2026年2月上旬



2月1日 日曜日 寒い朝でしたが陽射しは暖かく…


 夕べは9時に床に入ろうと思ったけれど、書斎のパソコンが点けたままで、ブログが終わっていないのに気が付いて、慌てて最後の文章を打ち込むのでした。5時間近く眠った深夜に目が覚めてしまい、また悪い習慣でコーヒーを淹れて4時過ぎまで起きていたのです。7時前に目が覚めたけれどなかなか起きられずに、女将が食事の支度をしても手伝えなかった。こんな朝は食事が終わったらまた眠たくなって、ベッドに横になったらもうすぐに眠りに入る。

 朝の寒さも手伝って、次に目が覚めたのは10時半なのでした。今日はガソリンスタンドに行って灯油を買い、洗車をしてこようと思っていたから、車を出して灯油を買いに行く。洗車の機械は3台ほど並んでいたので、家に帰ってから自分で洗えば好いと思い、家に戻って昼の支度を始めるのでした。朝飯を食べてから動いていないので、お腹は空いていなかったけれど、女将の手前もあるから厨房に入って、五目あんかけの焼きそばを作りました。

 火口の左では、テフロンのフライパンに油を引いて焼きそばを炒め、右の鍋では、モヤシや白菜、肉など五目焼きそばの具材を炒めて、水を加えて白菜が柔らかくなるまで煮るのです。最後に水溶き片栗粉を入れてあんかけにする。焦げ目の付いた焼きそばを皿に載せたら、あんかけをかけて出来上がりです。硬くパリパリとする焼きそばが好みの女将に合わせて作っているから、亭主は焦げていない部分を沢山取り分けて食べるという具合なのでした。

 車の洗車なんか滅多にしない亭主なのですが、さすがにこの冬は乾燥している上に風も強かったので、近所の畑から土埃が飛んで車が埃だらけになっていたのです。もっと大変かと思ったけれど、水で流すだけで綺麗になったから助かった。午後は女将が買い物に行っている間に、久し振りにテレビを点けてマット・デーモンの主演した『グレート・ウォール』という映画をじっくり観るのでした。10年ほど前の米中合作の作品で、なかなか迫力がありました。

 4時を回って散歩に出掛けるにはちょっと遅すぎるので、また本を広げて読み始める。今日はほとんど歩いていないから、運動不足なのですが、女将は亭主があまりにも寝過ぎているのを心配している有様。本人はこんな日もあると諦めているから仕方がない。しかし、午前中にこれだけ寝てしまうと、一日が本当に短く感じられるのでした。4時半を過ぎたら、晩酌の用意をしてスナックをつまみながら一杯飲み始める。『ギリシア悲劇』も飽きてくるのです。

 食卓に夕飯のおかずが並ぶ5時過ぎには、向かいの森の木の枝の隙間から、ほぼ満月に近い次が昇って来ました。女将と二人で昇る月を見ながら夕食を食べるのもまたおつなものなのです。西の空はもっと明るく夕焼けが綺麗で、随分と日が長くなったと思うのでした。蕎麦屋の店舗だった居間のつくりを有り難く思う。明日はお袋様と買い物に出掛けて、「何を買ってこようか」と女将に尋ねれば、「魚は朝に食べる銀ダラで終わりです」と言うのでした。



2月2日 月曜日 ゆっくりと続けて睡れた寒い朝…

 夕べは眠る時間を1時間遅らせて10時に眠ってみたのです。そしたら朝の5時まで目覚めることなくぐっすりと眠れたから、何が好かったのか判らないのです。昼間ほとんど歩きもせずに、夜の酒も適量だったから、7時間睡眠が取れた理由は、日中の過ごし方からしか辿れない。居間の暖房を入れてコーヒーを淹れて飲む。月が西の空に輝いているのが、西側の窓から眺められる。東の空が明るみ始めるまで『ギリシア悲劇』の「ヒケディデス」の続きを読む。

 ストーリーの脈絡が辿れる台詞が多いと、面白く感じるのです。様々な名前が登場しても、もう気にしないで先に読み進むことが出来るようになった。6時過ぎに新聞を取りに玄関を出たときに、東の空の写真を撮ったけれど、まだまだ暗いのです。7時前に女将が厨房に立って、朝食の支度を始めたので、亭主も本を閉じて箸を出したり、小鉢を盛り付けたりと手伝いをするのでした。炊いたばかりのご飯は昼まで腹が減らないように少し多めに盛り付ける。

 今日は一日中晴れだという予報でしたが、朝の空には雲が多かった。好物の大根の酢の物と銀ダラで、美味しく朝食を食べ終えて、洗面と着替えを済ませたら、買い物に出るまでの時間をまた本を読んでいる亭主。老眼も気になるけれど、医者に行くまではどうしようもないのです。お袋様に話をすれば、彼女もメガネ屋に言ってメガネを作ってもらおうとしたら、先に眼科に言ってくださいと言われて、眼科で調べたら白内障と言われ手術をしたのでした。

 時間通りにお袋様を迎えに行けば、「今日は寒いね」と車に乗り込んできた。農産物直売所に着くと前のお客が苺を沢山買っていた。亭主も買おうと思ったけれど、小さなパックはなくなって、大きなパックの高いものしか残っていない。それでも根元まで真っ赤な苺を二パック買って一つはお袋様に上げるのでした。隣町のスーパーも寒さのせいか駐車場も車が空いていた。安売りの物以外は魚も値段が上がっている。今日はトンカツを二パック買って帰る。

 お袋様を家まで送って我が家に帰れば、今日も女将が玄関を出て荷物を取りに来てくれました。まだ10時だったので、亭主は本の続きを読んで時間を潰すのです。女将は散歩に出掛けて「今日は思ったほど寒くなかった」と言って帰って来る。風がないから陽射しの暖かさで寒くないと感じるのでしょう。11時前になったら亭主が厨房に入って昼の支度を始める。ブロッコリーを茹でてキャベツの線切りを作り、トンカツを切って、スパゲッティーを茹でるのです。

 美味しく昼飯を食べたら、眠くなったので亭主は奥の寝室でベッドに横になる。今朝は9℃まで冷え込んだこの部屋も、昼間は13℃まで室温が上がる。布団に入れば暖かいからすぐ眠くなるのです。起きたらプールへ行ければ一番好いと想いながら眠ったけれど、目覚めたのはもう2時過ぎで、すぐには動き出せないから困った。最近は昼寝の時間が随分と長くなってしまっているのです。仕方がないので、散歩だけはしようと靴を履いて通りに出るのでした。

 女将の言っていたとおり、午後の陽射しに照らされて風もないので暖かかった。みずき通りを下って短い距離を西の小径まで戻るコースを選び、途中、調整池の見える駐車場で景色を眺めるのです。身体は暖かくなったけれど、大した距離は稼げない。それでも動かないよりは好いだろうと、西の階段を昇って家の脇の小径に出るのでした。植えた野菜や花がひからびていたので、如雨露に水を汲んで3回ほど水道を往復した。早くホースをなおさなければ。

 玄関を入ればもう4時半を回っている。急いで厨房に入って、女将のリクエストの鍋焼きうどんを作るのでした。引っ越しで鍋焼きの鍋を捨てたのかと思っていたら、二つだけは取ってあったらしいので、それを出してもらって蕎麦汁を入れる。うどんを茹でて具材を載せ、最後に卵を入れて蓋をすればもう出来上がりなのでした。久し振りに食べる料理だから二人とも美味しいと言いながら、身体が暖まるのを喜ぶのでした。酒は飲まなかったけれど…。



2月3日 火曜日 眼科に行っても埒があかずに…

 夕べは9時半に床に就いて、朝の4時前に目が覚めた。6時間以上は眠ったことになるから、もう眠れないと諦めて居間の部屋で暖房を入れ、コーヒーを淹れて飲むのでした。昨日の晩に昆布と干し椎茸を鍋に入れて、水で出汁を取るばかりになっていたから、コンロの火を点けて出汁取りの作業に入ることにしました。これで5時までは時間が潰せるのです。一番出汁を取り終えて、400ccは茶碗蒸し用に取り分けて、かえしを加えて蕎麦汁を作っておく。

 二番出汁は3㍑の水で取り、取り終えたら容器の大中に入れる。それでもまだ5時過ぎだから、テーブルの椅子に座って『ギリシア悲劇』の続きを読むのでした。饒舌な台詞の応酬に引かれて読み進めば、何時の間にか第二巻を読み終えてしまう。書棚から第三巻を取り出せば、いよいよ次はソフォクレスの『オイディプス』から始まるのです。アイスキュロスの作品と並んで古代ギリシアの名作だから、これは楽しみだと読む気満々なのでした。

 女将が厨房に入ったので読書は終わり。亭主は新聞を取りに玄関を出て、箸を取りに厨房に行く。小鉢と味噌汁の豚汁をテーブルに運べば、後は女将が鰯の蒲焼きを持って席に着くのです。蒲焼きのタレが今日はしっかりととろみが出ていて美味しそうだった。豚汁は具が多すぎて汁が少ないから、煮物を食べているような感じなのでした。二人だけだと味噌汁も作るのが難しいらしい。今日は亭主が眼科に行くから、食後は急いで洗面と着替えを済ませるのです。

 20分前に眼科の前について、3番目に並んだけれど、いざ開院となると「予約の人が先になります」と言われて、結局、7番目になってしまった。目のいろいろな検査をして先生に見てもらえば、「誰でも年を取ると老眼になるから」と、近視用のメガネが合わないのだったら作り直せば好いと言われた。目の奥の検査もしてもらったけれど、白内障の傾向はあるけれど手術するほどではないと言うことでした。結局、目のぼやけは治らず終いで意味がなかった。

 昼の支度の時間になったから、厨房に入って昨日の残りのトンカツを処理することにして、葱と卵でカツとじにしてミニカツ丼を作ろうと思ったのです。女将も手伝いに来てくれて、煮物などの小鉢を用意してくれた。眼科の話をしたのだけれど、人ごとのように聞いて、彼女も老眼だから近くはメガネを外して見るのだと言う。亭主の場合は遠近両用のメガネでもぼやけ、眼鏡を外してもぼやけて文字が見えないから困っているのです。医者にもそれが判らない。

 いろいろとネットで調べてみると、どうももともと老眼なので文字はぼやけるけれど、続けて本を読みすぎて眼が疲れたのではないかという結論に達したのです。少し目を休めてシニア向けの目薬でも差しておけば好いだろうと考えた。メガネを作るとなると遠近両用だからかなり高価になるし、視力が安定していなくては検査をしても仕方がないのです。そう考えて近くの薬局まで車で行って、目的の目薬を買うのでした。しばらくはそれで様子を見ようと思う。

 散歩に行かずに夕刻になってしまい、今日も4時半を過ぎたら、晩酌の用意をする亭主。コンビニで買ったホルモンの煮込みは、最近よく買っている。柔らかくて歯ごたえのあるのが好いのですが、本当は塩味が好きなのです。「最近はテレビを見なくなったわね」と女将に言われて「やっぱり本を読む方が面白いから、テレビは煩くてしょうがない」と、目の調子を気にしながら応えるのでした。明日は午前中からプールへ行く予定で、今夜も早く寝ようと思う。


2月4日 水曜日 朝方の雲も何処かに消えて…

 眼科に通ったことも忘れて、目薬を差して少し調子が好くなったら、夕べは『オイディプス』の次の作品に読み進んだのです。なんと『ギリシア悲劇』では、次に『コロノスのオディブス』という作品が載っているのでした。両目を潰したかつてのオディプス王が、娘のアンティゴネーに伴われて異国をさまよう話で、初めて読んだから驚きなのでした。高校時代に先輩だった今の女将に勧められて観た映画が『アポロンの地獄』だったのを思い出したのです。