2025年10月上旬



10月1日 水曜日 朝からあいにくの雨模様で…

 朝の4時からドジャース戦があると勘違いして、夕べは9時に床に入って今朝は4時に起きたのです。ところが、パドレスとカブスの試合であまり見たくはなかった。元来、それほど野球が好きというわけではないから、明るくなったら燃やせるゴミを積んだ車を走らせて、集積所まで出掛けるのでした。雨は朝からシトシトと降っていたから、ゴミを出し終えたら車庫に車を入れて、絵巻物の図鑑を新居に運ぶ準備をしました。また一つ押し入れが空になった。

 家に戻れば、女将が朝食の支度をしてくれていた。夕べ聞いたとおりに好物のナス焼きと脂の乗った塩鯖のおかずで、早くから起きていた亭主はご飯をお替わりするのでした。食後は奥の寝室で20分だけ眠って、9時から始まる保健所まで久々の遠出をして、営業許可証の返納をしてくるのでした。暗いロビーで細かな書類を見るのが辛かった。若い女性の職員が親切にも虫眼鏡を持って来てくれたのです。ついでに市の衛生協会を脱退する旨を窓口で伝える。

 これで当分保健所に来ることはないと、印旛の合同庁舎を後にするのでした。家に帰れば、女将が向こうの家に行って来たらしく、沢山の荷物を持って帰ってくる。書道の道具も持って来ていなかったので、こちらで仕事が出来ていなかったらしい。「ドジャースの試合をやっているわよ」と女将に言われてテレビを点ければ、大谷選手がホームランを打った後だった。昼の素麺を茹でながら、厨房のテレビを観て、食べながら居間のテレビを観る亭主なのでした。

 今日は朝早くからFacebookののマークが幾つも点いて、見れば大學時代の現代文学研究会の友人たちが、お誕生日おめでとうとメッセージを送ってくれた。最近、Facebookを始めたばかりだから珍しいらしい。中には「そろそろ蕎麦屋へ行って一献」とブログまでは読んでくれていないのでした。小学校時代からの友人からもメールが届いて、こちらは「引っ越しの途中」と健康を気づかってくれるから嬉しいのでした。元気を貰って午後のひと仕事に出掛ける。

 煙草を買って昔の家に寄れば、玄関に女将の荷物が置かれているから車に積み込む。居間の部屋においた座椅子も、もう使わないから蕎麦屋に持っていっても好いだろうと車の中に。最後に残ったのは絵巻物の重たい図鑑を積んで、家に帰るのでした。縦に入れる本棚がなくなったので、玄関に置いてあった黒の書棚をベッドの上に置いた。疲れたので並べるのは明日以降にしよう。随分と本を捨てたから、寝室の書棚にはまだ隙間があった。埋まる予定はない。

 障子も破れたままで張り替えてもいないけれど、南の庭の剪定作業が終わる頃には新しく貼らなければならない。今月の半ばからは頼んである業者が向こうの家の花木を移植する予定だから、その前にはこちらの庭の木も切り倒しておかなくては。もう少しで終わるとは思うのだけれど、精神的な疲れはもうピークに達しているのです。老人の住む家の引っ越しには三ヶ月は見ておかないといけないと、業者も過去の経験から知っていたのだろうか。


10月2日 木曜日 気温は16℃、霧の朝…

 夕べも9時半に床に就いて、今朝は5時過ぎに目が覚めました。今朝はプラスティックゴミと埋め立てゴミを出す日なので、沢山の荷物を車に積んだまま集積場に向かうのです。外はとても涼しく霧が出て、ジャージの長袖長ズボンで出掛けたのです。まだ時間が早かったから、人気のない集積場で荷物を降ろし、そのまま旧宅に行って朝飯前のひと仕事を始めるのでした。水中カメラやストロボなどの小型家電を透き通った袋に詰め、最後の衣類を仕分ける。

 それでも6時半前には家に戻り、持って来た荷物を寝室に入れ、使っていた衣装ケースを玄関の前に置いて、雑巾で埃を拭くのでした。7時前になったら「お早うございます」と女将が厨房に現れ、朝食の用意を始めてくれる。今朝は脂が乗って美味しそうな鮭の西京漬けを焼いて、お新香と湯がいたピーマンに鰹節をまぶした小鉢とともにご飯を頂くのでした。食後のお茶をもらって、亭主は奥の寝室でベッドに横になって1時間ほど眠るのです。

 朝の新しい居間は広い窓から陽が差してとても気持ちが好い。大きな家から運んだ応接セットは少し大きすぎるけれど、新しいものを買うのも大変だから、なんとか詰めて置いて、あちらこちらに座って暮らしている。休憩するときは回転椅子に、横になるときには長椅子に、すぐ動きたいときにはテーブルの椅子に座るのが好い。夫婦二人きりだから決して狭くは感じないのです。食後のお茶を飲むのにも、女将はお茶の茶碗を持って自分の部屋に入ってしまう。

 やっと昨日書道の道具を持って来たので、今日は午後から女将の仕事が始まる。ドジャース戦が始まる前に、週の半ばの買い物に二人で隣町のスーパーに出掛けました。空は青く晴れて天気も好く、風も涼しいから気持ちの好い季節になったのです。女将が買ってきた物を片付けたら、今度は亭主が厨房に入って昼飯の準備をする。先日のカレーが残っていたので温めて味を調え、買ってきたカツを載せて、ミニトマトを幾つか添えてカツカレー。

 ドジャース戦を厨房のテレビで観ながら調理をして、食べるときには居間の大きなテレビを点けて観ながらの昼食なのでした。午後は女将が習字を始めるので、亭主は向こうの家に行って、昔の書斎の押し入れの中を綺麗に片付け終えるのでした。古いパソコンやノートパソコンだけは捨てることが出来ないもの。ドライボックスの水中カメラ類もゴミして出す準備を終える。あれほど夢中だった水中カメラも、今となっては宝の持ち腐れなのです。廊下の突き当たりの押し入れの下にあるキャブ用品類だけがまだなのです。明日は夕刻に医者の予約があるだけで、まだ何をするのか決めていない。


10月3日 金曜日 朝は涼しく、昼はまだ蒸し暑い秋の日…

 今朝も涼しい朝でした。5時前に目覚めてコーヒーを一杯飲んだら、燃やせるゴミを捨てるために、向こうの家に寄って集積場に出掛ける。ご近所の奥さんに会って挨拶を交わしたら、家の鍵を開けて車に燃やせるゴミの袋を積み込むのでした。捨てるゴミ袋も段々と少なくなっているから、来週、金物類を捨てれば、ほぼ終わるのではないだろうか。残ったのは息子の部屋のサーフボードやあちこちの部屋の衣装箱ぐらいだろうか。終わりが見えて来た気がする。

 家に帰れば女将がもう厨房に立って、朝の食事の支度をしてくれている。居間の一角には朝日が当たって、窓を開ければ涼しい空気が流れ込んでくるのでした。狭くなった居間とはいえ、朝の元気をもらうには十分なのです。と、女将が厨房で騒ぎ出す。「ナスとピーマンと肉の味噌炒めを作ったら、蓋が開かなくなったのよ」見ればフライパンの内側にぴったりと入り込んで、どうにも動かないのでした。上から被せる大きめの蓋なのに、使い方を誤ったのです。

 冷やしても叩いても取れそうになかったので、代わりに納豆を食べて朝食を終わらせる。食後のひと眠りをした亭主は、煙草が切れたのでコンビニまで買いに出る。今日は曇りだという天気予報だったのに、朝のうちは日が出ていたのです。家に戻って午前中のうちに、東側の庭の草取りを始めました。見たこともないような植物が大きく伸びて、抜くのもやっとと言うほど太くなっていた。半分ほど抜いたら、もう汗をかいて、続きはまた明日ということにする。

 カブスとパドレスの試合をテレビでやっていたので、厨房のテレビを点けて観ながら、昼食の支度をする亭主。今日は少し風も涼しい昼だったから、沢山の野菜を入れて湯麺にすることにして、肉と野菜はすべて炒めて水溶き片栗でとろみを付けた。ニンニクと豆板醤を加えて食べた亭主は、食べ終わるともう額から汗が噴き出して、「今日は暑い」と言い出す始末。実際には車外温度も26℃だったから、それほど暑いわけではなかったのです。

 午後は女将がスポーツクラブに出掛けている間に、寝室のベッドに横になって昼寝をするのでした。女将が「暑い暑い」と帰って来たら、柿を剥いてもらって二人で食べる。「今日は医者に行く日でしょ」と言われてハッとした亭主は、血圧と尿酸値の薬をもらいに行くのに、予約を取っておいたのを思い出す。どおりで何もしないで時間があるなと思っていたのです。4時半過ぎに医者に出掛けて、30分ほど待って久し振りに先生に会って話をするのでした。

 隣の薬局に寄って薬をもらい、家に帰ったのは5時過ぎでした。これでまたひと月は医者に行かなくて済む。インフルエンザの注射をしないかと言われたけれども、何処にも出掛けないからと断ったのでした。実際、亭主が外に出て人に接するのは、煙草を買いにコンビニに行く時と、週に二度買い物に行ってスーパーの店内を歩く時だけなのです。明日は雨だと言うけれど、曇っているという朝のうちに、東の庭の草取りの続きをしようと思う。


10月4日 土曜日 朝は晴れていたのに、午後からは雨で…

 夕べは10時に床に就いたのに、午前2時前に目が覚めた。眠れないのでコーヒーを淹れて飲む。朝の5時前に横になれば朝食の時間までぐっすりなのでした。これで朝飯前のひと仕事は出来なくなった。朝食を食べ終えたらまた眠くなって少しだけ横になる。10時前に女将と向こうの家に行って、木曜日に捨てる金物を透明の袋に入れて車に積み込むのでした。トランクはそれでもういっぱい。今朝は使うこともあるかと鍬やシャベルを積んで家に帰りました。

 今日は雨が降ると言うので、玄関の軒下に作った物干し台が役に立っている。今日はMLBの試合がないので、ゆっくりとした午前中なのでした。11時になったら亭主は厨房に入り、野菜を刻んで焼きそばを作る。レンジで焼きそばをチーンしてもらい、炒めた肉と野菜の上に載せて、少し水を入れて菜箸でほぐしていく。蓋をして十分にキャベツなどが柔らかくなったら、粉末のソースを入れて出来上がり。シマダヤの焼きそばは味も好いし麺も美味しいのです。

 涼しくはなったけれど、雨が降ったので東の庭は半分だけ草取りをしたままで、濡れたくさがまだ続いているのでした。明日も曇りになったので、次はいつ作業が出来るかと思うのです。向こうの家は、だいぶ片付いては来たけれど、ストーブや扇風機はまだ運んで来ていない。玄関の廊下の突き当たりにある押し入れは手つかずのままなのです。「やっぱり広い家は物を置く場所が沢山あったのね」と女将も今更ながらの感心をするのでした。

 午後は昼前から『南極物語』という30年ほど前の日本映画を一本観て、女将と向こうの家に行って片付けをする。以前の書斎へ続く廊下の突き当たりの押し入れは、上の段は片付いたのですが、下の段にはダイビングや釣りやキャンプの用品が詰まっている。整理箱にきちんと入っていたので、一つ一つ押し入れから出して、分別のゴミ袋に詰めいく。二人で片付けると早いもので、1時間ほどで作業は終わるのでした。またゴミ袋が沢山玄関に並ぶのです。

 明日は女将が午後からスポーツクラブがあるので、朝のうちに亭主が来て燃やせるゴミの袋を集積所に運ばなくてはならない。木曜日の金物のゴミ袋でいっぱいの車のトランクに、まだ積み込めるだろうかと心配になるのです。夕食は昼の焼きそばが凭れたので、女将は冷蔵庫に残っていた自家製の焼売を蒸かして、亭主は冷凍食品の鶏の唐揚げをチーンして、二人とも枝豆を添えて軽く食べるのでした。勿論、亭主はそれだけでは足りないから、風呂から上がって厚切りの食パンを焼き、バターを載せて食べるのです。お腹が膨れたらすぐに眠くなって、9時半には床に就くのでした。


10月5日 日曜日 朝から陽が出て暖かな一日でした…


 夕べも9時半までは頑張って起きていたのですが、このところの習慣でどうしても眠くなる。あとは何時まで眠れるかで、今朝は4時まえに目が覚めたのです。7時間近く眠ったから、十分な睡眠時間だけれど、コーヒーを淹れて飲んでもまだ眠気が覚めない。椅子に座っているだけでは、どうしても身体が目覚めないのです。女将が起き出してきたら、昨日向こうの家から持って来た掃除機を出して、床の掃除を始めるのでした。確かにこれだと目が覚める。

 東側の庭の草取りの続きもしなければならなかったが、そこまでは動き出す元気が出ない。箸を並べたら朝食のおかずをカウンターまで取りに行って、女将が味噌汁とご飯を運んで来てくれた。7時半からはドジャース戦が始まるので、居間の椅子に座って亭主は動こうとしない。今日は大谷選手が先発の投手なのです。一回が終わったところで、眠気が襲ってきたので奥の居間に行ってベッドに横になる。1時間ほど眠ったらちょうど試合は佳境を迎えていた。

 午前中に女将は向こうの家に行って、細かな片付け物をしてきたらしい。亭主はドジャースがフィリーズに勝つ最後まで野球を観てしまったので、早めに厨房に入って昼の支度を始めるのでした。大鍋に湯を沸かして冷凍うどんを湯通しする準備を整えたら、銅の天麩羅鍋で冷凍の春巻きを揚げていく。お椀や箸を準備しているところに女将が「今日は随分と暑くなったわね」と行って帰ってきたので、蕎麦汁を出して昼の食事を始めるのでした。外は晴れていた。

 午後は昼寝をせずにブログを書き始め、女将のスポーツクラブの予約を取ったら、柿を剥いてもらってひと休みです。女将が美容院に出掛けたら、亭主は東の庭の草取りの続きを始める。90㍑のビニール袋を出して、先日刈った草を詰めて行くのです。綺麗に取れなかった下草もあるから、袋はすぐにいっぱいになってしまう。30分ほど作業をしたら、もう汗をかいてひと休み。残り半分の草取りをする元気はもうなかった。無理をしないようにここで止める。

 次に車で向こうの家に行って、玄関の出口に積み上げた燃やせるゴミの袋を車に積み込む。明日の朝に出すゴミなのですが、木曜日に出す金物のゴミ袋が積んであるので、トランクが目一杯になってしまいました。プラスティックの衣装ケースを二つだけ後部座席に積み終えたら、新しい家に帰って降ろすのでした。4時過ぎまでかかって作業を終えたら、すっかり汗をかいてしまったので、居間の椅子に座って冷たく冷えた蕎麦茶を飲むのです。

 5時過ぎに女将が帰って来たので、やっと夕食の支度が始まるかと待ちきれなくなって、亭主は昨日の残りの焼売や肉豆腐の残りをチーンして、酒のつまみにして焼酎の炭酸割りを飲むのでした。明日は朝一番で燃やせるゴミを集積所に運び、朝食を終えたらお袋様と買い物に出掛ける予定。冷蔵庫の中にもう食べ物がなくなったから、果物を含めてまた沢山買って来なければなりません。午後は向こうの家の玄関の突き当たりにある戸棚を整理したい。


10月6日 月曜日 今朝は昨日よりも暑く感じた…

 夕べは風呂から出て8時半にはもう眠くなってしまった。テレビを観ながらウトウトしている自分に気が付いて、ベッドに入るのでした。だから今朝は3時過ぎにはもう目が覚めてしまう。何をするにもちょと早すぎるので、厨房に入ってコーヒーを淹れ、昼の飲み物として蕎麦茶を作っておくのでした。朝は昨日よりもかなり暖かく、ハーフパンツと半袖で十分な気温。少し明るくなったら、車でゴミの集積場まで出掛けて、7袋もあるゴミをすべて出して来た。

 家に帰ればちょうど朝食が出来たところで、今朝は銀ダラの煮付けとナス焼きなのでした。あまり美味しかったので、自分でお釜まで行ってお替わりをする。今日はお袋様と一緒に会のに行く日だから出掛けようとすれば、女将が買い物メモを書いてくれたが、その他に米とトイレットペーパーも買ってきて欲しいと言う。一人では到底、持てそうにない量だけれど、農産物直売所で精米して、隣町のスーパーで残った品を買ったら、ちょうどお金が尽きた。

 青空が覗いて、昨日よりもかなり気温は高かったのです。重い荷物を持って家に帰れば、女将が車まで食材を取りに来てくれた。トンカツを買って帰ったので、昼はスパゲッティーを茹でてミートソースにしたのです。知り合いの農家で出していたオクラを茹でたらとても柔らかいので女将も驚いた。朝採りなのと大きくならないうちに採るから、いつもここのオクラは柔らかい。ヤンキースとブルージェイズの試合は、13対7でブルージェイズが勝ったらしい。

 女将がスポーツクラブに出掛けた午後は、奥の座敷のベッドに横になって1時間ほど昼寝をする亭主。東の庭の草取りの続きをしようと思っていたら、雨が降りだしてきたので思いとどまる。明日の朝には再開しないといけないだろうと、またテレビを点けて観ていた。今日は向こうの家にも行かずに、しばしの休養日なのでした。夕方になってまた晴れて来たけれど、もう草取りは出来ない。下の通りに住む例の小母さんがやって来て、今日はお休みですかとまた言う。店を閉めて3ヶ月目なのに、どう考えてもおかしい。


10月7日 火曜日 朝からどんよりと暗い空でした…

 やっと普段の生活に戻って、夕べは10時半に就寝。今朝は4時半に目が覚めた。少しは動かなければと、明るくなるまでコーヒーを飲んで、歩いて向こうの家に出掛けるのでした。目的は外の水道に取り付けてある二股の蛇口を取り外して、新しい家に持って帰ること。蛇口の口径が違って前の家から持って来たホースが使えないのです。ウッドデッキを作って流しを取り付けた頃の随分と昔のことだから、新しい家の外の水道に上手く繋がるのか判らない。

 夜明け前のみずき通りは、赤く色づいた花水木の並木が、まだ薄暗闇の中に沈んでいた。帰りにはもうすっかり明るくなったけれども、雲が重くのしかかっているのでした。家に戻れば女将が厨房で朝食の用意をしてくれていた。亭主は箸置きを出して箸を並べ、お新香や小松菜のお浸しを出して、鮭の西京漬けが焼き上がったら、味噌汁と共にテーブルまで運ぶのでした。女将が冷凍してあったご飯をチーンして持ってくれば、二人の朝食が始まるのです。

 食後はドジャース対フィリーズの試合が始まって、少しだけ観たらもう眠くなったので、奥の寝室に入ってベッドに横になる。1時間ほど眠ったら、女将はもう洗濯物を干し終わって、向こうの家に行ってくると言って出掛けて行くのでした。亭主は東側の庭の草取りの続きを始める。30分ほどでやっと綺麗になって、ビニール袋はいっぱいになるのです。あとは隣の家との境に置いてある大きなポットを、どうしたら好いものかと思案に暮れるのでした。

 郵便局へ葉書を出しに行くと言って出掛けた女将も帰って、そろそろ昼の支度をしなければならない時間となりました。モヤシが買ってあったから、今日は少し涼しいので湯麺にしようと決め、野菜を切ったりお湯を沸かしたりして、亭主は厨房で忙しく動いています。塩も使わずにシマダヤの湯麺のタレと薬味だけ入れて、肉と野菜とを炒めて蓋をするのです。中華鍋の中で蒸して人参やキャベツが柔らかくなり、丼に湯を入れて麺を茹で、具材を載せれば完成。

 午後は女将が部屋にこもって書道を始めるから、亭主は奥の寝室でひと眠りして、2時過ぎに女将のスポーツクラブの予約を取り終えたら、向こうの家に行って燃やせるゴミを車に積み、必要な物を取ってくる。だいぶ片付いたとは言え、細かな物が沢山残っているから、手ぶらで家に帰るわけにはいかないのです。今日は脚立と剪定の長ばさみ、紙ゴミを入れていた少し大きなゴミ箱を持って帰ってきた。車のトランクは金ゴミも積んであるので一杯なのです。

 帰りがけに住み慣れた旧宅の全景を写真に撮ってみた。7人で住んでいたから、増築した書斎の部分を含めて、かなりの広さなのです。土地は新しい家の方が車が3台停められる分だけ広いのです。40年以上住んだから、相当な分量の荷物があった。それもこの三ヶ月で何とか片付きそうなのです。衣類を含めた家財道具の半分以上は廃棄した。だいぶ身軽になったので、これからの生活が楽しみなのです。その前に、まだやるべき事がいろいろあるから大変です。


10月8日 水曜日 見渡せば、すっかり秋の景色になって…

 今朝も涼しい朝でした。明るくなったので車で向こうの家に行って、まずは下駄箱の中の靴を袋に入れて持ち帰る準備をする。半分以上は廃棄したのだけれど、新品の運動靴や黒の革靴などは取っておいたのです。それから居間の戸棚の中に残して置いた、高級な湯飲みや値段の高かった急須などを、車の助手席に積んで家に帰るのでした。みずき通りはすっかり紅葉して、空には雲一つなく、朝日が昇ってくる時間でした。女将が厨房で朝食の支度をしている。

 今朝のおかずは鯖の塩焼きと茄子焼きにお新香。千切り大根と油揚げの味噌汁も美味しかった。お替わりをしたいところだったけれど、苦しくなるといけないので我慢する。食後は1時間ほど横になって、9時に目が覚めて洗面を済ませる。今日は南側の庭のタラの木を伐採する予定だったので、チェンソーを押し入れから出して、延長コードを付けて外に出る。棘に気をつけながら、一気に根元近くから切り倒していく。久し振りに隣のお花畑が見えるのでした。

 思ったよりも時間がかからずに、わずか30分の作業だった。切り倒した枝は、業者に頼んで持っていってもらおう。根っこから抜いてもらわないと、後を花壇として使えないから、せめて伐採だけでもしておこうと思ったのです。残るはいよいよ月桂樹。3mほどに育っているから幹も太く切るのが大変そうだけれど、明日の台風が過ぎたら作業に取りかかろう。サツマイモ農園の向こうには、コスモス畑が広がり、森の手前には柿の木が沢山実を付けている。

 ちょうど昼の支度を始める時間だったので、亭主は厨房に入って野菜を切り始める。今日は久し振りに焼きうどんにするのでした。本当は蕎麦粉が残っているので、蕎麦を打てば好いのですが、一度しまい込んでしまった蕎麦打ち道具を、押し入れから出すのが面倒でつい安易な食材を使ってしまうのです。肉とキャベツとオクラを切ってフライパンで炒めたら、隣の火口で湯通ししていた冷凍うどんを加えて、皿に炒めればソース味だけの焼きうどんの完成。

 食べ終えてもまだ12時だったから、昼寝をするにも時間が早すぎて眠くならない。向こうの家に行って荷物を運ぶにも、明日出す予定の金ゴミがトランクに一杯詰まっているので、次の荷物を入れられないのです。仕方がないからヤンキーズとブルージェイズの試合の最後を観れば、なんと6点差を追い上げてヤンキーズが勝ったではありませんか。勝負は判らないものです。女将はスポーツクラブに出掛けていたから、亭主一人でぽつねんとしていました。

 手持ちぶさたなので玄関を出て、家の周囲を歩いてみたら、駐車場にあるキンモクセイの香りが漂って本当に秋らしい雰囲気なのでした。西の小径から今朝伐採した南の庭を見れば、女将の部屋の前に洗濯物が干してあるのが見える。その向こうにある月桂樹の木を明日の朝には切り倒そうと考えているのです。明日の予定は、早朝に金ゴミを集積場に降ろしたら、ストーブをトランクに積んでこちらの家に持ってくる予定。朝食後のひと眠りを終えたら伐採作業。


10月9日 木曜日 佐倉は台風の影響もわずかだったらしく…

 昨日の予定通りに今朝は朝飯前のひと仕事に、金ゴミとプラスティックゴミを集積場に出したら、前の家に行ってストーブや扇風機を車に積んで家に帰るのでした。部屋数が多かったからストーブの数も多いのだけれど、新しい家では一つあれば十分なのです。向かいのサツマイモ農園の事務所で使ってもらえないかと、聞いて見ることにして、家に帰ればもう女将が朝食の支度をしてくれていた。カウンターからテーブルに亭主が料理を運び、二人で朝食にする。

 昨日と同じ鯖の塩焼きだったけれど、今日はナス焼きの代わりにオクラが刻まれて出て来た。歳を取ったせいか亭主はこれでも十分な量のおかずなのでした。あまり身体を動かさないから食欲も湧かないのだろうか。短い距離も車で移動しているから尚更なのです。食後はお茶をもらったら寝室に入ってひと眠り。1時間ほど眠ったら洗面をして、女将が洗濯物を干し終えたら、隣町のスーパーに買い物に出掛けるのでした。冷蔵庫の中には食べる物がなくなった。

 9時半には家を出て、10時過ぎには戻ったので、亭主は懸案の南の庭の月桂樹を切り倒す仕事を始めるのでした。風が強くなったら危ないかなと思っていたけれど、それほどでもなく30分ほどで3mはある高さの木を根元からばっさりと切り終えた。風で飛ばされてはいけないので、細かく切るのは明日の仕事にして、始まったドジャース戦を観るのでした。11時過ぎには厨房に入って、肉と野菜を切り分けて、昼食には買って帰ったソース焼きそばを作る。

 ひと休みしたら女将と向こうの家に出かけて、片付け物をする。片付けても片付けても捨てる物が出て来るばかりで、今日は高いところにある昔はよく使った小型の七輪やお盆などを亭主が取って、女将がゴミ袋に詰める。台所の食器棚の上に残っていた皿や湯飲みなども、踏み台に亭主が上って女将に手渡すのです。ついでに居間の部屋のグラス棚に残っているワイングラスや徳利なども、みんな埋め立てゴミの袋に入れてもらうのでした。

 戸棚はすっきりと綺麗に片付いて、あとは本当に廊下の押し入れだけになる。今度の週末にまた女将と来て片付ければ好いと思うのです。二人で仕事をすると、重い荷物を棚から下ろしたり、力仕事は亭主がやって、袋に詰めたりする細かな仕事は女将がするといった具合に、分業で出来るので効率がいい。袋に詰めたゴミはまた明日亭主が来てゴミに出す。午後の2時には家に戻って、亭主はブログを書き始める。女将は郵便局に作品を出しに行くのでした。