11月1日 土曜日 午前中は好く晴れたのだけれど…

眩しい朝でした。夕べは9時にもう眠くなって床に就いたのですが、やはり1時過ぎには目が覚めて、トーストと牛乳を温めて腹が膨れたら、やっと眠くなるのです。次に目覚めたのが7時前だから、 合計すると7時間近く眠ったことになる。起き出せばもう朝食の支度が出来ていました。縞ホッケの塩焼きと三日目のおでんが出て、亭主は美味しく頂くのです。食事を終えても眠くはならなかったので、また近所をぶらぶらと歩いてくるのでした。

西の小径の階段を下りて、先日歩いた森の径の階段を昇り、お隣の農家の広い畑に出て、今日は柿の沢山なっている木を写真に撮りまた。遠く向こうには駅前の高層マンション群が見え、青空が広がって気持ちの好い朝なのでした。家に戻ればドジャースとブルワースの第六戦が始まるところで、コーヒーを淹れて居間の椅子に座るのです。女将は洗濯を終えて買い物に行く準備をしていた。3対0とドジャースがリードしたところで、隣町のスーパーに出掛ける。

月初めの安売りの日だからか駐車場は満杯で、店の中も込んでいそうなので珍しく亭主もマスクをして中に入る。一つ90円のキャベツや120円のカボチャを始めとして、一切れ100円の鮭を四枚買って特売のマークの付いている肉などを買うのでした。昼に食べるトンカツやミートソースなどを籠に入れて、袋三つ分で7000円。安売りだとつい沢山買ってしまうものだと、帰りの車の中で女将と話す。昼はスパゲッティーのソースをいつもと変えてみました。

今日は午前中から向かいのサツマイモ農園では、夏前に植えた芋掘りの集まりがあって、女将と帰る頃にはちょうど昼飯の時間なのです。駐車場が車で一杯で、沢山の子どもを連れた家族が集まって、大きな鍋で豚汁を作ったり、バーべキューをしたり賑やかなのでした。ドジャース戦も無事に第六戦を勝って、いよいよ明日は最終決定戦で優勝チームが決まる。午前中はとてもプールには行けそうにないのです。午後も眠らずに1時過ぎには向こうの家に行く。

植木鉢を少しと水仙の芽が出ているので、掘り起こして持ち帰ろうとしたけれど、根が張っていてなかなか球根が取り出せなかったのです。明日は小さな鍬を持って行ってもっとしっかりと掘ろうと思う。書斎に通じる廊下の物置にまだ荷物があったのが判って、捨てようと思ったけれど、袋が足りなくなった。今日はここまでと言うことにして家に帰ってくる。女将は駅前のスーパーまで買い物に出掛ける。亭主はカレーを作る準備を始めるのです。

今日はナスがなくなったので、タマネギ、ジャガイモ、シメジとニンジン、鶏肉のみ。大きめに切って煮込んでルーを加えるだけだからとても簡単なのです。大蒜や生姜を入れればもっと美味しくなるのかも知れないけれど、女将が苦手なので遠慮しておいた。全部作り終えてもまだ4時だから、もう一度散歩にでも出掛けようか。隠居の老人の日課などと言うものは、そんなに変化のあるものではないのです。来週は毎日予定が入っているからとても忙しい。
11月2日 日曜日 今朝も早朝から散歩に出て…

夕べは頑張って10時半まで起きていたが、テレビを観ながら居間の椅子の上でウトウトしていた亭主。今朝は4時半に目が覚めて、明るくなるまでコーヒーを淹れ、テレビの天気予報を眺めているのでした。5時前には薄明るくなるので、散歩に出掛ける支度をして家を出るのです。今朝はみずき通りを下って西ケ作公園まで行ってみようと、まだ外灯の灯った道を歩いて行ったら、銀杏の少しだけ黄葉した公園に出た。ここまで来れば調整池も半分回ったのです。

それならば中央通りへ出て、お袋様の住むマンションを回って帰ろうと、調整池の見える場所を通るのでした。ちょうど地平線から陽が昇るところで、空が赤く光っていました。あの送電線の鉄塔の下あたりが、今まで住んでいた家で、左の森の向こうが今の家なのです。右足の具合を気にしながら、ゆっくりと歩いてまた坂を登って、隣の畑まで来ればもう家はすぐそこなのです。30分ほどの散歩手でしたが、歩数にして2500歩を越えていたから立派です。

約1.5kmも歩いたことになる。来週のクラス会にも元気で出席できるだろうと、家の玄関を開ければ、女将がちょうど厨房に入るところでした。朝食の納豆や出汁焼き卵をおかずにご飯を食べれば、すっかり腹が一杯になるから不思議です。ドジャース対ブルワーズの決勝戦が始まるのももうすぐで、楽しみに時間をつぶしていました。今日の午前中は毎回相手チームに先攻されて、ハラハラドキドキしながらテレビに見入っていたのです。

昼の支度で厨房に入っても、小さなテレビで試合を見続ける亭主なのでした。延長戦に入り、1時半を過ぎてやっとドジャースが優勝を決めたときには、思わず拍手をしていました。相手チームを含めて、選手達が全力でぶつかる姿を見て、さすがはメジャーリーグの優勝決定戦だと思えたのです。待たせていた女将と二人で向こうの家に行って、まだ残っているゴミを車に積み込み、植木鉢と水仙の球根を掘り起こして持ち帰るのでした。

女将はそれから美容院に出掛けて行きました。夕飯の支度が遅くなるので、夜も亭主が厨房に立ち肉豆腐を作って餃子を焼く。餃子が焼き上がった頃に合わせるかのように、女将が帰って来た。西の空にとても綺麗な夕焼けが出ていたので、スマホを持って外に行く亭主。犬の散歩に出てきたお隣の奥さんも、「とても綺麗な夕焼けですね」と、亭主の隣で夕焼けを見ていた。「もうこちらに住み始めたのですね」と言うので「まだ全然片付かないですけれど」と応える。

11月3日 月曜日 朝から空は晴れ渡り…
夕べは頑張って10時までは起きていたのですが、朝も昼もひと眠りをしなかったからか、瞼はもうとろ~んとして床に入ればすぐに眠りに落ちるのでした。薄手のシャツとジャージを着て寝たのが好かったのか、朝の7時に女将に起こされるまでまったく目が覚めなかったのです。9時間も熟睡してすっかり身体は生き返り、女将の書いたメモを持って、元気に階段を下りてきたお袋様と買い物に出掛ける。空は青く晴れ渡って気持ちの好い朝なのでした。

農産物直売所では、家に米がなくなるというので、いつも買う農家の米を買おうと思ったけれど、今日はなかった。他の農家よりも美味しいと言うのですが、代わりに息子の同級生がやっている農家のお米が出ていたので、買って帰るのでした。どれも玄米で出ているので、精米してもらうのです。それから隣町のスーパーに行ってメモにある食品を買って家路につくのでした。土曜日に来たばかりだから、あまり沢山は買い物がなかったのです。

10時45分になったので、亭主は厨房に入り天麩羅を揚げる準備を始める。広い調理台はなにかと便利が好い。食材を切り分けて天ぷら粉をボールに入れたら、天麩羅鍋に油を注ぐ。「設定温度になりました」とか「火が強くなります」などとアナウンスをしてくれるので、年寄りにも判りやすい。女将がタンパク質がないと言うので、海老とイカのシーフードミックスを解凍して、玉葱と長ネギの青いところを刻んで天麩羅を揚げ、大鍋のお湯が沸いたらうどんを茹でる。

おろしたばかりの天麩羅油で揚げたての天麩羅は、やはり美味しいのでした。天麩羅が多いので今日はうどんを一人前ずつ茹でて、ちょうど好い量なのでした。本当は蕎麦を食べたいのですが、なかなか蕎麦を打ち打とうという気持ちにならないので、蕎麦粉がもう三ヶ月も冷蔵庫の中に残っている。二人分だけだから少しだけ打って食べれば好いのだけれど、それがどうも面倒に思えるのです。蕎麦屋を12年もやって来た反動なのか。そろそろ新蕎麦の季節…。

昼を食べても今日も眠くならなかった。テレビを観る気にもなれずに、女将と1時前に向こうの家に行って、またゴミを車に積み込むのでした。沢山捨てたはずの植木鉢の残りを、車に積んで持ち帰ってくる。昨日までに掘り起こして持って来た水仙の球根を植えるのに、培養土を近くの園芸店へ行って買ってくる。駐車場で少し球根を植えたら、今朝、農産物直売所で野ボタンの綺麗な花を見つけたので、女将に言って夕刻に一緒に買いに行くのでした。

亭主が昼寝をしないと午後の時間が増えるから、スポーツクラブのお休みの女将と夕刻まで一緒に出かけられた。紫色の鮮やかな野牡丹は、コートダジュールという品種らしく、鉢植えでも十分な大きさなのですが、これから育てていくのが楽しみ。夜は寒くなりそうなので女将に言って鍋にしてもらうのでした。明日は午前中に内科に行って血圧と尿酸値を下げる薬をもらわなくてはならない。その前に床屋に行けるかどうか。庭木の剪定と移植は、土曜日だったのが水曜日に変わったのでプールには行けそうにない。
11月4日 火曜日 平年並みと言うけれど寒い朝でした…

朝の気温が4℃まで下がって、今朝はとても寒いのでした。それと見込んで夕べは厚手のジャージに着替えて眠ったけれど、朝になったらそれでも寒くてタイツを履くのでした。朝日が昇ると少し暖かくなりましたが、缶ゴミを集積場まで運ぶのに、西の小径の階段を下りるのにも、身を縮ませて歩くのです。昨日買ってきた野牡丹は紫色の花を付けて枝を広げています。今日は朝から忙しい一日になりそうなので、食事の後もひと眠りをする暇はないのです。

10時半から内科の予約が入っているので、床屋に行くためには朝一番の8時半に店に着かなくてはならない。女将の見ている朝ドラが終わるのを待って「床屋に行って来ま~す」と玄関を出る亭主。青空の広がる中央通りを駅までひとっ走りして、国道に出て500mほどで目的地の床屋に着くのでした。まだマスターはやっ来ていないようで、駐車場に車を止めて待っていました。開店の時間には間に合って看板がクルクルと回り始めた。中に入って挨拶をする。

頭を洗ってもらっていたらもう次のお客が来たので、マスターが電話で息子の店を手伝っている奥様に来てくれるように頼むのでした。髪はマスターに切ってもらい、遅れて来た奥様に髭を剃ってもらう。引っ越した話をすれば、「仕事がなくなると暇になるわよ」と言われる。今のところ引っ越しの後片づけに追われる毎日だから、あまり気にならないけれど、やはり少しは心配なのです。早く終わったので一度家に帰り、一服したら今度は内科に向かうのでした。

内科は午前中の20番で予約が取れたから、受付をしたら20分ほど待って名前を呼ばれる。いつも待たされるのだけれど、いきなり先生が来て「変わりはありませんか?」「睡眠は取れていますか?」などと聞かれて「7時間以上は眠っています」と応える。処方箋を出してもらって近くの薬局に行っていつもの薬をもらう。家に帰ったのが11時過ぎだったから、今日は朝から順調なのでした。昼の支度に厨房に入って、肉と野菜を炒めてあんかけにして、今日は湯麺。

午後の昼寝を終えたら、今日は昨日のうちに浸けておいた昆布と干し椎茸の鍋を温めて、鰹節を入れ沸騰する直前で止める。一番出汁が取れたら二番出汁を取る。今までの蕎麦屋で作った量の半分程度だけれど、一番出汁は2カップだけは茶碗蒸し用に取っておき、残りはかえしを加えて蕎麦汁にする。二番出汁は少し多めに作って、味噌汁用に容器に入れて冷蔵庫で保存するのです。鍋類を洗う時間を含めてたっぷり1時間はかかったから時間がつぶせた。

夕飯までにはまだ時間があったので、近所をぶらぶらと歩いてくる。向かいのサツマイモ農園の建物が、そろそろ外壁を張り始めたのです。事務所になるはずの側にも、窓がまったくないのが気になったけれど、費用がかさむからなのか。とても簡単な作りなのでした。家に戻れば女将が里芋の衣かつぎを作ってくれていた。今日は茶碗蒸しと常夜鍋で身体が温まるものばかりなのでした。焼酎の炭酸割りを飲みながら秋らしい夕食に舌鼓を打つのです。

11月5日 水曜日 天気は好いけれど気忙しい日々が続く…
夕べも9時半までは頑張って起きていたけれど、前日の睡眠が習慣化して今日も1時過ぎには目が覚めてしまった。4時間が一区切りという考え方もあるけれど、身体が疲れていないのだろうか。仕方がないから、ミルクティーを入れて飲みながら、パソコンに向かい、車の保険の継続手続きを済ませる。ネットだから24時間いつでも出来るのが嬉しい。そして、市の健康保険課から送られてきた高額医療費の申請書を書くのでした。ずっと放っておいたのです。

朝日を浴びて先日買ってきた野牡丹の花が綺麗に咲いている。一日花だと言うけれど、蕾が沢山あるから次々と咲き出すのかしら。燃やせるゴミを捨てに西の小径の階段を下りて、集積場まで行けばまだ朝が早いからそれほど沢山ゴミが出ていなかった。室内に戻って朝食の食卓の準備を始める。朝と夜は女将が作って亭主がテーブルに運ぶのが、最近の我が家の習慣なのです。鰺の干物は大きすぎるので、二人で半分ずつにして食べるのでした。

8時半に業者が来るということだったので、自分の車は向こうの家のガレージに置きに行った。駐車場には3台の車が入れるようにしたのです。ところが業者が来たのは9時近くで、向こうの家から移植する木や花はなんですかと言う。先日、監督に一覧票を渡したばかりなのに、下請けの業者まで届いていないのでした。仕方がないからもう一度、庭の見取り図と一緒に書いて渡すのでした。いよいよ選定作業が始まる。見事に綺麗になるから気持ちが好い。

昼はスパゲッティーミートソースにコンソメのスープ。亭主が作り女将がテーブルに運ぶ。食休みに入る間に、職人さん達は昼飯を食べに出掛けたらしい。建物のぐるりを綺麗に剪定して、タラの木も月桂樹の木もすべて根から抜いてくれたのです。切った枝や抜いた木などはトラック一杯分の分量があった。亭主一人では時間があっても到底出来ない作業なのでした。厨房の掃除と同じく、プロの職人に任せるのが一番なのです。疲れていたけれど昼寝はなし。

午後は昼寝もせずに、向こうの家に一緒に行って、移植する木や花を亭主が指示した。最後に残ったのは金柑の木で、何十年もの間に根が張っているので、掘り起こすのが大変なのでした。三人がかりで約2時間かけて掘り出して、トラックに積み込む。それから家に戻って、植え付け作業をするのだから、亭主は見ているだけでもう疲れてしまうのでした。コーヒーを淹れて飲んだり、煙草を吸ったりして、何とか眠くならないように我慢しているのです。

すべての作業が終わったのは4時近かった。女将も帰ってきて、二人で「どうもありがとうございます」と見送るのでした。家の周りを二人で見て回れば、今までの荒れた庭はどこへやら、綺麗に土を盛った庭に移植した木や花が植えられているのです。夜は亭主が焼売を作ることになっていたから、眠気を我慢して4時過ぎから厨房に入る。挽肉と玉葱のみじん切りを混ぜて、塩と酒と片栗粉を加えたら、焼売の皮に包んでいくだけなのです。残った焼売の皮に挽肉の残りを包んで揚げてもらえば、雲呑揚げの出来上がりです。これで一献とは今日も好い一日なのでした。
11月6日 木曜日 気温は昨日より高いのに寒く感じる朝…

夕べは風呂を出て居間の椅子の上でウトウトシながら、10時になったら寝室に行ってベットに横になりました。朝の5時まで目が覚めることもなくゆっくりと眠れて、心地よい目覚めなのです。最近は夢を見ても、どこか知らない街で電車に乗るような話ばかりで、印象に残らないものばかりなのでした。新聞を取りに玄関を出て南側の庭を覗けば、綺麗に整地された所にサツキやマンリョウ、キンカンの木が植えられて、まるで新しい家の庭のようなのです。

朝からよく陽の当たる東側の庭の花壇には、花壇に芍薬と万両が植えられている。大きなポットにはまだ何も植えていないから、草が生い茂っているのでした。ここに昔はナスやピーマンを植えて家で食べるくらいは実がなっていたのです。数年前から、そんな余裕がなくなって、放っておいたものだからやはり歳を取ったのだろうか。今度は蕎麦屋の仕事がなくなったので、本当の隠居生活の楽しみとして、また野菜を植えようかと考えているのです。

朝食は亭主の希望でホウレン草のバターソテーと出汁焼き卵とウインナソーセージ。豚汁が付いたので栄養は満点なのでした。ただたまにはパン食が好いのだけれどと喉まで出かかったけれど、若い頃はあんなにパンの好きだった女将が、今はまったく食べようとしないから不思議なのです。食後は女将が洗濯物を干し終えたら、肉と魚が何もなくなったと言うので、二人で隣町のスーパーに買い物に行く。今日は珍しく餅を買ってもらったのです。

買い物から帰ればもう昼の支度をする時間なのでした。毎日毎日昼飯を作っている亭主も、同じような物ばかりの繰り返しで飽きてきているのでした。今日は久し振りにあんかけの五目焼きそばを作ろうと、材料に少し余分に金をかけて準備をするのでした。準備が整ったら後は中華鍋で、まず最初にチーンした焼きそばを揚げて、具材を炒め、水を入れて煮るだけだから簡単なのです。熱々のあんかけをかけた五目焼きそばは、久し振りに食べて美味しかった。

午後は女将と向こうの家に行って、庭の十二単やまだ残っていたマンリョウや水仙の球根を掘り起こして家に持って帰る。それから電気の解約やら水道の解約やらに時間を取られて、昨日の剪定と移植の代金を取りに来てもらう。女将は早速持って帰った小さな苗を綺麗になった庭に植えていました。本来、草花の好きな夫婦だから老後の楽しみは草木の手入れで好い。亭主は寝室の前辺りに、食べられる野菜を植えようと、もう考え始めているのでした。
11月7日 金曜日 朝の気温は7℃、空は青く晴れ渡って…

8時間の睡眠を取って朝の5時半に目が覚めた。ミルクティーを淹れて頭をすっきりとしたところで、今日の予定を考えるのです。しばらく行けなかったプールには是非とも行きたい。それまでに時間があるから、まずは洗面をする時に髭を剃っておこう。そして、居間の掃除機かけを済ませておこう。プールから帰ったら昼飯の準備をしなければならないが、今日は何を作ろうか。午後は先日行った園芸店で野菜の苗を観て見ようかと考えて散歩に出掛ける。

西の小径の階段を下りていたら、お隣の若い旦那がゴミ出汁の袋を持って降りて来ながら、「庭木が随分とすっきりしましたね」と後ろから声をかけてくれた。これから仕事に出掛けるのでしょう。西が作公園まで出れば、北側に植えられている銀杏が黄色く色づいている。『ここまで来たら調整池を回って帰ろうか』と、少し遠い散歩道を選ぶのでした。調整池の見えるところまで来ると、ちょうど朝日が昇るところなのです。今日は好い天気になるらしい。

お袋様の住むマンションの坂道を登って、我が家の隣のコスモス畑まで来れば、もう家はすぐそこなのです。2600歩。やはり1.5kmは歩いた計算です。家に入れば女将が厨房に入って朝食の支度をしていた。今日は鮭の塩焼きにピーマンのじゃこ和えとキュウリの糠漬けがおかずのでした。7時半に朝食を終えて、女将が入れてくれたお茶を飲む。これからいよいよ洗面と髭剃りなのでした。女将が朝ドラを見ている間にトイレを済ませ、ここまでブログを書く。

着替えを済ませて洗面と髭剃りをすれば、いよいよ掃除機かけ。予定通りに進んでいるから気持ちが好い。少し楽なくらいの予定ならば、年寄りでも悠々とこなせるのです。掃除機を9時前にかけ終えて、洗濯をしている女将の部屋に行けば、「庭に随分と陽が当たるじゃない」と喜んでいるのです。冬の日中は前の家があるから、日影になるけれども朝のうちは陽の光を遮るものがないのです。亭主の部屋の前まで明るく陽に照らされているから作物も育つだろう。

予定通り髭剃りを終えたら、プールに出掛ける準備をして、コーヒーを淹れて飲む亭主。9時半過ぎに家を出て、途中、煙草を買いにコンビニに寄って、タワーパーキングに車を入れたら、4階のスポーツクラブまでは外の階段を昇って歩くのでした。今日は朝から随分と歩いたから、段々と右足が重くなってくる。それでもプールに入れば元気に泳いで、いつもの金曜日よりは混んで来たので、すぐに上がってしまいました。ひとコース5人は多すぎるのです。

家に帰っる頃には暖かくなって来たから、買って帰った伸ばし海老と野菜類を天麩羅に揚げる。揚げたばかりの天麩羅をおかずにして、茹でたうどんを冷やして天麩羅うどんにするのでした。今日は暖かくなったせいか、女将も自分の天麩羅を全部食べてくれてた。午後は寝室のベッドで1時間ほど昼寝をして、女将がスポーツクラブに出掛けている間に、近くの園芸店に行ってみるのでした。野菜の苗はほとんどないので、西の町の大きな園芸店まで出掛ける。

久し振りに出掛けた園芸店では、冬場の野菜の苗は、葉物とそら豆やスナップエンドウなどの豆類ばかりで、仕方がないのでブロッコリーと葱、絹さやとスナップエンドウの苗を買って帰るのです。家に帰って、早速、植え付けをしようと思ったら、午前中に女将が洗濯をした洗濯物が風で飛ばされて、物干し台まで倒れている始末だったから、慌てて乾いている洗濯物を拾い上げるのです。それからやっと苗の植え付け作業を始めるのでしたが、豆類はどれも初夏にしか採れないらしい。ブロッコリーは寒い冬場に出来るようだ。
