このところ月・金と一人で営業する日にも、結構、お客が入るので片付けを終えて家に戻るのが遅くなる。月・水・金と週に三日、夜のプールで泳ぐのを楽しみにしている亭主なのでしたが、最近は疲れ果ててなかなか出掛けられないのです。昨日も8時間は眠ったのに。冷たく冷やしたコーヒーを一杯飲んで、蕎麦屋に出掛けたのは6時過ぎでした。

 昨日洗ってカウンターに干しておいた盆や蕎麦皿はそのままだったから、これを片付けて糠床を冷蔵庫から出し、お新香を切り分けて小鉢に盛り付ける。蕎麦汁は一つもなくなっていたから、蕎麦徳利に詰めて冷蔵庫に収納しておきます。本当は、朝飯前に蕎麦を一回打っておくはずなのでしたが、今朝はもう時間がない。この天候だから、そんなにお客は来ないとは思うものの、やはり週末は油断は出来ないのです。7時前に家に戻って朝食を食べる。

 食事を終えたら、やはり少しでも眠りたいから、疲れが抜けていないのでしょう。朝ドラの終わる時間には目覚めて、洗面と着替えとを済ませるのでした。これで頭はすっきり。でも、この悪循環は何処かで断ち切らないと。むーっとした湿気の中を蕎麦屋まで休み休み歩く亭主。風が吹いていても、生ぬるいから身体がだるくなるのです。小雨の降る中を朝の仕事を終えて、蕎麦打ち室に入り二回分の蕎麦粉を捏ねる。加水率は40%弱でかなり硬い感じです。

 13食の蕎麦を用意して、厨房に戻るのでしたが、いつもの時間より30分ほど遅れている。大根と生姜をおろして、薬味の葱を刻んだらもう10時半を過ぎていた。野菜サラダだの具材を刻み、盛り付けていけば、よりによってこんな時に、開店の時間前にお客が来る。「入ってもらうわよ」と女将が言って、「いらっしゃいませ」とお客を迎える。よりによってヘルシーランチセットの天せいろのご注文で、作りたてのサラダを出したらお客も喜んでくれました。

 続けて隣町の常連さんが久し振りにいらっして、天せいろと辛味大根を頼まれる。初めてらしいご夫婦と寡黙な常連さんだから、店の中は静かで落ち着いた雰囲気。昼過ぎになって、ラベンダー祭りにこれから出掛けると言うご夫婦が、場所を確認するので亭主が応える。高級な外車のクーペは、見たこともない重厚な外観なのでした。鴨せいろと天せいろのご注文で、今日はお客の少ない割には、客単価が高かったのです。早めに片付けて家に戻れば食堂は30℃。

 客は少なかったのでしたが、家に帰ればまた眠ってしまう亭主。やはり疲れが抜けていない。今日は午前中に近所に住む前のスタッフが、自宅の畑で作った野菜を持って来てくれた。コロナ禍の影響で、彼女に休んでもらってからもう2年になるけれど、そろそろ声がかかるのではと思っているのではないかと、女将とも話をする。夏場の蕎麦屋は毎月の収支が少しは黒字になるけれど、人件費を捻出するのは大変です。次のステージに向けて、まだまだ試行錯誤。

7月9日 日曜日 蒸し蒸しと暑い一日でしたが …

 純白の木槿の花が今朝の出勤を見送ってくれました。毎年、一番最後に咲くのがこの花。今朝の青空に映えて、湿った暑さを忘れさせてくれるのでした。みずき通りを渡れば、もう蕎麦屋まではわずか。足の具合も好かったので、左右違わずに歩いているつもり。最近は、動けるだけ動けば、後は気にしないという暢気な亭主なのです。あまり神経質になって、医者通いをするのもどうかと思うのです。生活に支障がなければそれで好しとするべきなのです。

 蕎麦屋に着いて朝の仕事を終えたら、蕎麦打ち室に入って今日の蕎麦を打つ。加水率は40%ぴったりで、750gの蕎麦粉を捏ねていけば、幾分硬い感触は残るものの、しっとりとした蕎麦玉に仕上がったのです。これを寝かせている間に、厨房に戻って大根と生姜をおろし、椅子に座ってひと休みする。女将がやって来る時間なのでした。彼女が洗濯物を畳んだり、店の掃除をしている間に、蕎麦打ち室に入って今朝の蕎麦を打つのです。首尾は上々だから嬉しい。

 昨日の蕎麦が残っていたから、今朝は一回だけの蕎麦打ちでしたが、加水が適切だとこんなにも違うものなのです。140g以内で一束をまとめ、8束作って生舟に加える。昨日の蕎麦も上手く打てているから、今日は胸を張って蕎麦を茹でられるというもの。これがやはり蕎麦屋の基本なのでしょう。厨房に戻って天麩羅の具材の蓮根や南瓜を切り分けて火を通す。それから野菜サラダの具材を刻み始めるのでした。開店の10分前にはもうお客がいらっしゃった。

 見れば常連さんで、今日はスリランカの友人を連れて三人で来ると言っていた。日曜日は混むかも知れないと開店の時刻にご来店なのでした。奥のテーブルに座って天せいろに野菜サラダをご注文。作ったばかり野菜サラダが始めに売り切れて、亭主も女将も嬉しいのです。続けていらっしたご夫婦が、揃って鴨せいろを頼まれて、調理をしている間に、次のお客が入るから忙しない。「順番に送りしますから」と女将がお茶を運ぶのでした。

 最初のお客が帰られて、カウンターに座っていたお二人をテーブル席に案内する。とろろ蕎麦とぶっかけ蕎麦の大盛りと蕎麦豆腐を頼まれたから、鴨せいろを出したらすぐに用意をする。するとまた一人歩いていらっしたご婦人が、カウンターに座って天せいろのご注文。ここでもう1時を過ぎていたから、皆さんゆっくりと食べて行かれたのです。洗い物もその都度洗い終える余裕があったから、今日は後片づけの時間も早く終わったのです。




7月10日 月曜日 35℃の猛暑の中を …

 我が家の朝の庭に咲いたモミジアオイ。女将がいち早く見つけて亭主に報告する。これは昔、勤務先の用務員さんから種をもらって植木鉢で育てたもの。大きくなるから庭に植えたのですが、それから毎年のように、手入れをしなくても花を咲かせてくれる。気品のある紅色なのです。昨夜も10時過ぎには床に就いたのに、8時間眠ってもままだ身体が動かない。連日の暑さが応えているのかも知れない。今朝は女将の朝ドラの終わる前にやっと家を出たのです。

 蕎麦屋に着けば店内は29℃で、蕎麦打ち室は33℃もあった。朝からこんなに暑いのは、今年初めてのことです。エアコンを入れてもなかなか室温が下がらない。仕方がないから、蕎麦打ち室が31℃になったところで今朝のの蕎麦を打ちに入るのでした。勿論、首にはアイスノンを巻いて、昨日の残りがあるから500g5人分だけ打って今日は10食分だけ用意したのです。このところ月曜日と金曜日もお客が多いので、対応できるかと心配でしたが…。

 朝から気温が高かったから、予報では日中は35℃まで上がるのだとか。思った通り開店の10分前からももう車が駐車場に入って来るのでした。大釜お湯も沸いていたから、店の中に入ってもらうと、続けてすぐにもう一組の男女がテーブル席に座るのでした。注文はほぼ同時で、ヘルシーランチセットの天せいろ二つに、せいろ蕎麦の大盛りを二つ。ヘルシーランチセットの野菜サラダを食べてもらっている間に、せいろ蕎麦を茹でてお出しするのでした。

 ところが三台目の車が入って、カウンターにご主人がカレーうどんを頼まれるご夫婦が、珍しく平日にいらっしゃる。天麩羅を揚げてテーブル席に蕎麦を出したら、最初のせいろ蕎麦のご夫婦には蕎麦湯を出して、ランチセットのご夫婦にはデザートをお持ちする。やっと、カレーを温めて、最後の野菜サラダを食べていただいている間に、ご注文の串焼きを焼いて出したら、奥様のおろし蕎麦を先に茹でてお持ちする。そしてやっとカレーうどんを作るのでした。

 まだ時間は12時半前なのです。せいろ蕎麦の大盛りのお客が先に帰られたかと思えば、駐車場の空いたスペースに、隣町の常連さんがいらっして、いつもの辛味大根とせいろ蕎麦を頼まれる。亭主はもう汗だくなのです。入り口のテーブル席の盆や皿は、カウンターの上に下げて、今日はそろそろ「お蕎麦売り切れ」の看板を出そうと言っていたら、歩きの若いご夫婦が玄関を入って来たのです。蕎麦の大盛りを頼まれたけれど、果たして蕎麦が残っているのか。
 今日は全部で9人のお客が入ったことになる。疲れ果てた亭主は盆と皿をすべてカウンターに並べたところで、かき揚げを揚げて賄い蕎麦を食べる。ゆっくり休んで2時になったら暖簾と幟を下げ、チェーンポールを上げて、洗い物を始めるのです。お袋様の口癖で「一年一年出来なくなることが多いよ」と言うとおり、暑すぎるのか、体力がなくなったのか、1時間半以上かかって終了。夜はプールに出掛けたけれど、目眩がしてすぐに帰る。軽い熱中症らしい。




7月11日 火曜日 熱中症の翌日は …

 いつもの習慣で朝の5時には目が覚めたけれど、熱中症の症状で目が回った昨日の記憶が生々しいので、床の中でじっとしている亭主。涼しいうちに蕎麦屋に行って、駐車場の木々の上に伸びた枝を払えれば好いと思ったのです。そのせっかちさがいけないと、自分に言い聞かせて朝食の時間まで床の中にいた。今朝は昨日よりも暑かったらしく、女将も朝からひんやりリングを首に巻いていた。モミジアオイの二番手の花が開いて、いよいよ夏という感じ。

 金柑の花も次々と咲いて、これでは摘果しようにも、どの花を摘めば好いのかが判らない。長年育てたたった一本の木なのだから、実を大きくしようなどと、欲張ったことを考えずに、蜂たちが飛び回るのを眺めながら、自然が一番と思うのでした。蕎麦屋に出掛けて、昨日の洗い物を片付けたら、お袋様に電話をして迎えに行く。空は晴れて陽射しも強いので、大雨の被害を受けた地方のことは忘れて、もう梅雨が明けたのではないかと思ってしまう。

 農産物直売所では新鮮な茄子や胡瓜やトマトをもらい、隣町のスーパーに出掛けて買い物リストに残った食材を買う。まだ値段の高い新レンコンは、大きさが揃ったものを揃えるのに一苦労。40品目もある蕎麦屋の買い物を済ませたら、今度は家で使う魚や肉をみつくろって、今日はカナダ産のロースがなかなか好かったので、4枚入りだったけれど買って帰る。蕎麦屋に戻って野菜を冷蔵庫に収納したら、前のスタッフに月木の昼に来られないかと電話をする。

 昼飯は、亭主がざるラーメンを茹でて餃子を焼く。それなりに美味しく食べたけれど、やはり、ざるラーメンはごまだれを自分で作った方が美味しいし、餃子も今ひとつの味わいなのでした。値段も手頃で簡単に作れるのが好いのだけれど、どこか本物ではないと言う気がするのです。居間で食休みをしていたら、先週買ったiPadを取りに行く日だったのを忘れて、電話がかかってくる。今から取りに行くと言えば、バイトの担当者がもう帰るのだと言われた。

 書斎に入ってひと眠りして、女将のスポーツクラブの予約を済ませたら、蕎麦屋に出掛けて午後の仕込みをするのでした。ガレージを開けたまま停めてあった愛車の車外温度は、蓄熱するからか41℃もあった。蕎麦屋の店内も30℃を越える暑さで、エアコンを入れてもなかなか温度は下がらない。BGMに小野リサの「ドッグ・オブ・ザベイ」を流して、出汁取りを始める。今週の業者からの仕入れを慣れないLINEで確認して、明日の仕事を考える午後なのでした。

 夕食は女将と二人で大相撲を見ながらゆっくりと食べる。昨日蕎麦屋で残ったレタスとブロッコリーとアスパラを添えて、今日買ってきたロースをソテーにして酒のつまみにする。食べやすいように一口サイズに切ってもらう。脂身が少なく柔らかいのが、女将にも好評なでした。大相撲は若い力士達の活躍が目覚ましく、横綱も二日続けて負けたから驚いた。新聞の相撲欄をよく読んでいる女将の解説がまた面白い。明日は何から始めようかと考える夜なのです。



 

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2023年7月初め




7月1日 土曜日 昼からは雨で涼しい一日 …

 風が強くて、日の出過ぎの空の雲がどんどん流れていきます。木曜日金曜日と平日なのに連日お蕎麦売り切れでかなり混んだから、今朝は疲れてなかなか起きられなかった。5時に目覚めて『さあ出掛けるか』と思ったけれど、また眠ってしまい、6時になってやっと顔を洗ったのです。今朝は蕎麦屋に出掛けて出汁を取り、お新香を糠床から取り出して小鉢に盛ったら、もう7時を過ぎていた。蕎麦徳利に詰め込むことも出来ずに、家に帰って朝食です。

 食後は書斎に入って30分だけまた眠る亭主。眠っても眠ってもまた寝られるから不思議です。昨日はエアコン修理の業者が来て、洗い物を終えて家に戻ったのが4時過ぎだったから、それから6時過ぎまで寝てしまったのです。ちょっとリズムが狂ったのを修正すれば好かったのですが、夜中まで持ち越して洋画を観てしまったからいけない。ほとんど酒も飲まずに夕食を食べたから、夜に食べてまた眠るというわけにもいかない。エアコンが直ったのは好かった。

 予報とは違って、今朝は青空が覗いていました。蕎麦屋に着いても陽が差していたから、いったいどんな天気になるのだろうかと、気が揉めた。早朝に一回目の蕎麦打ちをする時間がなかったので、すぐに蕎麦打ち室に入って二回続けて蕎麦粉を捏ねて、二回続けて生地を伸して蕎麦切りをする。750gと600gの蕎麦粉を40%の加水で打ったから、昨日よりは硬く仕上がったけれど、湿度があるらしく伸していくうちにまた柔らかくなる。14.5食の蕎麦を用意した。

 このまま晴れてくれれば、週末だからなんとか蕎麦が捌けるとは思ったけれど、疲れが溜まってきているから、少し休んだ方が好いと、途中から雨が降りだしてきた。午後の1時過ぎまでかなり強く降ったから、当然お客は来るはずもないのでした。それでも1時前に、年配のご家族4人がいらっして、ゆっくりと昼を食べて行かれたので好かった。「お蕎麦美味しかった」「ご馳走様でした」と、デザートまで頼まれて帰られたから女将も喜んでいた。

 直したばかりのエアコンが効いているから、店内は換気のために窓を少し開けても快適な状態なのでした。外はじめっとした梅雨の気配なのです。洗い物も少なかったから、女将と二人で2時過ぎには蕎麦屋を出られた。雨はもう上がっていたのです。居間でひと休みしたら、女将は食べるものがないと買い物に出掛け、亭主はまたもや書斎に入ってひと眠り。今度は4時過ぎまでぐっすりと眠ったのです。夕食はポークステーキでまたご飯を食べてしまう。

 今日は時間に追われながらも、頑張って作った野菜サラダが一つも出なかったから、家に持って帰って夕食のステーキに添えて食べるのでした。酒の肴ではないから、どうしても米が食べたくなるのです。肉は腹持ちが好いので、夜まで何も食べたくはない。明日は暑くなると言うけれど、蕎麦を600g六人分だけ打てば足りる計算。6月は去年より売り上げが伸びて、インターホーンの修理代はでたけれど、エアコンの修理代にはまだマイナス。7月の始まりです。



7月2日 日曜日 やはり晴れたらまたお蕎麦売り切れに …

 今朝は5時半には目が覚めて、お客の少なかった昨日のお蔭で、7時間も睡眠を取って、少し疲労が回復したような気がする。雲はあるものの空も晴れて陽が差している。朝は25℃とエアコンを点けなくても窓を開ければ涼しい。蕎麦屋に着いたら、まずは空になった蕎麦徳利に蕎麦汁を詰めていくのです。昨日の蕎麦が随分と残っていたから、今朝は蕎麦打ちは一回で済むのでした。朝食を食べに家に戻って、ひと眠りしたら歩いて蕎麦屋に出掛ける。

 今朝は隣のお花畑に鳩が群れているのでした。草刈りをして綺麗になった畑に生えているのは、ひまわりなのか、お隣の親父様が、次々と綺麗な花を育ててくれるから、季節ごとに見ていて飽きないのです。車を道路肩に停めて写真を撮る人たちもいるくらいです。亭主は蕎麦打ち室に入って、今日は40%の加水で500g五人分だけ蕎麦を打つ。さすがに40%だと伸して畳んで包丁で切っても、ほとんどくっついたりしないから安心なのでした。

 大根や生姜をおろして、野菜サラダの具材を刻めば、まだ11時前なのでした。ところがもう駐車場には車が入ってくる。早お昼を食べに帰った女将もまだ来ていない。お湯が沸くのを見計らって、店の中に入っていただけば、女将もやって来て営業開始。開店時刻前にもう次のお客の車が入ってくる。12時前にもう三組のお客がいらっして、のんびりと構えていた亭主も真剣になるのでした。駐車場はいきなり満杯で、とにかく天麩羅を揚げて蕎麦を茹でる。

 その勢いだから、12時半にはもう蕎麦も残り少なくなるのです。直したばかりのエアコンは調子が好くて、窓を少し開けていても涼しい風を送ってくれる。リピーターの方もいらっしゃるけれど、初めてのお客が多かった。ご新規のお客様には、店置きのパンフレットを差し上げる。空いた席の盆や皿は女将がカウンターに下げて、次のお客が入れるようにテーブルを拭いていくのです。デザートの抹茶小豆を頼むご夫婦がいれば、違う席でもまたご注文。

 10人を超えて一区切りついたかと思ったら、また駐車場に車が入ってくる。それでも盆や皿を半分は洗い終えたから、今日は後が楽です。1時前には「お蕎麦売り切れ」の看板を出して、幟を下げました。最後のお客は女性二人で、デザートの抹茶小豆をご所望だったけれど、もう一つしか残っていなかった。半分ずつに分けてお出ししたら、美味しいと喜んで下さったのです。今週は雨で涼しかった昨日を除いて、すべて打った蕎麦が売り切れたから忙しかった。

 女将と家に戻ってひと休みしたら、亭主は書斎に入って横になるのでしたが、やはり疲れが戻ったのか、今日は夕方まで目覚めなかった。それでも明日の仕込みが残っていたので、夕食前にまた蕎麦屋に出掛け、糠床にお新香を漬けて、空になった蕎麦徳利に蕎麦汁を補充してくる。天つゆもなくなったから、新しく1.5㍑鍋に作って冷ましたら冷蔵庫に入れる。亭主一人での営業の、明日の天気が気がかりだけれど、今日と同じく天気は好いらしいのです。



7月3日 月曜日 朝から曇ってはいたけれど、気温は高くて …

 午前6時。ずっしりと湿気を帯びた朝の空気を、玄関前の木槿が和らげてくれる。暑くなると木槿が本当に元気になるから嬉しい。蕎麦屋に着いて車を降りれば、駐車場の木々が鬱蒼と生い茂っているではありませんか。梅雨の前に一度剪定して、ついこの間も、車の出入りに差しつかえる枝は払ったはずなのに、この時期はもう歯止めの利かない成長ぶりなのです。定休日一日目の明日の朝は、意を決して、この一角を何とか剪定し直したいのです。

 新聞を取って店に入ったら、まずは奥の座敷に干してあった昨日の洗い物を取り込み、洗濯場に行って昨日洗った洗濯物を干す。今日は女将が来ない日だから、忘れないうちにやっておかないと、今日の洗濯が出来なくなるのです。厨房に入って、カウンターの上に干してあった昨日の洗い物を片付け、まずは昨日売り切れたデザートの抹茶小豆を仕込む。先日、カボチャの従姉妹煮で使った小豆を半分冷凍しておいたのです。月曜日だからどれだけ出るか。

 6時半になったので、冷蔵庫から糠床を取り出し、夕べ漬けておいたお新香を切って、小鉢に盛り付ける。ついでに切り干し大根も残りをすべて小鉢に盛り付け、全部で今日打つ蕎麦の数になるようにしておくのです。7時になったので家に戻り、女将の用意してくれた朝食を食べる。冷蔵庫の中身がもう殻の状態なのを知っていたから、お新香と納豆だけの質素な朝食なのでした。それに肉の入った豚汁が出たので、これで帳尻を合わせているのでしょう。

 食後のひと眠りも束の間で、洗面と着替えを済ませて、コーヒーを入れる。女将は洗濯物を干し終えて、稽古場の和室で新聞を読んでいるらしい。「行って来ま~す」「行ってらっしゃい」と、今日もまた蕎麦屋に出掛けていく亭主。白い花の中心に赤い斑の入った品のいい木槿が、亭主を見送ってくれた。外は曇り空でしたが、朝から暑いので、時々立ち止まってひと休みするのです。新しく買った畳み生地の雪駄は、涼しく履き安いけれど足の調子も悪い。     

 蕎麦屋に着いて朝の仕事を終えたら、蕎麦打ち室に入って今朝の蕎麦を打つ。捏ねていて何故か少し緩いと思ったら、加水率を間違えていたことに気が付く。40%弱にしようと思ったのに、何時もの癖で41%弱にしてしまったのです。それでも、修正できないほどの違いではないので、打ち粉を振って何とか8束の蕎麦を打ち終えるのでした。昨日残った一束があるので、今日は9人分の蕎麦を用意したことになる。朝から暑いけれど月曜日だからどうだろうか。

 直したばかりのエアコンは調子が好くて、24℃の設定で厨房でも26℃まで下がるから、除湿もされるから快適なのです。しかし、昼になるに従って気温は上がるから、設定温度を裂けなければなりませんでした。昼前に常連さんがいらっして、いつものせいろ蕎麦の大盛りと辛味大根のご注文。日曜日には外国の友人を連れていらっしゃると言う。今日は近くのラベンダー祭りに出掛けたと言うご夫婦が二組もいらっしゃった。奥様が単品のサラダを頼まれる。

 店が空いているので、皆さんゆっくりとなさって、亭主にいろいろと話かけて来るから楽しい。窓の外に見えるヤマボウシを見て、「このヤマボウシはあまり大きくならないのね」と言うから、「大きくならないように切っているのですが、明日の朝にはまた剪定しなければいけません」「本当に朝しか出来ないのよね。夕方は蚊が出て大変だし」お客が帰ったのが1時半近くで、洗い物を終えて定刻に暖簾をしまったら、亭主はまず賄い蕎麦を食うのです。
 今日は思ったほどお客が入らなかったので、天麩羅の具材が残った。海老とアカイカを混ぜて天麩羅を揚げて、家に持ち帰る物を袋に詰めたら、大鍋を洗ったり、天麩羅の油を固めたり、片付けを始める。どうしても休み休みになるから、3時半を過ぎて女将が来てくれるまで、亭主はもうふらふらになって掃除をしていたのです。スポーツクラブから暑い中を2㎞近く歩いて帰った彼女も、汗だくなはずなのに申し訳ない。やはり体力がなくなったのかな。



7月4日 火曜日 定休日一日目、予報と違って朝は雨 …

 

 今朝は蕎麦屋の駐車場の木々を剪定しようと張り切っていたけれど、窓を開けたら道路が濡れているではありませんか。雨では外の作業はできないと、蕎麦屋まで出掛けて細々とした仕事を済ませてしまう。昨日の洗い物もまだ片付けていなかった。駐車場のフェンスには小雀たちが集まって何やら朝のミーティング。雨が止んできたので、90㍑のビーニール袋と剪定ばさみを持って外に出る。出来るところまで、まずは始めておかないとと枝を切り始める。

 ヒイラギナンテンや紫陽花の枝も払って、駐車場の真ん中のレーンに車が停めやすくする。後ろのアベリアホープレイズも随分と枝が伸びてきているので、まずは下の方から車のセンサーで感知されない長さに切りそろえておきます。そして、新芽の伸びたヤマボウシを手の届くところで短く切っておく。30分ほどしたらもう袋は一杯で、7時を過ぎていたので、家に戻って朝食を食べる。二三日あれば、駐車場は綺麗になるはずです。

 食後は書斎に入ってひと眠り30分。今朝はお袋様と仕入に出かけるので、あまりゆっくりと寝てもいられない。着替えて迎えに行けば、今日は農産物直売所に亭主のお気に入りの肉厚の生椎茸が出ていた。店のお客さんにも好評なのです。隣町のスーパーにも足を伸ばして、新レンコンの少し大きなものが出ていたので買って帰る。野菜を冷蔵庫に収納したら、家の買い物もあったので一度家に戻れば、買い物に出掛けているはずの女将が稽古場で横になっていた。

 朝までは元気だったのに、目眩と嘔吐で苦しんだと言う。昨日は暑かったから、恐らく軽い熱中症なのだろう。心配しながら午前中の予定をこなす亭主。ショッピングセンターの中にある、大型の電気店にWiFiに繋がらなくなったタブレットを持って行くのでした。30分1000円の相談窓口で、簡単に復活したのですが、10数年前の古い機種だったから、買い換えを進められた。ついでにアプリ検索の機能を削除してしまったスマホを直してもらうのでした。